新年度の授業が始まり、昨日の土曜は新入生の遠足に同行したので、翌・日曜から、新年度の英気を養うために、2泊の温泉旅に出る(週明けの仕事は火曜の昼からなので、火曜の朝に宿を出ればよい)。
学期や年度の終わりには”慰労”の温泉旅に出ているから、要するに何かと理由をつけて温泉旅に出るわけだ※。
※:論文執筆のための”お篭り”滞在というパターンもある。
もちろん、滞在して温泉に入りまくるので、リラックス→疲労回復→リフレッシュという流れを期待できる。
行先の宿は、昨年故あって定宿を解除したものの、こちらの利用形態を変えれば快適に過ごせることに気づいた中津川の温泉ホテル(温泉・浴室が捨てがたい)。
4月になったばかりの今年でもう3回目の利用だから、実質的に”定宿”復活と言ってもいい。
そして年度始め固有の”慌ただしさ”から頭を解放するために、往路は信号も車もない里山の道を愛車で快走する。
長時間の車の運転はストレス解消になるのかストレスになるのかわからないが、里山の風景の中を快走すること自体は気分転換にはなる。
と言っても通い慣れすぎた道なので、まさに気分転換のために、いつもは迂回する明智に立ち寄ることにした。
明智(恵那市)は、明智光秀を輩出した明智氏の名字の地だが、大正時代の建物が街並みに残っていたこともあって、それらを整備して「日本大正村」を名乗っている(写真:明治村と違って人が生活している)。
そう、賢明な読者はお気づきなように、昨日「明治村」に行ったから、その流れで今日は「大正村」に立ち寄ろうと思ったわけ。
もっとも大正村には、かなり以前訪れており、古道具屋でゼンマイ式の柱時計を買って、今でも研究室に掛けてある(時報がうるさいので動かしてはいない)。
さて、大正村に着いたら、以前は有料だった広い無料駐車場には、本日イベントらしく様々なクラシックカーが集まっている。
なので駐車場に空きがない、というより、クラシックカーでない普通の車は恥ずかしくて止められない雰囲気。
なので近所に短時間止めて、駐車場に居並んだピカピカのクラシックカーを眺めると、その中にイタリアのチンクエ・チェント(スバル360的超小型車)があるではないか。
私の愛車(Fiat500)の元となる車だ。
近所に止めた我が愛車は、これらの仲間に入れないが、クラシックカーのテイスト・流れを組む車であることを再確認できた。
私の愛車の系譜はRover Mini2台→Fiat500であり、実にクラシックカーテイストが一貫している。
と、日頃は全く思ったことがない事を思ったりするのも旅先ならでは。
無事、(定)宿に着いて、これからしばらくは仕事を忘れて温泉三昧。
もちろん、全国旅行支援もありがたく頂戴する。