ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

日本のスマートフォン市場の面白い現象

2011-01-17 10:46:29 | 経済

スマートフォン:携帯販売台数の48%--年末商戦

2010年12月の携帯電話契約数 - ソフトバンク首位、年間純増でも3年連続1位

上記二つは1月に入ってからの「ウィトラの眼」の記事であるがこの二つは矛盾しているように見える。

12月の加入者数増加で見るとソフトバンクがドコモの2倍程度あり、圧倒的にリードしているが、12月のスマートフォンの販売ではドコモがかなりリードしている。どうしてこういう現象が起こるのだろうか?

統計が正しいとするとその理由は、ソフトバンクは新規ユーザが圧倒的に多く、ドコモは買い替えが多いということになる。あり得ない話ではないと思う。

iPhoneのほうは企業ユーザが社員に持たせるために2台目の端末として購入しているので加入者数増加につながる。一方ドコモのほうは一般消費者が買い替えているので台数増加にはつながらないということが想像される。

企業は意思決定から実際に行動に移すのに時間がかかるのでAndroid端末を企業が導入するのは今年の後半くらいだろう。あるいはソフトバンクが戦略的に企業ユーザに売り込んでいて、ドコモはその点で出遅れていると言えるのだろうか?

いずれにせよ、スマートフォンは仕事に使えるようになってきていて、そこをどうやって攻めるかがオペレータにとって重要になってきていることを示していると思う。



大分慣れてきた大学教員生活

2011-01-17 08:23:15 | 生活

大学に来るようになって半月、実働は一週間半くらいだが大分生活に慣れてきた感じがする。

最初は机だけしか無かった部屋にも、ハンガー掛や外付けのディスプレイを買って、カーディガンなども持ち込んで暮らしの雰囲気ができてきた。ポットや冷蔵庫は相部屋の連携教授が持っていたものを使わせてくれるので不自由しない。戸締りの方法や行き先表示版も作った。パソコンは買うつもりは無く、いつも持ち歩いているノートパソコンに大型の外付けのディスプレイを使って利用する、これが私のIT生活のスタイルである。ドコモの高速データサービスXiに申し込んだ。「ドコモの人も驚いていました。端末は品薄です」と言われたので、ドコモもまだあまり本気で売る気は無いらしい。

学生の顔も大分分かってきた。週に1回行われる輪講というのに出てそこで学生が色々発表をしているのを聞いて内容も少しずつ分かってきた。もっとも、出たのは私の世話をしてくれたアンテナや高周波デバイスの研究をしているグループなので若干私の専門と外れているのだが、何となくやり方は分かる。留学生は英語で発表し教授のコメントも英語なので、こういう雰囲気に居れば学生の英語力も多少は上がるだろうと思った。今度は私の専門分野に近い教授のこういった会合に出てみたいものだと思っている。

ある日、部屋の鍵を忘れてきたので学生のたまり場でしばらく仕事をしていた。私は昼食は殆どいつも食堂に行って食べているのだが、弁当を買ってきて部屋で食べる人が多い。中には野菜などを買ってきて簡単な調理をする人もいる。女子学生もたまにはいるが学生は大半が男子である。

昨年までの生活パタンなら今頃は出張でアメリカに居るか、飛行機の中か、という感じである。生活は結構大きく変わっているが、もうかなりこの生活パタンになじんできた感じである。

肝心の仕事のほう、特にスポンサーの期待していることがいまだに自分でピンと来ていない。これは同じ「鉄道技術のイノベーションと標準化」講座にもう一人の人が2月1日付で着任してくる予定で、その人は鉄道総研から来るので、その人と一緒にあいさつ回りをしてつかんでいこうと思っている。