極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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初めての中国海軍「リムパック2014」参加

2014-06-14 09:18:20 | 日中
 2014年環太平洋合同(リムバック2014)演習に中国海軍が参加、初めての参加となりますが、日本人からすれば、何故中国が、、、と思うでしょうが、アジアの大国中国、、、米国の一部財政を中国が支えてる現実等を考えた場合、米国にとっては中国海軍の演習参加による米国益を得る手法は賢明策と言える一面があるのは事実でしょう。演習参加で一層の緊密さを醸成する一環だと言われていますが、、、
 最終的には、今後の西太平洋等の米中の一部役割分担等が水面下で話し合われていると言われており、もう米国は軍事的には対等に扱っており、水面下での軍事技術交流も官民共に更に増すと言われてるようです。これらの諸政策は米政府、国民の明確な意思の現れでしょう、日本人からしたら複雑な心境ですが、米国の対応は冷静に考えたら健全でしょう。日本は凛とした態度で独立国として、やるべきことをやれば何も複雑な心境になる必要は全く無いでしょう。

米海軍が主催する合同軍事演習、環太平洋合同演習(リムパック2014)は6月26日~8月1日にかけてハワイ諸島周辺で開催され、23カ国から艦艇47隻、潜水艦6隻、戦闘機200機、兵士2万5000人参加、初参加となる中国海軍は4隻と米国に次ぐ規模の艦隊が参加となり、6月9日演習に向けて中国を出港しました。

中国海軍参加艦艇等
1 ミサイル駆逐艦の海口号、イージス艦「中華神盾」の052C型ミサイル駆逐艦
2 054A型ミサイル護衛艦「岳陽号」
3 補給艦「千島湖号」
4 病院船「和平方舟号」

 行動等(6月中旬から開始)
1 グアム島附近の海域でアメリカ海軍のミサイル巡洋艦チョーシンと合流、以後総合編隊を構成、ハワイ・パールハーバーに向けて航行予定
2 航行間に艦隊等の隊形変換、通信演習(ホットライン等の増設、ハード、ソフト再機能確認等)、ボートの放出、陣位の占領、海上補給、緊急時対応、軽火器、主砲 射撃訓練等

 中米、両国海軍計画概要
1 中国艦船の主砲射撃、総合演習、海上安全行動、水面艦艇訓練、軍事医学交流、人道主義救援、減災、ダイビング科目等
2 双方は病院船の和平方舟、病院船「仁慈」号で医学フォーラムを開催、人員の相互派遣、駐在、参観見学等
 期間中、艦艇開放日を開催、二国間の緊密な多角的な交流活動等

 主催する米国を除く参加国中最大の構成となっています。中国は海上自衛隊との訓練を行う予定なし。演習が行われるのは中国海軍にとって未知の海域であり、現役の主力艦船の性能と兵員の訓練水準を試す絶好の機会となと言われています。

 中国海軍は、米海軍や海上自衛隊と比べると、作戦、訓練、後方勤務から補給能力まですべてにおいて立ち後れており、合同演習の先端的な訓練方法を通じて虚心で学び取り、その差を縮める必要があるとしています。



演習参加に対する、中国版ツイッターのコメントの一部
*日本が憎らしいのか、はたまた中国が脆弱(ぜいじゃく)なのか。中国の広大な土地には日本のものが あふれかえっている。国の発展は核兵器をどれだけ持っていかに左右されない。重要なのは、政府がどれだけ国民の支持を得ているかだ」
*中国を甘く見た意見こそが中国の発展を促すのだ。
*圧力は動力になる。他国が中国を過小評価しているうちに、中国は着実な発展を遂げればよいのだ。
*中国が海軍訓練を強化することを期待する。日本に中国海軍のすごさを見せつけてやれ。
*中国の装備が日本に劣ることは事実だ。
*中国は自信を過大評価せず、日本を見くびらないことだ。
*あながちウソでもない。日本は第2次大戦以来強大な海軍力を持っている。中国海軍は日本に勝てな  いかもしれない。
*日本人は紀律を重んじる冷血な民族だ。強大にして邪悪な日本人を甘く見ない方がいい。

極東アジアの安全のためにも、中国を演習等に取り込むことは良策かもしれないですね、勿論反対論もありますが、中国抜きには何事も成さない現実は無視できないでしょう。

文内容等は中国ネット資料等を参考としています。
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