以下文は旧約聖書、オリエント学、騎馬民族国家・中公新書、ユダヤ人渡来説、ユダヤと日本等々の書籍等を参考にしていますが、個人的な見解を記しています。
今、世界は新型コロナ・ウイルス、ウクライナ問題で未来が大きく変わる岐路にあると思います。
世界の国々が互いに歴史、文化、民族、宗教等を尊重するような世界を目指す、元・トランプ大統領、プーチン大統領、元・安倍首相等・・・世界はグローバル化の推進によりこれらの世界は遠ざかろうとしていると思います。そのプレリュード(前奏曲)が新型コロナウイルス・パンデミック、ウクライナ戦争かも知れません。歴史、文化、民族、宗教を否定するようなグローバル社会、世界統一・NWO、徹底、管理世界が訪れるかも知れません。如何に世界が激変しようと、私達・日本人が持つ、表に出ることが無い歴史を正月を機に振り返ることは意義あることだと思います。
もうすぐ、お正月・・・昨今は正月行事も縮小しているように思います。小さい時から私の家でも正月準備があり、正月前の大掃除、注連縄(しめなわ)・門松を飾る、餅を食べる等、何故正月にこんなことをするのか不思議でした。世界では新年を祝いますが日本のような正月行事はないようです。
米国の場合は、12月31日の夜から友人等が家に集まり、各自が持参した食べ物、飲み物でパーティをします。23:59:50秒頃からカウントダウンを皆んなで数え、ハッピー・ニューイアーとなり周りの人と騒ぎます、この時軽く抱擁する人もいます。好きな女の娘と軽くキスをするチャンスでもあります。元旦はアメリカン・フットボール試合テレビ観戦となるのが多いように思います。日本のように正月芸能番組は殆どありません。一般的には市、町ではカウントダウン、蛍の光を皆んなで歌ったり、数百発以上の花火等の打ち上げをされる所もあるようですが、花火の打ち上げは財政的に厳しい市、町が多く今はかなり少ないようです。日本のように年賀状、おせち料理を作ることはありませんが、元旦に教会に行く方は多いようです。
日本では正月は1年で最大の行事となりますが、何時から始まったのか?正月の真の意味を自分なりに精査すると、どうしても日本人は何処から来たか等々になります。日本の国家の成り立ちを考えた場合、古代ユダヤ(日本に渡来したユダヤ人は旧約聖書に記されているアブラハム、イサク、ヤコブの流れの血統的ユダヤ人、スファラディー・ユダヤ人です。)との関わりはどうしても否定することは不可能のようですが、日本のタブーとも言われる方も多いようです。
タブーの一つでもある、日本人のDNAとY染色体を調べれば、多くの日本人が古代ユダヤ人と繋がっている事実を知ることが出来ます。過去、NHKでも放映していましたが、日本人の40~50%程度が旧約聖書の血統的スファラディ・ユダヤ人であることがDNA解析等で分かりましたが不思議なのは、内外で報道されること無く、世界は沈黙のままです。
日本とユダヤの関係はタブーとなっていますが、薨去(こうきょ)された三笠宮殿下はユダヤ研究の権威でもありました。ヘブライ語を自由に話すことが出来る数少ない方でもありました。ユダヤと古代日本の研究をなされ、立場上「オリエント学」と言うことにされたと言われ、日本とユダヤの繋がりをオリエント学の本で記され出版されております。
古代ユダヤと言うと旧約聖書となりますが、聖書は宗教とは何の関係も無く、世界で唯一つの、人類の歴史等を記した書と捉えるべきであると思っています。今日も欧米世界は聖書思想の元で動いていると言われています。
日本人にとって、極めて重要なのが「過越の祭(すぎこしのまつり)」
過越の祭は、エジプトで奴隷となり不法な扱いを受けていたイスラエル人(血統的・スファラディー・ユダヤ人です。何故イスラエルと言うか・・・ヤコブが神と相撲を取り、神に勝ったために、神はヤコブに以後イスラエルと名乗って良いと言われ、ヤコブの子孫(シュモー)はイスラエルと名乗ることになります。相撲の起源もここにあるとも言われいます。(創世記32・23-29)、相撲は今日も神社で奉納(天皇)とされています。)達がモーセに率いられて、エジプトを脱出したことを記念する大切な記念すべき祭です。
旧約聖書(出エジプト記 12:1-19)
主はエジプトの国で、モーセとアロンに告げて言われた、この月をあなたがたの初めの月とし、これを年の正月としなさい。
あなたがたはイスラエルの全会衆に言いなさい、この月の十日におのおの、その父の家ごとに小羊を取らなければならない。すなわち、一家族に小羊一頭を取らなければならない。
もし家族が少なくて一頭の小羊を食べきれないときは、家のすぐ隣の人と共に、人数に従って一頭を取り、おのおの食べるところに応じて、小羊を見計らわなければならない。
小羊は傷のないもので、一歳の雄でなければならない。羊またはやぎのうちから、これを取らなければならない。
そしてこの月の十四日まで、これを守って置き、イスラエルの会衆はみな、夕暮にこれをほふり、その血を取り、小羊を食する家の入口の二つの柱と、かもいにそれを塗らなければならない。
そしてその夜、その肉を火に焼いて食べ、種入れぬパンと苦菜を添えて食べなければならない。
生でも、水で煮ても、食べてはならない。
火に焼いて、その頭を足と内臓と共に食べなければならない。
朝までそれを残しておいてはならない。朝まで残るものは火で焼きつくさなければならない。
あなたがたは、こうして、それを食べなければならない。すなわち腰を引きからげ、足にくつをはき、手につえを取って、急いでそれを食べなければならない。
これは主の過越である。
その夜わたしはエジプトの国を巡って、エジプトの国におる人と獣との、すべてのういごを打ち、またエジプトのすべての神々に審判を行うであろう。わたしは主である。
その血はあなたがたのおる家々で、あなたがたのために、しるしとなり、わたしはその血を見て、あなたがたの所を過ぎ越すであろう。
わたしがエジプトの国を撃つ時、災が臨んで、あなたがたを滅ぼすことはないであろう。
この日はあなたがたに記念となり、あなたがたは主の祭としてこれを守り、代々、永久の定めとしてこれを守らなければならない。
七日の間あなたがたは種入れぬパンを食べなければならない。
その初めの日に家からパン種を取り除かなければならない。
第一日から第七日までに、種を入れたパンを食べる人はみなイスラエルから断たれるであろう。
かつ、あなたがたは第一日に聖会を、また第七日に聖会を開かなければならない。
これらの日には、なんの仕事もしてはならない。
ただ、おのおのの食べものだけは作ることができる。
あなたがたは、種入れぬパンの祭を守らなければならない。
ちょうど、この日、わたしがあなたがたの軍勢をエジプトの国から導き出したからである。
それゆえ、あなたがたは代々、永久の定めとして、その日を守らなければならない。
正月に、その月の十四日の夕方に、あなたがたは種入れぬパンを食べ、その月の二十一日の夕方まで続けなければならない。
七日の間、家にパン種を置いてはならない。
種を入れたものを食べる者は、寄留の他国人であれ、国に生れた者であれ、すべて、イスラエルの会衆から断たれるであろう。 (出エジプト 12:1-19)
538年、日本に仏教が入り、正月の姿が変りますが基本的な形は綿々と続いていると思います。
大晦日に大掃除
お正月には門松・注連縄(しめなわ)を飾る
餅を食べる
正月を月の初めとし、祝う
等々
これらの習慣は上記の3500年前の旧約聖書(出エジプト記 12:1-19)に記載されている通りで、この習慣を今も守っているのは世界で日本のみです。如何に古代ユダヤと日本が密接に繋がってるかを垣間見ることが出来ます。
モーセの出エジプト記では、イスラエル人(血統的ユダヤ人)の民がエジプトの地で、奴隷となり不法な扱いを受けており、主(創造神)がこのイスラエル(ユダヤ人)の民をエジプトの迫害から守るため、エジプトからカナンの地イスラエル(現在のイスラエル地ではなく、サウジアラビアのアシール地方が本当のイスラエルと言われていますが、これは世界のタブー中のタブーです。現在のイスラエル国が覆ることを意味します。)へ脱出させる計画を立てます。これが有名な出エジプト記です。
対し、ユダヤ人の脱出を阻止する王、エジプト人等・・・主(創造神)は王、エジプト人等の迫害を除くため、見せしめとして王、エジプト人等にいろいろな罰を与えますが、それでも従わないため最終的には王、エジプト人等の子供殺害を王、エジプト人等に予告します。
主(創造神)はイスラエル(ユダヤ人)の子を誤って殺さないように、イスラエル人と非イスラエル人を区別するために、イスラエル人(ユダヤ人)の家の入口の二つの柱と鴨居(かもい)の3ヶ所に赤い血を塗って識別しています。
これが過ぎ越し祭(PASS OVER)と言われ、家の入口に印のあった家にはその災厄が臨まなかった(過ぎ越された)ことに由来します。
日本の正月はこの過ぎ越しを祝ってることになります。
日本に仏教(殺生は駄目)が導入され、玄関に動物の赤い血を塗るのはご法度となりますが、創造神が作ったユダヤのしきたりを守りたい日本に渡来した古代ユダヤ人達は、やむを得ず赤い血の代わりに、入り口の柱の2箇所、鴨居(かもい)に注連縄(しめなわ)、両柱に門松を飾り代用しています。こうして古代ユダヤのしきたりを守り、現在に至っているとも言われています。
主(創造神)が正月(出エジプト時)には、種の無いパンを1週間食べなければならない、これが餅です。種が入ったパンを食べると打たれると記されています。
出エジプト(正月)の前日には種の無いパンを作るため、菌が種無しパンに入らないように徹底して菌除去のため大掃除をしました。これが日本の年末の大掃除の謂(いわ)れとなるようです。
主(創造神)はユダヤ人の出エジプトを記念すべき日として、1年の月初め、これを正月と定め、これらの「正月行事等は永遠に守りなさい」と旧約聖書出エジプト12章に記載されています。
世界で日本だけの習慣として賞与(ボーナス)が支給されていますが、昔はボーナスのことを餅代と言われ、どんな貧しい人でも正月には餅代で餅を食べていたそうです。世界にはボーナスの習慣は無いようです。
意味を知らなくても、結果的には創造神の掟をちゃんと日本人は守っていたことになります。
世界で旧約聖書の正月行事を守っているのは日本のみです、近頃は正月行事は変わりつつありますが、日本は本当に旧約聖書の世界です。
正月(出エジプト)は、記念すべきイスラエル人(血統的ユダヤ人・スファラディー)がエジプトから脱出した日であり奴隷から自由人になった、イスラエル人の極めて大切なお祝いでもあります。
世界で旧約聖書の正月行事を厳格に守ってきたのは世界では日本だけと言うことが出来ると思います。3500年(旧約聖書が書かれたのが3500年前)間守られている日本の正月のしきたり、すごいですね!
(横道に逸れますが、夏のお盆行事も出エジプト以降の荒野で生活したイスラエル人の先祖を祀る行事と言えそうです。)
世界のトップに立つ人達から、羨望される古代イスラエルの大祭司の血流である善を旨とする天皇・皇室、ダビデ王統の血流の極々一部の日本人、及び多くの渡来古代ユダヤ人、エタ(渡来、古代ユダヤ人であり、レビと言う高貴な血統であるにも関わらず差別された人達)と言われた人達・・・アブラハム、イサク、ヤコブからの流れと言われていますが、世界・日本で公にされることは無いようです。渡来古代ユダヤ人は日本の国体を成していると言えそうです。
日本は天皇家、皇室を有しています。これは人類の歴史そのものと言えると思います。私達は凄い国に生まれ生きており感動を覚えます。日本の正月は、まさにこの流れに付随していると思います。かけがえの無い大切な国・日本、世界最古の歴史がある日本のお正月・・・2023年、皆さんも素晴らしいお正月を迎えて下さい。