博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『葉問2 宗師伝奇』

2010年12月24日 | 映画
『葉問2 宗師伝奇』

ドニー・イェン(甄子丹)主演『葉問』の続編。前作のラストで故郷仏山から香港へと逃れた葉問一家。早速ビルの屋上で道場を開館するものの、なかなか入門希望者が現れずに生活が困窮したり、やっと弟子が入ってきたと思ったら、一番弟子の黄梁(黄暁明が演じてます。)が洪拳など他流派とトラブルを起こしたり、おまけに香港武術界のボス洪震南(お馴染みサモ・ハンが演じてます。)から「道場を開設したかったら毎月100元みかじめ料を払いな!」と言われてキッパリ断ったら、洪震南の門弟たちに嫌がらせされた挙げ句にブタ箱行きとなったりと、散々な目に……

前作では葉問がお金持ちで、きれいな奥さんやかわいい子供とともに洒落た洋館で暮らしているというツッコミ甲斐のある設定になっていましたが、「ドニーさん、調子に乗りすぎですよ!」とツッコまれたのか、葉問一家が貧乏生活をしている様子が若干挿入されております(^^;)

しかしそんな洪震南も次第に葉問を認めるようになり、ある日葉問とその門下生たちに中国人武術家とイギリス人ボクサーとの合同リングショーのチケットを手渡します。葉問たちがショーに行ってみると、洪震南がイギリス人のお偉いさんにいいようにあしらわれている姿が…… イギリス人にとってみれば、洪拳の大家洪震南すらザコにすぎなかったのであります(;´д⊂)

しかしその洪震南もボクサーのミスター・ツイスターが武術家たちを愚弄するのに絶えきれず、彼に勝負を挑むものの敗死。洪震南の葬儀で葉問は中国武術界の誇りを取り戻すべく、ミスター・ツイスターへの挑戦を決意するのであった!

……という筋ですが、前作に引き続いて中国人の民族としてのを誇り強調した内容に…… 香港在住のイギリス人が中国人をバカにして云々という展開はドラマの『李小龍伝奇』にもありましたが、当時ホントにそういう状況があちこちで見られたんでしょうか?
コメント (2)
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