大学1年生のゼミは遠隔(オンライン)でやっている。
学生同士で話し合ってもらうために、話題としてワクチン接種について意見を出してもらうことにした。
私が直接学生に尋ねるのではなく、私が関与しないネット会議室で話し合ってもらい、その結果を報告してもらう形。
学生は12人なので、会議室を3つ作り、それぞれ4名ずつ割当てた。
その結果、1つの会議室では、接種の賛否が拮抗していたが、他の2つでは接種したくない意見が優勢だった。
その理由として、副反応への危惧が最も多く、有効性への疑問、筋肉注射が痛そうというものあった。
実際若者たちは感染しても重症化しにくいので、いわゆる”インフルエンザ”程度の危機感に近い。
一方、ワクチンの副反応は、女性しかも若年層ほど強いといわれている。
なので、女子学生にとってワクチン接種のインセンティブが低くなるのもうなづける。
接種に賛成という意見も、積極的賛成というのではなく、社会的圧力として受けざるをえないというものだった。
ただ、ワクチンの筋肉注射そのものはちっとも痛くないことは経験者として伝えた。
副反応もある程度発生した方が効果がある証拠だし、多くは1−2日の筋肉痛程度だ。
それに、集団免疫効果の意義もあることも伝えた。
もちろん、ワクチン接種自体は、もともと任意であり、学生個人の判断にまかせるべきなので、上の内容を伝えたものの、学生の意見に理解を示すに留めた。
私自身も、毎年インフルエンザワクチンの接種はスルーしてきた。
余分な注射はしたくない、という理由がベースで、
たかがインフルエンザなのでこわくなかったし、実際、罹患こともなかった。
昨年の正月までは。