博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『武林外伝』その8

2009年07月17日 | 武侠ドラマ
『武林外伝』第53~60話まで見ました。

第53回 燕捕頭 極秘指令を研究開発し、包侍郎 罪を責められて譲らず
同福客桟に礼部侍郎の包大仁と六扇門の展堂(白展堂と区別するため、以下「展侍衛」と表記。)が到来。どうにも胡散臭いコンビということで引っ捕らえますが、どうやら本物のお役人らしいということで泡を食う一同。で、包大仁の礼部侍郎の官が東廠の曹公公から買ったものらしいということがわかり、再び強気になる一同。しかし包大仁は買官の罪をなかなか認めず……ということでこの話、続きます。

満を持して『包青天』ネタが登場(^^;) しかし祝無双は捕快になった途端に強気なキャラに変わりましたね。上司の燕小六に頭を抱えさせるほど融通が利かず短気な性格になってます。捕快の制服には人の性格を凶暴にさせる何かが隠されているんでしょうか……

第54回 苦刑犯 同福店より逃れんとし、黒衣人 連夜欽犯を救う
同福客桟から脱走を謀る包大仁ですが、莫小貝ら女子供を人質に取ろうとすれば逆にとっちめられ、泣き落としで佟湘玉に逃がしてもらえば外で蜂に刺されて店に戻って来ざるを得ずと、もがけばもがくほど酷い目に遭う包大仁。一方で祝無双は展侍衛に、包大仁は佟湘玉に好意を抱くようになりますが……

展侍衛の計略でおとりとして店から逃してもらっても、乞食の小米に捕まえられて戻ってくる包大仁。もうお前、じっとしてろよとツッコミたくなります(^^;)

第55回 佟掌柜 第十六夫人に身を落とし、包大仁 新婚初夜を過ごすを喜ぶ
包大仁から買官の物証を引き出すため、佟湘玉が彼の16番目(!)の夫人として嫁ぐふりをすることになりますが、白展堂は気が気ではない。一方で口封じのために曹公公の刺客が同福客桟に潜入し……

第56回 展侍衛 密かに刺客を放たんとし、祝無双 涙ながらに密偵と別れんとす
寸手のところで曹公公の刺客を捉えた一同。しかし展侍衛がその刺客を庇ったことから彼もまた曹公公の一味ではないかという疑惑が生じ、祝無双が彼の正体を探ることになりますが……

ということで4回に渡った包大仁と展侍衛篇がようやく終了。正直、こんなに引っ張るほど面白い話というわけでも無いんですよね(^^;)

【今回の名言】燕小六「小僧、ピノキオの話を聞いたことがないのか?」、祝無双「そう、ピカチュウでもなくピザハットでもなく、ビノキオよ!」
展侍衛の正体を知った時の2人の反応。またピザハットネタが…… そして彼の正体が真実だと知った時、無双の恋は終わってしまうのです。素直に佟掌柜の弟とくっついておれば良かったのにと思うのですが(^^;)

第57回 李大嘴 気が触れたふりをして卵を孵さんとし、佟掌柜 宴を設けて難問を聞き出さんとす
佟湘玉に休暇を請求してあっさり却下された李大嘴。それならばと気が触れたふりをして周囲を心配させ、休暇を貰おうとしますが、そこへ燕小六が乗り込んで来て、本当に気が触れたということで大嘴に首枷をはめてしまい……

後半で小六が李大嘴が本当に気が触れているかどうか謎々を出して判定しようとし、白展堂は事前に解答を聞き出して大嘴に暗記させますが、実はこの謎々、正解が多ければ多いほど気が触れていると判定される検査でありました!大嘴の運命やいかに!?ということで次回に続きます。

第58回 小師妹 七侠鎮に現れ、大師姐 心中の憤懣を隠す
首枷をはめられたまま燕小六に放置されてしまった李大嘴。店の一同は何とかして首枷を外そうとしますが…… 後半は佟湘玉の妹分の南宮残花が同福客桟に到来。彼女は極端なエコロジストになっており、肉食や飲酒、毛皮の着用を禁止させようとします。佟湘玉は何とか彼女の言うとおりにしようとしますが……

南宮残花がいちいち殺される動物の身の上を想像して語り、それを白展堂らがイヤそうな顔をして聞いているのが何とも言えません(^^;)

第59回 佟掌柜 魂があの世に飛ばんとし、眠れる美女 火の鳥に変身す
前回のラストで昏倒したまま目覚めない佟湘玉。実は南宮残花の災いから逃れるために植物人間になったふりをしているだけなのですが、白展堂は何とか彼女を目覚めさせようと、釘のように太い鍼を刺してみたり、食事をしなくてもいいように点穴をして本当に動けなくしてしまったりと色々手を尽くします。そして展堂の甘い言葉を聞きたいがためにそれに耐え続ける佟湘玉。彼女たちの未来はどっちだ!?(^^;)

第60回 李大嘴 他人の家で追い剥ぎをはたらき、佟湘玉 心を鬼にして意中の人を捨つ
前回「千年人参」を飲まされ、躁状態となってしまった佟湘玉。一同は彼女の命でエコ活動に邁進させられるハメに。それも「千年人参」の効き目が切れるまでと我慢していたところ、中毒状態になった佟湘玉は効き目が切れる頃に再び人参を服用してしまい……

【今回の名言】「小貝、あんたに日本名をつけてあげる。死心眼子!」
兄嫁の言う通りにエコ活動に励む莫小貝に郭芙蓉が放った言葉。4文字で最後に「子」をつければ日本人っぽい名前になるわけじゃありませんから!(^^;) ちなみに「死心眼子」は頑固者の意。

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