JR大磯駅の駅舎は、関東大震災で倒壊後に再建された大正時代の建物で
思わず「ただいま!」と言いたくなるような何ともいい味わいの駅舎です。
こんな駅、少なくなりましたね~
今回は、駅から東(平塚方面)へ向かって歩いてみました。
駅近く、まず目に入るのは高台の旧山口勝蔵邸。明治末期の建物のようで、
2×4工法で地下室もあるとか。門までのゆるやかな傾斜もなかなか素敵です。
現在は高級イタリアン・レストランで、時々結婚式なども行われるそうです。
レストラン前の坂を下って行くと、やがて右手にお寺の門が見えてきます。
境内に樹齢を重ねた見事な臥龍梅がある真言宗のお寺「船着山地福寺」です。
その梅の木に包まれるように、この地で生涯を閉じた島崎藤村・静子ご夫妻の
墓所が静かに並んでいます。御影石の台座に「島崎藤村墓」「島崎静子墓」と
のみ刻まれた細長い墓標は、いかにも氏らしい簡素な美しさがありました。
山門を出て路地を抜けJRの線路に沿って歩いて行くと、松並木の道に出ました。
ここも旧東海道の街道ですが、国道から一本入った道のせいか木の根元が花壇に
なっていたりして生活感のある親しみやすい松並木です。松の木のほか盛り土を
した塚の上に二抱えもある榎の巨木もあります。往時の旅人が旅程の目安とした
一里塚で海側に榎、山側に栴檀が植えられ、旅人の休息場でもあったそうです。
松並木が途切れてから暫く行くと、石の鳥居が立つ参道に突き当たりました。
古くからある「高来神社」です。4月には神社の御霊を240kgもある神輿に乗せ、
3時間かけて山坂を上社まで担ぎ上げる勇壮な祭礼行事が行われるのだそうです。
大磯は良い所ですけど、車だと途中の渋滞がねぇ・・
夜猫子は電車で行きました。
仕事は確かIBMの工場だったと思います?
とても街中を歩く暇がなかったですね。惜しい!
いまではとても歩けないでし!
一九の「東海道中膝栗毛」など読んでみたくなりました。
北京は時差が1時間しかないので睡眠不足にはならずに済みそうですね(笑)
とはいえ、夜猫子は競技自体より寧ろ‘奥運’後の
中国に関心を持っています。
少しは変わっていくのか、どう変わるのか?
そういう駅を訪ねて歩く旅というのもしてみたいですね~!
我が家から最寄りの駅も木造で季節にはツバメが軒に巣作りをする
ような駅舎でしたが、数年前に建て替えられてすっかりモダンで
無愛想な駅になってしまいました。もったいない・・
聞きかじりは、ボロがでてしまいます。反省!!
いよいよ北京オリンピック開幕ですね。
こういう駅は、親しみ、懐かしさを感じますね。
鹿児島に「嘉例川駅」という無人駅があり、隼人の風という列車では、その駅に停車して、見学させてくれます。
明治36年開業当時の駅舎だそうで、地元の人が掃除したり、お花を飾ったりして大事にしているようです。
この駅は鉄道ファンに人気があるようですが、
きっと大磯駅のように、残しておきたいなと思う駅がたくさんあるんでしょうね。
街道の並木は、その昔旅人が洗濯物を干すのに使ったと聞いたことがあります。
風情のある並木を保存していってほしいですね。
島崎藤村ご夫妻のお墓の写真もなかなかいいですね。