博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大漢風』第48話

2007年09月02日 | ドラマ『大漢風』
淮陰侯に降格されて以来、鬱々として楽しまない日々を送る韓信。そんな彼に気晴らしをさせようと、樊噲やら周勃やらが彼を饗宴に招きますが、樊噲らと同格となったことが気に食わず、終始ムスッとした表情で酒や料理に手を付けないまま早々に帰ってしまいます。そういうかわいげのない所が韓信の韓信たる所以でしょうか…… 

で、宴会場を出たところでバッタリ月姫と再会。何と彼女は韓信のもとを去った後、道士になっていたのでありました。びっちり道服に身を包み、名前も清風と改めています。この時代、道家思想や神仙思想はあっても道観で修行する道士なんてのはまだいなかったんじゃ……というツッコミが何だか虚しくなってきます(^^;) 韓信はこの月姫改め清風に請われるままに、彼と君姫との間に産まれた男児を弟子として預けます。

一方、張良もやっぱり道服に身を包み、部下の謀反を恐れて疑心暗鬼となった劉邦に助言したりしております(^^;) このドラマ、史実考証は悪くないのに、風俗考証でここまでアラが目立つのはなぜなんでしょうか……

その後、韓信のもとに旧知の陳豨が来訪し、彼に謀反を焚き付けます。で、陳豨が一足先に謀反を起こしたあたりで今回は幕引きです。次回はいよいよ韓信の処刑と相成るのでしょうか。
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