博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『書剣恩仇録』その3

2009年05月27日 | 武侠ドラマ
例によって予約投稿であります。今頃は西安旅行を堪能してるはず……

『書剣恩仇録』第14~20話まで見ました。

一行とはぐれた徐天宏と周綺が周綺の母親と遭遇したり、2人の結婚が決まったり、そして2人が周仲英夫妻の仲直りを画策したりと、周家関係のエピソードは原作の展開からだいぶ膨らませていますね。そしてこのあたりから紅花会が文泰来の救出に何度も失敗したり、于万亭絡みでオリジナルエピソードが展開したりと、中だるみ感が出て来ます(^^;) 

于万亭が紅花会を結成した理由については紅花会の面々を対乾隆帝の尖兵として使うつもりなのかなと思ってましたが、このパートでの于万亭の発言から推測するに、どうやら紅花会が朝廷側の警備を出し抜いて文泰来の救出に成功→江湖での紅花会の威名がウナギ上り→そこで于万亭自らが(おそらくは朝廷側に寝返って)紅花会を打倒→紅花会を倒した于万亭はもっと凄いということで朝廷での威信がウナギ上り→乾隆帝から権力を奪取→ウマーという展開になることを目論んでいるようです。何というか、こいつに付ける薬は無いものでしょうか……

で、朝廷側に護送される文泰来を追って江南までやって来た陳家洛と、文泰来を自ら訊問(し、ついでに美女と遊興)するために江南に巡幸して来た乾隆帝とが遭遇。乾隆帝は陳家洛が実弟であることを悟り、陳家洛もまた文泰来から乾隆帝が自分の兄であることを知らされます。それにしても乾隆帝は陳家洛が身内だと分かると彼に帰順を促して高官に取り立てようとしたり、それが断られても以後何があっても彼を死罪にしないと約束したりと、途端に態度が甘くなりますなあ(^^;)
コメント
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