今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

百貨店の終焉

2010年01月31日 | 時事
有楽町西武の閉店がニュースになっている。
(愛知では松坂屋岡崎店の閉店がニュース)。
開店当時の話だが、有楽町西武の書籍売り場は、広くないが選書が気に入っていた。
ニュースでは百貨店(デパート)の終焉というニュアンスだが、
もうひとつ、銀座への敗北ともいえる。
そこで気になるのは、ニュースで有楽町西武の場所を「銀座」と称していること。
築地や新富町が銀座でないように、外堀通りの内側のあそこは”有楽町”、せめて”数寄屋橋”であって、
決して銀座ではない。
万世橋を越えたら、たとえ電気屋があっても、もう秋葉ではないようなもの。
街(町)の境界とはかくも明瞭なのだ。

一方、銀座のデパート(≒松屋)は健在。
銀座は、その周辺に構えた東急も西武もつまり電鉄系の新参者を駆逐してしまった
(西武と一心同体の阪急もそのあおりを受けること必至)。
街には歴史と個性があり、そのような街との共存を拒否する店は、
客からも素通りされるわけだ。
秋葉のヨドバシが、新参のくせに、街の主(ぬし)のような存在になれたのは、
街の個性と合っていたため。

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