年に一度、この時期に必ず開かれる(今は亡き)都立秋川(アキカワ)高校の同期会に出席した。
名古屋からは他に1名、大阪、北九州、八丈島、ハワイからも同期が駆け付ける。
われわれ元生徒だけでなく、当時の先生も招待される。
出席される先生方は80歳を越えながらもお元気で、顔の色つやもいい(逆にここ最近欠席される先生は体調が思わしくない)。
互いの近況をひとくさり語った後は、高校(寮生活)時代の思い出話。
先生を交えて、今だから話されるエピソードもあり、 あの3年間の思い出が新たに追加される。
その中で、最近避けて通れない話題が、同期生の訃報。
今回も新たな訃報がもたらされた。
その同期生は、私が入学して最初に口をきいた相手で、2年の時に退学したのだが、会いたかった。
われわれ全寮制の高校では、途中退学しようと、途中から編入学して来てたった1年間だけであろうと、一宿一飯の縁があれば皆仲間。
実際、常連というかむしろ同期会の幹事がそれらの該当者。
言い換えれば、たった1年間だけでも一生ものの強烈な経験だったのだろう。
個人的に心を惹かれた情報(出席者全員が資料をもらった)は
我が母校の跡地に残っているメタセコイアの並木について。
そもそも開校後に特別な思いで植えられたこの生きた化石、学名メタセコイア・ヤポニカ・ミキ。
もらった資料はその木を我が高校のシンボルとして植えることに奔走された、我が校の親、ミスター・秋川こと宗方先生の手記。
メタセコイアは廃校後の現在もすくすくと成長しつづけているのだが、都が管理している跡地はいつもは門が閉められ進入禁止。
その跡地が開門され通行できるイベントが先月あった。
それに参加した同期によれば、メタセコイアにとても強い”気”を感じたという。
「パワースポット鑑定士」を自認する私には、あのメタセコイアから”気”が出ているのは容易に想像できる。
これはぜひ、鑑定に行きたい。
来年は、東京都開催の「育樹祭」時に開門されるという。