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今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

縁日の川崎大師

2019年02月21日 | 歳時

帰京した翌日、最近真言宗づいている私は、
川崎大師(神奈川県川崎市)が縁日だというので鉄路で訪れた。

まず腹ごしらえに、門前の蕎麦屋「松月庵」で天ぷら蕎麦を食べる。
ここはでかい海老天が評判なので、空腹を抱えてまずはここを目指した。
幸い昼前で並ばずに入れた。
海老天は確かに食べでがあったが、海老を食べると後は”かけそば”状態になってしまう。
天蕎麦には”かき揚げ”が一番だな。
汁(つゆ)は江戸っ子の私にとっても辛(濃)かった。

そもそも今日がなんで縁日かというと、
21日が弘法大師が遷化された日なのでその”縁”の日なのだという。
では普段とどう違うのか。
まずは本堂で「大般若経転読会(テンドクエ)」なる行事がある。
これは幾人もの僧侶が折畳みの大般若経典(計600巻)を分担して、
左手から右手に空中でパラパラ開きながら大声で教典の題目を唱えるというもの。
この行事を目指して来たわけではないが、境内を一通り見学し終ったら丁度始まるタイミングだったので、本堂内に入って法会に参加した。

そう、真言宗の寺は法会に参加することで、内陣に入れてご本尊を間近に拝めるのだ。

転読会はけっこう長く、われわれ一般参加者が唱和する場面も少なかったので(「南無大師遍照金剛」のみ)、
少々しびれを切らしたが、最後に内陣に入れてもらって本尊の弘法大師を間近に拝めた
(本尊の向って右に不動明王、左に愛染明王と創建者の平間兼乗の像も拝める)。

本堂を出ると、今度は境内鎮守の福徳稲荷の(ウマ)祭りのフィナーレに遭遇し、
今から”餅まき”が始まるという。
まず狐の面の舞があり、その後法会を終えたばかりの貫首を始めとする僧侶が餅を撒く。
貫首が最初に投げた餅を、私は片手で空中キャッチしたので、これで満足して場所を譲った。
門前は咳止め飴の店が並んで、俎板の上で餅を包丁で切る軽快なリズムが通りに響く(写真)。 
咳込んでいた母へのみやげに1袋購入。

家に帰って、折畳みの教典類として分厚い「神道大祓全集」を使って、
転読会のまねして左手から右手に向って空中でぱらぱら開く動作をやってみた。
その動作をじっくり観察していたせいで、難なくできた。
これで1巻全部唱えたことになるのだ。 


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