膝以前に腰も積年のトラブルだった私は、このブログですでに登場してある「コウノエ(鴻江)ベルト」を購入し、腰にまいてみた。
コウノエベルトは、骨盤の傾きを”適性”に保たせて、その姿勢を作る筋肉を発達させるための姿勢補助ベルト。
開発者の鴻江氏によると、八百屋さんがかける”前掛け”がヒントだったという。
今では、アシックスから発売されている(ネットで4000円程度)。
宣伝だけだと半信半疑だが、使用者のコメントが肯定的なものばかりだったので、数週間前に購入した。
先日の山にも装着し、大学にもつけていく。
私は骨盤が前傾気味で、そのため腰椎が過剰に前弯し、それが腰痛(背筋痛)を導く。
平地で長時間立っていると腰痛になるが、山でリュックを背負っていると重心が後ろになるので平気。
つまり、姿勢癖による腰痛。
最近では、意識的に上体をやや前傾して(上体は後傾気味だったので猫背にはならない)その反射を利用して不随意に腹筋を働かせ、
背筋の酷使を抑えるようにしているが、意識し忘れると元の姿勢に戻ってしまい、姿勢癖までは直らない。
そこでベルトをしてみると、
まず自然に殿筋が使われるのがわかる。
骨盤の位置を直接調整する殿筋が鍛えれているのだ。
殿筋が発達すれば(引っ張る力が強くなる)、上体の重心移動によらずとも骨盤の位置が適性になりそうだ。
それと私の背中は、骨盤前傾のせいで胸椎がまっすぐになり、「平背」になっているのだが、このベルトを着けると、
骨盤傾斜が正常化されるため、胸椎に自然な後弯が作られた。
そしてもちろん、長時間立っても腰痛にならない。
サポーターは筋肉の代わりになるため、必要以上に着けていると筋肉を衰えさせるので、よほど痛い時以外には使うべきでない。
その点、コウノエベルトは、筋肉の発達を促すので、むしろ日常的に使える。
気に入ったので、膝用も購入した。
膝の方は、腰ほど劇的な効果はないが、気を長くして期待したい。