博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大漢風』第40話

2007年07月08日 | ドラマ『大漢風』
気がつけばあと残り10話というところまで来ているんですねえ。

今週は韓信が斉王となり、漢楚が和平を取り結ぶあたりを扱ってました。韓信の参謀の蒯通が「漢楚と天下を三分しろ」だの「漁夫の利を狙え」だのとしつこく韓信をけしかけてましたが、呉越演じるあの見るからに情けない韓信を目の前にして劉邦・項羽とともに天下を狙えとか言われても、絵空事か寝言にしか聞こえません(^^;) あの韓信のどこに惚れ込んだのか蒯通を問い質してみたいところです。別のシーンで項羽が韓信のことを「あの女のヒモになってた股くぐり野郎がっ!」と罵ってましたが、その程度の奴ですよ。

当の韓信はと言えば、最初は蒯通の進言に対して「私は大恩ある漢王を裏切れない」とか何とかしおらしいことを言ってたものの、斉王に任じられた後は舞い上がって調子に乗ってしまい、使者としてやってきた張良の「身を慎め」という忠告もあんまり耳に入っていない様子……

終盤では劉邦と項羽が講和を取りまとめ、項羽側に人質になっていた呂雉と劉太公も解放されることになりますが、その前に呂雉が項羽に会見したいと言い出したところで終わってしまいました。次回は久々に呂雉の活躍が拝めそうです(^^;)

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2 コメント

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斉王 (川魚)
2007-07-13 01:33:54
韓信が情けないんですか、
それはちょっと残念です~。
軍事天才で、世故に長けてない、という意味で、
韓信は源義経並のタマや思うんですけどね。
終わり方も似た者ですし。
まあ、わたしは、義経は嫌いなんですが。
横山史記では、韓信は男前でしたね。
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横山光輝の韓信 (さとうしん)
2007-07-13 21:41:33
>川魚さま
ドラマの方では韓信の不遇時代を長く描きすぎたきらいがありますね(^^;) 

横山光輝の漫画では実は『項羽と劉邦』と『史記』では韓信の顔が変わってまして、『項羽と劉邦』では細目で物静かな知恵者という印象だったのが、『史記』では男前になっていて驚いた記憶があります。
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