極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

I am grateful that I can freely write my daily thoughts

人類は自然に生かされているか・・・

2020-06-28 12:11:32 | 日記

以下文は、古事記は日本を強くする。(著・中西輝政、高森明勅)、国際派日本人養成講座、2009年映画・アバター、プログGrape・吉元 由美さんの自然に生かされていることんを忘れずに・・・等を参考に記しています。自然と人間の関わりの大切の一端を自分なりの思いを記していますが、まとまりの無い文になってしまいましたので、雑文とします。

 

映画アバター(分身)より

架空の惑星ポリフェマス最大の衛星パンドラ、地球の熱帯雨林を思わせる自然豊かな密林に深く覆われ、特異な磁力による地形が神秘的な美しさを湛えるこの惑星の地下には、希少鉱物が膨大な量眠っています。この希少鉱物は厳しい地球のエネルギー問題の解決の鍵となるため、この希少鉱物を採掘するため人類はパンドラに進出しますがパンドラにはナヴィという先住民族が住んでいます。

ナヴィはパンドラに住む生物中、最も知能の発達した巨人型有尾人種。身長は3メートル前後、青い縞模様の肌、動く耳、大きな目、ネコのような鼻、犬歯および尾が特徴、人間のDNA構造と良く似た組織構造、骨格は天然の炭素繊維で補強、簡単には死にません。宇宙旅行可能の人間の設定に比べると原始的、野生的ですが惑星の自然の仕組みと密接に発展した独自の文化を有しています。

 

RDA社(資源開発公社)は資源の採掘を願い出ますがナヴィ達は地球側の提示する自然を無視したような条件にまったく関心を示しません。そこで、資源開発の目的を果たすべく、RDA社は地球人とナヴィそれぞれのDNAを掛け合わせた人造生命体を作り、神経を接続する操作員の意識を憑依(ひょうい:人の生霊・死霊,動物霊などが人間の体内に入ることによってその人が精神的,肉体的に影響を受ける現象)させたアバターとしてナヴィとの接触を図る、資源奪取のためのアバター(分身)計画をスタートさせます・・・

 

アバターは2009年政策、3D映画の傑作で、2009年公開のアバターの興行収入は27億8970万ドル(≒3000億円)で、2019年月公開、アベンジャーズ・エンドゲームの収入27億9020万ドル(≒3000億円)に抜かれるまで興行収入1位を維持、今日も傑作映画の一つと言われています。

アバターでは緑豊かな惑星を舞台として、住民の長身異星人が登場、住民は神聖な大木と命を繋げ崇めています。

著者が日本神話を知っていたのか分かりませんが、日本神話の世界に思えます。その神聖な大木を最新兵器で倒した人間は現代世界の物質文明のモデルとも言われています。
当時、アバターがアメリカでブームになると、アバター症候群が起きたとも言われています。緑豊かなアバターの世界でリアルに自然との共生を感じられる映画を見た後、大都市で日常に戻った時のギャップは極めて大きかったとも言われています。

当時の日本人にはアメリカと違い、アバター症候群は起こりませんでした。何故なら、日本国土はまだ70%位は森林で、都市部でも小さな鎮守の森を持った神社がまだ沢山あり、意識することなく自然と共生しているからだと思います。アバターの大ヒットにより、国土と命の繋がりの自然観が欧米にもようやく広がったとも言われています。

 

映画アバター(2009年作)、監督・ジェームズ・キャメロン(James Cameron, 1954~)、元アメリカ海兵隊の兵士の主人公ジェイクは宇宙の彼方にある小さな星、パンドラに地球人が築いた資源採掘基地で特殊任務に就きます。

原住民・ナヴィ族の身体に限りなく近い、アバター(分身)と呼ばれる人工の肉体に遠隔操作用の特殊な装置を通じて意識をリンクさせアバターとしてナヴィ族と交流しながら自然を調査すると言うのが表向き任務です。

ジェイクは傭兵隊、クォリッチ大佐から真の任務はナヴィ族の村に潜入してスパイ活動をしながら、彼らが生活の拠点としている神聖な巨木ホームツリーから立ち退くようナヴィ族を説得することだと聞かされます。

ホームツリーの地下には、アンオブタニウムという貴重な鉱石が大量にあり、これを利用すると地球のエネルギー問題が解決できるため、採掘は大金儲けが出来ます。

アバターの身体を借りてナヴィ族の社会に潜入したジェイクは、緑豊かな自然と共に暮らす彼らに惹かれ、族長の娘ネイティリと恋に落ち、自らナヴィ族の一員になりたいと思うようになります。

何時までたってもナヴィ族を追い払わないジェイクに、傭兵隊はホームツリーを武力攻撃し、ホームツリーは破壊されてしまいます。

悲しむナヴィ族達を見たジェイクは怒り心頭、今度はナヴィ族の側に立ってクォリッチ大佐率いる傭兵隊と戦います。ナヴィ族は奇跡的に勝利、地球人達は立ち去ります。

ジェイクは、今や借り物のアバターではない真のナヴィ族として、愛するネイティリと共にパンドラで暮らすことを選択します。

アバター映画が訴えたかった一面は、自然環境の大切さ、自然を保護しないと人間自身が生きていけない、自然の大切さと人間との調和の大切さだと思います。

日本が環境技術の先進国であるのも、古事記は感性が長い歴史伝統により受け継がれてきたからと思います。私達が日本神話中の自然観をより自覚的に受け継ぐことで、更に日本は世界の環境保護先進国になれるかも知れません。

日本神話には労働観、婚姻観、自然観等が書かれています。

特に自然観は特筆です!以下に少し記します。

これらの神話には世界の生きる知恵が一杯込められているように思います。日本神話を可笑しな作り話、未開の宗教等と見て、欧米等のキリスト教等のみが近代宗教と見るのは可笑しな考えと思います。

旧約聖書(神と人類との約束を書いた書)では、楽園で果実を食べて遊んで暮らしていたアダムとイブがある日、善悪を知る木の実を食べてしまった原罪に対し、男には労働、女には産みの苦しみという罰を与えたとしています。一般に欧米等では労働とは神の罰であり、労働から逃れるために労働者は早くお金を貯めて退職し、楽園でのんびり寝そべって暮らす生活を夢見るそうです。

対し、日本の最高神・天照大神(日本の神様の中で最高の地位を占める神様)でも高天原に田を持って農業に携わっています。神聖な機織りをする機屋で女たちを監督して機を織らせており、日本では最高神の天照大神も労働に携わっています。

日本書紀(奈良時代に成立した日本の歴史書、日本に伝存する最古の正史)、天孫降臨の箇所では、一書(あるふみ)に曰(いわ)く、(第9段、第2の1書)では天照大神が天上で作っている稲穂を授けて地上に下ろさせたと書かれています。

地上で行う農業は、天の世界の天照大神の稲を頂いたことによるものとなります。働くことは神の罰ではなく、神から祝されていると言う労働観になるかと思います。

天皇陛下は毎年、皇居で田植え、稲刈りをなされます。これを見て私達は天皇陛下が作業されるなんて可愛そう、可笑しいと思う人はいませんし、天皇陛下の作業には自然に感じると思います。

日本人にとって労働は尊いものと捕らえることが出来ます。これが欧米との労働に対する大きな差となり、日本人のおもてなしの一端を支えているかも知れません。
特に欧米等々では金、金、金のみを求める人が日本より多いと言われていますが、今日の日本も同様で、最低限のお金が無いと生きていけない現実、今後も日本は更なるグローバル化で、お金中心の世界に合わせて生きていくしかないと言うのは致し方ないと思いますが、やはり古来日本の労働観は忘れてはならないと思います。

労働は神から与えられた祝福と捉える古来日本の自然と共生した労働観・・・この自然と共生した労働観を少しでも日々の仕事で思い出せば、どんな仕事でも少しはプラス思考の気概も生まれるかも知れません。私達のどんな仕事でも仕事に分け隔ては全く無いと思います。何よりも、どんな仕事に対しても対価が支払らわれていることは社会が必用としている仕事だと言えると思います。


旧約聖書では、神は女性への罰として産みの苦しみを与えた・・・日本人には少し違和感があると思います。欧米思考のように、日本列島は神と契約を結んで住むことを許された土地ではありません。

古事記ではイザナキ、イザナミ(日本神話の男女の神)の命(みこと)と言う、男女の神が結婚して生まれたとされています。

日本は神命が宿する国土とも言えると思います。生殖自体も神が行っていた。人間の生殖はそれに倣ったものと言え、祝福行為と捕らえることができそうで、人間生活では労働と生殖は大変大きな意味を持つと言われています。これらの行為を欧米では神の罰と見る聖書発想、古来日本では神の業と自然と共生した発想があると思います。この欧米と日本の神話の差は極めて大きいと思います。

昨今、女性には産まない権利があると言われますが、人間は一人では生きていけません。表に現れることが無い多くの人達の支えで生きているのは間違いないと思います。現役時代が過ぎ、年老いて要介護になれば、間違いなく他人の子供の世話にならなければなりません。母親が子供を宿して苦しい思いで出産、大変な苦労をして育ててきた子供達の世話になります。やはり自分が生きている土台部分を省みず、子どもを産まない権利ばかり主張することは問題のようにも思えます。都合の良い解釈の聖書的発想が根底にあるかも知れません。

対し、日本神話では結婚を通じた生命の継承を重視しているようです。天照大神の孫のニニギの命がこの国土に降りたち、山の神の娘を娶って生まれたのが、火オリの命(山幸彦)・・・海の神の娘と結ばれ孫が神武天皇となります。

生殖によって天、山、海の命が皇室に流れ国民一般に継承されていると言えそうです。その命の継承を行う貴い務めに伴うのが女性の、産みの苦しみと言えるかも知れません。 

国土がイザナキ、イザナミの結婚によって生まれた神の命が宿る国土であるという自然、共生観等は旧約聖書にはないようです。

人も国も、神の命の継承によって生まれた、国を神聖なものと考える神話から日本人の自然、共生観が形成されていると言われています。
日本神話を可笑しな教え、宗教?と見て、欧米等のキリスト教等の思考のみが近代的と見るのはどうかなと思います。

 

以下文は、プログGrape・吉元 由美さんの自然に生かされていることんを忘れずに・・・の中の文の一部コピー文です。

日本は、いにしえより稲作が国民の命を支えてきました。『古事記』に登場する八百万の神々は、まさに自然を司る神々の象徴です。日本人は農耕儀礼を大切にし、常に五穀豊穣を祈りながら生きてきました。例えば、お花見は桜の木に宿る田の神にご馳走を供え、豊穣を願う農耕儀礼でした。人々はそのお下がりをいただく。これがお花見の始まりです。二十四節気、七十二候、雑節、暦は、農耕のタイミングを計るものでした。

気象に関する言葉が豊かにあるということは、それだけ人々の関心が高かったことを表しています。自然への感謝と祈り、そして森羅万象の中で生かされているという精神が、日本人の底に脈々に流れていたのです。

日本は、祈りによって守られている国。自然に生かされているという精神が、祈る気持ちにつながります。もちろん、次々と起こる災害の原因が「祈りが足りないから」というわけではありません。しかし、何か、とても大切な精神を私たちは忘れているのではないか…と思わずにはいられない。自分の国を大切に思う心。母語である日本語を大切にすること。自然の一部であり、自然によって生かされていることへの感謝。そして、ただただ世界の平安を祈る。現実的な災害への備えとともに、心を整えていけたらと思います・・・

 

三密で行動が制限される昨今、家庭等でレンタル・2009年製作のアバターを見られたら私達にとっての日本、欧米の自然観、日本人の自然との共生、今日の人類は行き過ぎた経済至上主義等々になってしまいましたが、自然との共生、自然の大切の一端を知ることが出来るかも知れません。

残念ながら戦後、日本神話を学ぶ機会は激減しました。日本神話にはアバターが訴えたかった自然の大切さ、人間と自然の共生観が詰まっているように思いますし、アバターのパンドラ星のナヴィ先住民達は自然と共に生き、調和していると思いますし、何よりも自然に生かされていると理解していると思います。古来からの日本人に相通じるものがあると思います。アバター、日本神話は現代世界が抱える自然環境等諸問題の一部を解決するヒントを秘めているかも知れません。


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尖閣問題等とオスプレイ

2020-06-24 14:33:57 | オスプレイ等

以下文は、昨今のやられっぱなしの尖閣、竹島等問題に対する素人の思いを記しています。雑日記とします。

 

尖閣問題と孫子の兵法

孫氏の兵法・第1章 始計の篇

*善く守る者は九地の下に蔵れ、善く攻むる者は九天の上に動く

(戦が上手い者は、守りのときには兵力を隠蔽、敵につけこむ隙を与えないし、攻めの時はスピード感をもって攻め、敵に守りの余裕を与えない。)

孫氏の兵法・第4章 軍形の篇

*勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝ちを求む。

(前もって勝利する態勢を整えてから戦う者が勝利する、戦いを始めてからあわてて勝利を得ようとする者は敗北に追いやられる。)

日本は憲法上の制約等から、平時から即戦時体制に移行することは他国と違い、時間を要すると思います。憲法にも防衛義務が記されていませんので、始計の篇のようにすんなりと他、隣国等のように行かないと思います。

 

私達は平和、秩序は常に存在するものと思ってきましたが世界の現実を見た場合、平和、秩序は弛(たゆ)まない外交、防衛力整備等努力により得られるものであることが分かります。

今後、大きな問題となるであろう尖閣問題の現実は、特に憲法上制約があり厳しく薄情なものですが、外交努力意外にも日本に出来ることもあるはずだと思います。

日本には多くの島嶼(海岸線の長さが100m以上の島が6852存在していますが、特に島嶼を日本領土として守るには大変な防衛努力、特に私達の強い意思等が必要だと思います。

尖閣の場合、距離的にも日本本土から1000km以上離れており、島嶼防衛には迅速なスピード等対応が必要だと言われています。日本の主権が侵された場合、これらに迅速に隊員を運ぶ対応可能航空機はオスプレイ以外無いと思います。

日本は米国以外で初めてのオスプレイ運用国で、日米の信頼関係等があるからこそ売却等したでしょう。今後、日本は高い飛行、整備力等で運用すると予想され事故率は更に低くなると思います。現在の事故率も過酷な運用が要求される軍事運用部分を除けば、民間旅客機と何ら変わらないと思います。

 

オスプレイの歴史は、開発契約が米政府とメーカーとの間で調印されたのは今からちょうど20年以上前で、ボーイング社のフィラデルフィア工場でオスプレイの機体が製造され、隣接するフィラデルフィア国際空港からC-5、C-17大型輸送機に数機ずつ搭載され、テキサス州のアマリロのベル社の工場へ送り出されています。製造はベル社とボーイング社で、作業は半々の分担のようです。ベル社は翼、ローター、ナセル、トランスミッション等を製造

エンジンは、ロールスロイス・アリソン社のインディアナ工場で作られています。他の組み立て部品類も全てアマリロ工場へ集まります。最終組立と完成飛行試験もベル社が行っているようです。

製造機数は海兵隊向けのMV-22が360機以上、空軍向けCV-22が50機以上、海軍向けHV-22が48機以上で、合計458機以上程度が予定されています。自衛隊のオスプレイ17機もここで製造されています。

このオスプレイに対し、日本の多くのマスコミ、評論家等が酷評するような機体ではなく、過酷な軍事任務に就ける信頼される航空機であるからこそ軍は採用すると思います。日本が導入したオスプレイは、今後、島嶼等防衛任務、大災害時等々で活躍すると思います。

 

特に問題とされる、過去の沖縄でのオスプレイ事故は米軍の軍事任務の錬度要求は厳しく、難しいパイロットの夜間空中給油訓練時間の最低時間が決められており、この夜間訓練間に給油ホースの一部がプロペラに当たり事故を起こしたもので、何も機体に問題があったわけではありません。事故機の若いパイロットは判断、決断は凄いと思います。米国内等のように、ところ構わず搭乗員優先で不時着脱出することなく、何よりも普天間基地周辺の地上の日本人に犠牲を出さないような判断をし辺野古沖の海兵隊キャンプ・シュワーブを目指し、基地目前の所で不時着、脱出しています。これは自衛隊のパイロットと同じ、地上の民間人の犠牲を避けると言う考えを持っていることを意味すると思います。

 

日本のオスプレイは暫定的に5年間千葉県・木更津市に配備、運用するようですが、この千葉・木更津配備した時点で大きな国益等を失っていると思います。何故なら単純に考えた場合、尖閣、島嶼等対応部隊は長崎県佐世保市にあり、あまりにも遠隔地にあると思います。

昨今の中国の目に余る尖閣での行動等々は外交努力だけでは難しいと思います。数年前から佐賀空港にオスプレイが配備開始されていたら戦術的位置等から、中国側の対応はかなり違っていた可能性があると思います。

日本には憲法に防衛義務が記されていませんし、オスプレイ配備も千葉県と言う遠隔地、中国は堂々と今後も尖閣で目に余る諸活動等を行うでしょうが、日本は憲法上の制約で対応が難しいと思います。これらの事実に対しても、メディア等に反オスプレイ等策報道に大きく影響された多くの国民は、他人事のように思っているかも知れませんが、主権侵害等極めて大きな国益、強いては身近な漁業への直接影響を受けていると思います。

佐賀空港にオスプレイ配備等が佐賀県にお願いされていますが日本の安全保障、国益、国民益等々を考え、速やかに受け入れてほしいものです。私益のためには、声高々に多くの最もな主張をしますが日本の安全保障、国益、国民益を考えた場合、これまでのうように反対ばかりでいいのでしょうか・・・尖閣問題を無視していいものでしょうか・・・ネットで調べた限りでは、問題になっていると言われる公害防止協定、地方管理・3種・佐賀空港は自衛隊とは共用しない旨の協定等が漁協等々とあるようですが、協定の全文を見れば自衛隊と共用する場合は事前協議と記されており、協議すれば、全く問題ないでしょう。マスコミは全文を載せず、自衛隊との共用はしない箇所のみを記載しているようです。オスプレイに関するメディア報道は反対者ばかりの意見が極めて多く、メディア等の偏向報道に多くの佐賀県民は迷っているでしょう。

 

日本列島は世界最大の地震地帯で、巨大地震発生は時間の問題とも言われています。もう待った無しで起きるとも言われる南海トラフ地震等、未曾有の大災害は何時全国、何処で発生するか分かりません。

3・11等でもヘリ等は被害極限のため、迅速な対応を行っていますが如何に迅速な移動、輸送が大切であったかを公開資料等で知ることが出来ます。更なる迅速な対応を可能とするのは空中給油可能、高速な航空機はオスプレイ以外無いように思います。

佐賀空港の地理的位置は、先の熊本地震(震度7)の際でも安定した地盤(震度5強)を示しています。防災、備蓄、訓練等拠点として佐賀空港が本格的に整備された場合、本格的な自衛隊、消防、警察、国交省等の航空隊等の一元的運用ができる可能性があると思います。

オスプレイは高速であり、空中給油等を行えば沖縄から北海道まで日本列島をカバーするでしょう。防災の観点からも計り知れない活躍が期待出来ると思います。佐賀空港は過去の地震発生状況を調べた場合、極めて被害が少なく安定していることが分かります。このような場所を日本で見つけることは難しいと思います。防災航空等拠点として資、器材等を最大集中集積しても自然災害のリスクは極めて少ないと思います。

防災拠点の航空基地が佐賀空港に出来ることは、迅速性を生かし多くの人達の人命を救えますし、私達に計り知れない安心感、期待、希望を与え、防災拠点として大きな使命、誇りを持つことが出来ると言っても過言ではないと思います。一部のオスプレイ配備反対を叫ぶ人達は特殊なイデオロギー、利己主義者でしょうか・・・自分さえよければ他はどうでもいい、恵まれた平和、秩序ある社会であるからこのような考えが出てくるでしょう。

この恵まれた平和、秩序ある社会は、国の安全保障策等の努力により確保されていると思います。私達はもっと、佐賀空港オスプレイ配備問題に関心を持つべきで、オスプレイ問題は佐賀県だけの問題ではなく安全保障、防災上でも私達一人々の身近な問題でもあると思います。

私達は平和・秩序の確保、国益、国民益を得るために孫氏の兵法に徹するべきですが、特に尖閣問題を考えた場合、自身に相応の力があってのみ孫氏の兵法は結果を出すことが出来ると思います。尖閣、竹島等問題にとって相応の力の一助となる佐賀空港への早急なオスプレイ配備は切り離せないように思う昨今です。


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国の上にいる人達「フィクション」

2020-06-14 19:23:08 | 日記

以下文は旧約聖書、進化論書、セガリア・シッチン書、ウィキペディア等々参考にしていますが素人が書いた面白、可笑しい支離滅裂な漫画程度のフィクション文です。

 

世界の超ベストセラーである聖書・・・15世紀にドイツのグーテンベルグが印刷機を発明、最初に印刷したのが聖書と言われています。以来、今日までギネスブック認定の世界のベストセラーで、今までの発行部数は、60億~3880億冊とも言われ、世界で年間約2億5400万冊、日本でも年間730万冊が印刷されていると言われています。一言で言えば人類の指南書であるとも言えると思います。

表に出ることはありませんが、特に旧約聖書は日本人である私達の文化、生活、更には国体等にも極めて大きく影響を与えていると言われています。

私達の思い込みの結果でしょうか、聖書は宗教の書であると信じている方が大半のようです。聖書は宗教とは、全く何の関係も無いものです。宗教者は宗教にとって都合の良い面のみを聖書から取り出し宗教の書としています。このような宗教書が世界を可笑しくしている面が多いようにも思えます。

 

この旧約聖書はシュメール粘土版内容の改定版とも言われ、密接な関係があるとも言われています。

実際にシュメール粘土板の一部を読むと大変密接な関係にあることが分ります。これら以外にも、特に興味を持ったのはピラミッド、スフィンクスの建造で、建造目的、建設者等々が記されており私達が学んだ内容とは全く違い、未解決部分が理解でき納得できる内容です。このシュメール粘土板には人類の歴史等がこと細かく記されており、驚愕の内容で世界に広まった場合、人類の歴史が大きく変わるとも言われています。

 

特に旧約聖書に登場するネフィリム(Nephilim)は、旧約聖書の「創世記および「民数記、旧約聖書外典(続編)の「ヨベル書、「エノク書」等に現れる種族名で、一般的には巨人とされています。名前、意味は「(天から)落ちてきた者達」であると訳されています。多くの宗教関係者等はこれらのネフィリムの項を避けます、何故避けるでしょうか・・・人類に関する事実が覆がえるからに他ならないでしょう。

異論が多々あると思いますが私達日本人は人類とは・・・を全て進化論で結論付けてきたと思います。有名なダーウィンも、進化論に一番当てはまらないのが人間であると語っており、ダーウィンと共同研究していたアルフレッド・ウォレスに至っては、猿から人間が誕生することなどあり得ないとし、猿は猿であり、人間は人間で変わりはないとはっきり言い切っています。特に日本では欧米と違い、違和感無く進化論が信じれられていると思います。

進化論の弊害を身近な今日世界を見た場合、人間の大元はバクテリア、アメーバ等である、人間不信の蔓延等、愛と言う言葉は無縁でこれらが世界の諸問題を生んでおり、今日の世界を可笑しくしていると思います。

これらに鑑み、一説では世界に大きな影響を与えているのは進化論を否定するとも言われる世界の有名家系・アスター家、バンディ家、コリンズ家、デュポン家、フリーマン家、ケネディ家、李家、オナシス家、ロックフェラー家、ロスチャイルド家、ラッセル家、ファン・ダイン家等、これらの家系の多くは、血流が旧約聖書に記されたネフィリム(人類を創造した人達と地球人との混血者・・・英国王室が奥の院とも言われ、事故死したダイアナ妃が王室を避けた主原因とも言われています。)に帰依し、善を否定等するネフィリム(Nephilim)の血流とも言われ、世界、人類を統治する為、進化論を徹底的に流布してきたとも言われています。

 

地球外の神(創造主)に作られた最初の人類、アダムとイブが有名ですが、地球外の善等を否定する人達が、強制的等にアダムとイブの地球上の子孫と交わり生まれたのが旧約聖書に登場する巨人(今日では年代が経過し巨人にはなれないとも言われていますが、米国のボヘミアで血の儀式は、必ず行っていると言われています。)でもあるネフィリムと言われ、旧約聖書はシュメール文から取り込んでいると思います。このネフィリムの血流者の多くは善を否定等するような考えの人達で、絶対に他の血を入れない同族結婚で厳格な血流主義を今日も保っていると言われています。

これらの人達に共通するのは戦争、争い、対立を作り、富を独占、人類を成長させない策等の根源となっているとも言われています。世界はこれらの人達の下にあるとも言われ、米国大統領でさえ僕(しもべ)に過ぎ、代弁者等であると言われています。米国の巨大メディア等情報で無く、個人プログ等を読むと米国民の多くは他国民と同じ世界の平和、繁栄を願っていると思います。米国を統治している人達が問題と思います。

 

何かと話題となる、昨今の中国問題も根源はこれらに行き着くとも言われています。ネフィリムの血流者等達が国連を作り、昨今のWHO、IOC等を表に出ることなく巧妙に管理しているとも言われてますが、これらは陰謀論でも無く事実のようで、トランプ大統領と中国も戦う相手は、米国の場合、大統領就任演説で米国の支配者を明言し、同一であることが分ります。トランプ大統領は今後も更にネフィリムの血流者と厳しい戦いのもと米国の舵取りを行うと思います。今日、幾らでも正確なこれらの情報を私達は得ることが出来ます。

過去、中国は共産主義体制で、独自に信じた道を進む方向に舵を切ったと言われ、「ネフィリム血流に逆らった」ことになり今後、米国等のような代行国、国連等々を介し、更に厳しい徹底した対中国策に直面すると思います。今日の中国への攻撃的な策はネフィリムに反抗した結果かも知れません。

これらに対し、現実を直視する姿勢は必要かも知れません。これらの末端を日本に当てはめた場合・・・一例として、プラザ合意(日本の経済的優位は今後永久に許さない。)=F-2戦闘機(日本独自の戦闘機生産は許さない。、製造も米国の許可が必要)=F-3戦闘機開発計画(米国を超える戦闘機開発は絶対許さない。)=三菱MRJ旅客機開発(日本独自の旅客機が世界に登場するのは米国の国益にならない。のらりくらりと時間稼ぎをさせ、諦めさせる等)=アビガン(幾ら効果が確認されても米、英のみの薬品以外は許さない。)等々、日本の意思では無いようで、実に巧妙な対日本策に思えますが・・・

今日、ネフィルム血流支配下の新型コロナ・ウイルス社会を賢く生き抜くには、メディア等々の情報を鵜呑みすることなく、自分なりに情報を如何に取り込むかにかかっているかも知れません。

新型コロナ・ウイルス発生以降の新しい世界、日本国内では安倍政権の策を徹底的に批判する報道が多いようですが、方向性は正しいと思います。勿論、細かい問題は多々あるでしょうがメディア、知識人等の反安倍政権に惑わされる必要は全く無いと思います。日本は安倍政権の下(もと)、ワン・チームとなることが大切だと思います。昨今の献身的な医療従事者等々の姿を見た場合、日本は必ず如何なる国難をも克服するでしょう。少しだけ新型コロナ・ウイルスの本質等を素人の私達が知ることが大切だと思います。

昨今は俯(うつむき)き加減な日々が多くなっていますが、たまには空を見上げることは大切だと先日のブルーインパルスの飛行で感じたと思います。私達の一人々の正しい情報取得が未来の世界、日本の夢、希望等を作っていくと思います

 

 


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雲上人達の対中国策

2020-06-07 16:47:35 | 日記

以下文は、経済産業省、外務省、共産中国はアメリカがつくった-G・マーシャルの背信外交 2005年12月14日・ジョゼフ・マッカーシー著、ウィキペディア等を参考に記していますが、意味不明分が多々あると思いますので、日々の思いの雑文日記とします。

 

今日の世界を考えた場合、大きく激変したことは中国の軍事、経済、情報通信(5G)等の台頭で世界秩序が崩れようとしていると思います。日米にとってもこれらは極めて大きな影響を与えていると思います。世界は中国を中心に動く、中華思想(自国を世界の中心にあって、花が咲きほこっている国という意味で中華といい、その周辺の異民族に優越すると考え、思考)の具現化が現実となっていると思います。

中国は近年、孫氏の兵法を頑なに厳守し、多くの面で成功を収めていると思います。軍事だけでなく経済、情報通信(5G)等にも言えると思います。軍事力では米国の最強空母群も東シナ海等では、有事には完全に封じ込められると言われています。米国は認めたくないでしょうが、有事に中国本土に接近すれば対空母ミサイル群で壊滅する可能性が極めて高く、周りのイージス・システムでも防御不可と考えるのが自然です、これらの内容は誰でも公開資料等により評価出来ます。これらに焦るのは、米国が特に顕著のようです。

 

今日、雲上人は新型コロナ・ウイルスを利用し、中国共産主義と自由主義の恒久的対立を作ろうとしていると思います。民主主義と共産主義を意図的に対立、拮抗させることで利益を得る雲上人達、よく考えると、中国共産党を作ったのは米国であり、未来の対立を考えられたものであることが分ります。更に中国内には精華大学(中国の賠償金でロックフェラーが作った大学)と言う完全米国産の大学がありますが、別名ロックフェラー大学とも言われ出身者の多くが米国で学び帰国、共産中国のまとまりを阻止する役目があるとも言われています。

民主主義が全て善で中国が悪であるか・・・昨今の香港問題の本質は何であるか、明確に言えることは中国の領土であることに間違いはありませんし、香港の歴史的な根本的な背景は英国とのアヘン戦争に尽きるでしょう。中国の多くの人達は卑劣、理不尽なこの戦争を忘れていません・・・この延長線上が今日の香港だと思います。民主主義が全て善であるとオーソライズされたメディア情報を鵜呑みすることなく、自身が情報を得る努力は必要だと思います。私達は民主主義が全てだと思いがちですが、海外個人プログ等を読むと、中国人の多くは自分達の国を大切にし、発展を願っている人達が大多数です。

朝鮮半島の統一も、米中の対立が日常、恒常化等すれば実現する可能性があると思います。雲上人にはアジアに新たな代替対立地帯が必ず必要とするようです。

日本にとって対立に巻き込まれ、対中国の軍事的な競争をしても限界があると思います。先ずは、憲法を改正し、日本の国益を考えた孫氏の兵法に徹し、国力に応じた軍事力整備、経済戦略は国益、国民益を守ることが出来、アジア、世界の安定に貢献出来、同盟国の利益にもなると思います。

現在、中国の軍事、経済、情報通信(5G)等は米国と拮抗、一部は凌駕等しており、私達が考える以上に近代化している事実を認めることは大切だと思います。米国はこの事実を認めたくないでしょうが現実を直視すべきです。米国が幾ら反中国キャンペーンを広げたところで犬の遠吠えに過ぎなく、反キャンペーンの結果、世界で一番影響を受けるのは米国自身であると思いますし、この事実は米国自身が一番理解しているでしょう。日本も米国同様、経済的結びつきは極めて大きく、中国無き日本経済等の発展等は難しいと思います。

 

経済産業省資料では現在、世界の各国・地域にとって米、中国は2大貿易相手国として強い結びつきがあります。IMF統計では2017年の世界総貿易額35.3兆ドルのうち、世界の貿易相手国の順位を見ると、僅かな差で1位は中国4.1兆ドル(シェア116%)、2位が米国3.8兆ドル(シェア10.6%)です。

輸出と輸入に分けてみると状況は異なり、輸出相手国としては米国(シェア12.8%)が最大で中国(シェア9.4%)が2位となっています。反対に輸入相手国としては中国(13.7%)は米国(8.5%)です。中国が世界の工場として各国に輸出をする一方、マーケットとしては米国の存在が大きいようです。

日中経済関係では2019年現在、貿易総額3,039億ドルで輸入1,692億ドル、輸出1,344億ドルで、日本にとって中国は最大の貿易相手国、中国にとっても日本は米国に次ぐ2番目の貿易相手国です。

 

香港への国家安全法制の導入を巡り、中国を厳しく批判する米国や英国などの共同声明に日本政府も参加を打診されましたが拒否したとも言われていますが、この不参加は結果的に孫氏の兵法の厳守であることは間違いないと思います。この選択は未来の日本に大きい影響を与えると思います。勿論、同盟国と同調することは大切ですが政府は日本の未来等を考えて判断していると思います。

多くの中国問題解決には中国の習近平国家主席の訪日を実現させ、アジアの両大国が先ず、最も懸案される尖閣問題、拉致問題への協力等を率直に話し合い結果を目に見えるようにすることは極めて大切だと思います。雲上人達は尖閣問題の解決は許さないかも知れません。私達は巨大メディア、専門家等々に惑わされてはなりません。

日本の決断は欧米諸国との亀裂を生む恐れがあるとも言われていますが、日本は日本流のやり方で実施しており、これらは飽くまでも巨大メディア、専門家等の意見のようにも思います。日本の判断は後世歴史が判断するでしょう。

今、言えることは過去、スノーデン氏が間接的に述べていたように世界は白人優位の仕組みで、白人中心国際社会の秩序等を有色人種である中国が変えてしまおうとしていることは絶対に許せないでしょう。特に雲上人は中国と日本が友好国になることを最も警戒していると思います。

敗戦国日本、今日も雲上人は航空機等、先端技術の製造等さえ許しません。この仕組みは巧妙です。私達はこれらを指を加えて見守る必要は無いと思います。

身近な、F-2(現有戦闘機)=F-3(次期新世代戦闘機)=三菱MRJ(開発旅客機)=アビガン(新型コロナ・ウイルス対応薬品)・・・これら全てに共通するのは米国の意思を反映していると言えそうで、同じ敗戦国ドイツにも当てはまると思いますが、ドイツは同盟国に対しても自国の意思をはっきり発言しはますが、その結果過去、多くの難民を問答無用に強制的に受け入れさせられています。これらの事実をメディア等は報道しません。

何故日本は、こんな結果になるのか拉致問題同様、主権国家として欠けているからと思います。全ては憲法問題に行き着くと思います。アジア、世界の安定のためには日本の憲法改正は極めて大切で、日本が堂々と意見を述べ合うためにも、国家として凛とした姿勢を示すためにも憲法改正は大切だと思います。

反中国共同声明に日本政府は不参加ですが、政府が同盟国等に拒否すると言うことは勇気がいることで主権国家として大切で、隣国のように事大主義では信頼を著しく無くします、自分の意思を明確に述べることは極めて大切だと思います。拒否したとしても同盟国を裏切ると言うことにならないと思います。日本は日本のやり方で発言等しており何ら問題ないでしょう。米国の行動は雲上人の意を汲んだ踏み絵の行動にも思えます。

私達一人々が何故、政府が不参加を選んだか、私達は日本、世界の平和、繁栄のためには中国をもっと知るべきです。今日、旧態の考え方は通用しないでしょう。これらの問題を自分なりに考えることは大切だと思う昨今です。


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新型コロナ・ウイルス対応と国民皆保険制度

2020-06-01 13:55:53 | 日記

以下文は厚生省・外務省資料、ネット資料、自身の経験等を参考に概要を記していますが、医療に関しては素人の記事です。雑日記とします。

 

新緑の季節で野山、公園等の木々達は私達に癒しの緑を与えているように思います。

昨今の新型コロナ・ウイルス対応では、憲法の制約下で政府をはじめ、専門家、多くの国民の努力で相応の成果を出すことが出来たと思いますが、今後、今回よりも大きな感染等が発生するかも知れません。私達は備えあれば憂いなしの諸準備等は忘れてはならないと思います。

特に医師、看護師、医療従事者等々の献身的な行為で世界でも稀に少ない犠牲者数になり世界の驚異となっています。誰でも分け隔てなく受けられる日本の高度医療、多くの方は日本に生まれて良かったと思っていると思います。5月29日東京にはブル-インパルスの医療従事者に対する素晴らしい感動の感謝飛行が行われましたが、何かと暗くなると俯き加減になりがちですが、医療従事者以外の多くの人達も空を見上げ感動したようです。青い大空をバックに飛行したブルーインパルスのスモークは忘れかけていた未来に対する夢、希望を与えたと思います。

 

新型コロナ・ウイルスは指定感染症に指定され、「入院者」の医療費は公費負担です。その根拠は・・・「既に知られている感染性の疾病(一類感染症、二類感染症、三類感染症及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)であって、感染症法上の規定の全部又は一部を準用しなければ、当該疾病のまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあるものとして政令で定めるもの。」(感染症法第6条)

新型コロナ・ウイルスは結核やコレラ、鳥インフルエンザなどに準じた措置をとるべき感染症であることを意味するようです。

「指定感染症」の医療費については、従来から自己負担を軽減する制度がある都道府県もあるようです。東京都の場合、世帯が負担する所得税額に応じて最大2万円の一部自己負担はあるものの、これを除く金額が公費負担とするしくみになっているようです。

新型コロナ・ウイルス対応等で、多くの病院等が経営が厳しく、医療従事者等へのボーナス支給も厳しくなっているような報道がありますが、国難を回避するために必死で働いている人達に報いるためにも、速やかに公的資金等で支援すべきで、多くの人達も異論は少ないと思います。毎年発表される叙勲、現場の医療関係者は過去、少ないように思います、今回を機に是非、現場の医療関係者にも叙勲の機会を多くして欲しいものです。

 

私達は、新型コロナ・ウイルス対応以外でも、今まで何気なく健康保険証一枚で自由に医療を受けられますが、海外に目を向けた場合、経済的に病院に行けない人達も多く、報道されることはありませんが、米国等先進国でさえ大きな制限を受けています。2000年には世界保健機関(WHO)から日本の医療保険制度は総合点で世界一と評価されました。日本の国民皆保険制度は間違いなく世界に誇れる素晴らしい制度だと思いますので、後世に残すことは私達の大きな責任だと思います。

国民皆保険を歴史的に見た場合、日本最初の公的医療保険は1922年に施行された健康保険法で、企業雇用者の職域健康保険です。

農家、自営業者の地域保険は、埼玉県南埼玉郡越ケ谷町(現在の越谷市)の一般住民を対象としたものです。日本初の地域健康保険制度、越ヶ谷順正会が1935年(昭和10年)に発足、3年後の1938年(昭和13年)、政府レベルでの国民健康保険法(旧法)が創設されています。越谷市は越ヶ谷順正会を国民健康保険の発祥と称し、国民健康保険法施行10周年を記念し、1948年(昭和23年)に越ヶ谷順正会を顕彰する相扶共済の碑が、現在の越谷市役所の敷地内に立てられています。

山形県角川村(現在の戸沢村)は、当時無医村だった村に村営診療所を設立するため、1936年(昭和11年)、角川村健康保険組合を発足、2年後の1938年(昭和13年)の国民健康保険法の下で認可された国民健康保険組合第1号となったことにより、国民健康保険の発祥の地と称し、国民健康保険法施行20周年を記念して1958年(昭和33年)、現在の農村環境改善センターの敷地内に相扶共済の碑と国民健康保険発祥地の由来の碑が立っています。

1938年(昭和13年)の旧法制度では当時は組合方式であり農山漁村の住民を対象としていました。市町村運営方式により、官庁や企業に組織化されていない日本国民が対象となったのは1958年(昭和33年)であり、1961年(昭和36年)には日本国民全てが公的医療保険に加入する国民皆保険体制が整えられ今日に至っています。

 

新型コロナ・ウイルス対応では医師、看護師。関連従事者等々の献身的な医療行為と国民皆保険制度等の思想等がマッチした結果だと思います。海外の死亡者の多い国の場合、政府対応以外、保険制度等が大きな問題にも思えます、特に米国の場合・・・

 

日本の医療保険制度は、すべての国民が何らかの公的医療保険に加入、お互いの医療費を支え合う国民皆保険制度で、日本が世界に誇れるものであることは間違いないと思います。日本の医療保険制度に対する世界の評価は、WHOばかりでなく極めて高く、日本は世界トップクラスの長寿国で、乳児死亡率などの健康指標も首位を占めていると言われています。

制度の確立から50年以上経過、国民誰もが保険証1枚で、全国どこの医療機関にもかかれるのは当然のことだと思われがちですが、海外に目を向けると必ずしもそうではないようです。先進国では民間保険中心の制度が多いようですが、実質的に無保険の国民を多く抱える国も多く存在しているようです。

 

私達が病院窓口で支払う金額は、かかった医療費の3割、残りの7割は事業主、市町村等々が納める健康保険料から支払われています。医療費の総額は、毎年1兆円を超えるペースで増え、現在の仕組みでは国民皆保険制度を支えることが難しくなってきているとも言われています。私達は健康への意識を高め、医療費を節約していくことも大切だと思いますが、新型コロナ・ウイルス対応で感じたことは、単純に赤字だから病院の閉鎖、統廃合、人員削減等々では寂しい気がします。公的資金等の活用を再考すべきだと思います。

 

海外に目を向けた場合、医療費が非常に高額となることでよく知られている米国、どの位高額か?

確かに、医療費を考えない場合、米国では世界最高の高度医療を受けることができますが、極一部の富裕層等の人達だけのようにも思えます。

私自身過去、米国で勤務されていた同伴者の奥さんが入院され、大病になり保険の制限を受け、数千万円の不足金が発生、退職金を前借しても対応できない状態となり、職場で寄付を募った経験があり、忘れることができません。米国では如何に医療費が高額であるかが分かりました。本当に米国では年収1000万円程度の人でも大病を患った場合、状況によっては生活保護等厳しい現実に直面します。

米国の公的医療保険は、65歳以上の高齢者や障害者、低所得者のみを対象としています。現役世代は民間の医療保険にて備えるのが一般的ですが、極めて保険金額は高額です。

 

一例として過去、ニューヨーク・タイムズ紙が「大腸の内視鏡検査」で保険会社へいくら請求されたかを取材した結果も3,500ドル(374,500円)以上で交渉が決着したと報じています。

一般の初診料・・・150ドル~300ドル(16,500円~33,000円)

*専門医の初診料・・・200ドル~500ドル(22,000円~55,000円)

*入院・・・数千ドル(数十万円)/1日の室料

*急性虫垂炎・・・入院、手術後腹膜炎を併発、8日間入院したケース・・・70,000万ドル(770万円)

上腕骨骨折・・・1日入院・手術で15,000ドル(165万円)

貧血入院・・・(2日入院、保存療法施行)で20,000ドル(220万円)等々

ハワイ州ホノルルは救急車が有料と記されています。(理不尽な話しですが、米本土内では保険の種類如何では目の前の大きな高度医療可能な病院があるにも関わらず、かなり外れた郊外の小病院に行く場合も多いようです。救急車は有料が多い所もあります。)、更に救急車内の処置レベルによって料金に差があり、2014年には移送だけで375ドル(41,250円)、高度救急処置が必要な場合450ドル(49,500円)となっています。過去、現地の人に聞いた話では、お産でも入院費用が高額の為、日帰りの方もおられるようです。

米国では4,000万人以上の無保険者、医療費の負担による破産が社会問題となっているようです。今回の新型コロナ・ウイルス対応等でも米国政府は公表しませんが、これらの諸問題が根底にあるため、大きな犠牲者が出て極めて深刻な問題になったと思います。米国、海外で日本のように分け隔てなく高度医療行為を受けることは夢のような話だと思います。

 

少し古いですが、オバマ政権時代の2010年3月に、全国民に医療保険加入を義務付けることなどが盛り込まれたオバマ・ケア(医療保険制度改革法)が制定され2014年1月に適用が始まっていますが・・・

オバマ・ケアにより無保険者が少し減るなど一定の効果を生みましたが、トランプ政権は保険金支払増加による保険料高騰などデメリットを指摘、オバマケアを廃止する動きがありますが・・・

米国において医療は最も儲ける分野で、医療保険会社等は絶対に手放なすことは無く、死守するでしょう。今後も米国内で日本のような国民皆保険制度が出来ることはないでしょう。

米国の医療保険の場合、HMO、PPO、POS、EPOと言う、4つのプランがあります。

*PPO(Preferred Provider Organization)

ネットワーク内でも外でも保険が使えるのが普通ですが、ネットワーク外の医療機関を使うと、自己負担が増えます。

*HMO(Health Maintenance Organization)

ネットワーク外の医療機関では、エマージェンシー以外は、保険が全く使えないのが普通で、ネットワークに加盟する医師の中から主治医を一人選び、いつも、まず主治医を通さなければなりません。つまり、専門医を受診する場合も、主治医にまず相談して専門医への紹介を得なければなりません。HMOプランはPPOプランに比べて、自己負担額が少なく、保険料もPPOより安いのが普通です。

*POS(Point-of-service)

HMOとPPOのハイブリッド型です。保障内容はHMOに近いですが、HMOとは異なり、ネットワーク外の医療機関を使うこともできます。ただし、ネットワーク外では、保険会社との契約が存在しないので、医療報酬額に制限がないため、自己負担は増えます。

*EPO (Exclusive Provider Organization)

PPOの一種とも言えますが、PPOより規則が厳しいプランです。ネットワーク外では、エマージェンシー以外、保険は一切使えません。

 

医療に関しては、米国ばかりでなく、多くの国は日本と違い、命を救えるのは金次第と言えそうです。私達は意識しませんが、日本では世界最高の医療を低定額で受けることが出来ます、世界から見たら夢のような国の話です。

一説では天皇陛下は人類最高のレビ(最高祭司長等)として新型コロナ・ウイルス感染拡大に対し日本、世界が難を回避するよう祈られているとも言われています。

今日、日本の保険制度を虎視眈々と狙っている外資保険会社等もあるようですが、国民皆保険制度と医師、看護師、医療関連従事者等々を未来に存続させるため、新型コロナ・ウイルス対応を機に私達が、今出来ることは何かを考えることは未来に夢、希望を繋げることにもなり意義があると思います。

 

 


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