今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

フンドシのすすめ

2014年06月03日 | 生活

何やらフンドシが注目されているという。しかも若い女性に。
男はブリーフ派とトランクス派(含むボクサー)に分れるが、実は私はフンドシ派。
もちろん若い時は、ブリーフだったりトランクスだったりしたが、両者共通する欠点に悩まされていた。
それは夏に暑いこと(脱ぎたくなる)。
トランクスはブリーフよりは通気性がいいが、布の面積がより広いから、暑さはひけをとらない。
特に無駄な暑さを感じるのは、腰の両側面。
ここには布はいらんだろと思った。
女性のハイレグやTバックが心底うらやましかった(一般に男物って工夫が足りない)。
まさか女性用を身につけるわけにはいかないので、それに代わるものを探して、たどり着いたのがフンドシ。
あれこそ、布が前後だけで両側面にはない。
実際、着けてみたら、ほんとに涼しい。
この快適さを知ったら、もうブリーフにもトランクスにも戻れない。
かくて、私はフンドシ街道まっしぐらとなった。

そもそもフンドシには、相撲のまわしのような、いいかえればTバックのような六尺フンドシと、前後面に布をあてる越中フンドシに分れる。
祭りでつけるのが六尺で、普段用は越中。

越中フンドシは和装の店や巣鴨の地蔵通りで売っている。
色は白だけでなく、赤フン(巣鴨で購入)や竜の絵柄のものなど多彩。
一般的な綿なら、1つ千円程度(正月の儀式用に絹の高級フンドシも持っている)。
構造は長方形の布と紐だけなので、手ぬぐいに帯状の紐をくくりつければ家でも作れそう。

着用法は、布と紐がついた部分を尻側の腰にあて、紐を正面で結び、布を股にくぐらせて、ヘソの下あたりで紐の上を通し、残りを前に垂らす。
その前垂れをグイと下に締めれば、下半身が引き締まる。

普通に動いていると徐々にゆるフンになるのが越中の特徴。
でもそのゆるフンで問題ない。
なぜなら、トイレで小も大もフンドシをしたままできるから。
たとえば大は、尻の下あたりを持って横に確実にずらして便器に座ればいい(確実にずらさないと大変なことに…)。洗浄器の使用も問題ない。
ズボンを履いたまま、交換することもできる(なので米軍でも取り入れられているとか)。

一枚の薄い布と紐なので、手ぬぐいを洗うのと同じで、洗濯してすぐ乾く。
なので旅行には泊まる数だけしか持っていかない(着けている分をのぞいて)。
ゆるフンで紐で止めるだけなので腹や一物に圧迫感がないのもいい。

ただフンドシにも欠点がある。
帯状の紐が(毎回アイロンをかけない限り)二度目からは丸まって細い紐状となってしまい、紐が腹に食い込んでしまう。

この欠点に対処したのが、九州の美夜古企画で出している「幅広帯のふんどし」。
これが気に入って、ネットで色違いをたくさん買った。
そもそも美夜古企画では、袴など和服を購入していた。
そこがオリジナリティあるフンドシを幾種も発売してくれるからうれしい。
ここで「割褌」や「もっこ褌」も買った。
女性用も発売している(紐を正面ではなく、横で締めるようだ)。

日本人ならというより、下着として独自に進化したフンドシを
新鮮な気持ちで受け入れてみてはどうだろう。

手拭いと鉢巻で褌を作る


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