博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大唐双龍伝』その3

2009年10月18日 | 武侠ドラマ
『大唐双龍伝』第13~18話まで見ました。

徐子陵を助けるために「神医」魯妙子のもとに駆け込む寇仲。実はこの魯妙子、かつて「邪王」石之軒の封印に関わり、邪帝舎利の行方を知る唯一の人物。で、徐子陵は何とか一命を取り留めたものの、そこへ婠婠の師「陰后」祝玉妍が襲撃。彼女は20年来「邪王」石之軒のことを想い続けており、石之軒・邪帝舎利双方の行方を追い求めていたのでありました。

壮絶な攻防戦の末に魯妙子は死亡。石之軒と邪帝舎利は蝙蝠洞という所に隠されていることが発覚し、正邪各派、おまけに李世民や宇文化及まで乗り出してくる騒ぎに。邪帝舎利は結局「陰后」祝玉妍の手に渡りますが、これが魯妙子の造った偽物であることが判明。邪王墓捜索は振り出しに戻ったのでありました。

寇仲と徐子陵はその後独孤閥の独孤策の魔の手から巨幇を救うため、女幇主の沈落雁とともに瓦崗寨の李密を頼ります。(結局寇仲・徐子陵も李密のことを義父と認めているらしい……)瓦崗寨二当家の李密は独孤閥との戦いに乗り気ですが、大当家の翟譲は寇仲・徐子陵と沈落雁を騙し討ちして独孤閥に引き渡そうとする始末。翟譲に愛想を尽かした李密は翟譲を殺して自ら大当家となり、李閥の援軍を得て独孤閥を撃退。その後寇仲と徐子陵は宇文化及の手先となっていた海沙幇を降伏させ、いよいよ自分達の幇会「双龍幇」を結成したのでありました。

一方、李世民は長安を陥落させ、李閥の拠点とします。そして宇文化及は人質同然の扱いとなっていた煬帝と再び無双モードで対決し、煬帝を死に追いやり……

ということで、相変わらず1話1話の密度が濃いです。武林の世界の話と隋末の動乱の話をうまく融合させている……と言うよりは力業でムリヤリ1つにまとめている感じです(^^;)
コメント
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