暫く足が遠のいている間に、夏が来ていた水辺の公園
アメリカデイゴが咲いていました
ネムノキには、黒い貴婦人のご来訪
ムラサキシキブ ヤブジラミ
オカトラノオ
ハギ
こちらもご来客中ですね
実っています
キブシ クララ
ヒメコウゾ
エゴノキ
風に、さやさやと涼しげな音をたてるのは
ヒメガマ
木蔭がうれしい季節になりましたね!
汗を拭き拭き(笑)
7,107歩
YRP水辺公園で、今年もハンゲショウ観察会が始まっています。
地域の自然保護・再生のために、普段は奥の方まで入れませんが
この時期は、散策しながらボランティアさんの説明を聞くことができます。
緑陰の小径を涼風に吹かれながら入って行くと
ハンゲショウの群生地
ハンゲショウ
ドクダミ科ハンゲショウ属
別名:カタシログサ(片白草)
日当たりのよい湿地に群生。 夏至を過ぎた頃に穂状花序をつけます。
花期になると葉の表面の一部が白く変化する特徴があります。
名の由来は「半化粧」とする説と、「半夏生」(中国暦の七十二候)の
頃に花が咲くからとの説があるそうです。
更に奥まった場所に、今年もありました☆
タシロラン(田代蘭)
ラン科
葉緑素を持たず、腐敗した枯葉などに育つ菌類から栄養を摂る
腐生植物の仲間。発見者の田代善太郎氏に因んで、この名。
細く弱々しげで、思わず「頑張れよ」と声をかけたくなります。
沼を巡って散策路があり、聞こえるのはいろいろな鳥の声と
時折ウシガエルの唸り声くらい。静かでとてもいい雰囲気です☆
ただ、あちこちにこんな看板が・・・
「こんなに次々人が来るから、マムシの方が驚いてるよ」と
男性のボランティアさんは笑うけど・・・・お願いだから出ないでよね!
水辺に、こんな可憐な花が咲いていました。
ミズキンバイ(水金梅)
アカバナ科チョウジタデ属
沼沢地などに群生し、泥中に伸ばした地下茎から白色の
呼吸根を出します。 絶滅危惧種とされているそうです。
「今年は花が少ない」とボランティアさんも心配そうでした。
今日から7月。
今年もはや、折り返し地点を過ぎたのですねぇ・・
6月に出会った花たちです。
セリンセ
ムラサキ科セリンセ属
南ヨーロッパ原産
和名:キバナルリソウ(黄花瑠璃草)
帰ってから調べたら、紫色の花と見えるのは萼で、中に黄色い
花があるそうです。気が付かず花が撮れませんでした。ザンネン!
ギリシア語で「蝋を採る花」という意味の名のように、ミツバチが
巣作りのためのワックスを集めに飛んで来る花だそうです。
ビロウ(檳榔)
ヤシ科ビロウ属
常緑の葉が掌状に広がり、葉先が細かく裂けて折れているのが特徴。
塩害に強く、この木も海岸道路に並木として植えられていました。
この葉で笠や団扇などが作られるようです。
「この島の ビロウの葉 おとろへて 鴨ぞ下りゐる 磯岩原に」 川田 順
デルフィニウム
キンポウゲ科ヒエンソウ属
中国北部・シベリア原産
和名:オオヒエンソウ(大飛燕草)
たくさんの園芸品種があります。これは「ミントブルー」という種類。
花言葉は「高貴・尊大」
スモークツリー
ウルシ科ハグマノキ属
黄緑色の小さな花のあと、花柄が糸のように伸びて枝を覆います。
その様子から、この名。「ケムリノキ(煙の木)」とも呼ばれます。
ウルシの仲間なので、秋の紅葉も美しい☆
ユウゲショウ(夕化粧)
アカバナ科マツヨイグサ属
南アメリカ原産
明治時代に日本に渡来しました。現在は野生化していて
道端でごく普通に見られますが、よく見ると愛らしい花ですね。
夕方になると淡紅色の咲かせるので、この名。
「アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)」とも呼ばれます。
ギシギシ
タデ科ギシギシ属
シュウ酸を多く含み、多量に摂取すると消化器粘膜に炎症を起こし
アメリカでは、羊や牛の中毒が報告されているそうです。
若い茎は緑色、生長すると茶褐色になります。
同科同属でよく似た「スイバ」は、茎が赤色です。
「ギシギシや 鉄路錆びたる 草津駅」 伊賀文草
ペラルゴニウム
フウロソウ科テンジクアオイ属
南アフリカ原産
和名:ナツザキテンジクアオイ(夏咲き天竺葵)
4~7月ごろ、茎の先に華やかな花が咲きます。花色は豊富。
花言葉は「切ない望み」
ヒメコバンソウ(姫小判草)
イネ科コバンソウ属
ヨーロッパ原産
「コバンソウ(小判草)」をそのまま小さくしたような姿です。
道端などで、シャラシャラと風にそよぐ様子が涼しげです。
タイサンボク(泰山木)
モクレン科マグノリア属
北アメリカ原産
ミシシッピ州・ルイジアナ州の州花だそうです。
ほのかによい香りがします。
花言葉は「前途洋々・威厳」
「結ぼれし 心も解けつ おほどかに 泰山木の にほふ夕暮れ」 佐々木信綱
ポンテデリア
ミズアオイ科ポンテデリア属
北アメリカ原産
和名:ナガバミズアオイ(長葉水葵)
川や沼などの傍に生えるホテイアオイの仲間です。
穂状花序に付ける小さな花は1日花。
ストケシア
キク科ルリギク属
北アメリカ原産
和名:ルリギク(瑠璃菊)
陽射しのなかの瑠璃色の花が爽やかです。
青色のほか、白・ピンク・クリーム色などもありますよね。
「如何ならん 夢と待つ身ぞ ストケシア 花の瞼を 閉づる夕暮れ」 斎藤紀子
マンテマ
ナデシコ科マンテマ属
ヨーロッパ原産
草丈20~30cmほどで、全体に毛が生えています。
花のあと、壷形の萼筒が膨らみます。
カラタネオガタマノキ(唐種招霊の木)
モクレン科オガタマノキ属
以前ご紹介した花のあとが、こんな形になっていました。
「みよしのの 吉野の滝に 浮かび出づる あわをがたまの 来ゆと見ゆらむ」
紀 友則