博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『倚天屠龍記』その6

2019年04月16日 | 武侠ドラマ
『倚天屠龍記』第29~34話まで見ました。

范遙は万安寺の仏塔に囚われた六大門派の面々の解放・救出に当たりますが、滅絶師太は明教の手によって助けられるのをよしとせず、死を選びます。そして死の前に周芷若を峨嵋派の第4代掌門に指名するとともに、終生張無忌とは一緒にならないことを誓わせ、更にある使命を託します。

一方、趙敏はかつて張無忌と取り交わした三つの約束をたてに、自分を氷火島に連れて行って謝遜の持つ屠龍刀をしばらく貸して欲しいと迫ります。周芷若は周芷若で、小姑ポジションの姉弟子丁敏君から掌門に使命された経緯に疑義が出されますが、そこへ久しぶりの金花婆婆&殷離が乱入し、滅絶師太と決着をつけようとしたところ、彼女が死んだと知らされ、その後継者となる周芷若を連れ去ります。

どうやら謝遜の行方を知っているようだということで張無忌と趙敏も正体を隠して金花婆婆一行に同行しますが、船で辿り着いたのは氷火島ではなく、金花婆婆の地盤の霊蛇島。あに図らんや、謝遜は旧知の金花婆婆に請われて霊蛇島に来ていたのでした。


ここで丐幇の長老として陳友諒が登場。歴史上の人物であり、物語後半のキーパーソンのひとりだと思うのですが、やっぱり配役とか造型が雑ですね……

金花婆婆がかつて明教の紫衫龍王であったこともここで明かされます。張無忌は謝遜と再会を果たしますが、前後して「聖火令」を持った明教ペルシア総教の使者たちが来襲。陽頂天の死去以来混乱が続く明教中土支部の清理門戸を図り、金花婆婆を教団の裏切り者として捕縛します。ペルシア総教の使者たちが教主の存在に等しい「聖火令」を差し出し、「明教の徒でありながらこの聖火令に従わぬと申すか!」と啖呵を切って、謝遜が「ワシは目が見えんから関係ない」と返すのがなかなかおかしいですw

そして小昭が張無忌らに実は自分が金花婆婆と亡き銀葉先生との間に産まれた娘であると告白し、母を救出するよう請うあたりで次回へ。

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