今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

日傘のマナー

2024年07月24日 | 作法

夏の日傘が男性にも広まりつつあり、「日傘男」の先駆けとしては喜ばしい限りだが、トラブルも発生しており、日傘の正しい差し方について改めて論じたい。

日傘は、太陽光線を遮るためのものだから、常に太陽に向かって差す。
なので、道を曲がるたびに角度を変える。
そして、できるだけ体の日陰部分を多くするため、頭が傘の内側に当たるほど低く差す。
要するに、路面の自分の影をチェックして、自分の身体ができるだけ傘の影から出ないようにすればいい。

ところが、そうやると、通行人とぶつかる可能性が出る。
雨天だと双方とも傘をさしているので、ぶつかるのは傘同士なのだが、日傘の場合は、傘の端の尖った先が、傘を差していない通行人に当たる。
すなわち、日傘を差している側が加害者となる恐れがある。

私は身長があるので、通行人とすれ違う時は、日傘を高く掲げることで、人同士のすれ違いにするが、相対的に身長が低い女性の場合、目深に差していると通行人にぶつかり、傘の先が相手の目に当たる恐れがある(ウチの学生が通学路上でそうなった)。

そもそも日傘はいつも角度を気にして差すべきものなので、ボーッと垂直に差したまま歩くことがないはず。

そういう場合、高く掲げるより、傘を通行人の反対側に傾ける「傘かしげ」という作法(悪名高き”江戸しぐさ”で有名)を勧める。

あと、傘を開く時は、上に向けた状態で差さず、先を下に向けて開いてから上に差すこと。


落選した安野氏の存在

2024年07月24日 | 時事

都知事選後の、落選した石丸氏・蓮舫氏へのバッシングめいたマスコミ取材にうんざりしていたが、今朝テレビ朝日の「モーニングショー」で、5位で落選した安野氏が出演して選挙戦を語っていたのには、いささか驚いた。
マスコミの視線が変化したようだ。

選挙中のマスコミは、4位までの田母神氏までを実質的な候補としていて、安野氏は”その他”扱いでほとんど無視されていた。

もっとも一部には注目株として積極的に応援する人もいて、ダークホース的存在の可能性は示していた。

私自身も応援する気持ちはあったが、確率論的に、安野氏が1位になって都知事になる確率よりは、後半追い上げてきた石丸氏の元で副知事として活躍できる(石丸氏自身、安野氏と意気投合して副知事にしたいと公言)確率の方が高いと判断したので、石丸氏に票を入れた(→都知事選の結果に思う)。

小池対蓮舫という既成の対立構造そのものをまずは拒否したかったのも理由の1つだったが、もう1つ、私の1票は石丸+安野票でもあったのだ。

石丸氏の破壊力と安野氏の構築力の組み合わせに期待したから。

それほどまでに、(既成野党を含めて)政治は制度疲労している。

この若い力の出現は今回の選挙の唯一の収穫とも言える。