スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

塔の辻~御成通り

2011-09-02 | 鎌倉・逗子・葉山



「塔の辻」の五輪塔の向かい側にある、お城か寺院のような建物は

鎌倉彫のお店 「寸松堂

以前 鎌倉建物めぐりの時に、ご紹介しましたね。 昭和初期の建築で、
市の景観重要建築に指定され、国登録有形文化財になっています。


店前のR311(由比ガ浜大通り)を西へ行けば長谷観音。
今日は東へ、ぶらぶらと散歩しながら駅へ戻りましょう。



由比ガ浜大通り


昔からの古いお店と、今どきの新しいお店が
混ざり合って建ち並んでいます。




やはり、古い建物の方に目が行きます(笑)
      









由比ガ浜大通りが今大路と交差している場所に、

六地蔵

鎌倉時代 この近辺に刑場があったそうで、のちの人が
処刑された罪人の供養に、地蔵尊を祀ったのが始まりとか。

江戸時代の俳人が 俳聖を偲んで建立した句碑があり、
「芭蕉の辻」とも呼ばれているそうです。

ここまで来れば、駅までもうすぐです。



御成通り

嘗て 鎌倉御用邸へ皇族方が御成りになった際、
此処を通られたことが名前の由来だそうです。

レトロとモダンが混在しながら、駅まで続いている商店街は
鎌倉武将の名前と家紋を染め抜いた黒い幟がはためきます。
「小町通り」ほどの雑踏はなく、生活感があるのがいいですね。

この通りにも、歴史を感じる建物が残っています。

      



江ノ電「鎌倉」駅に到着~☆

JR側とは、また違う雰囲気がありますね。

降られずに帰って来られました。 よかった~

20,675歩



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鎌倉小路・和田塚へ

2011-09-01 | 鎌倉・逗子・葉山


台風12号はまるで首都圏を避けるように、当初の
予想進路よりだいぶ西側を北上しているようです。

進路が反れたため、今日は一滴の雨も降りません
でしたが、終日 湿度が高く堪らない蒸し暑さでした。

のろのろ台風で、大きな水の被害が出ませんように!




さて、JR「鎌倉」駅から若宮大路を鶴岡八幡宮と反対に海へ向かって
歩いていくと、「下馬」交差点の先にある歩道橋の上から見えるのは

一の鳥居



歩道橋の左側のおしゃれな建物は、
鎌倉女学院



鳥居の右側の木蔭に、大きな石塔
畠山重忠供養塔

高さ3.4m余の大型の石塔は、鎌倉幕府執権 北条時政の外孫で
 時政により謀反の疑いをかけられ討たれた武将 畠山重忠の
墓塔と伝えられ、市の有形文化財に指定されています。
刻銘とその作風から、1393(明徳4)年の造立とみられます。



石塔の先に右へ入る細い路地が
あったので、入って行ってみました。


右側は竹垣のお屋敷、左側の堅固な石垣の中は白い洋館。
なんでも、旧ソビエト大使館の別荘だった建物らしいです。 
現在は?





石垣を巻くように細い路地をたどり、ひっそり静まりかえる
人家の間を抜けて行くと、車の通る道に出ました。



車道を少し左に進んだ先で右へ曲がると、前方左側の
一段高い場所に 樹木が茂っているのが見えます。

和田塚

住宅地の一角の榎・
などの大木が根を張る
塚の上に、石碑が数基建てられてあります。

市内に唯一残る高塚式古墳で、明治中頃までは「無常堂塚」とか
「采女塚」などと呼ばれていたようです。  道路工事の際に
土器や埴輪の破片・人骨などが発掘されたとか。

この塚は、和田合戦で敗れた和田義盛一族の戦死者を
葬った場所と推定され、「和田塚」と呼ばれています。

石碑の後ろには、小さな五輪塔が二十余基。




和田塚から、松林の残る道を過ぎて小路歩きは続きます。
江ノ電の小さな踏切を渡って、さらに行くと・・



「由比ガ浜大通り」の広いバス道に出ました。 


塔の辻
路傍に、五輪塔の一部がひっそりと・・



(続)


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