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今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

ワクチン接種について学生に聞いてみた

2021年06月17日 | 新型コロナウイルス

大学1年生のゼミは遠隔(オンライン)でやっている。
学生同士で話し合ってもらうために、話題としてワクチン接種について意見を出してもらうことにした。
私が直接学生に尋ねるのではなく、私が関与しないネット会議室で話し合ってもらい、その結果を報告してもらう形。
学生は12人なので、会議室を3つ作り、それぞれ4名ずつ割当てた。

その結果、1つの会議室では、接種の賛否が拮抗していたが、他の2つでは接種したくない意見が優勢だった。

その理由として、副反応への危惧が最も多く、有効性への疑問、筋肉注射が痛そうというものあった。

実際若者たちは感染しても重症化しにくいので、いわゆる”インフルエンザ”程度の危機感に近い。
一方、ワクチンの副反応は、女性しかも若年層ほど強いといわれている。
なので、女子学生にとってワクチン接種のインセンティブが低くなるのもうなづける。

接種に賛成という意見も、積極的賛成というのではなく、社会的圧力として受けざるをえないというものだった。

ただ、ワクチンの筋肉注射そのものはちっとも痛くないことは経験者として伝えた。
副反応もある程度発生した方が効果がある証拠だし、多くは1−2日の筋肉痛程度だ。
それに、集団免疫効果の意義もあることも伝えた。
もちろん、ワクチン接種自体は、もともと任意であり、学生個人の判断にまかせるべきなので、上の内容を伝えたものの、学生の意見に理解を示すに留めた。

私自身も、毎年インフルエンザワクチンの接種はスルーしてきた。
余分な注射はしたくない、という理由がベースで、
たかがインフルエンザなのでこわくなかったし、実際、罹患こともなかった。
昨年の正月までは。


ワクチン接種してきた(2回目)

2021年06月07日 | 新型コロナウイルス

1回目のワクチン接種から三週間後の本日、同じ場所(順天堂大学病院)・時間に2回目のワクチン接種をしてきた。

私も接種側も慣れたもので、手続は同じながら一回目よりスムースに進む。
なので予約時間前に接種が終った。

接種自体が「あれ、こんなもん?」というあっけなさ。

接種会場にたくさんいるスタッフは皆20代前半なので医大生たちだろう。
彼らの応対がすこぶる丁寧で、こちらは客でもなく無料でワクチンを受けさせてもらっている側だから、かえって恐縮してしまう。

接種後の注意点で前回と違ったのは、入浴はOKだが、シャワーか軽めにして長湯はしないでほしいとのこと。

これは激しい運動はダメなのと同じ理由で、疲労すると免疫能が落ちるためだ。

あと、なにかあったら24時間態勢で応対してくれる連絡先を教えてくれた。

接種後15分待って開放された。

持参した接種券はなくなり、代わりに「予防接種済証(臨時)」がシール二枚分埋った。
できたらこれを首からぶら下げて歩きたい。

昼前なので、前回と同じ末広町に向ってゆっくり歩く(運動を抑えるため)。

一段落した打上げにと、末広町の中華屋で、ランチセットの五目焼そばを食べた。
その店、ランチ自体はいいのだが、喫煙者のたまり場になっていて、あちこちからの副流煙に辟易した。
近隣の喫煙サラリーマンたちにとっては、唯一のんびりタバコを吸える空間なのだろう…
その意味ではこちらが場違い。
かように中華屋には、喫煙OKで、しかも分煙していない所がよくある。
次に入る店は入口で要確認(あるいは昼時を避ける)。

これまた前回と同じく御徒町まで歩いて、帰宅した。
このあとは、自宅でゆっくりする。
なにしろ明日の午後は会議が連続し、そのうち2つは自分が議長。
2回目の方が重いという副反応が出ないよう、リラックスして体調を整えなくては(今のところ自覚症状はない)。

ちなみに体内で充分な抗体ができるのは、2回目の接種後7日以降だという。
しかも酒を常用しているとその数が若干少ないとか。

追記:18時をまわった時点で接種痕付近が”筋肉痛”的になってきた。この副反応は1回目より早い。


ワクチン接種の予約を取るには

2021年05月24日 | 新型コロナウイルス

東京と大阪で大規模接種が始まったが、まだ年齢制限があり、しかも予約が必要な状況。

その予約が取れないという人がいる。

私も母も、ワクチン予約日の開始時間にネットにアクセスして、もちろん混雑に直面したが、ともに20分以内に予約が取れた(すでに1回目の接種済み)。

母の周囲では、同じ区でありながら、なかなか予約が取れなかった人がいた。
マスコミに出てくるのは「100回電話しても繋がらない」などの話。

繋がらないとすぐかけ直すようなやり方をしていたら、それは自分で損をしている。

電話もネットも、接続をやり直すたびに、待ち行列の最後尾に並び直していることになるから。
これでいくら待っても繋がらない。

接続回数ではなく、接続時間を増やさなくては。

スーパーのレジの行列でやっているように、行列に頻繁に並び直さず、行列についたら、自分の番がくるまで待ち続けること。

電話なら、「しばらくお待ちください」のメッセージのまま、ずっと電話を待っていること(受話器を持ち続けずに、スピーカをオンにしておく)。
ネットなら、接続中で、画面がほとんど停止した状態で、待っていること。

「もう一度おかけ直し下さい」とか「接続エラー」が出たら、やり直すしかない。


ワクチン接種してきた(1回目)

2021年05月17日 | 新型コロナウイルス

本日、予約通り、1回目のワクチン接種を受けてきた。

もともと東京都文京区による4月30日9時の予約受付開始時に合せてネット予約をしたもので、希望日も希望場所もこちらの希望ではなく、限られた選択肢から選んだもの。
日も場所も第1希望ではなかったが、どうせなら早く接種したかったので、贅沢いわないことにした。
ちなみに、5月14日の第2回予約受付だと、予約が取れたのは6月以降だったらしい。

私が選んだ接種会場は、順天堂大学病院。
同じ区内ながら自宅から遠いが、都バスで行ける。
「順天堂大学病院前」で降りて、会場となる7号棟に向う(途中に案内の人が立っている)。
考えてみれば、この病院に入るのは初めて。
区内には大学病院だけで、東大、医科歯科大、日医大と合わせて4つあるが、順天堂だけ縁がなかった(順天堂に隣接する医科歯科大には幼い頃から縁があった)。
会場に入ると、臨時の待合室になっていて、すでに接種に来た人で埋っている(私はこの中では最年少)。
さに奥の順天堂大学の歴史が説明されている展示室に案内され、そこの椅子に座る。
暇にまかせてその歴史を読むと、この順天堂こそ、日本最初(天保年間)の西洋医学(蘭医学)の病院ということだ。
日本一由緒のある病院で最新のワクチンを接種できるのだからありがたい。

15分ごとに区切られた予約時間の11時30分の私のグループが呼ばれたので、案内された方向に進むと、まず赤外線体温計で腕を検温され、受付に向う。
受付で、あらかじめ配布されていた接種券と、本人を証明するための運転免許証を提示し、予約した本人であることが確認される。
そこで問診表と体温計が渡され、次の待合空間に移動して、そこに腰掛けて脇に体温計を挟みながら問診表を記入する。
「心臓病(中略)などの慢性疾患にかかっているか」という質問では、「その他」に印をつけて「高血圧」と記入した。
また、「主治医に接種を受けてよいといわれたか」という項目は「いいえ」と回答。
相談をしていないからだが、高血圧の基礎疾患があるからこそ早く接種すべきなわけだから、主治医がダメというわけはない。
そして35℃台だった体温を記入し、「接種希望」に印をつけ、署名した。
それを係員に見せると、何も問題はないようで、接種を待つ席に移動する。

ほどなく呼ばれて、カーテンで仕切られたブースに入る。
すると医者の前に座らされて、直接問診を受ける(接種直前の最終確認)。
血液さらさらになる薬を飲んでいないか確認されたので(問診表にもあった)、飲んでいないと答えた(本当は朝飲んできたこの薬は、ワクチンとの相性の問題ではなく、注射という侵襲的処置そのものとの相性の問題だ。あえて今朝その薬を飲んできたのは、血栓という恐ろしい副反応を防ぐため)。

ここをパスして、次のブースで、いよいよファイザー社製のワクチンが入った注射をうける。
看護師が二人いて、一人が私を椅子に座らせて、腕を捲くらせ、アルコール消毒をする。
もちろん、アルコール大丈夫ですかと確認され(「大好きです」とは答えなかった)、左右どちらの腕にするか尋ねられる。
実は、今朝、別件で近所のクリニックで採血をしてもらってきた。
左利きの私は、注射は右腕にしてもらうので、肘に採血跡の四角い絆創膏がついた右腕をめくった。

もう一人の看護師が、普通より細く長い針の注射を、私の右腕に深々と刺す(筋肉注射だから)。
その瞬間、チクッと軽い痛みが走ったが、注射中の違和感なら太い針での採血の方がまさる。
無事注射が終り、注射跡に四角い絆創膏を貼られたが、採血の時のように数分間押さえることもない。
内心、今朝飲んだ薬による出血を懸念したが、薬がまだ効いてないせいか、出血はまったくなし。

そして次の部屋に移ると、そこは最低15分座って、急性の副反応(アナフィラキシーなど)の様子をみる場。
背もたれの後ろにタイマーが設置された椅子に座っている間に、2回目の接種の予約を確定する。
基本は1回目の接種の3週間後の同時刻・同じ場所で、それでよければ自動的に決まる。
私はそれでOK。
その間、渡された説明書で、注射した腕の痛みとか、熱っぽさとかの副反応の説明を読むが、
こういう時は、そういう反応に過敏になるとかえって身体が応じてしまうので(ノシーボ効果)、あえて気にしないことにする。

15分たって、なにも異状がないので、退席OKということで、出口に向った。
出口の手前で、ご丁寧に次回の予約書類の確認を受け、無事接種会場を後にした。
しめて30分ほどだった。

以上、まことに無駄がなく、必要なことはきちんと確認される、見事な流れ作業であった(マンパワーを結構要す)。

外に出てもまったく問題なく、末広町まで歩いて、そこで昼食をとり(採血のため昨日の夕食以降なにも口に入れてなかった)、さらに御徒町まで歩いて買い物(今晩の寝酒とつまみ)を買って帰った。
帰宅して、2つの注射跡の絆創膏を見たが、どちらも出血の跡はなかった。

接種当日でも入浴は可だという。
普段通りの生活をして問題ないようだ(激しい運動は控えるようにとのこと)。

普通にしていると自覚症状はないが、右腕を大きく動かすと、注射跡付近に筋肉痛のような張りのある痛みを感じないこともない(腕を動かさないと感じない)。
これが唯一の副反応か。

ちなみに、ワクチンによって免疫ができるのは、2回目の接種後7日以降だという。
安心するのはまだ早い。

追記:入浴と夕食を済ませた21時現在、右腕の注射跡付近の張ったような痛みが結構明確になってきて、筋肉痛のような感じ。
接種直後は自覚症状は何もなかったものの、時間の経過につれてはっきりしてきた。
ただし苦痛というほどではなく、「こんなものか」とやり過ごせるレベル。
結果的にこの痛みは、翌日の夕方まで尾を引いた。


感染予防の優先順位:外出自体は危険でない

2021年05月09日 | 新型コロナウイルス

第4波がますます大きくなり、とうとう愛知県も緊急事態宣言下に入る。
といっても昨年の今頃のように、授業も会議も完全遠隔という措置にはならない模様(個別対応)。
東京と愛知を往復せざるをえない者にとって、この大波を乗りこなすサーフィンが強いられる。

それだからこそ、感染予防には人一倍気を使う。
コロナとつきあって1年以上たっている(変異株になっているが)。
そう、感染力が増しているからこそ、惰性ではなく、冷静に、感染予防の優先順位を”考えて”みる。
まず、全住民の外出を不可とする無思考策を最適解としない(経済以外に心身の健康面でもマイナス)。
政府や知事が”人流の抑制”を第一義とする理由は、無思考な一定数の人々が外出して、外出先で感染を拡げるからだ。また、同調して外出者それ自体を責める人々(含マスコミ)も無思考だ(外出先での行為が問題なのに)。かように無思考な人たちが一定数いるのは統計上仕方ない。

ただ最適性(best)を追究したいわれわれは、”全員一律”という全体主義的無思考※に委ねず、きちんと考えよう。
※:独裁者に決定を委ねた方が楽というメンタリティが、民主主義的手続でナチス政権を誕生させたという(E.フロム『自由からの逃走』)。

予防の基本は飛沫感染を防ぐこと。
接触感染の確率が、当初言われていたよりははるかに低いのは、ほとんどの人がマスクをして、さらに手指消毒をしているため、ウイルスが物や指につかないからである。

ただし、マスクをしていれば安心という態度は”安全”でない(安全≠安心)。

最重要なのは、換気(飛沫の無限大の希釈と蒸発の促進)。
けっこう密(近距離)になる公共交通機関がクラスターにならないのは、通常の室内空間よりも換気力が強いためだ。
室内の換気力は、空気清浄機のみ<窓の開放<外気の強制的交換(風を入れる)となる。
公共交通機関は走行中に換気するため、通常の室内より喚起力が強い。
もちろん一番強いのは、風程(空気の移動距離)が長い、すなわち完全希釈が実現する屋外(野外)。
山だと、自然に風があるので、ハイキング中はマスクは不要(人口密度が高い高尾山は例外か)。
逆に室内で空気清浄機だけに頼って換気している気になって安心してしまうのは問題。
空気清浄機を作動させる時は、必ず窓をあけること(花粉症者、黄砂がひどい地域を除く)。

換気を確保した上で、実現すべきなのが互いの距離をあけること(=希釈空間の確保)。
そして最後の砦がマスクだ(口鼻腔からの侵入防止。ただし完璧ではない)。
といってもマスクが”最後”となるのは、感染しない対策であって、
感染させない対策としては飛沫の放出を防ぐ”最初”の対策となる。

誰が感染者か分からない公共空間(屋内)では、互いに疑心暗鬼にならない(他者を不快にしない)ために、マスクを着用する(この配慮ができない人は外出すべきでない)。

ちなみに、マスクの材質では、一般向けでは不織布マスクが最適(best)だが、屋外ではウレタンマスクで充分(不織布マスク着用でのハイキングは酸欠になる)。
すなわち、充分な換気空間である野外(≠公共交通機関内)でのウレタンマスク着用者(無言でいる)に非難の目を向けるのは行き過ぎ。

以上から、公共交通機関(ないしはマイカー)を使って野外に遊びに行くこと自体は、感染上危険な行為ではない(外出そのものが危険なのは、原発事故など大気が放射線汚染している場合)。

もちろん外出先で不特定多数の人と密になって飲食することはダメに決まっている。
すなわち換気力の弱い(空気清浄機だけ?)室内での、不特定多数の人が出入りする空間での会食・高歌放吟・口角泡を飛ばしての会話は禁忌。
仲間との路上飲みも2密になってしまう。
これらと個人の外出行動そのものを同一視しない。

私がこのように政府や知事と異なった主張をするのは、国民=無思考者(バカな大衆)とみなさないからだ。
行動の選択(行動の自由)を前提にして、きちんとした予防対策を各人が考え、実行することが、成熟した民主主義社会だと思う。


ワクチン接種を予約した

2021年04月30日 | 新型コロナウイルス

30日の午前9時から、わが自宅のある東京都文京区でワクチン接種の予約受付が始まった。
その数日前に、区から自宅に案内が届いていた。

ただし当日は、名古屋宅にいる。
予約方法は電話とメールの2種類だが、電話はまず通じないだろうから、ネットのサイトを,サイトが推奨しているブラウザChromeで事前に開いておき、
8時59分に、ネット画面の「申込」スイッチを押した。
すると案の定接続に時間がかかり(なので1分前に入力した)、9時00分を過ぎても接続が進まない(すでに回線が輻輳しているわけだ)。
やがてエラー表示が出た(混雑からはじき出された)。
かまわず接続しなおし、これをしばらく繰り返す(はじき出された混雑に突進を繰り返す)。
ためしに電話をかけてみるが、当然通じず、「しばらくしてからおかけなおしください。」のメッセージ。

ネットのアクセス動員を増やすため、Safariも開いてそちらかもサイトにアクセス(マカーなもんで)。
結局15分以上ねばって、やっと繋がった(申込に入れた)のは、推奨されていない方のSafari(その後もChromeはダメ)。
画面で、入力指定される券番号(案内に記載)を、あらかじめパソコン画面に入れておいてコピペで入力し、パスワードを2回作らされ(これも事前に作っておいてコピペ)、やっと予約画面に達する。

しかし、案内から想定していた画面と異なり、予約日時と接種場所(病院)をこちらでは指定できず(指定欄があるのに)、20以上ある選択画面から選択しなくてはならず、しかも日時も場所も範囲が限定されている。
こちらが希望した日時も場所も選択肢外だったので、20以上ある画面から(1画面につき選択肢が20くらい)選びなおし、やっと予約ができた(すなわち希望する日ではなく、場所も遠い)。
以上、このような画面について文句を言いたいが、繋がってからは数分で予約ができたから、結果オーライとしよう。

私が予約で戸惑っている最中に母から電話が来て、自宅で在宅勤務している弟のパソコンで予約できたという。
300km離れた名古屋からより、同じ区内の方がスムーズに接続できたようだ。

今回は”高齢者”が対象だが、高齢者の大半は電話しか手段がないはずで、「しばらくしてからおかけなおしください」というメッセージを幾度も聞きながら、いつ繋がるかわからない発信を繰り返したことだろう。
高齢者が対象なのに、大半の高齢者には予約できない、こんな予約システムでいいのだろうか。
実際、名古屋では電話がつながらない高齢者たちが、区役所に押しかけたという(混雑=三密を引き起こした)。
まずは地域や日時を機械的に振り分け、それがダメな人だけ調整するわけにはいかないのか。
マイナンバーによる情報管理が機能していない日本では無理か。


4月第1週を終えて

2021年04月09日 | 新型コロナウイルス

4月2日の新入生オリエンテーション、3日の入学式、そして5日から新年度の授業が始まり、9日で第1週を終えた。
今年度は、入学式も例年の会場で挙行し、授業も対面(遠隔授業を希望する学生はいなかった)。
大教室では、一人置きに座らせるが、ゼミ室などでは従来通りの間隔。
もちろん、全員マスクで、窓を開け、サーキュレーターを作動。

1週目の授業を思い返すと、ゼミなどで互いにマスクをしているものの、従来の距離で学生と話してしまった。
これは反省点。

いつのまにかマスクの安全神話※に陥ってしまったのだ。
※:「〜をしてさえいれば大丈夫」と、思考停止状態になる。

改めて確認すると、感染防止の第1原則は、三密を避けることにある。
すなわち、互いに口から飛沫を飛ばさないのが最重要で、話す時は飛沫の飛ぶ距離から離れ、空気を流して飛沫の到達・停留を防ぐ。
これが主要措置で、マスクは二義的。
ウイルスはマスクを通過するから(医療用のN95マスクを除く)。
それなのに、マスクという可視的な存在につい安心してしまう(不織布なら安全と思ってしまう)。
…でもこれ、”マスク不要論”じゃないからね。

授業を終えて、帰京の途につく。
名古屋からの新幹線は、コロナ前の乗車率に戻っていた(大阪からのコロナ変異株が車内に持ち込まれているかも)
もちろん乗客は全員マスクだが、私も含めて飲食※をするので、その間はマスクを外す。
※:飲食時には、まず口元と手指をアルコール消毒。
ただ会話する声は聞こえない。

在来線も含めて、電車内でのクラスター発生が確認されないのは、乗客間で飛沫を出す行為がされないのが第1の理由で(ここが飲食店と異なる)、互いの距離は近いが、空気の出入りが多いことも貢献していよう
授業中の教室よりも安全だ。


緊急事態宣言下に温泉旅行

2021年01月17日 | 新型コロナウイルス

1月中旬のいろいろな業務を終えて、リフレッシュのために定宿の温泉ホテルに泊る。

出発地の愛知県も宿のある岐阜県もともに緊急事態宣言下だが、車での一人旅なので、問題はない。
空間移動、ましてや一人で自家用車での移動で、部屋もシングルルームなので、他者と空間を共有する職場よりもはるかに安全(もちろん室外ではマスク)。

1年も付き合っているのだ、感染のリスクは常識で判断でき、一人での行動力があればそれを防げる。

実際、昨年4月の緊急事態宣言下にも、同じパターンの旅行をした。

食事は、一日目は、あえて素泊りにし、併設のスバ施設のレストランで大振りのエビフライ定食を食べる。
夕食時なのだがレストランも空いていて、しかも一人用のカウンター席なので安全。

素泊りにした一番の理由は、旅館の夕食って一般的に量(品数)が不健康なほど多すぎ、自分には食堂の定食レベルで充分のため(それでもご飯が多すぎ)。
そして、豪勢な朝食はもっと不要で、しかも朝は目覚ましで起こされて食べるよりもゆっくり寝ていたい。
なにしろ、私の日常の朝食は味噌汁か「スープはるさめ」(100kcal未満)で充分なのだ。

この宿には幸い”小食会席”プランがあるため、定食続きというのも寂しいので、二日目はそれにする。

かくしてシングルルームだと食事代の方が高くつくため、結果的に宿代が浮く。
こうケチりながらも、こんな時期にあえて泊って定宿の営業には貢献したいのだ。

温泉には日に4度(朝、午後、夕食前、就寝前)入り、あとは部屋で持参したノーパソを使って授業レポートの採点作業をする。
リフレッシュが主目的だが、仕事もこなせる。


緊急警戒宣言下の東京に帰る

2021年01月09日 | 新型コロナウイルス

一都三県に(実効性のない名ばかりの)”緊急警戒宣言”が発令された翌日、老母がもう片方の膝の手術を受けた。
術後の母を見舞うため、あえて”緊急警戒宣言”下の東京行きの新幹線に乗った。
自由席の車内では、2人用座席が1人づつ埋って、3人用座席はほぼ0という感じで、1両に数人しかいなかった4月頃ほどではないが、先月よりは確実に空いている。

ところが東京に着いて山の手線に乗り換えると、ロングシートの座席は全部埋り、立っている人がけっこういる平常に近い混雑(名古屋の地下鉄も同じだった)。
なるほど実効性の無さが如実。

たしかに”密”状態だが、全員マスクで沈黙し、咳き込む人もいないので、心配はしない(車内の換気もされている)。
季節柄、手袋をしているので、接触感染も回避できる。
もちろん帰宅したらすぐに、不織布マスクをゴミ箱に入れ、入念に手洗い。

かように各人が冷静に対処すれば、公共交通機関の利用や屋外での歩行については恐れる必要はない(不要不急の外出は控えるべきだが、「怖くて一歩も外に出られない」というのは思考停止)
特に新幹線は、山の手線や名古屋の地下鉄にくらべて、密度的にも客同士の向きの面でもリスクが低い(もちろん換気されている)。

その一方で、東京の飲食店の時短の取材で、夜の予約がキャンセルになった例が紹介されていたが、
いまだに飲み屋で予約して飲み会をやるつもり人がいることに驚いた。
行動パターンをどうしても変えられない人というのが、一定数いるようで、なるほど感染者が減らないわけだ(ただしホームパーティに変更してもダメよ)。
「首相がやってんだから、いいだろ」とうそぶく人がいたが、自分の身を守る判断ができないとは情けない。

追記:1月10日「イギリスから変異株を持ち込んだ帰国者、10人と会食」って、あきれる。


会食がやめられない人

2020年12月25日 | 新型コロナウイルス

感染者がいっこうに減らないのは、それなりに理由があるはず。

以下、人を性格で分類したがる心理学者の悪癖として軽く読み流してほしいが、

この期に及んで、あえて会食をして感染する人って、そうせざるをえない行動癖があるためかもしれない。

一人で食事をすること(”孤食”)を異常に寂しい行為だと思う人がいるようで、たとえばかつての職場で、昼食の時、一緒に外食に行く相手をずっと捜し回る人がいた。

私は、昼時くらい、一人になって食事をしたいと思う方なので、社員食堂などでも平気で一人で食べていた。

簡単に言えば、常に他者を求めるのは外向性、ソロ活動が好きなのは内向性。
この向性というパターンは、性格分類基準の一番基本となるもので、ユングが提唱して以来、様々な性格スケールに取り入れられ、最新のBig5にも入っている。

そういうわけで内向的な自分にとっては、感染リスクを厭わず会食する人を、自分とは対極側の人と理解する。
いいかえれば、性格傾向にもとずく行動であるため、こちらの価値観で断罪することはしない。
このタイプの人たちは、楽しい会食ができないことは、人生の楽しみを奪われたに等しい、つらいことなのだ。

ちなみに私は、大学では学生と距離をあけて対面授業をし(もちろん互いにマスク)、一人で新幹線で東京-名古屋を往復し、東京では買物や散歩ついでに一人で外食をする(外食そのものは全く怖くない)。
密になる相手もおらず、マスクを外しての会話は一切しないので、感染リスクが低いと判断できるから。

そういえば、どこかで聞いた事がある。
社会性に乏しい内向的な人が常に一定数いるのは、そういう人たちはこういう危機(集団感染)状況に強いからだという。


感染予防の行動パターン

2020年12月12日 | 新型コロナウイルス

新型コロナウイルスがいままでになく市中に拡がっている第三波の中にあって、
一年弱もつきあってきたおかげで、どう感染を防ぐかは、およそ見当がついているはず。

それでも感染者が減らないのは、その行動をしない人たちが一定数いるからだ。

日常的に対面授業と名古屋−東京の(感染地の)新幹線往復をやっている身なので、あるていど自信を持って自分の感染予防行動パターンを述べてみる。

まず、公共交通機関での移動そのものは、ちっとも怖くない。
全員マスクをして、おしゃべりをせず、しかも車内はしっかりした換気ができているからだ(特に換気量は自宅にいるよりも大)。

新幹線内では飲食もする(空いているので一人掛け状態)。
その際、除菌シートでまず口元を拭き、次に両手、特に食べ物を持つ指先を拭く。
ついでに、手が触れる座席まわりを拭く。
そして、マスクを顎にずらして飲食をする。

 GOTOトラベル自体は感染拡大の”原因”ではない、という見解はデータ的にも正しい。
もっとも、あえて今、旅行を”推進”する必要はまったくないので、GOTOは中断した方がいい。
宿もきちんと対策しているから、あえて行きたい人は通常料金で行けばいい。

学生との対面は、互いにマスクをした状態で、窓を開けている教室内で1m以上空けて話す。
マスクをして繁華街に行って買い物も普通にやるし、一人で外食だってする。
人と会う時は、使い捨ての不織布マスクをし、買い物だけなら、洗える布マスクにする。

一方、絶対しないのは、会食・飲み会。
特に不特定の人が出入りする空間での会食、すなわち他者と卓を挟んでの会話と飲食は、今年の2月以来やっていない。
もちろん、職場の忘年会も、毎年11月にやる高校の同窓会も中止。
親しい知人との定例の飲み会も中止。
飲み会をしなければ、その後のカラオケにも行かないですむ。
いずれも、病院以外のクラスター発生地なので、足を踏み入れない。

外を歩いている時は、マスクをずらして、鼻呼吸を楽にする(雑踏の中でない限り、マスクは不要)。
帰宅したら真っ先に、丁寧な手洗い。
当然、外出着から室内着に着替える。

まぁ、常にソロ活動だから、以上の行動パターンを楽々堅持できるわけだ。
寂しくなんか…。


以前に戻った新幹線

2020年12月08日 | 新型コロナウイルス

膝の術後入院をしている母を見舞うため、毎週末帰京している。
名古屋と東京の往復を毎週繰り返していると、乗るたびに新幹線の乗客がどんどん少なくなっていくのが実感される。

言い換えると、私自身は、感染者が多い地域の往復という、感染リスクを背負った行動をしているわけだ。

ただ、電車内からクラスターが発生しないのは、皆マスクで沈黙をして、換気もそれなりにされているからだろう。

新幹線はガラガラだから安心だが、母の病院に行くために乗った都内のJR在来線は通勤・通学客でラッシュ、すなわち三密状態だった(もっとも全員マスクで沈黙)。

職場の大学では、会議・授業ともに、威勢よく喋らなくてはならない。
もちろん互いの距離を開けて、窓も開けて換気をしている。
不敷布マスクだとやはり音がこもる。

このように、東京や名古屋にいても、3密を避けて、マスクをして、手指消毒もすれば、感染を防げると思う。

もっとも、一番安全なのは、面会客を制限している入院中の母だ。

 


油断の戒め

2020年07月17日 | 新型コロナウイルス

新型コロナウイルスの感染の再拡大が進行している(無症状者が多いようだが)。

一言でいえば、油断の結果だ。

東京宅では、近所のスポーツジムや保育園での感染が見つかり、そのジムに行き来していた5歳の我が姪も、危うく”濃厚接触者”になるところだった。
このような身近での感染騒ぎは春にはなかったので、むしろ今の方が危機感を覚える。

東京宅の老母は、春以来外出を控えているため、持病の膝痛が悪化しているが、悪天候が続いていることもあって、外への歩行訓練もままならない。

勤務先の大学では、教員の希望に応じて一部対面授業が再開となった(ただし通学を強制しない)。
自分の担当授業も少人数のゼミなら、対面にしょうかとも思ったが、学生の通学と学生同士の授業外の接触を制御できないこともあり、遠隔を続けることにした。
愛知でも再び感染者が出たので、今では、それでよかったと思っている。

国や自治体の対策は、混迷しているが、防疫と経済とのバランスの難しさゆえ、試行錯誤的になるのは仕方ない(野党は「一貫性の無さ」を批判しているが、流動的な事態においては一貫性を貫くことに固執すべきでない)。

むしろ、個人個人が、油断することなく、3密を避け、マスクをして手洗いを励行し、特に大人数での飲食(マスクを外して近距離で会話する)をしないことを続けるしかない。

それを実行できる個人や家族レベルの旅行なら、してもかまわないと思う(自分も実行)。

私も東京と愛知を毎週往復している。
新幹線車内も在来線も駅構内も、みんなマスクをしているし、車内でしゃべる人もいない。

こうやって自分なりに、感染防止と消費活動の両立を図っていくつもりだ。


アベノマスクがそれぞれに届く

2020年06月10日 | 新型コロナウイルス

東京の実家には5月下旬にアベノマスクが届いた。
1住所に1組2枚なので、2世帯7人のわが家に2枚配布された。
幸い、欲しがる人がいなかったので取り合いにはならず、高校生の甥が6月から始まった学校に、敢てつけていった。

そして、先週末、10万円給付の通知が、世帯ごとに届いた。
振込まれるのはいつになるやら。

昨日、名古屋のアパートに帰ったら、なんと郵便受けにアベノマスクが入っていた。
1住所ながら集合住宅だと、部屋ごとに配られるらしい。
ここは単身者用なので、1人につき2枚となる。
マスクが暴落している今更、布製の小さいマスクなどもらってもうれしくない。
2ヶ所でもらって、自ら不公平を実感しただけ。
これからは暑くなるが、サイズが合いそうな人がいる実家に持ち帰るか。


緊急事態宣言期間の払戻し

2020年06月05日 | 新型コロナウイルス

帰京して、賑わいの戻ったアメ横界隈を歩きながら、バッグの中をまさぐっていたら、東京メトロの回数券が出てきた。
6枚残っていて、使用期限は5月17日。
アウトだ。

春休み中に、国会図書館に通うため、回数券を買っていたのだ。
ところが、緊急事態宣言で外出自粛、というより国会図書館が閉館。

それが5月いっぱいつづいていたので、こちらも使っていない回数券のことはすっかり失念していた。

期限の切れた切符ほど、持っていて無意味意なものはない。
しかもそれが未使用なら、持っているだけで嫌な気分になる。

悔しまぎれに破いて捨てようと思った。
が、なぜか気を取り直して、そのまま財布にしまった。

その時は、捨てない理由が浮かんだわけではないが、歩いているうちに、もしかしたら、払戻しできないだろうかと思ってきた。
ただ、通常の払戻しは、鉄道側のトラブルが原因の場合で、今回は曲がりなりにも、地下鉄は運行されていた。

総理大臣自ら国民に向って外出自粛の要請をしていたが、要請であって強制ではない。
う〜ん、弱いな。

でも、学校や会社も自宅待機になったのだから、乗車する理由がなくなった人たちがいるはず。
定期だったら、払戻しされておかしくない。

帰宅して、いちるの望みをいだいて、東京メトロのサイトを開いた。

すると、緊急事態宣言期間中の定期券のほかに、回数券も、払戻しの対象になっていた!

払戻し期間は、解除後1年間。

ただし手数料が、回数券でいうと1枚分強とられる。

それでもいくぶんが現金が戻ってくるだけでうれしい。

あの時、破り捨てないでよかった。