スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

千葉・鋸山に登ろう!

2011-10-10 | ハイキング・山歩き


ギザギザと鋸の歯のような稜線の「鋸山」は、標高329.4m。



この山の凝灰岩が良質の建築資材として
江戸時代~昭和50年代まで盛んに切り出し続けられ、
その採石場跡が今も残り、独特の山容になっています。

切り出した石を山から下ろした「車力道」がハイキングコースに
なっていて、過去に2回 そのルートを登ったことがありますが
今回は小さな子供連れなので、登りはロープウェイで。

山麓駅から定員41名のゴンドラに乗り、4分ほどで山頂駅。
なんて 楽チ~ン


さっそく mapを手に歩き始めます。




切り立った高い岩壁に挟まれた切通しを抜けて
広場に着くと、見上げるばかりの巨大な磨崖仏

      
高さ30m余の「百尺観音」は、世界平和と交通安全を願って
6年の歳月を費やし、1966(昭和41)年に完成したとか。
かのバーミヤンの石仏を、ふと連想しそう・・



鋸山最大のみどころ 「地獄のぞき」
      
宙に飛び出した岩の上から下界を望めば


金谷港も一望☆


山頂展望台から、保田の海岸が見えます。




展望台の下でランチタイム
エネルギーチャージ完了したら、あとは
延々続く石段を上ったり また下ったり・・

この山の殆どは、じつは「乾坤山 日本寺」の寺域で
境内の至る所に安置されている石像が、1553体。

「東海千五百羅漢」
     

1779(安永9)年 日本寺第九世 高雅愚伝禅師の発願により
上総国の名石工 大野甚五郎英令が門弟27名と共に
21年の歳月をかけて彫り上げたものだそうです。
スゴイ!



     



もう1つのみどころ 「瑠璃光薬師如来」

1783(天明3)年に大野甚五郎らの手で彫られた原型は
その後の風蝕・亀裂によって江戸末期に崩壊しましたが、
1965~1969(昭和44)年に復元完成されたそうです。

総高 31.05m  座高 21.30m  螺髪 608個
奈良の大仏さまを凌ぐ国内最大の大仏さまです。



さらにどんどん下って行くと、
次第にお寺らしい雰囲気に・・









最後に、朱塗りの仁王門を出ると

日本寺とも 鋸山ともお別れです。



あとは、のどかな田園風景の中をのんびりと
JR内房線の線路に沿って「保田」駅まで。
小さい子達も 本当によく歩きました


15,350歩 







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2 コメント

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なんと!! (kikyo)
2011-10-13 22:52:41
フェリーで…はてさてどちらへ? と興味津々(うまい演出です)でしたが、これはまたびっくりです。
って、この断崖絶壁に立たれたのでしょう?
テレビで見たことがありますが、すごいですね~!!
(はいつくばってもコワソウ)
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地獄のぞき (夜猫子)
2011-10-14 13:44:42
何事も体感してみないと・・の、野次馬気質です(笑)
下から見上げるとスゴイですけど、実際に行ってみると
ネーミングほど怖い感じはなく、眺望の素晴らしさに感嘆!

鋸山は、ガイジンさんにも結構人気があるようです。
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