博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大唐双龍伝』その2

2009年10月16日 | 武侠ドラマ
『大唐双龍伝』第7~12話まで見ました。

瓦崗寨の二当家李密に捉えられた宋玉致を救おうとする寇仲と徐子陵ですが、やはりカンフーマスターという設定の李密に敗北し、あべこべに捉えられるハメに。長生訣の功力を秘めた金絲甲が多情山荘にあると知った李密は2人に案内させますが、道中やたらこの2人を「爹」と呼ばせたがるのがおかしい(^^;) どうやら隋から造反する時に息子が隋側に付いてそのまま戦死したのがトラウマとなっているようなのですが……

ちなみにこのドラマでは瓦崗寨の大当家は程咬金……ではなく翟譲です。まあ、程咬金なんて登場させても話がややこしくなるだけですしね。あと、秦叔宝は既に李淵の配下となっていますが、出番がほとんど無い……

多情山荘で一悶着の末、李密と李秀寧との間で一応の和解が成立し、瓦崗寨と李閥(李淵の一党)との間で同盟が成立。この時に瓦崗寨の配下だった李靖が秀寧の侍女紅拂と意気投合し、そのまま李閥に加わることに。このあたりは唐代伝奇の『虬髯客伝』の設定を取り入れてますね。

寇仲と徐子陵は李秀寧らとともに李閥の本拠地である太原へ。李閥は来るべき時に備え、東瀛の商船東溟号から武器を仕入れていたのですが、この取り引きを記した帳簿が煬帝の手に渡りそうだという情報を入手。寇仲と徐子陵は今度は東溟号に忍び込んで李閥とついでに宇文化及の宇文閥の帳簿をゲット。これを煬帝に渡して宇文化及に謀反の嫌疑をかけようというハラです。

2人が太原に戻ってみると、李秀寧と大富豪柴氏の御曹司柴紹との婚約が取り交わされておりました。実はこれまで柴氏が李閥に資金援助をしていたり、更には李閥が謀反の嫌疑をかけられた時に柴紹が取りなしたといった事情があり、寇仲と相思相愛の秀寧も彼との結婚を承諾せざるを得なかったのでありました。

ショックを受けた寇仲は徐子陵・宋玉致とともに太原を離れ、王世充を頼って宇文閥の帳簿を煬帝に手渡すことに。宇文化及が密かに造反を企んでいたことに激怒する煬帝ですが、そこに当の宇文化及が現れて謀反を決行。で、煬帝VS宇文化及の無双モードに突入(^^;) しかしあえなく煬帝が敗れて宇文化及が洛陽を制圧。その後李淵や王世充ら他の群雄も決起して隋末の戦乱に突入していくのでありました。

洛陽から這々の体で逃れた寇仲・徐子陵・宋玉致ですが、徐子陵が陰暌派の魔女婠婠に致命傷を負わされてしまい……

ということでようやく寇仲と徐子陵の顔の見分けがつくようになりました。しかしいきなり傅君婥(寇仲・徐子陵の師匠で義母)の妹の傅君瑜なんてのが登場したりと、いきあたりばったりな展開だなあと……
コメント
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