ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

東海道 寝屋川から太子橋今市

2010-09-05 13:48:55 | 旅行
さて、私にとっての東海道もいよいよ今日で最後、寝屋川から自分の卒業した小学校、中学校までである。
寝屋川の次は門真市である。ここはパナソニックの拠点である。驚いたことに門真駅の風景は45年前とは全く変わっている。京阪電車の駅は高架になっていて伊丹へのモノレールと接続している。この辺りにパナソニックの底力を感じる。
門真市の次は守口市、そして大阪市に入るとすぐに太子橋である。これが私が卒業した太子橋小学校。
小学校のグラウンド。ここに来たのは45年振りだろうか。良く、「こんなに狭かったのか」と驚く、という話を聞くが私は別に驚かなかった。もっとも私は太子橋小学校を卒業したが、この学校に通ったのは1年弱で、それほど「心のふるさと」にはなっていない。私にとっての心の故郷は小樽市の色内小学校である。
こちらは私が卒業した今市中学校。当時私はこの中学校のすぐ隣に住んでいて、中学校はここ一つしか通っていないので心のふるさとである。3年の時には千里ニュータウンに家は引っ越したがこの中学校に通い続けて卒業した。
今市中学校は淀川の堤防に接しており、淀川の堤防から中学校を取った。右側の建物8屋根の部分に茶色の線が入っているようなビル)のあたりに当時は会社の社宅があり、私はこの辺りに住んでいた。当時は平屋だったが今は売却されて大阪工業大学になっているようである。
淀川の川下の風景遠くに見える鉄橋の更に向こう側の対岸に私が卒業した北野高校があり、堤防の対岸側を走っていたものである。
これで私にとっての東海道は完結した。1年で完結できるかと思ったが2年近くかかった。この間、色々なところを歩いてそれぞれの地域の特徴を感じた感じがする。
大阪に関して言うと、私が関西に居た頃、30年前の通天閣に行くと、昔の大阪と、今の大阪の比較写真が貼ってあり、水の都と言われた風情ある風景が、無機質な高速道路に置き換わって、味わいが失われていることを展示していた。通天閣自体、古い建物だが、計画性なく効率を求める都市づくりに対する警鐘だと感じていた。今回歩いた寝屋川、門真あたりで、この無機質化が継続していると感じた。味わいのある風景を壊して無機質な風景を作る、それでも地域経済は上がってこない。都市計画の貧弱さを改めて感じた。

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