博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『雪山飛狐』その1

2007年07月04日 | 武侠ドラマ
というわけで上海新天地で買ってきた『雪山飛狐』を見始めてます。

監督は『PRIDE 小魚児与花無欠』でお馴染みの王晶(バリー・ウォン)ですが、作風はまるで別人のように変わってます(^^;) 

『PRIDE』では古龍の原作をいじり倒し、ギャグあり、金庸作品のパロディあり、おまけに相当制作費をつぎ込んでいるくせに小道具なんかを敢えてショボくするといった具合に好き放題やっていましたが、こちらはあくまでシリアスに話を展開させ、また原作のエピソードにオリジナルの設定を加えて話を補っている箇所もあり、非常に丁寧な作りになっています。

で、今回は全44話版のうち6話までを鑑賞。胡一刀と苗人鳳の決闘、胡一刀夫婦の死、そして苗人鳳と南蘭ととの結婚と別離までを扱っています。

ここまでは主人公の胡斐はまだ子役がチョロッと登場した程度で、父親の胡一刀と苗人鳳がメインキャラとなっています。胡一刀を演じるのは黄秋生(アンソニー・ウォン)ですが、この人が出て来るだけでコメディっぽい雰囲気が漂うのはなぜなんでしょうか(^^;) 『インファナル・アフェア』などで渋い印象の強い俳優さんのはずなんですが……

苗人鳳を演じるのは方中信(アレックス・フォン)で、こちらは朴訥な大侠という役柄にぴったりハマった配役です。しかしそれだけに、富貴な生活に慣れた妻・南蘭に振り回される姿が哀れであります。見ていて何だか泣けてきました(;´д⊂)

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