夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

ボケたくなければ「大股で歩きなさい」、72歳の私は教示され、これ以来少しばかり意識して歩き・・。

2017-01-26 12:54:44 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の72歳になる身であるが、
ここ5年何かと愛読しているネットの『PRESIDENT Online』がある。

過ぎし1月9日、いつものように『PRESIDENT Online』を見ている中で、
【 ボケたくなければ「大股で歩きなさい」 】と見出しを見て、
私としては、いつの日にか認知症になることが何よりも怖いので、こっそりと読んだりした。

この記事の原文は、『歩くだけで健康寿命を延ばす! 認知症にならないための歩き方』(幻冬舎)などを
上梓された椎名一博(しいな・くにひろ)さんが、『PRESIDENT Online』に連載されている寄稿文であり、
今回の【ボケたくなければ「大股で歩きなさい」】は1月8日に配信されていたが、無断であるが転載させて頂く。
             

《・・
☆認知症の疑いある/なしは歩き方でわかる

最新の研究で、100%ではないものの、認知症の疑いあり/なしを簡単に判断できる方法が見つかっています。
それは「歩き方」を見るというもの。

例えば、65歳以上の高齢者で、歩幅が広くスタスタと早足で歩いている人は、認知症である可能性が低く、
歩幅が狭くトボトボとゆっくりと歩いている人は、認知症の疑いありです。

歩行速度で言えば「秒速0.8メートル」(分速48メートル)が、一つの基準になります。
これは医師が「サルコペニア」(高齢により筋肉量と筋力が低下する症状)かどうかを
判断する最初の基準でもあり、そのまま放置するとアルツハイマーなど他の病気のリスクも高まります。

ただ、秒速0.8メートルというのは、「青信号の間に横断歩道が渡りきれない」速度ですから、かなり遅いです。
早期発見という観点から言えば、「いつもより歩く速度が遅くなった」というように、
歩行速度の“変化”を見るほうがずっと大切です。

一旦遅くなり始めると、その先はもっと急速に遅くなっていくからです。
             

☆歩幅が狭い人は、認知症リスクが3.4倍

なぜ、歩幅や歩行速度を見ることで、認知症の疑いのあり/なしがわかるのでしょうか?
脳の中でも運動と認知をつかさどる部位は別々で、そのメカニズムまでもが、完全に解明されたわけではありません。
ですが、歩幅や歩行速度と認知機能の関連性を裏付ける実証データは、世界中のあらゆる医療・研究機関から発表されています。

例えば、東京都健康長寿医療センター研究所の谷口優研究員によると、
歩幅を「広い」「普通」「狭い」の3グループに分けて追跡調査したところ、
歩幅の狭い人たちのグループは、広い人たちのグループに比べ、
認知機能低下のリスクが3.4倍(女性は5.8倍)も高くなっていることがわかったそうです。

あるいは米国マサチューセッツ州で1948年から継続して行われている、
平均年齢62歳の男女2400人を対象とした調査研究でも、
歩行速度の遅い人は、速い人に比べて認知症になるリスクが1.5倍も高くなっていることがわかっています。

この調査ではMRIで脳の状態も調べていて、歩行速度の遅い人は、脳の容積が小さく、
認知能力テストでの点数も、低くなる傾向があるとされています。

こうした調査や研究は世界中で幾つも発表されていて、枚挙にいとまがありません。
歩行というのは、単に足を前後させるだけでなく、腕や腹や背中を含めた全身の筋肉と、
視覚・触覚・バランス感覚など、あらゆるセンサーを稼働させる動作です。

それらは、ほとんど無意識のうちに行われますが、それを可能にしているのが脳の機能です。
そこになんらかの異変が生じると、各部位への命令がうまく伝わらなくなってバランスが崩れ、
歩幅や歩行速度に現れると考えられます。
             

☆早足で歩いて「脳に血を回す」

脳の機能と歩行には、密接な関連があります。
ゆえに歩行によって認知症のサインを知ることができるわけですが、
逆に、歩行によって認知症を遠ざけることもできます。

健康のために歩くのが良いのは、誰もが知っていると思いますが、それは認知症に対しても言えることなのです。

脳は、基礎代謝量の20%近くのカロリーを消費します。
そのためエネルギー源となるブドウ糖を十分に供給する必要がありますが、
認知症になると、ブドウ糖を脳に運ぶ血流が不足しがちになります。

では、脳への血流を増やすにはどうしたらいいのか――
東京都健康長寿医療センターの老化脳神経科学チームは、歩くことで血流が増えるメカニズムを解明しています。
歩行は「アセチルコリン」という物質の分泌を促し、それが脳の血管を拡張し、血の巡りを良くするというのです。

さらに、この「アセチルコリン」には、神経細胞のダメージを軽減する働きもあり、
若さや老いに関係なく作用することが確認されています。

「歩くだけで認知症が予防できる」と聞くと不思議な感じがしますが、
こうしたメカニズムを知れば「なるほど」と思えるのではないでしょうか。

ただ、認知症を予防する歩き方には、ちょっとしたコツがあります。
(1)少なくとも週90分以上(1日15分以上)
(2)歩幅を大きく早足で
(3)「ややきつい」と感じるくらいの強度で歩くことです。

特に「歩幅を大きく」は大切なポイントで、
速く歩こうとすると、体勢を安定させようと無意識に、歩幅は小さくなりがちです。
そこを意識して、大きな歩幅にすることで少し負荷がかかり、脳の活動が活発になります。
             

☆距離だけでなく「速度」計測を習慣に

万歩計などで、歩数や距離を計測している人は多いと思います。

一方で、「歩幅を大きく歩く」ことを習慣化するには、日頃から「歩行速度の計測」を意識して、習慣化するのが効果的です。
そこで、たとえば毎日歩くルートがあるのであれば、歩行速度を計算してみてはどうでしょう。
今は、歩数や距離だけでなく、速度まで計測できる万歩計やスマホのアプリもあります。

速度の計測は、認知症の早期発見にも重要です。
認知症を恐れるあまり、医師の診断を受けるのが遅れてしまっては元も子もありません。

認知症は早期段階(軽度認知障害MCI)であれば、元通りに回復できる可能性があること、
また進行を遅らせる手立てがあることも、知っていただきたいと思います。

日本の平均寿命は男性80歳/女性87歳ですが、75歳を超えると認知症の有病率は急激に高まり、
90歳を超えると男性36%・女性52%以上が、認知症になるという統計もあります。

認知症は決して他人事ではありません。
日々の生活に意識的に歩く運動を取り入れることで、認知症を含む健康の維持管理に関心が持てれば、
素晴らしいことではないでしょうか。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
             

私は民間の中小業のある会社に35年近く奮戦し、2004年(平成16年)の秋に定年退職後、
多々の理由で直ちに年金生活に入り、現役サラリーマン時代は悪戦苦闘が多かった為か、解放感で高揚したりした・・。

そして年金生活を当初は、独りで近所の遊歩道を散策したりすると、
こんなに自由に散歩できるなんて、許されても良いのかしら、
と定年直前までの多忙期を思い重ねたりし、戸惑いながら甘受したりした。

何よりも朝の陽射し、昼下りのひととき、そして夕暮れ時に、
ゆっくりと時を過ごし、苦楽の激しかった現役時代を思いながら、微苦笑を重ねたりした。

こうした中で、純米酒の辛口が好きの私は、晩酌の時は現役時代と同様に2合、ときには3合を呑んだり、
或い日はビールの時は500mlの缶ビールを数本を呑んだりした。

ときには日中に小庭のテラスに下り立ち、簡易椅子に座り、缶ビールを呑みながら、
リストラ烈風の中、最後の出向時代の5年間は、何かと大変だったなぁ、と思い重ねたりした・・。

この結果、身長は170センチ、体重は70キロだった私は、毎年少しずつ体重が増えてしまった・・。
                               
 
やがて2010年(平成22年)の秋に健康診断の結果、『糖尿病で、内科に受診して下さい』と明記されてしまった。

私は青ざめ、翌日に自宅から徒歩10分ばかりの内科専門病院に行き、検査、そして問診の時、
『国内旅行に何とか70歳ぐらいまで行きたいので・・何なりと御指導をお願い致します』
と私は内科の医師に懇願した。

そして高橋真梨子さんが唄われた『桃色吐息』は妖艶であるが、
体力の衰えた66歳の私は、青色吐息のような表情で、内科の医師のアドバイスを聴いたりした・・。

私は家内との共通趣味は国内旅行であり、糖尿病の場合は、もとより食事制約がある。

このような時、家内と共に旅行の宿泊先で美味しい夕食を頂けそうな時、
私は食べてはいけない料理だったら、余りにも惨(みじ)めである、と思ったりした。

やがて医師から、料理のカロリー試算表を渡された上、軽い運動を毎日して下さい、と私は言われた・・。
この後、6週間の私は、家内が料理のカロリー試算表を確認しながら野菜を多くした料理を作って貰い、
これ以来、朝夕頂いたりした。

そして私は、ウォーキングをしたり、或いは早足で遊歩道を歩いたりし、
お酒はしばらく・・さよならねぇ、と夕食の時も煎茶を飲んだりしていた。

この間、私は最寄の内科に4週間毎に定期健診を受けて、
糖尿病の範囲の対象から克服でき、悪玉コレステロールは基準値の90%、
これ以外はすべて優等生となったのは、2011年(平成23年)の3月の初旬であった。
             

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけの家庭となっている。

私が年金生活を始めて最初に配慮したことは、
家内の従来の専業主婦の日常のペース、ささやかな憩(いこ)いひとときなどの過ごし時を配慮して、
せめて退職後の年金生活に於いては、日常の買物ぐらいと思い立ち、私は自主的に買物の担当となったりした。

そして家内から依頼された品を求めて、自動車も所有できない我が家は、
私は独りで歩いて7分前後にある最寄のスーパー2店か、
或いは最寄駅まで15分前後歩いて、数多くスーパー、専門店で買い求めたりしている。

最寄駅までは、利便性ある路線バスは頻繁に走行しているが、季節のうつろう情景を眺めたり、
歩くことは何よりの健康の源(みなもと)と信愛している私は、原則として路線バスに頼らず、
ひたすら歩いて往還している買物メール老ボーイとなっている。

そして2010年(平成22年)の秋に、健康診断で糖尿病と判断された後は、
買物メール老ボーイの責務を終えた後、帰宅後も私は独りで外出して、
自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受している。

こうした根底として、もとより糖尿病の再発を回避したく、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、歩くことが多くなっている・・。

こうした時は紳士バックを園児のように真似て、斜め掛けして、颯爽と歩いたりしていることが多いが、
大半はデジカメをネクタイのように首から掛けて、歩いている中で瞬時に魅了された情景を、
一期一会ねぇ、と思いながら撮ったりしている。

このように歩いていると、ほぼ1キロを15分ぐらいであるので、やはり時折、足早に歩くこともある。
             

今回、【ボケたくなければ「大股で歩きなさい」】は1月9日に私は読み終わった後、
翌日から少しばかり意識して、大股で歩いたりしている・・。

何よりも健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフ健康体と信愛し、年金生活を過ごしている。


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