博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

今週の『続・宮廷女官若曦』その6

2014年12月05日 | 中国近現代ドラマ
『続・宮廷女官若曦 輪廻の恋』(原題『歩歩驚情』)第28~32話まで見ました。

亡き娘心怡の夢だった個展を開くからと張暁を呼び出し、マスコミまで招待して衆人環視の中で「娘を殺したのはこいつです!」と断罪する孟亦男。しかしそこを殷正が「オレの彼女に何をする!」と庇い立て。そしてその様子を監禁中の康司瀚がテレビで見て「俺の彼女だったのにいつの間に……」と絶望。メシウマ展開はまだ終わっていなかったようです。しかし康司瀚が「あの愛は嘘だったのか」みたいなことをつぶやいてますが、自分だって二股しておきながら一体何言ってるんですかねえ…… しかし孟亦男は今回の黒幕が殷成貴であることをあっさりバラしちゃってるんですが(^^;)

そしてこの頃になってようやく康司瀚が誘拐されたことが判明し(今まで殷正派の重役汪鉄城が司瀚を見殺しにするため情報を隠していた)、何とか身代金をかき集めようとする康震天ですが、孟心怡の死以来ストップ安だった震天集団の株を買い占めた殷成貴が筆頭株主となり、会社の金を身代金に充てるのを阻止しようとした矢先に、密かに殷正がこれまでの違法行為を通報したことにより逮捕。彼は叔父になりかわって筆頭株主となる算段を付けていたのでした。

その頃、親友の死に傷心の張暁は甘粛の父親のもとに戻り、彼女の動向が気になる殷正がストーキング。しかしちょっとしたすれ違いからまた張暁は殷正を避けるように……

一方康司宇と汪鉄城が現地に赴いて誘拐犯と身代金交渉をすることになりますが、その頃、司瀚は誘拐犯たちから拷問の連続で死んだと見なされて土中に埋められたところを殷正への憎しみから復活し、若蘭そっくりの馬伊諾に介抱されることに。ここで馬伊諾の正体が整形した藍蘭であったことが明かされますが、さすがにちょっと無理がありませんか?司瀚と心怡のブラッディーウェディングがバレンタインにあり、張暁との香港ディズニーランドデートがクリスマス、藍蘭の失踪がその少し前(たぶん秋頃)だから、失踪してから司瀚さんと出会うまでの間がせいぜい半年ぐらいでしょう。

藍蘭失踪→大火傷の療養&(たぶん妙峰山の寺廟で)仏門に帰依→蘭州で整形&犯罪グループと出会って食堂を開店→司瀚が蘭州に到来して彼女と出会う、ここまでが半年前後の出来事というのはちょっと詰め込みすぎですね。

そして汪鉄城らに妨害されながらも、司宇は張暁・張沢江父子の協力を得て兄の身柄を保護。しかし現地からの連絡が通じないのを良いことに、北京に戻った汪鉄城が康震天に司瀚は死んだと適当なことを吹き込み、それを信じた康震天は記者会見で涙ながらに司瀚の誘拐と死を公表。そして心労から脳出血で卒倒した康震天から筆頭株主殷正が会長の座を奪取。この件から、なぜ中国では政治家とか有名人の死亡説がしょっちゅう流れるのかというメカニズムがわかったような気がしました。政治家とか有名人の周囲には汪鉄城みたいなのがたくさんおるんですよ。たぶん。

そして救出された司瀚は張暁が殷正になびいたと逆恨み。二股野郎のくせに一体何を言ってるんですかね…… そして事の次第を知った彼は、殷正への復讐のため、敢えて生存情報を伏せて暗躍することにしますが……

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