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市民自治というと沖縄読谷まつりを思い出す

2010-02-11 20:43:12 | 市民の市民による市民のための平和活動
 今日も雨。家にいながら、高野町副町長高橋寛治さんの講演を思い出している。町を活性化するには、町の歴史を大切にし、地場産業をつくりだすことだと考えている。そんな時、私は、どうしても沖縄読谷村のことを思い出す。米軍基地の中に町役場をつくリ、紅いもの名物菓子を作り、そしてなによりも村民に誇りある歴史を掘り起こした「読谷まつり」が根づき村をこえ、平和観光村として名をとどろかせているからだ。

 読谷まつりは、「伝統」「文化」「芸能」を日々大切にし、それを発表し、赤子からお年寄りまで出演技する元気なまつり。年をとるほど磨きがかかりカツコよくなる大人たちの演技。それだけで、子どもには大人になることへの夢を与えている。私は、なぜかのめりこみ3回ほど参加した。

「赤犬子琉球古典音楽大演奏会」では、歌と三線音楽の祖と崇められる伝説の人物「赤犬子(あかいぬこ)」を称え、400名以上の村民が迫力の大合唱・大演奏を披露する。赤犬子ゆかりの土地、読谷村の心を受け継いだ子供からお年寄りまでが勢ぞろいで五穀豊穣と繁栄を願い、祝福の宴を盛り上げるのだ。

 琉球王国と中国の大交易の先駆者となった「秦期(たいき)」が、巨大な進貢船に乗って登場!海を越えた歴史ロマンを創作劇にて再現する。中国の新しい文化を吸収し、花開いた琉球独自の舞踊、棒術、獅子舞などを村民もちろん町長や職員も参加し見ごたえあるステージを繰り広げる。基地をなくすために、したたかに基地の中の運動場で「祭り」を繰り広げる。米軍も招待したこともあると聞く。何よりも、自主的に村民が集まるのが米軍の最大の恐怖とか。
 読谷村は、基地をなくし平和な街づくりのために、子ども達に文化を伝え、JAを中心に地場産業を起こすなど、まさに全町民の信念が一到している。
 「どんな町にするか」の共有化が、生活の場で撤底している。

 高野町の取り組みを聞いて、高齢者が多く限界集落といわれながら「そんなことはない。全ての集落の役割を見出しながら、最後まで安心して暮らせる町をつくる」そんな信念が、高野町役場、町民に根ざし始めているのがわかる。
 私は、ここに大きな市民自治の基本を見出している。