以下文はhttp://millercenter.org/presidentialrecordings/kennedy,Janis, Irving L. (1982) Victims of Groupthink: Psychological Studies of Foreign Policy Decision and Fiascoes, Boston, MA: Houghton MifflinおよびJanis (1989) Crucial Decisions: Leadership in Policymaking and Crisis Management, New York, NY: The Free Press.等を参考に、ウクライナ諸問題の「一側面」を記していますが可笑しな箇所はスルーして下さい。素人の雑日記とします。
ロシア側から見た、自国の安全保障・・・
ロシアのプーチン大統領は、以前から、度々この問題を一貫して発言していますがメディア等々の報道は肝心の部分のカットが多いようにも思え、イラク戦争前後の報道に似ています。
キューバ危機と今回のウクライナ問題の一側面は瓜二つにも思えます。
過去に起きたキューバ危機と言うと、全てがソ連が悪であったように報道されてきましたが、当時の背景の一側面としてキューバにミサイルを持ち込まなければ、当時のソ連は自国の安全は保障できない環境があり、キューバにミサイルを持ち込むことで米国はソ連と同じ環境等になり、対ソ連ミサイル配備についての会談に持ち込み、当時の国境を接するヨーロッパの対ソ連用ミサイルを削減する策であったとも言われています。
このキューバ危機は1962年10月、当時のソ連がキューバに対米国攻撃用のミサイルを持ち込もうとしたため生じた事件で、ミサイルの搬入阻止をめぐって米ソ両国が対決寸前になり世界中を核戦争瀬戸際の恐怖に陥れました。
キューバとの関係を深めつつあったソ連は、フルシチョフ首相がキューバ防衛の意志を表明・・・当時、ソ連周辺の西側諸国に設置されたソ連の安全を脅かす、対ソ連攻撃核ミサイル配備に対抗しようと、キューバに攻撃用ミサイルを設置することを考えたとも言われています。
当時、米国は米国本土にもソ連を攻撃可能な大陸間弾道ミサイルを配備、米国外では対ソ連用に西ヨーロッパ、トルコにも中距離核ミサイルを配備していました。
対し、ソ連の大陸間弾道ミサイルはまだ開発段階、潜水艦と爆撃機による攻撃以外にアメリカ本土を直接攻撃する手段を持っていなかったと言われています。ソ連は厳しい自国の安全が確保されない状況だったと思います。
逆に言えば、ソ連周辺の西側諸国に設置されたソ連の安全を脅かす、対ソ連攻撃ミサイルが無かったらキューバ危機は起きていなかったでしょうが、やはり対立を好くする人達が火種を撒いていたかも知れません。
1962年10月、キューバに攻撃用ミサイルが設置されているのを確認したアメリカのケネディ政府は10月22日、ソ連に対してミサイルが搬入されるのを阻止するためキューバを海上封鎖することを通知、ソ連が直ちにキューバのミサイルを撤去することを要求していますが、ソ連はこの要求を拒否、キューバも海上封鎖は主権に対する侵害だとして非難
対し、10月24日、アメリカによるキューバの海上封鎖が開始、米ソは衝突寸前にまで行ったと言われています。一説では、フルシチョフからの申入れで交渉が行われ、表向きはアメリカがキューバへ侵攻しないことを条件にソ連がミサイルを撤去することに同意、この危機は回避されたとも言われています。(密約として、西ヨーロッパ、トルコ等の対ソ連用核ミサイル配備が撤去等)
キューバ危機は現在のウクライナとロシアの問題の一側面に似ています。ウクライナ問題の核心部分は、モスクワから500kmしかないウクライナに攻撃兵器を配備してくれるな、NATOに入るな・・・ロシア側の安全が損なわれるから、どうにかしてくれ!に尽きるでしょう。このロシア側の気持ちは、完全な平和の中で生きてきた日本人には理解できないかも知れません。
ベトナム、イラク、アフガン戦争等を省みた場合、今後、ウクライナをNATOと言う火種を絶やしたくないという人達がいると思うのが自然だと思います。
米国民の世論調査でも分かるようにバイデン政権のウクライナへの関与は、米国民の意志でないと思います。2月18~21日、AP通信と米シカゴ大の世論調査センターが実施した、米国成人を対象に、ロシアとウクライナを巡る情勢について、米国はどの程度の役割を果たすべきかを聞いた結果結果は、比較的小さな役割と答えたのが52%、役割を果たすべきでないが20%、比較的大きな役割と答えたのは26%でした。
ウクライナ国境等に対ロシア攻撃用の各種兵器が配備された場合、ウクライナ国境から首都モスクワまで500kmでロシアの安全が脅かされると言う理屈は、全てが間違っているとは言えないでしょう。昨今、この肝の部分はメディア、専門家等は報道しません。
もし、多くの日本人が朝鮮半島の一部に住み、対立・迫害等を受けており、更に朝鮮半島の南、釜山あたりに風向き等を考慮した大規模な日本向け短・中距離核ミサイルが配備されたら私達はどう対応するでしょうか?普通に考えたら、この対立等を無くす対話を求めるでしょう。更に、日本の安全が脅かされるので、この配備を思いとどまるように相手国に圧力をかけ交渉するでしょうし、場合によっては日本の安全保障にとって死活問題であるので相応の力で思い留まらせるでしょう。これは日本だけでなく世界の常識の範疇でしょう。
今後、ロシアの侵攻があったとしても平和的解決のチャンスは幾らでもあるでしょうが、世界のメディア等はイラク戦争前後同様、徹底してロシア批判を広げ、多くの人達はこの報道を信じるでしょう・・・先のイラク戦争時のメディア報道を思い出して下さい、この時ロシアはどう対応していたか、ロシアは正論を世界に訴えていましたが報道内容はカットされています。
ウクライナ問題は所詮、雲上人・その僕等の策に過ぎず、軍産複合体にとって巨額の利益を生む、対立・冷戦構造を心待ちにしているでしょう。ウクライナ問題は、世界の安全保障の現実に疎(うと)い、平和ボケした日本人も対岸の火事では済まないでしょう。日本は同盟国としての役割を果たしつつ・・・犬に例えると、飼い主に尻尾は精一杯振りつつ、目線は日本の国益を考える方向を向くべきです。今後のウクライナのNATO加入等々問題、平和的解決への策を世界に発信、助言をすべきだと思う昨今です。
Imagine(イマジン・創造・・・)
ジョン・レノンの2ndアルバム、Imagine(1971年) の表題曲で、ジョンのソロ作品の中で最も有名な曲で、20世紀を代表する曲の1つとも言われています。
John Lennon & Yoko Onoの2人書かれた詩・・・グローバリズム、左翼的な歌ではありません。心から歌に平和を託していると思います。
ジョン・レノンはなぜ神道に惹かれたのか(加瀬英明・著):【Critic】ブックレビュー【西村幸祐放送局】
Imagine there’s no heaven
It’s easy if you try
No hell below us
Above us, only sky
Imagine all the people living for today
Ah
想像してごらん、天国なんか無いって
その気になれば簡単さ
地面の下に地獄なんか無くて
頭の上にあるのは、空だけ
想像してごらんよ、みんなが今日を生きている
Imagine there’s no countries
It isn’t hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people living life in peace
You
想像してごらん、国なんか無いって
難しい事じゃないさ
殺したり、殺されたりすることもなく
宗教だって無い
想像してごらんよ、みんなが平和に暮らしている
You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope some day you’ll join us
And the world will be as one
君は僕を夢想家だと言うかも
でも<夢想家は>僕だけじゃない
いつか君が仲間に加わってくれたら
世界は一つになるんだよ
Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people sharing all the world
You
想像してごらん、独り占めも無いって
君にできるかな
物欲も飢えも無くなって
人類は兄弟なんだ
想像してごらんよ、人々が世界を分かち合っている
You may say I’m a dreamer
But I’m not the only one
I hope some day you’ll join us
And the world will live as one
君は僕を夢想家だと言うかも
でも僕だけじゃない
いつか君が仲間に加わってくれたら
世界は一つになるんだよ