ウィトラのつぶやき

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珍しいルートを通ったワシントンからの帰国便

2010-11-22 08:36:29 | 旅行

昨日、Jacksonvilleからワシントン経由で帰国した。

今回の帰国ルートでは色々珍しいことがあった。まず、どういうルートを通って帰るかであるが、私は土曜日の朝9時51分発のワシントン行きに乗って、ワシントンで乗り継ぎ、帰国した。他にも色々ルートがあるのだが、日曜日中に日本に帰り着こうとすると、朝の6時または7時発の飛行機に乗らないといけなくて、ずいぶん早起きをしないといけない。金曜日の夜の便で別の都市に移った人たちもいるのだが、午後5時までの会議に最後まで出て、それから空港に行って飛行機に乗ると、その日の夜の到着が非常に遅くなってしまう。

そんな訳で、私の乗った便が最も自然なのだが、たくさん(おそらく40-50人)居る日本人の中で知り合いは3人だけだった。しかも、私以外の3人はワシントンまでの便は私と違うフライト番号で出発時間も10分ほど早い便のチケットを持っていたのだが、その便はキャンセルになっていて、私と同じ便に乗った。乗り継ぎ時間が43分ということで少々心配したが悠々と間に合ったし、預けた荷物もちゃんと出てきた。

どうして皆、この便利な便に乗らなかったかというと、見つけられなかったからではないかと思っている。日本でANAかJALのサイトからJacksonvilleまで往復を検索すると、このルートは出てこない。UAとANAはコードシェアで全てUA便だが出てこない。私が見つけたのは朝早い便がいやなのでJacksonvilleの空港のサイトから検索して探したからである。殆どの出張者は「XXトラベル」というような自分の会社の子会社のトラベルサービス会社で出張便を予約するが、こういった会社の業務能力は一般的には低く、なかなか最適なルートを探せないものである。複雑な乗り換えの入る場所に出張するときに、好ましいルートを探すのには結構ノウハウが必要である。実は私は会社を辞めて自分で予約することになったときにHISに何度か頼んでみた。プロなら良いルートを提案してくれるかと思ったのだが期待はずれだった。それで今では自分で探している。

ワシントンから日本に向けた便は13時間半の長旅だった。飛行ルートがいつもとはかなり違っていた。普通はカナダ上空を通ってアンカレッジからアラスカの南岸、そしてカムチャッカ半島からアリューシャン列島の上を通って日本、というルートで飛んで、これが多分最短ルートだと思う。昨日はアラスカの北岸、殆ど北極海の上を飛んだ。そしてロシアに入ってからもなかなか南下せず、オホーツク海の北側、樺太の北端あたりからまっすぐ南下して、稚内、留萌、苫小牧、下北半島、仙台を経由して成田に到着した。おそらく強い西風を避けるためだと思うが、地図で見るとかなりの遠回りである。それでも予定より10分くらい早く到着した。昨日は窓側の席だったので北海道、東北の上空では下の日本に景色を見ていた。

偏西風の影響はすごいものだと改めて思った。

久しぶりのUAはサービスが悪いと感じた。食事もいまいちである。UAはまだ良いほうでAAはもっと悪いらしい。日本の会社は多少高くても乗ろうという気になる。それでもUA:10万円、ANA:10万8000円くらいが私の感覚的な許容運賃差である。



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