24 Oct 2014
(ソチ)リア・ノーボスチ記事
バルダイクラブでのプーチン大統領演説です。
バルダイクラブは、非政府系組織対外国防政策評議会、雑誌「Russia Profile.org」や「グローバル政策の中のロシア」そして「The Moscow News」と云った雑誌社と共同で、ノーボスチ・ロシア通信社により組織された評議会です。 (*はプーチン大統領演説内容)
*米国は裏で世界の国々でテロリスト達への資金を渡し、テロリズム拡散させ対立を作っている。昔アフガン戦争も同様です、昨今シリアにおいても米国とその同盟国等は、異なる国々から金目当ての傭兵を集める為に直接、間接的に資金、兵器の提供を始めています。明白な証拠も存在します。
*シリア大統領は、現在イラクとシリアで活動している、金目当ての傭兵の集まりであったイスラム国(IS)が事実上の軍隊組織に変わったのは、米国とその同盟国によって明確に支援されてきたことが原因であると発言、彼らイスラム国は軍事的に非常に組織的に洗練された形で活動中で、訓練を受けたプロ集団です。
*イラクではISIL、シリアではISISとして報道され知られているイスラム国がそのように勢力を伸ばしてしまった背景には、イスラム国殲滅の為にこの度結成されたアメリカ主導の(サウジ、カタール等)反IS連合国が自ら地域勢力を分断しようとしている、分断線を引いて、仮想敵国を作って、対攻撃連合国を形成し、その指導者となろうとするのがアメリカの試みであり、冷戦時代に行われた手法そのものである。
*そのような一方的な覇権主義はテロとの戦いにおいて役には立たないどころか、リビアで行われたように平和な国に混乱をもたらすだけである。リビアは欧米により崩壊の瀬戸際まで破壊され、テロリスト養成の地と化してしまった。現在のエジプト指導者(欧米の意に反し、、、)の決意と英知が、混乱の広がりと過激主義者達に対する唯一の防波堤となっている。アメリカは民主主義を広めると宣伝していたが、中身はイスラム過激派への支援である。特にテロリストへの資金源については、アフガニスタンへ軍が派遣されている時期に何十倍にも増加した生産量の麻薬の密売から得られる利益だけでなく、現在は原油の販売による利益にまで広がっている。原油の生産はテロリスト達の支配地域で行われている。彼らはそれを破格の安値で売っている。それを買い取り、転売している者がいる。いつの日か自らの国を破滅に導くかもしれないテロリストに資金を供給しているということに、彼らは気づいていないのです。欧米等のパートナー達は、傭兵たちに資金を供給することによって同じ過ちを繰り返している。その結果中近東におけるテロの連鎖は止まない。過去欧米のパートナー達はアフガン戦争でソビエトと戦ったイスラム過激派達のスポンサーだった、、、そのような欧米による過激派への活動が現在の「タリバン」や「アルカイダ」を誕生させたのです。
ロビン・クック英国元外務大臣の発言によれば「アルカイダとはCIAに雇われ訓練を受けた数千人の聖戦士」と明言しています。
*************************
日本でも報道されましたが、ロビン・クック元英外相は急死?しています、、、死後の解剖で,死因は高血圧性心疾患であったと言われています。(BBC記事)
ブレア英政権発足時に外相を務め、イラク攻撃方針を批判して開戦直前に有力閣僚を辞任しています。英北部スコットランド地方で山歩き中に倒れ、搬送先の病院で死亡が確認、59歳、心臓発作とみられていますが、、、
1946年2月、スコットランド地方ベルシル生まれ。74年に下院議員に初当選、97年の総選挙で労働党が18年ぶりに政権を奪還し、ブレア政権が発足するとともに外相に就任。2001年から、有力閣僚である下院院内総務を務めた。しかし、国連査察を通じたイラクの武装解除を主張し、国連決議なしの開戦準備を進めるブレア首相らと対立、03年3月に下院院内総務を辞任
**********************
先日、米国オバマ大統領がISISを攻撃することを宣言しましたが、同時にシリアの反政府武装集団(FSA)に巨額の資金(5億ドル等、、、)を提供すると宣言しました。FSAはシリア政府を攻撃していますが、見方によってはこのテロリスト?にアメ リカは支援を続けていると言えます。FSAとISISは間違いなく共闘している仲です、、、中東地域でテロを行っている複数のグループが既にISISに加 わっていると言われております、本当に矛盾していますね。ISISはアルカイダに変わるテロ集団に発展する可能性があります。、イスラム国樹立という口実で中東地域を破壊、、、影で見え隠れするのは常にアメリカやイスラエル、、、
9月17日米下院は、オバマ大統領が提案するシリアの反政府武装集団(FSA)に対する5億ドルの支援を可能にする法案を通過させました。米連邦議会は、FSAとISISが深くつながっていることを明白に知っていると言われています。FSAはISIS、アルヌスラ戦線と共闘、彼らに武器を供給しているということが関係者の証言で明白だそうです。
アルヌスラ戦線はカラムーンでは最強武装集団、FSAは彼らと価値観を共にする限り一緒に戦うことを宣言、FSAと共にアサド政権と戦っていた強力なダウド部隊がISISに加わったと言われております。FSAの複数の部隊がISISに大量の武器を供給している明白な事実があると言われています。
FSA幹部も、12月に、自由シリア軍の最高軍事評議会との連携を解消し、ISISに加わったたと発表、米国オバマ大統領政権がFSAに手渡そうとしている5億ドルの支援金は、結果的にはオバマ政権が攻撃を宣言したISISに支援していることになるようです、何故、、、やはり対立の構図が必要か?
気になるバルダイクラブでのロシア、プーチン大統領演説、、、
やはり日本の報道ではマスコミに「だ、ま、さ、れ、な、い」ことが必要か、、、
一部ネット等を参考にしています。欧米ネット等は誤訳等があると思います、すみません。