体脂肪率やBMIは問題ないのだが、内臓脂肪だけが多めだった。
言い換えれば、健康に問題が少ない皮下脂肪(女性に多い)は多くないのだが、健康に問題がある内臓脂肪(中年男性に多い)だけが多い状態。
名古屋にいるときは昼食を摂らないので自ずとダイエットとなり、帰京する週末に向かって体重は減るのだが、内臓脂肪だけは減らない(内臓脂肪が計測できるエレコムの体組成計による)。
帰京して、昼に外食すると、体重と共に内臓脂肪も増える。
すなわち、体重は増減するものの、内臓脂肪は全く減らない。
そこで、脂肪を減らす効果があるという漢方薬「防風通聖散」(クラシエの顆粒)をドラッグストアで購入して服用してみた。
ただし表記してある一日摂取量は4粒×3=12粒なのだが、効果を穏やかにするために、一日4粒(昼間)にする。
服薬量は指定の1/3なのだが、名古屋宅にあるでエレコムの体組成計で9だった内臓脂肪の指標(最大値10)が、かつてない7にまで下がった(今まで8までは下がったことがあった)。
この値まで下がったのはこの薬の服用が原因としか考えられない。
以前紹介した『東洋医学はなぜ効くのか』(講談社)によれば、「防風通聖散」に含まれるエフェドリンが交感神経を興奮させることで脂肪の燃焼を促進するという。
ついでにその本によれば、漢方薬が対処療法の西洋医学の薬と違って、体質改善に効果があるのは、すなわち永続的に効果をもたらすのは、漢方薬は患部に直接作用するというより、腸内環境を変えるためだという。