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夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

桜花、舞い散りときは・・♪

2007-04-08 14:43:00 | 定年後の思い
私が都知事の選挙に投票する所は、NTT東日本の研修センターである。

私が生まれる前の昭和の初期、丘陵の上に桑畑が拡がり、外れに松林と雑木があり、
武蔵野のはけと称されるゆるやかな切り立った丘からは、
平地の田畑が展望でき、数多くの湧き水があった、と伝えられている。

この桑畑のあとの広々としたところに研修所が出来て、
国際電信電話公社の家族寮のゆったりとした敷地を知ったのは、
私は小学二年の昭和27年のことである。

こうした景観を見詰めながら、50年の歳月は流れ、
世の中は急速に移り変わったが、
通りに面した数多い桜、そして外れにある松林とその中に点在するクヌギ、コナラの雑木は変わらないである・・。

私は都知事選挙の投票を終え、風もなく桜花の舞い散る中、歩いた。
地上は淡い桜花が散乱し、私の頭上からも音もなく、桜花が降ってきている。

こうした一年のわずかな時、このような情景にめぐり逢え、
そして雑木の芽吹き、若葉の艶やかさを見詰めれば、
時はこうして幾年、百年と変わらず流れて行くのだろう、
と思いを新たにしていた。









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春紅葉(はるもみじ)を迎えて・・♪

2007-04-08 09:04:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、曇り空が予測されていたが、雲ひとつなく快晴の朝を迎えている。

紫木蓮(シモクレン)の花が咲き、藪椿(ヤブツバキ)も咲き誇り、
そして花梨(カリン)の樹木も芽吹きを終えて、艶(つや)やかな色合いの若葉となり、
可憐なビンクの小さな花が数多く観られる。

もみじの樹木も若葉となり、微風を受けるとかすかに揺れ、
風光(かぜひか)るひとときとなっている。

常緑樹の金木犀(キンモクセイ)、紅カナモチも新芽を伸ばし、
朝の陽射しを受けている。

無花果(イチジク)はここ数日で、芽吹きはじめている。

群生した西洋水仙も相変わらず純白な色合いを見せ、
蕗(フキ)は蕗の薹を過ぎて、葉を大きく広げ始めている。

このように何気ない、朝の陽射しを射し込んでいる情景を眺めていると、
私の心は充たされる。

日中は都知事の選挙に清き一票を投じ、買物の後には、
桜の満開のあとの花びらの状況が気になるので、
春麗(はるうら)の時、散策の折に愛(め)でようと思っている。


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