年に一度にして最大のプレッシャーである、確定申告を済ませた。
このプレッシャーによって、毎年この時期にうつ病になる人もいるという。
単なる「個人事業主」でしかない私は、収入先からもらった支払い調書と集計した領収書から、国税庁のソフトに金額を入力し、自動計算された申告書を印刷するだけ(昔はここで計算ミスをして税務署から電話がかかってきた)。
といっても、昼前から作業を開始して、提出書類の印刷が終わるまで正味4時間かかった。
提出だけなら税務署でなく、近くの区役所でいいので、夕方前に家から歩いて区役所に行って、区民税の書類とともに提出した。
これで年度末の作業終了!
たしかに、会社の年末調整にまかせているサラリーマンが、慣れないこの作業をするのはハードルが高い(慣れても半日つぶれる)。
ちなみに、申告用のE-taxカードとやらのパソコン用読み取り機を買うと下の各控除対象の領収書の添付が不要になって申告書だけの送付で済むのだが、このためだけにカードの読み取り機を買うのがばからしい。
また医療費控除の書類を作成するExcelファイルもダウンロードでき、それを提出すれば、領収書は添付不要となるが、それにすべてを細かく入力するより、集計表とすでに束にまとめた領収証を別の封筒に入れて提出した方が楽。
また今回から、マイナンバーカードを持っている人はカードの両面を、持っていない人は、通知カードと免許証の写しも添付する。
こう書くと、未経験の人はますますトライする気がうせるだろうな。
でも今回の私のように、昨年脳梗塞を患った母(扶養家族)の医療費が10万円を超えたので、医療費控除が発生して、還付金が発生することもあるのだ(申告しないと還付されない。申告していない人に”税務署”と称する所からわざわざ還付の手続きの電話が来たら、それは明らかな振込詐欺!)。
今回(昨年)の私は、事業収入が激減して赤字となり(事業所の固定費があるので)、その上医療費控除が発生し、そして寄付金控除も加わり、還付となった。
事業者としては、収入が激減している結果なのだから、嬉しくもなんともない。
追加納税するくらいに稼げないことが恥ずかしい。