今朝の読売新聞を読んで、私が心を痛めた後、
憤(いきどお)りを覚えた記事があった。
私が何時も愛読している【編集手帳】と記事があるが、
私は無知であったが、数多くの国民に知ってほしい、と思い、
無断であるが、あえて記事を転記させて頂きます。
船首に備えた大砲から銛(もり)を撃ち出し、逃げる鯨をしとめる。
手にした銛や網を使い、人間が鯨と格闘するのが普通だった捕鯨に、
新手法を持ち込んだのがノルウェーの捕鯨船だ。
19世紀後半のことで、しばらくして南極海での母船式捕鯨が始まった。
日本では1934年から南極海での捕鯨に参入した。
以来、商業捕鯨が中止に追い込まれる1986までに、
南極海は日本人にとっては貴重な鯨肉の供給源となっていた。
現在、日本は生息数などを調べる調査捕鯨に専念しているが、
その南極海が騒がしい。
調査捕鯨船に欧米の環境保護団体の船が、
激しい妨害活動を仕掛けるようになったからだ。
昨年11月から南極海に入った6隻の日本船団は、
今年2月、発煙筒を投げ込まれたり、体当たりされるなどの”攻撃”を受けた。
このほど帰国した船団を見て驚いた。
体当たりされた船は、右舷の鉄板がグニャリと折れ曲がり、ペンキがかなりはげ落ちていた。
船長によると、
環境団体の船が投げつけたロープがスクリューに絡まり、
航行が1時できなくなった。
そのとき2隻の船に左右から挟まれ、3度体当たりされた。
『沈没するのでは』と恐怖を味わったという。
ほとんど海賊行為と変わらない。
捕鯨に反対するなら、ほかに方法もあろう。
人命を危うくしてまで、押し通す主張に賛同する者はいない。
以上、記事の全文を転記させて頂きました。
尚、勝手ながら、原文を数多く改行させて頂きました。
私は鯨の捕鯨などに関しては、余り実情が知らない身であり、
調査捕鯨船とか鯨を保護する欧米の保護団体が活動している、
この程度しか知らなかったのである。
色々な環境問題は幼稚園の園児でも発言しやすく、
具体的な解決は、それぞれの国の国益と実情があり、
この地球上に一番困難な問題と私は思っている。
今回の鯨の欧米・環境保護団体の行為は、余りにも狂気の行為と確信している。
過酷な南氷洋の海上で、調査捕鯨船に対して、
人命の危機をさらわす行為は許したがい、と思っている。
欧米の環境保護団体の人々は、どのような思考でこのような行為をするのか、
私には理解できない。
目の前の樹を見て、森の全貌が見えない、と思ったりしている。
この人々は、かっての捕鯨の歴史を学ばれているだろうか、
とも思えている。
私のつたない知識から、特にアメリカの19世紀に於いて、
単たる鯨の油欲しさに乱獲し、油の部分だけ摂った後、
残りの大部分は捨てさった数多くの事実は・・。
日本の鯨に関しては、少なくとも江戸時代から、海からの恵み、として、
殆ど全ての部分を食料、日常用具に活用してきた。
それぞれの国なりの事情があるが、
今回のような行為は、日本の外務省が厳重に注意勧告をすべき問題、
と思っている。
昨今、はびこる環境保護に携わる人々に対して、好意を寄せる人々が多いが、
今回のような卑劣な行為があることは、
数多くの地球に住む人々が知って欲しい、と思っているのである。