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今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

大掃除をして実感すること

2021年12月12日 | 生活

12月の今ごろは卒論指導のヤマなので、授業のない土・月曜を終日それに充てる。

そして、その間の日曜(”煤払”の日の前日)を名古屋宅の大掃除に充てた。
自慢ではないが、掃除そのものが年に一度である。

まずは布団干しと洗濯。
名古屋宅はワンルームながら居間とキッチン・バス・トイレは別空間なので、まずはフローリングの居間からとりかかる。
ワンルームも広めなので※、居間と就寝(布団)空間に分けている。
※:以前、引っ越そうかなと思い、他のワンルーム物件を物色したが、ここが一番広かった。
居間では床に座る生活をしているため(こたつテーブルと敷布団)、床に本や雑貨が散らばっている。
それらを整理整頓し、床があらわになったところで掃除と床の水拭き。
それが終ると、就寝空間の掃除と床拭き。
次に、キッチンに移り、シンク周りをブラシを使って洗う。
コンロはIHで調理油もほとんど使わないので、水あかを落とすだけでよい(換気扇もたいして汚れていない)。
こちらの床掃除は、ロボット掃除機(安物)にまかせる。
水拭き後のフローリングの床は、ワックスで拭く。

次に浴室。
浴室内を高所からシャワーで流すので、服を脱いで掃除をする。
浴室は、毎入浴時にシャワーで室内を流しているので、湯あかもたいしてついていない。
浴室の床には何も置かないのが、湯あかを溜めないポイント。
汗をかかない生活なので、石鹸で体を洗うのは週1くらいで(その方が皮膚に良い)、短髪のため洗髪もバスタブ内で軽くすませるため、排水溝もたいして汚れない。

最後はトイレ。
トイレにも余計なものは置かず、便座シートを使わないので、拭き掃除だけで楽。

以上、居間を含めて、できるだけ物を置かない生活をすれば、それだけ掃除が楽だと実感する。


スマホ生活1ヶ月

2021年09月18日 | 生活

長年のガラケーからスマホ生活(機種は富士通のarrowsBe4Plus)に入って1ヶ月。
もっとも、iPad(Wi-Fiモデル)を初代から使ってきているので、スマホの電話機能以外はすでに経験済みだが、電話とフェリカ(Suica)とタブレット機能が一体化したスマホ生活はそれなりに新鮮だった。

ガラケー時代は、たまに使う通話(家族と金融機関)以外は、もっぱら用途はフェリカだけなので、折畳みの携帯を開くこともなく、鞄に入れっ放しだった(ドコモメールは見ない)。

そのフェリカの使い勝手だが、ガラケーは折り畳んだままで通過できたが、スマホ(アンドロイド)は、初期設定だといちいち画面をスリープ解除してオンの状態にしないと通過できなかった(つい最近これに気づいて設定し直した)。
しかも手の中にすっぽり入るガラケーとちがって手からはみ出るスマホは、背面部分のセンサー部分をきちんと当てる必要がある(ズレると通せんぼされる)。
はっきり言って改札の通過はガラケーの方が楽だった。

次に通話。
折畳みガラケーはスピーカとマイクの間が適度に曲がってくれるので、違和感なかったが、直線型のスマホを耳を当てると口元が遠ざかって相手に聞こえているのか不安になる(問題はないようだ)。
あと電話帳アプリのデータ形式がドコモとGoogleの二種類あり、番号データは共有されるのだが、名簿の分類基準は共有されないため、どちらか1つに絞って電話帳を作らざるをえない(Googleに絞りたい)。

それから、初期設定になっている、目障りなおせっかい機能(昔のWindowsにあったイルカみたいな)は真っ先にオフにした(Appleにはこういうのがない)。

いろいろアプリをインストールするのだが、パソコンとの連携上、まずはGoogleアプリとなる。
これらのダウンロード作業は、Wi-Fi接続時のみに設定しているので、最低料金契約での月1GBの容量を超えなくてすむ。
iPodtouchで使っていたポッドキャスト、スマートリモコンなどもこちらでも使えるので、iPodtouchを持ち歩く必要がなくなった(大きさ的にはtouchの方がいいのだが)。

一番使ってるのは、iPadminiで使っていた、スマートウォッチ連携アプリ(健康管理情報)と、業務用メールの二重認証機能。
iPadminiは、それなりの大きさの画面で見たい電子書籍と地図、それに講義画面に使うが、それ以外はこのスマホでいいかもしれない。
特に散歩でのナビはiPadminiでは大きすぎるので、スマホの月1GBの容量をこれに使いたい。


安物スマートウォッチに過分な機能

2021年09月08日 | 生活

1年使っていた中国製の安いスマートウォッチが壊れたので(時計の裏面が剥がれた)、今まで通り、心拍と睡眠を計測できる安いスマートウォッチを購入した。

本来なら、マカーの私はアップルウォッチが第1候補になってしかるべきだが、バッテリの持ちの悪さで対象外(それにスマホがアンドロイドだし)。
次に同じくSuicaが使えるガーミンに食指が動いたが(こちらはアンドロイド対応)、ガーミンなら地図表示がほしくなり、またバッテリが劣化するという評価を見て躊躇。
そこで当面は、心拍数と睡眠の2つが測れりゃいいや(Suicaは諦め)と安い中国製(ただし今までとは違う製品)にしたわけ。

買ったのはWINS-JPというブランドのVIRMEE-VT3Plusという製品で、価格は4990円でしかも買った時はクーポンで2000円引き。
同梱の説明書には一通りの操作法しか書いてなかったが、連携するスマホアプリ(2つのどちらにも対応)をダウンロードして接続し、一晩自動計測して驚いた。

まず心拍数は普通に測れて、それがスマホでは時系列データとなると思った(前の製品はこれ)。
ところがスマホ画面だとそれで終らずに、2次元散布図が出て、心臓の健康度が評価される。
この散布図、ローレンツプロットといって2心拍間(n,n+1)の変動(RR間隔)の差異(単位はmsec)をnとn+1の2次元(それぞれ0-2000msec)でプロットしたもの。
こんな専門的グラフが出るなんてすごい。

次にストレスチェックなるものをやってみた。
時計の指示に従って呼気と吸気を同じ秒数繰り返す。
時計には結果の判定だけが出たのだが、スマホでは「心拍変動 (HRV)に基づいて算出される」という説明が出ていた。
やはり、心拍ではなく、心拍変動を計っているなんて。

心拍変動は、心拍間隔の時間変動のことで、この変動は拍動をコントロールしている自律神経(交感神経と副交感神経)の活動バランスによるもの。
それゆえストレスの生理的指標(システム0)として注目されていて、私は研究で被験者のストレスを計るために専門の心拍変動計(チェック・マイハート)を10万円以上出して購入しているほど。
ただしそちらの装置はセンサーを腕に装着して5分間安静にするので、手軽にいつでもというわけにはいかない。

心拍変動がストレス指標として優れているのは、交感神経の活動と服交感神経の活動を別個に測定できる点(幾種もの統計指標が算出されるが、この時計はそこまでは出ない)。
おおざっぱに言えば、心拍変動が大きいほどストレス(交感神経興奮)が低いという評価(つまり心臓が規則正しく波打ちすぎているのはストレス状態)。
統計的には、男性の高齢者ほど心拍変動が小さく、また寿命とも関連があるという。

さらに心拍変動の散布図で、心臓の健康状態(心室か心房かなどの心臓のより細かな問題)も判定できる(右図。ただし医療用ではないと明記)。
心拍変動は、不整脈のように自覚できるほどの(周波数の)大きな振動ではなく、普通に波打っている時の自覚できないレベルの振動(だからこそ計器による分析が必要)。
狭心症を患った者であることを加えて、心拍変動がいつでも計測できるのは二重に嬉しい。

まさか、こんな安物で心拍変動が計測されるとは驚き。
もっともメカ的には心拍が計れるなら当然心拍変動も計れるので難しくない。
後は心拍変動の価値を知って解析ソフトを作ればよいだけ。
なにしろ、Amazonサイトでは「心拍数」としか触れていない(寂しいことに心拍変動を求めるユーザーがいないか)。
さらに今話題の血中酸素濃度(これはコロナ過でやっと世間に価値が認められた)もいつでも計れる。
さらにさらに、睡眠の経時的集計も、今までの製品は浅い睡眠と深い睡眠の二種類だったが、こちらはレム睡眠とノンレム睡眠の浅い/深い※の計3種(覚醒を入れると4種)に別れるので、こちらも嬉しい。
※ノンレム睡眠は細かくは浅い睡眠のS1とS2、深い睡眠のS3とS4 の4つに別れるが、S1とS2およびS3とS4 の違いは特定脳波の出現頻度の違いなので、質的なものではない。

以上をまとめる
常時自動計測:心拍、心拍変動(ローレンツプロット)、歩数(距離)、消費カロリー、睡眠段階(睡眠中のみ)
任意計測(記録は経時):血中酸素濃度、心拍変動によるストレス評価

ということで、とりあえずは期待以上のスマートウォッチをゲットした。


やっとガラケーから卒業

2021年08月16日 | 生活

私のメディア・コミュニケーションは98%がメールで、電話は取引銀行と母くらいなので、ずっと折畳みのガラケーを使い続けてきたのだが(モバイルSuicaにも使用)、
そのガラケーが、折畳み部分のブラスチックが経年劣化で自壊して、電源も入らなくなり、とうとう使えなくなってしまった。

8月は名古屋宅の管理会社と取引銀行から電話が来るので、いそいでなんとかしなくては。
昨日、近くのドコモショップに、雨天だから空いているだろうと予約の電話を入れると、満杯だという。
なので翌日の今日の朝一を希望すると、破損なので急を要するということで優先的に予約を入れてくれた。

そして当日、さっそくドコモショップに行く。
補償契約をしているので別のガラケーへの交換は可能とのことだが、NTTは早晩ガラケー(FOMA)を終了(停波)させる方針なので、これを機にスマホに切り替えることにした。
別に今までガラケーに執着していたわけではなく、切り替える機会がなかっただけなので、名残惜しくはない。

もともとiPadminiとiPodtouchを使って、それらで通話以外の”モバイル生活”はしているので、スマホはあくまで通話専用でよく、現在のガラケーよりもコストダウンで切り替えられるサービスを選ぶと初心者向けのアンドロイド機になる。
機種の選択肢は富士通の図体のでかい機種一択で、データは毎月1GBまでの契約。
電源ケーブルはTypeCで、自宅の有り合わせでなんとかなるため、専用電源は買わずに済む(以上、あくまでケチ路線)。

ショップで初期設定をしてもらったが、旧機種からのデータ移行は、折畳み部分が完全に壊れたガラケーは電源すら入らないので無理(といっても通話先の登録は少ないのでなんとかなる)。
以上たっぷり1時間かけて丁寧にわかりやすく対応してくれた(私にとってドコモショップは印象がいい)。

さて、ここからは自分でやる作業。
まず、自宅に戻ってモバイルSuicaの設定をして(ネットで退会し、新機種で新規登録)、駅のコンビニでSuicaをチャージして、秋葉に行って保護カバーと保護ケースを買う(これらはケチれない)。
これで準備万端。

図体のデカさのほかにスマホがガラケーと違うのは、バッテリーの持ちが数分の1と悪くなる事(私がApple Watchを買わないのもこの理由)。
もともと読書や講義ができる大きさのiPadminiと、ラジオとカーナビ代わりの小さなiPodtouchの組合せが丁度よかったので、このスマホはあくまでガラケー後継機として通話とモバイルSuicaに使うつもりだ(Googleメールはこの機種では使わない。メールの返信はパソコンの方がやりやすいから)。
というわけで、このままでは外出時に電車内での読書用のiPadminiと歩行中のラジオ視聴用の iPodtouchとモバイルSuica用のアンドロイドスマホの3つを持つはめとなる。

考えれてみれば、3つの中間の大きさのスマホ1台に集約してもいいような気がしないでもない。
その方向で、用途を整理していこうか。


不倶戴天のアイツ

2021年07月09日 | 生活

”共生”を旨とするわが身ながら、どうしても同じ天の下を共有できない、「不倶戴天」の相手がいる。
その天は天井のことで、ひとつ屋根の下に共に居ることはどうしても容認できない。

その相手とは、

ゴキブリ。

昨晩、眠くなったので、いざ眠ろうとしたら、部屋の片隅にゴキブリが這っているのを見てしまった。

見た以上、平常心ではいられない。
全身の血が逆流する。
眠気はいっきょに消えて、戦闘モードに入った。

すでにゴキブリは視界から消えたが、殺虫スプレーを取り出し、居た付近に噴霧する。
幸い、ゴキブリは奥には入らず、手前に出てきた。
そこで箒をとり出し、ゴキブリを箒の先で打ち据えて、裏返しにし、
仰向けになって逃げられない体勢にしたところで、箒で玄関に掃き出し、
さらに玄関を開けて、深夜の戸外に追い出した。

ゴキブリとの同居は断固拒否するが、屋外で勝手に生きる分にはかまわないので、
殺すことはせず、こうして追い出して終りとしている。
翌朝、玄関の外を見たら、いなかったので、どこかに去ったのだろう(もう来るなよ)。

しかし、なんでゴキブリに対して、これほどまでに強い拒否感を覚え、攻撃的に出るのだろう。
思うに、あの卑屈なまでのせせこましい動きが、かえって人間の狩猟本能・攻撃心を解発※してしまうのではないか。  ※:releaseの動物行動学用語としての和訳
ネズミを見つけたネコの状態に。
もしカブトムシのように悠然と動いているなら、こうまで攻撃的にならないのでは…

そういえば、この仮説を支持する経験があった。
以前やはり室内でゴキブリを見つけた。
だが、そのゴキブリ、丸々と太っていて、そのせいか動作が鈍く、障害物を乗り越えるにも苦労している様子。
私が接近しても、せせこましく逃げる様子がない。
私を怖がることもせず、悠然と歩いている。
こうなると、こっちも攻撃心が解発されず、嫌悪感も抱かなくなり、ついにはペットのような親近感すら覚えてしまった。
なので、同居を容認した。
後にも先にもこの1回だけ。
ただ、餌には乏しい環境なので、飼うことはせず、後日室外に解放した。

わが名古屋の孤寓は3階にあるのだが、その程度の高さなら、蚊はもちろん、ゴキブリも侵入可能。
家にいる時、室内に風を通すために、ベランダ側の窓と玄関を開けっ放しにしているのがいけないようだ。
玄関から堂々と入ってくるところを東京の実家でも目撃した。
コイツとは棲み分けがお互いのためだ。


近所に書店がなくなった

2021年06月20日 | 生活

2週間ぶりに帰京したら、自宅最寄り駅のビルにあった書店(TSUTAYA)が閉店していた。
 同じTSUTAYAの別フロアでのレンタルビデオ店は数年前に閉店。
TSUTAYAのビジネスモデル自体が時代の流れに合わなくなっていることがわかるが、
それとは別に、自分の住んでいる町から書店がなくなることに、一抹の寂しさを覚える。

ただ「一抹」に過ぎないのは、私自身、年に6桁の書籍代を使っている身ながら、最寄り駅を含めて市中の書店にはとんと足を運んでいないから。
研究費で買う専門書は大学出入りの業者から購入するし、個人で買う一般書レベルの本は、ほとんど電子書籍で買う。
自分は買わないが、今では雑誌もコミックスも電子書籍化されている。
文庫本を開いた大きさに等しいiPadminiで、それ以上の大きさの本を電子書籍として読んでいる。

音楽を聴くのにCDを買わなくなって久しいが、その波が、本と映画にも来ているわけだ(私が最後に買ったCDは、一生ものの、すなわち今後はこれだけ聴いていればいいモーツァルト全集とバッハ全集。しかもネットで)。
なぜならこれらは物ではなく情報が商品だから、デジタル情報のダウンロードで済む。

だから、このご時世下に、名古屋宅の最寄り駅前に書店が新たにオープンしたのには驚いた。
本好きとして応援したい気持ちでいっぱいだが、自分の読書スタイルが書店を必要としなくなっているので、入店しても、歩き回るだけ。
その店内は、コミックスと参考書と文具が充実しているから、電子化が遅れている子供相手にすれば書店経営もまだ可能ということか。

本というテキスト情報は、最も効率的な情報伝達形式なので、これが廃れることはない。
むしろその情報的価値は、物(紙とインク)という余分な付加価値を要しないことによって、より安価でしかも流通しやすくなる。

電子書籍化は、貴重な本が、ビジネス的論理で絶版となる文化的損失を回避できる(回避してほしい!)。
実際、図書館が貴重な古書をアーカイブ化することで、多くの人がそれを閲覧できる。

ただ、個人の寿命を超えた保存性、数百年・数千年単位の、いわば歴史考古学的レベルの保存性では、電子情報より、紙(和紙)や木簡が勝るんだよな。
もっとも、われわれ市中の人間がそういう保存をする必要はない(古書として流通してほしい)。


改善されない数学書の読みづらさ

2021年04月19日 | 生活

中高生時代に数学の勉強が嫌いになった一番の理由は、「(式4)」など数式に与えた番号を示すだけで、読み手が本のページをめくって該当する数式を見つける作業が課せられるためだった。
こんなめんどくさい本の読み方を強いるのは数学書だけ(文系の書の”注釈”を読むために巻末を往復するのもこれに該当するが、たいていの注釈は読まなくていい。だが数学の場合は、その式を確認しないと前に進めない)。

数式に番号を振って登場を1回だけに倹約するのは、数式が頭に入っている書き手または印刷に手間がかかる出版社側の合理性であって、読み手の読書行動※からみると不要な往復運動が強いられる非合理的な所業。
※:読書を、人間の目〜手を使った情報処理行動として捉える視点。この視点、意外になおざりにされている気がする。

この問題を解決するのが、電子書籍だと思っていた。
すでに研究室の本段が満杯ということもあり、自分の読書は電子書籍がメインになっている。
実際電子書籍だと、注釈は本文の注釈番号をクリックしてリンク先の注釈文に飛んで、また1動作で本文に戻ることができる※。
※:はっきり言ってこの作業だけでも面倒。読書行動的には、注釈は本文と同じページに小さく載せるのがベスト。たとえばここの記事の注釈に番号を振って、全部文末に集めたらどうだろう。今までの本は読書行動的な不合理を平気でやっている。

ところが、私が手にした電子書籍の数学書(といっても講談社のブルーバックス)は、紙原稿をPDF化しただけで、数式番号にリンクは貼られていないため、数ページ前ならいざしらず、ずっと前(前章)のページの数式番号が示されると、いちいち、その番号があるページを探さなくてはならない。
この作業、紙の本より手間がかかるほど。
ためしに数式番号を読書アプリの”検索”にかけてみたが、無駄だった。
これなら紙の本の方が読みやすい。

数学のテキストは電子書籍化によってはじめて本質的欠点が改善され、読み手のハードルが下ることを出版社側は理解してほしい。

ついでに数学書を読む時には、紙と鉛筆が必要。
本では省略される式の変形過程を自分で書いて確認するため。
ただノートなるものを持っていない私は、書いて消せるA5サイズの電子メモパッドを使っている(秋葉で800円で購入)。
かように読書行動として筆記することを求めるのも数学書固有。そういえば、大学の数学教員は、数学の研究自体(専門分野は数論)、紙と鉛筆があればいいと言っていた。

話を戻すと、本は読者のためにあるなら、読書行動を基準にして編纂させるべきである。
読書は本来、最も効率のよい情報行動である。
そのハードルを不必要に上げることはやめよう。


給与生活者として確定申告:追記あり

2021年03月05日 | 生活

昨年3月で長年やってきた個人事業を廃業し※、以来、はじめて純粋な給与生活者となった(つまり減収)。
※:廃業しなければ、給付金を受けられたのに!

なので個人事業主としてやってきた確定申告から解放されてもいいのだが、昨年は母の両膝手術などで医療費がかさんだので、給与生活者(収入源が1ヶ所)ながら、あえて確定申告をした(義務ではない)。

今年から若干やり方が変更され、医療費などは(膨大な)明細書群を提出せず、計算リスト表を提出し、源泉徴収票も提出しなくてよい(いずれも5年保管)。
ただしこれ以外の生命保険や寄付金の証明書については従来通り添付して提出。

これらのデータをもとに国税庁のサイトで入力すると、あとは自動計算され、それをプリンタで印刷して税務署に提出(郵送可)すればよい(マイナンバーカードを所持してのe-Taxだともっと簡単のようだ)。

半日あればできるが、未経験者には心理的に敷居が高いだろうな。
でも還付される(余分に払った税金が戻ってくる)可能性があるなら、文字通り、やって”損はない”。
今年は締切りが4月15日と1ヶ月遅いので、こういう時こそトライしやすい。

私は個人事業主でなくなったので必要経費は算出できないが、扶養控除に今年格段に増えた医療費控除(扶養家族分を含めて計10万円以上で発生)、あと生命保険控除(こちらはいくら高額な保険に入っていても上限5万円)、寄付金控除(私の場合は小額なので所得控除には反映されないが、税額控除に反映)もあり、以上を合わせた結果、6桁の還付金となった(過去最高額)。

4月にこの額が私の指定口座に振込まれるのだ

”還付金”とは、以上の手続(確定申告)によってのみ得られる。
たとえば、税務所を名乗るところから電話がきて、「還付金がありますので、ATMに行って、こちらからの指示に従って…」というのは明らかに詐欺行為でしかない
ほんものの税務署からの電話は、確定申告した者に「申告額がおかしい」というドキッとする内容ばかりだから。

追記1:昨年までは、個人事業所のある名古屋宅近くの名東区役所に徒歩で提出したが、今年から自宅の東京での提出となったものの、税務署が遠く、しかも受け付けで待ちそうなので郵送することにした。
郵送の場合、印刷される「控え」分もすべて送付し、また返信用の封筒(角形2号)に切手(120円)を貼り、自分宛にしておいて角形2号封筒に同封する。郵送の切手代は140円。
受理されれば、数日後「控え」が返送される。

追記2:4月5日に還付金が振込まれたというハガキサイズの国税還付金振込通知書が来た。
もちろん申告書の満額が振込まれていた。本物の”還付”はこのようになされる。
医療費をたくさん使った母に半額渡した。


小腹が空いたらスープ春雨

2021年01月31日 | 生活

私は、朝食は具たっぷりの味噌汁2杯、昼は無し、夜は普通、そして寝酒とつまみ、という食生活をしている。

余分な「寝酒とつまみ」があるせいで、昼をカットして、なんとか帳尻を合せている(野外活動の時は昼食をちゃんと摂る)。

というわけで、明るいうちはできるだけ食べないのだが、どうしてもという時は、カップ麺を食べていた。
もともとは不健康食の代表と見なしていたカップ麺だが、最近はカロリーも塩分も控えめのものがでてきたので、選択肢に入るようになった→「健康を考えたカップ麺」。
ただ、それでも200kcalを越える。

スーパーに行くと、自前の器(カップなど)に入れるもっと小振りのスープ麺があり、カロリーは140kcalなので、そちらにシフトしかけたが、食べ終わった後の器の内側に油がはっきり残り(洗剤を使わないと落ちない)、小振りの麺でもこんなに油を摂っていたのかと驚いた
この油は、スープではなく麺に由来しているようだ(1食当り脂質5g前後)。
個人的に油(脂質)は、亜麻仁油・えごま油・オリーブオイルから摂りたい。

小振りでも小腹の飢えを満たせることがわかったので、さらにカロリーが低いスープ春雨にシフトした。
こちらだとカロリーはなんと40-60 kcal。
春雨なんて小腹の足しにもならないだろうと、食べる前は思っていのだが、小振りのスープ麺並みに食べでがある。
しかも麺でないので油が出ない(脂質は0.1g!、スープの種類によっては0.6g)。

カップ入りのもの(100円ほど)でもいいが、大きな袋に5種類10食分とか入った方がお得(油が出ないので器も水洗いで済む)。
スープ麺の欠点は塩分だが、減塩タイプも出てきた(食塩相当量1g前後)。

これなら、食間の普通に小腹が空いた時でも、たった40kcalだから問題ない。

もっとちゃんとした"食事"にするなら、野菜やタンパク質(カニカマ)を加えればよい。


名古屋宅の大・大掃除

2020年12月20日 | 生活

勤務先の大学では、明日21日が卒論提出の締め切り。
毎年、締め切り直前の週末は、私が付きっきりで指導するが、本日の日曜はそれができない。

それに年末の名古屋宅での日曜は、年に一度の大・大掃除だいおおそうじ)に充てなくてはならない。

本日、卒論生から昨晩メールに添付された原稿を添削して返信し、
まずはウォーミングアップとして、洗濯と布団干し。
そしていよいよ意を決して(意を決する必要がある)、居間の掃除にとりかかる。
まずエアコンを切って窓を全開して、マスクをつけ(昨年まではマスクが手元になかったので手拭いを口にまいた)、化繊のハタキで家具の上についたホコリを払う。
次に、フローリングの床にちらばっている大小の書物を整理(一箇所に集める)。
書物以外の散らばっている小物類を手に取って、不要な物がありすぎることを実感。

ゴミの掃除は、今年買ったハンディ掃除機のおかげで簡単(昨年まではミニ箒でミニちり取りに集めて、毎回ゴミ箱に捨てていた)。
あらわになったフローリングにぞうきん掛けをする。
これで居間は終わりだが、ここで休むと腰が重くなるので、続けてキッチン周りにとりかかる。
床の掃除は、ロボット掃除機※にまかせる。

※居間をロボット掃除機にまかせなかったのは、書物や小物などで散らかりすぎていたため。

昨年買っておいた100円の「すきまブラシ」が蛇口周りの掃除に便利だとわかった。
あと、洗剤の代わりに、クエン酸液(これも100円)でもそれなりに落ちる(泡はでない)。
床をぞうきん掛けして、キッチン周りもおしまい。

そして、服を脱いで、浴室内の掃除に取り掛かる(服を脱ぐのは、シャワーで天井から浴室内を洗うため)。
ここでも「すきまブラシ」で蛇口周りの水あかを落とす。
浴室は、入浴から出る時に、毎回シャワーで室内を洗浄するので、たいして汚れていない(これが習慣化する前は、浴室の大掃除がたいへんだった)。
最後のトイレも、床はロボット掃除機にまかせ、便器内外と床を丁寧に拭く。
そして、最後の仕上げにフローリングをハンドモップでワックス掛け。
以上、11時に始めて、昼食抜きで終わったのが15時すぎ。

足の踏み場に困っていた居間が、すっきりして、見た目にもとても気持ちいい。
掃除をすると、このような快(心理的報酬)が得られるのに、
いっこうに習慣化しないとは、心理学的に不思議だ。

ちなみに、寒空(最高気温7℃)の下に干した洗濯物は、夕方になっても乾かなかった。
今の時期は、温度の高い室内に干した方が乾燥しやすい(空気中に含みうる水蒸気量が多いため)。

事後、スマートウォッチを確認すると、部屋から一歩も出ないのに、目標歩数の8000歩を超えていた。
さらに、入浴後の体重計に乗ると、昨日よりも減っていた(これは昼食を摂らなかったためでもある)。
大掃除って、部屋がきれいになって、いい運動になることがわかった。
こんないいことなのに、いっこうに習慣化しないとは…

後になって判明した事:エアコンのファイルターとそれに接しているエアコン側を掃除したら、温風の量が格段に増え、消費電力も減り、暖房効率が格段に上がったので、設定温度を下げた(さらに消費電力も減った)。かくも掃除はすべきである。


愛車の車検

2020年11月26日 | 生活

わが愛車(FIAT500S)の二度目の車検を迎えた(ディーラー車検)。
2年前の前回の記事を見ると20万かかっていた。
今回も同じ。

いちおう外車(イタ車)なので、ディーラーでないと部品調達に不安があるし、名古屋宅からごく近い場所にあって、代車も用意してくれるので便利ということもある。

毎年に置換えると10万/年の出費となる。
考えてみれば、通勤だけなら車がなくても可能で、主に使うのは月1程度のレジャー用途だ。
そのための維持費(さらに駐車場代と保険料)を考えると、つくづく車って贅沢品だと思う。

ちなみにここで車検を受けると、タイヤやガラス・ボディの補償がつく。
実際先月、タイヤがパンクしたが、タイヤ交換が無料ですんだ。
それを考慮に入れると、もう少しコストが下がるか。

もっとも日頃は慎ましく生きているので(名古屋宅は賃貸ワンルーム、自炊で昼食抜き、雑貨は100円ショップ、服はユニクロ、本は研究費から)、車が唯一のささやかな贅沢ともいえる。


予約抽選制の国会図書館

2020年11月17日 | 生活

コロナ禍の緊急警戒宣言中は閉館していた国立国会図書館(千代田区永田町)だが、今は予約・抽選制で開館している。

1度目は抽選に漏れたが、2度目で予約が取れたので、久々(もしかしたら今年最初)に足を運んだ。

入口は旧館のみで、まず手指消毒が求められ、次いで赤外線カメラの前に立って体温を測定される。
OKがでると、次に入館手続として利用カードを提示する。
予約当選者として認められるとやっと入館が許される。

ここから先は、いつも通り、ロッカーに荷物を入れ、携帯品は透明の袋に入れて、警備員の前を通り過ぎて、入口ゲートに利用カードをかざすと、ゆっくりゲートが開く。

旧館は、ノーパソ持参の作業がしにくいので、新館まで行き、ほとんどガラガラの閲覧室(一人置きのスペース)に荷物をおく。
所蔵図書の閲覧手続きなど、通常業務はいつも通り。
旧館3階の喫茶室も平常通り開館しているが、6階の食堂は閉鎖。
ただし数種類の弁当が売られていた。
私には、普通の弁当は多すぎるので、売店で小振りなのり巻きセットを買って、ガラガラの食堂で食べる。
食堂のテーブルはアクリルガラスで覆われ、一人置きの椅子になっている。

閲覧室では一人当りのスペースが広くとれるので、落ち着いて作業できた。

夕方4時になったので、出口に向うと、入口に行列ができていた(スペースをあけるので長くなる)。平日16時以降は、予約無しでも利用できるのだ。

国会図書館との往復だけでもいい歩行運動になるので、また予約したい。


万年筆を買う

2020年08月23日 | 生活

夏の間に、ある人に手紙を書く予定でいる。
もちろん手書きのつもりだが、普通にボールペンで書こうと思っていた。
というのも、筆記具はボールペンとシャーペンしか持っていないから。
日常の執筆活動(論文、書類)は全てキー入力で、手帳代わりにタブレット愛用なので、メモすら筆記具を使わない。
そしてコミュニケーションもほとんどメールとなっている。

ところが、半沢直樹のドラマを見ていたら、手紙は万年筆で書いたほうがいいような気がしてきた。
ボールペンの字よりも相手にとって丁寧に映ることもあるが(実際それで相手に気持ちが伝わった)、書き手にとっても文字を丁寧に書く楽しさがあると思う。
それに”万年”もつのだから、気に入った物を1本持っていても悪くない。

そういえば万年筆って、中学校に入ると、腕時計とともに揃えたもので、いつも学ランの胸ポケットに差していた。
半沢のドラマでは、森山(賀来賢人)が中学の友人(瀬名:尾上松也)にもらった万年筆を社会人になっても使っているが、私は半世紀前に母に買ってもらったモンブランの万年筆が無くなってから幾久しい(万年もたなかった)。
大学生の頃にはもうボールペン中心になっていた。

もともと悪筆で、字を書くのが嫌いだった(中学校で一番嫌いな授業は「習字」)。
その悪筆を自分では左利きのせいにしていたが、筆跡は性格が反映されるので、利き手よりも性格の問題だろう。
字を書いていると、つい数文字分先の字を書いてしまう。
1文字づつ丁寧に書いていられないのだ。
頭の回転が速いというより、 ADHD傾向なためだ。

でもあまりに字を書かない生活を送ると、たまにはじっくり字を書いてもいいかなと思えてくる。
その折りの手紙と半沢だった。

そういうわけで、銀座の伊東屋に万年筆を買いに行った。
各メーカーのショーケースを見ると、値段は5桁が普通で、6桁に達するのもある。
さすが万年筆。
しかも、客が三々五々やってくる(半沢ドラマの影響ではあるまい)。
別に豪華に化粧したボディでなく、オーソドックスな黒いボディでいいのだが、かえって種類が多くて迷う。
その中でセーラーだけ左利き用があった。

昔使っていたモンブランはとても書き味が良かったが、左手で使ううちペン先が見た目にも歪んでしまった。
その思い出があったので、この左利き用(細字)にした(2万円)。
おまけにつけてくれるインクはブルーブラックにしようと思ったが、半沢ドラマで使われた万年筆が青インクだったことを思い出し、青にした(ここまで影響を受けるか)。
そういえば、どっちつかずのブルーブラックは好きではなかったのだ。

今の万年筆は、カートリッジだけでなく、インク吸入器(コンバーター)を使って、好きな色のインクを使える。
コンバーターは500円ほど。
そのインクの種類がとても多いことを知った。
時間をかけて気に入った色を見つけることにしよう。
そして手で字を書く楽しみを味わいたい。

後日譚
カートリッジを差し込んで、いざ使いはじめたら、インクがボトッと落ち、直径1cmほどのインクの山ができる。
これでは使えない。
カートリッジを確認すると、インクが染み出している。
翌朝、セーラーのサポートに電話をかけると、購入した伊東屋で直してもらった方が早いという(伊東屋には修理コーナーがあるから)。
さっそく伊東屋に行って、診てもらったら、なんとカートリッジを前後逆につけていた(カートリッジに薄く方向が記されていた)。
セーラー製は初めてなので…。
きちんと洗浄してインクを補充してもらった。
せっかくなので、コンバーターで使う「利休茶」のインクを買った(季節や気分によってインクの色を使い分けてみたい)。
帰宅して、数十年ぶりに万年筆で字を書く(書きやすい)。
漢字ばかり次々に書きたいので、般若心経を写経した。


健康を考えたカップ麺:追記2

2020年05月03日 | 生活

私にとっては不健康食の代名詞で長年遠ざけていたカップ麺が、最近見直すに値し、実際に食べるようになってきた。

具体的には、まずカロリーが300kcalを切る商品が増えたこと。
そして次の関門、塩分(食塩相当量)も4.0gを切るの商品も増えたこと。

もちろん、私が実際に購入するのは、カロリー・塩分ともに合格ラインなものに限る。
こういう商品は、若者が主なターゲットであるコンビニには置いてなく(高カロリー・高塩分のガッツリ系ばかり)、年齢層の高いスーパーで探す。

たとえば明星食品の「評判屋 わんたん塩ラーメン」は、ノンフライ麺を使ってカロリーを237kcalに抑え(200台前半に抑えているのは優秀)、塩分こそ4.0gと私基準では高いが、それでも従来品より塩分が25%カットされているという(塩分を減らしてダシを増やしたらしい)。
さすが技術力のある明星食品。
そして、その塩分摂取量を、さらに2つの方法で減らす工夫がされているのがいい。

一つは、「しおケアカップ」と名づけたカップ底面近くの段差部分で、そこより下のつゆを残せば、食塩相当量が2.3gですむと書いてある。
日本人の食塩相当量の目標値は1日6gなので、目標値の1食分相当だから大合格。
こういう工夫は、塩分コントロールをすべき全日本人にありがたい。

もう一つある。
これは大々的には謳っていないが、つゆがインスタント袋麺と同じく別袋になっており、食べる直前に入れるようになっている。
すなわち、スープの塩分濃度それ自体をユーザーがコントロールできる仕組みだ。
従来のカップ麺にできなかったのはこれだった。

というわけで、私は、粉末スープを全部入れず、2割ほど残した(袋麺の経験上、半分残しても大丈夫)。
カップ麺は、たいていそれだけでは栄養バランスが悪いので、今回はゆで卵1個と生ワカメとミックスベジタブル(冷凍)を入れた。
こういう具を入れると、スープに混じるので、スープを残しにくくなるのが痛しかゆし。
でも粉末スープの投入量を最初に減らしたので、スープを全部のんでも塩分は抑えられる。

値段も高くなく、ノンフライ麺だから生麺に近い食感(かんすいも使用)。
そもそも私は、「食べるならラーメンよりワンタンメン」(ワンタンだけだと物足りない)と日頃から思っているので、まずはその理由でこれを手に取った。

最後に注意しておくが、こういうノンフライ系のカップ麺は、湯を入れて待つのが3分ではなく、4分であること。
この1分の違いが大きいことは、早まって食べてしまってわかる。

追記:近所のマイバスケットに、もう1つ大合格を出したいカップ麺があった。
「金ちゃん ぶっかけ生うどん」である。
いわゆる大手でない、徳島のローカルな「金ちゃんヌードル」の会社(徳島製粉)なので、
東日本ではめったにお目にかかれないかもしれない(実際、周辺の他のマイバスケットでは置いてなかった)。
これは真に生うどん(小麦は国内産)なので、乾麺のカップうどんとは異なり、本物のコシが味わえる。
しかも生うどんなので、湯を入れて待つのは3分ではなく、2分
なんと上の「わんたん塩ラーメン」の半分の待ち時間。

さて肝心のカロリーは263kcal。
小麦以外に寒天を使っているからか。
揚げ玉がはいっていてこの値なので、それがなければ(私は不要論者)さらに下げることも可能。
そして塩分(食塩相当量)は2.2g。
こちらはつゆを残さなくてもこの値だ。
なので優秀さでは、こちらが上。
この値で済んだのは、なにより湯を捨ててつゆに麺を浸さない、ぶっかけ形式であるため。
それにかつおだしが効いているためだ。

このカップうどん、値段も安く99円(税抜き)で売っている。
具は貧困なので、自宅で追加すればよい。
湯を捨てた後、冷水を入れて切れば、”冷やし”にもできる。

さらに追記2:金ちゃん生うどんに「焼きうどん」バージョンもあった。
こちらはマイバスケットではなく、100円ショップのCan★Doで発見。
確かに生うどんの湯を捨てるのだから、焼きうどんが生まれるのは自然の条理。

しかもカップ焼そば(UFO)のように”かやく”(乾燥野菜)がついてくる分(揚げ玉のふりかけは常備)、栄養バランス的にもお得。

肝心のカロリーは291kclなのでギリ合格。
そして塩分(食塩相当量)は1.6gとさらに下っている!
4g以上が当たり前のカップ麺の世界で、この値はすごい。

蒸らし時間は同じ2分で、100円(1円高い)なのだから、時計にも財布にもやさしい。

惜しむらくは、甘目のソースが、「焼きうどんは醤油派」の私にとっては、うれしくなかった。
私にとって不要な揚げ玉と糖類を減らしてくれれば、さらにカロリーを下げられるぞ。
その分、かやくを増やしてくれると尚嬉しい。


あなたにも確定申告を勧める理由

2020年03月04日 | 生活

確定申告の期限が今年は1ヶ月延びたものの、事業者が同時に作成する事業税の申告が延長されないので、旧期限内に作成し提出してきた。

私は一応、個人事業者として申告しているが、普通の給与所得者にとっても確定申告すると税が還付されることがあるので、他人事と思わない方がいい。

"還付"ときいてもピンと来ないかもしれないが、要は(数万円の)”お金をもらえる”ということ。

給与所得者に対して国は、皆さんの給与から源泉徴収という名の税金の”天引き”をして、請求があったら還付するというスタンスなので、あえて請求しないと、余分に税が取られた状態を放置したことになる。
国民は、納税が義務だが、余分に納税する必要はない。
確定申告するということは、もらえるお金(実は払いすぎた納税額)をもらう手続をするということだ。

では還付の可能性を考えてみよう。
まずは、医療費。
私のように持病もち(高血圧と眼圧が高め)で定期的に通院して毎日の薬を処方されていると、3割負担であっても年で数万円になる(ほかにドラッグストアで買う医薬品や通院の交通費も入る)。
そして、高齢の親を扶養しているなら(ここでまず扶養控除が発生)、
親の医療費(後期高齢者なら1割負担だが)も合算できる。
普通、高齢になるほど医療費がかかり、母は私の倍以上の医療費を支払っている。
そうすると、毎年、医療費控除のボーダーラインである10万円を超える。
10万円を超えた額がそのまま控除額(収入から差し引かれる)になる。

さらに個人で入っている生命保険の控除、あるいは寄付をしている場合の寄付金控除もある。
「金持ちは税金対策のために寄付をする」ということを聞いたことがあるだろう。
金持ちでなくても、誰でも寄付をすれば、もらった側は喜んでくれるし、こちらも節税になるのだから、win・winだ。
この制度を利用して、災害被災地や世界中の貧しい子供たちに皆がどんどん寄付をすればいいと思っている。

昔は、確定申告は、自分で計算して書類に記入したので、慣れない人には敷居が高かったが(普通の事業者は、税理士にお願いしていた。私も実際毎年3月はこれがストレスだった)、今は国税庁のサイトで入力すれば、自動で計算し、申告書を作成してくれる。
さらに、スマホで計算・提出できるようになったので、もっと敷居が低くなった(私はパソコンで作成し、印刷して提出)。
もっとも最初はいろいろ判断に困るだろうから、初回は税務署に行って税理士による無料の納税相談を受けるといい。
給与所得者の場合は複雑でないので、翌年以降は自分で判断できる。

税務署は税を天引きしてそのままなので、確定申告していないのに税務署側がご丁寧に個々人の納税額を計算して、還付金を返すための電話をかけてくることは、絶対にない。
だから確定申告をしている者は、振込め詐欺のこの手口に引っかからない。
税務署からわざわざ電話がかかって来る時は、たいてい足りない税金の催促だ。
だから確定申告をしている者は、税務署から電話がかかってくると、ドキッとする。