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『三国機密之潜龍在淵』その3

2018年04月16日 | 中国歴史ドラマ
『三国機密之潜龍在淵』第10~15話まで見ました。

「もう皇帝なんかやめやめ」と司馬懿とともに許都を後にした劉平ですが、途中で謀反人として引き立てられる董承の一族を目にしてしまい、彼らを救うために皇帝の身分に戻ることを決意。司馬懿も「しょうがねーな」と許都に滞在して影ながら彼を見守ることに。

一方、兄・曹昂の仇討ちだとばかりに張繍の隙を突いて刺殺する曹丕でしたが、今際の際の張繍は「本当に曹昂を殺した者は誰か許攸に聞いてみろ」と気になるひとことを言い残します。

こうして皇帝生活に戻った劉平ですが、孔融の肝煎りで伏寿とともに野外で儀礼を執り行うことになりますが、そこへ董承の一味ということで敗死した(その実、弟子で思い人同士でもあったらしい唐瑛の手によって死んだ)王服(王子服)の兄・王越が乱入し、曹丕の首を切りつけます。思わず持ち前の医術で応急処置を施してしまい、満寵と孔融の弟子趙彦に不審視されてしまう劉平でしたが、お付きの宦官冷寿光から養生術を教わっていたということでその場を切り抜けます。冷寿光は名医華佗の弟子だったということですが……

王越襲撃のとばっちりがなぜか満寵に向かい、曹昂を死に追いやった張繍を許都に引き入れ、更に儀礼の場で曹丕を危険にさらしたということで卞夫人の怒りを買い、許都県令を停職されてしまうことにm9(^Д^)


その満寵の庇護者というか黒幕というかの郭嘉が登場。卞夫人と掛け合ってあっという間に満寵を復職させ、死んだことにされている楊平に不審を抱き始めます。


その郭嘉に拾われた美女任紅昌。キャプションには「任紅昌(貂蝉)」と表示されてましたが、今後呂布や董卓との絡みが回想シーンで出てきたりするのでしょうか?

そして冷寿光が実は郭嘉の弟弟子で、そのスパイとして劉平・伏寿の動向を報告していたことが発覚。郭嘉は実は華佗の一番弟子でしたが、その娘に乱暴して逃亡し、冷寿光ら残された兄弟弟子がとばっちりで華佗に去勢させられたという、まるでどこかの黄薬師のような酷い話があったとのことですが、内心伏寿に恩義を感じていることから(華佗のもとを追い出されて乞食同然の状態で放浪していたところ、少女時代の彼女から食べ物を恵んでもらったそうな)、劉平のことは報告していなかった模様。劉平はいっそ郭嘉を味方につけようと言い出しますが……

一方、郭嘉の方は配下の鄧展を司馬家のある温県へと派遣。鄧展は楊平や司馬家にゆかりのある人々から生前の楊平の似顔絵を収集していきます。これはごまかしきれないと悟った司馬朗&司馬懿兄弟は絶妙のコンビネーションで鄧展に重傷を負わせたうえ、彼の身柄は何者かが呼び寄せた袁紹軍に引き取られていきます。これで一件落着かと思いきや、満寵は劉平に進講中の郭嘉に揚平の似顔絵を入手できたと報告し…… 

今回司馬懿が父親の司馬防と司馬朗に楊平が献帝の身代わりとなっていることを告白したので、秘密を知る人がだいぶ増えたことになりますね……

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