長谷川修一『聖書考古学 ―遺跡が語る史実』(中公新書、2013年2月)
文字通り聖書の舞台となった古代イスラエルの考古学について解説した本ですが、特に第二章で考古学は何を明らかにする学問かということと、考古学と歴史学との関係をわかりやすく説明しており、良質な考古学の入門書ともなっています。(聖書については第一章にてざっくりと解説してます)
で、第七章に出て来る聖書学のミニマリストとマキシマリストというのは、中国の古史研究における疑古派と釈古派みたいなもんかなと思いつつ読んでいると、こんな一文が……「昨今、少なからぬ良心的な研究者たちは、骨董市場に出回ったものを購入したり、研究対象にしたりすることを控えている。」(223頁) その理屈でいくと、骨董市場から買い取られた戦国竹簡やら周代の青銅器を史料として使用している中国古史の研究者には良心が無いということになりますな(´・ω・`)
文字通り聖書の舞台となった古代イスラエルの考古学について解説した本ですが、特に第二章で考古学は何を明らかにする学問かということと、考古学と歴史学との関係をわかりやすく説明しており、良質な考古学の入門書ともなっています。(聖書については第一章にてざっくりと解説してます)
で、第七章に出て来る聖書学のミニマリストとマキシマリストというのは、中国の古史研究における疑古派と釈古派みたいなもんかなと思いつつ読んでいると、こんな一文が……「昨今、少なからぬ良心的な研究者たちは、骨董市場に出回ったものを購入したり、研究対象にしたりすることを控えている。」(223頁) その理屈でいくと、骨董市場から買い取られた戦国竹簡やら周代の青銅器を史料として使用している中国古史の研究者には良心が無いということになりますな(´・ω・`)
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