極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

I am grateful that I can freely write my daily thoughts

オリンピック前にウイルスを克服できるか?

2020-03-31 16:48:43 | 日記

以下文はNHK NEWS WEB(2020年3月17日)、US TODY(3月30日)等々を参考に記していますが、素人文で可笑しな箇所はスルーして下さい。素人の雑日記とします。

 

3月30日の米紙US TODY(電子版)は、東京五輪の新たな大会日程が発表されたことについて、IOCを批判しています。米国内の論調は来年の開催は無理であろうという説が多いようです。今、世界は未知のウイルスと戦っていますがワクチンさえ開発されていません。日本のみ利権との戦いをしているようにも思えます。

下記文はUS TODY(3月30日)の一部抜粋記事です。

米国・ジョージタウン大学の教授であり、WHOの国際保健法協力センター所長であるローレンス オー・.ゴスティン氏はオリンピックを開催するには、3つの条件が必要であると述べています。

1 世界で症例数が劇的に減少していること。

2 治療に、新たに開発されたワクチンが広範囲に使用されていること。

3 各国政府による旅行制限が解除されていること。

Lawrence O. Gostin, a Georgetown professor and director of the WHO Collaborating Center on National & Global Health Law, said three conditions would need to exist to consider going forward: that the number of cases would be “dramatically reduced,” there would be widespread use of a vaccine and treatment and that governments would dismantle travel restrictions.

確かに日本はオリンピックの損得勘定ばかりが先行し、新型コロナ・ウイルス策は場当たりの後回し、世界各国の選手、役員等々、応援する私達の安全確保は出来るのか・・・

多くの日本人は中国、欧米等での強毒性、感染拡大原因等を学習していないと思います。人類が初めて経験する自然発生に疑問がある未知のウイルスに対し、ワクチン開発さえ困難な状況で新型コロナ・ウイルスを甘く見ていると思います。本当に来年オリンピックが開催できるか、大きな疑問があります。

昨今、国内では個人の権利、人権が何よりも優先される・・・このままでは取り返しがつかない状態になるかも知れません。日本の可笑しな憲法を守るために理不尽にも多くの犠牲者が出たでは笑うに笑えません。特に未来を背負う子供達に対しては学校休校もやむを得ないでしょう。休校にしたら子供達の学力は低下しますが”知能”は低下しません。これらの策は幾らでもあります。限りない豊かさを追求した日本経済はリセット出来ますが命は不可能です。

今回の新型コロナ・ウイルス発生・感染拡大等は、先進国等々の多くの国が国家安全保障の問題と捉えていると思います。ウイルス発生源等は多くの先進国では分かっているでしょうが、自国益を守るためには絶対に公にしないと思います。勿論、日本もそうでしょうが、あえて公開する必要は無いでしょう。

3月19日、日本は先日の新型コロナ・ウイルスは中国が発生源と菅官房長官が答弁していましたが、日本が賢く生きるためには孫子の兵法を厳守し、更に犬に例えるならば飼い主には尻尾は振り・振り、頭は国益・国民益・核心に向けることが大切だと思います。

何故、多くの先進国が国家安全保障(生存や独立などの価値ある何かを、何らかの脅威が及ばぬよう何かの手段を講じることで安全な状態を保障すること。)の範疇と捉えているか・・・国の諸事情もあるでしょう。私達からすれば理解不能かも知れませんが、歴史等々を精査すれば世界は理不尽で、私達が考えているような世界でないことが分ります。

新型コロナ・ウイルスのワクチン開発等が急がれていますが、今使用して相応の効果が確認できるのは数種類とも言われています。その中の有力候補はアビガンとも言われています。

アビガンは新型コロナ・ウイルス「細胞内」のRNA遺伝子複写を遮断するとも言われ、本当だったら凄いことです。ウイルスが変異した場合は効果が無いようです。毎日かなりの量を投与する必要があると言われています。素人のため表現が難しいですが、普通の感染防止薬は細胞内のRNA遺伝子ウイルスを遮断していない状態でウイルスを遮断するようで、当然、根本的な解決には至らないと思います。アビガンは他のRNA遺伝子を持つ多くのウイルスにも効果があるとも言われています。

ワクチン開発が成功すると問題が起きるようで、先ほど記したように世界は私達の思うような世界ではなく、理不尽な問題が起きる可能性があります。

ドイツが開発しようとしたワクチンに米国から横槍が入りましたが、ドイツ政府はやんわりとした批判をしています。ドイツが国家安全保障の範疇と捉えている一端が見え隠れします。公開配信記事等から言えることは、ドイツからしたら日本、中国が最も信頼できる共同開発メンバーと考えているでしょう。

少し古い記事ですが、中国政府は、新型コロナ・ウイルスによる患者を対象に行った臨床研究の結果を公表、日本の製薬会社が開発したインフルエンザ治療薬「アビガン」に治療効果が認められ明らかな副作用もみられなかったとして、医療現場で治療薬の1つとして使用を勧めていく方針を明らかにしました。

中国では2020年2月16日新たに21人の新型コロナ・ウイルスの感染者が確認され、感染者は合わせて8万人を超え、死者も3226人でした。
こうした中、北京で17日開かれた記者会見で科学技術省生物センターの張新民主任は、国内の2つの医療機関が行った臨床研究の結果、日本の製薬会社が開発したインフルエンザ治療薬「アビガン」、一般名「ファビピラビル」に、新型コロナウイルスによる肺炎などへの治療効果が認められ、明らかな副作用もみられなかったと述べました。
臨床研究は、湖北省武漢と広東省深センの医療機関が、それぞれ240人と80人の患者を対象に行い、このうち深センでは「アビガン」を投与しなかった場合は、ウイルス検査の結果が陽性から陰性になる日数の中央値が11日だったのに対し、投与した患者では4日だったということです。
また、エックス線の画像で肺炎の症状の改善が認められた患者の割合は、「アビガン」を投与した場合は91%と、投与しなかった場合の62%より高かったとしています。
張主任は「安全性が高く、効果も明らかで正式に推薦する」と述べ、治療薬の1つとして医療現場で使用を勧めていく方針を明らかにしました。
「アビガン」の一般名である「ファビピラビル」をめぐっては、日本の会社とライセンス契約を結んでいる中国の製薬企業が先月、中国政府の許可をとって量産が可能な体制をとっています。

日本はアビガンの増産、投与は大々的な報道をしないで整斉と進めたほうが賢明かも知れません、何故なら国家間の利権等々で世界は私達が考えるような世界ではないの一言に尽きると思います。

今後、数年後新型コロナ・ウイルス収束等後の世界に中国の台頭でアメリカ中心の世界秩序は大きく変わる可能性があります。世界のドル基軸通貨、原油支配等々が大きく変化するかも知れません。世界は中国のくしゃみに世界が風をひくという現実に直面すると思います。白人支配の世界から有色人種の支配へ変わることは白人にとって絶対に許せないでしょう。新型コロナ・ウイルス問題は戦争も辞さない意外に根が深い問題かも知れません。

 

国難でもある新型コロナ・ウイルスに対し、”武士道の任(思いやり等)の心”+”ワン・チーム”+”国を思う気持ち”があれば、日本は犠牲が多かろうと必ず克服できるでしょう。日本は古来から幾多の国難を克服してきましたが、これらを精査すると上記3つがベースに成っているようにも思います。

今、私達が実行可能な・・・

*石けんによる手洗い

*手指消毒用アルコール等による消毒等

*出来る限り混雑した場所を避ける。

*十分な睡眠
*人込みの多い場所は避ける。

*屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときは注意する。

私達は、国内に感染が拡大・蔓延しても凛とした姿勢で政府策、注意等を守ることは極めて大切だと思います。

 

 

 


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国難・・・お米の作付けは4月からスタート

2020-03-27 19:08:09 | 日記

以下文の自給率は、市場価格ベースではありません。

 

米の作付け時期は、農林水産省資料では4月から始まるようですが、今回の新型コロナ・ウイルス感染が長期に及んだ場合、最悪を考えた場合、現状の備蓄米6月分で大丈夫でしょうか・・・素人が思うお米の備蓄米量、全てが希望的観測は通用しない厳しい現実に直面するかも知れません。

当然、世界の大混乱期では海外からも多くの穀物も輸出制限を受ける可能性があります。多くの穀物等食料輸出国々は自国ファーストでしょう。

主食用米の自給率は100%。お米は国内生産だけで消費をまかなうことができる唯一の作物と言われています。日本の食料の最後の砦でもあるお米・・・日本人に最も適した食べ物は、お米を置いて見当たりません。

 

お米の作付け現状は、減反策(戦後の日本における、米の生産調整を行うための農業政策で、基本的には米の生産を抑制するための政策であり具体的な方法として、米作農家に作付面積の削減を要求するものです。)は2018年度に廃止されましたが、米作付けは増えていないようです。

世界の国々では食料は安全保障の範疇としている国が多いようです。安全保障に疎(うと)い、私達日本人もお米を含め、食料は安全保障の範疇と捉えるべきで、国難の今こそ食料自給率を直視、再考すべきです。私達は戦後、平和、秩序に浸り生きましたが、世界の現実からは大きく乖離してしまい、ガラパゴス国民に成り下がったようにも思えます。

世界の食料調達が困窮した場合、日本を助ける国は皆無でしょう。昨今のお米の買い占め、貯めは自然な心情だと思います。お米の最大の長所は長期保存が容易であることで非常食には最も適していると思います。お米は古来からも非常食の代表格のようです。日本の食べ物が欧米化したとは言え、お米は私達に無くてはならない極めて大切な食べ物であると思います。

今、日本に出来る、100%確かに確保できる食料はお米以外無いように思います。勿論、お米は年一回の取り入れです。昨今の太陽黒点異常に伴う気候変動に大きく影響されますが、増産は可能だと思います。お米は日本にとって、古来からの間違いなく万能食品です。

日本のお米は6ヶ月分の備蓄があるとは言え、国難収束が長引き、多くの国民が自宅等でお米を食する機会が増えた場合、6ヶ月の備蓄分で大丈夫でしょうか、更に備蓄米の精米、流通等過程で感染者が出た場合、滞ってしまい一部機能しなくなり最悪混乱を伴うと思います。

昨今の国難を考えた場合、私達に大きな安心を与えるには1年位のお米の備蓄は必要だと思います。特に国難時は余裕の備蓄は計り知れない安心感を私達に与えると思います。増産で余剰米が出た場合、国難が去り沈静化した暁には多方面で活用できると思います。増産に税が投入され、無駄になったとしても保険と考えたら問題ないと思います。

世界の国難で食糧確保が如何に重要であるか、歴史が示す通り世界は身を持って体験しています。今、国民が一番安心できる大きな要素の一つは間違いなく食料だと思います。

新型コロナ・ウイルス策の優先順位・・・1 ”大切な命” 2 ”日々のくらし” 3 ”経済”で、お米の問題は2に該当し大切な要素だと思います。今まで通りの米作を少し緩和、備蓄を増やしてもらいたいものです。

お米の作付けは“4月からスタート”するようです。

是非、私達の更なる食料安心のためにも、特例として6ヶ月備蓄から1年程度の備蓄のためにも是非、備蓄増をして欲しいものです。

 


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今、私達に必要な「任:思いやり等」の心

2020-03-25 15:43:28 | 日本社会

以下文は昨今の新型コロナ・ウイルスに対する素人の思い、雑日記です。

 

日本国内は一人々が国、県等の策を守らない・・・静かな無秩序状態にも思えます。

個人の主権、権利等ばかりが声高々に叫ばれる日本の現実、世界は感染防止に必死で、経済が大きくダウンしても国民の安全を確保しようと努力しています。先進国等では安全保障の範疇と捉えられているようにも思えます。昨今の日本国内の呆れるような一人々の行動が日本を感染大国にしてしまい、大きな犠牲者を出してしまう可能性があります。

 

昨今、政府は守るべき事を分かりやすく、知らせていますが協力、お願い等々の範疇で強制力がありませんので、多くの国民の協力が無ければ厳しい結果を招くと思います。

戦う相手は人類が始めて経験する自然界に無いようなウイルスです。安倍首相はオリンピック開催を「人類が未知のウイルスに打ち勝った証にしたい」と公言しています。この発言は極めて大きな意味があると思います。如何に未知とのウイルスが危険で、世界が困難な事態であるかを表した言葉だと思います。

 

新型コロナ・ワクチンの開発には人類の英知を集めても、極めて困難を伴うでしょう。新型コロナ・ウイルス、ワクチンを開発すると言う事は、エイズ・ワクチン等が開発されたことを意味するかも知れません。人類が一致団結してワクチンの開発に当たった証として歴史に記して欲しいものです。

 

中国では新型コロナ・ウイルスは収束したような報道がありますが映画館、学校は閉鎖のままです。国内移動を遮断しているから増えていないのであり、移動解除は感染拡大に繋がると思います。何故なら、新型コロナ・ウイルスの治療法が無く、試行錯誤の状態だと思います。単純に考えた場合、移動解除等により感染者数は最悪、行き着く所(全人口)まで行く可能性があります。

今回の新型コロナ・ウイルスは、過去のウイルスとは全く異質で、”自然界で発生していないと言う説”があります。過去例のような数ヵ月後に感染は収まるという愚かな考えは意味を持たないと思います。昨今は影を潜めていますが、専門家がよく使用していた過去のウイルス感染・収束パターン等も使用できないと思います。

 

今、私達に出来ることは、新型コロナ・ウイルスとは何物かを理解することは大切だと思います。迷った時は最悪を考えることが大切だと思います。昨今のドイツ、メルケル首相の9つの策(最後に記しています。)を日本が取り入れ、実行に移したら感染防止には大きな成果を収めると思います。

今、私達一人々に出来ることは何か?

1 石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行う。

2 できる限り混雑した場所を避ける。

3 十分な睡眠をとること。
4 人込みの多い場所は避ける。

5 屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときはご注意する。

更に、一人々の武士道の任(思いやり等)の心が極めて大切だと思います。絶対に敵を甘く見てはなりません。若い人達は感染しても軽症だと思うかもしれませんが、今の平和な日本が存在するのは弱い立場になっている高齢者等の努力によって成し得たと言う間違いない事実、若くても病気等々を持っている弱い立場の多くの人達のことを考えて行動してもらいたいものです。

優先順位が”大切な命”、”日々の生活”、”経済活動”であることは孫氏の兵法の通りです。今、何が優先されるべきかを見極めることは大切だと思います。今、私達は「”政府策に協力する”」ことに尽きると思います。

残念ながら、世界には憲法に緊急事態条項がありますが、日本の可笑しな憲法には存在しません。現政府は新たな法を作り、やれることを全てやっているとおもいますが、どうしても限界があるでしょう。政府策を批判する人達が多くいますが、本質は何かを見極めていないように思います。

大切な優先順位・・・”大切な命”、”日々の生活”、”経済活動”

今、日本の未来は、私達一人々にかかっていると思います。

 

参考

日本も是非参考としたいドイツ、メルケル首相の9のプラン

3月22日の日曜日、メルケル首相が直々に発表したそれの要約が、下記です。
1 人との接触は最低限にして、同じ世帯に住む家族以外、どうしても必要な人以外とは会わないこと。
2 公共の場所で、1で挙げた以外の人と接触するときは、少なくと     1.5mの間隔をとること。
3 公共の場所に行く場合、一人か、同伴者一人のみ。同じ世帯に住む家族はその限りではない
4 仕事、介護、買い物、通院、会議や試験、他人の介助、個人で行うスポーツは許されますが、それ以外の外出は危急の用事のみ(家族のお葬式等)
5 公衆の場所でもプライベートな場所でも、集まりは開いてはいけない。これらの規則が遵守されるよう警察が見張り、違反者は罰せられる。
6 飲食店は閉鎖、ただし、配達、またはテイクアウトなら営業可
7 美容院、エステサロン、マッサージ、タトゥースタジオなどは、身体の接触があるため閉鎖、ただし医療としての営業は可
8 接客を伴うすべての営業において衛生に関する規則を守り、従業員と顧客のための効果的な防疫態勢を整える。
9 これらの措置は少なくとも2週間有効


ドイツでは現在、3人以上で外に出てはいけない。家で友達と飲み会をやってもいけない。祖父母を訪ねるのもダメ。戸外での2人以下での散歩、スポーツはOK、但しジョギングは良くても、サッカーなど団体競技はもちろんダメ。違反した際には罰金があるが、額は州によって違うようです。

今、日本の未来は、私達一人々にかかっていると思います。

 

 


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キャバレー一筋62年の人生

2020-03-25 12:32:59 | 日本社会

以下文は、土門拳賞(写真家である土門拳を敬して、1981年に毎日新聞社が設立した写真賞)写真家・梁丞佑(ヤン・スンウー)氏が吉田氏と歌舞伎町の人間模様の記事(3月20日配信、コピー有り)です。私達とは異質の環境で生きてこられた吉田康博氏、氏は私達に強烈な生き様を普段接することが無い、興味ある内容で投げかけてくれます。

著者の梁丞佑(ヤン・スンウー)は、1966年韓国・井邑(チョンウプ)市生まれ。フリー写真家、96年に来日、日本写真芸術専門学校へ入学、東京工芸大学芸術学部写真学科卒業後、同大学院芸術学研究科メディアアート専攻写真メディア領域修了、2017年土門拳賞を受賞しています。

 

東京・新宿。歌舞伎町に残っていたキャバレー「ロータリー」が2月末閉店しました。歌舞伎町には1000軒を超える飲食店やホテルがひしめき合います。夜城と呼ばれる風林会館は新宿区役所のすぐ近く、そのビルの6階に「SUNTORYパブクラブ ロータリー」はあります。広さ240坪、約200人の客が収容でき、直近まで80人ほどのホステスが在籍していました。

今日、ストレス社会において多くの人達に癒しの場を与えてきたキャバレー等・・・日本社会を何気なく表に出ることなく支えてきたと思います。新型コロナ・ウイルス感染で日本社会は経済的に激変するかも知れませんが、色々な事情で風俗等で働く多くの人達は税金を払っています。感染状況次第では更に厳しい状態になると思います。同じ国民として日陰者にならないような策が必要です。どのような職業で社会が不必要としている職業は無いと思っています。

 

支配人であった吉田康博氏はキャバレー一筋62年で、沼地だった頃から歌舞伎町を知る数少ない一人です。

戦後復興を経て昭和、平成、令和へと変わりゆく歓楽街、吉田氏はそこでどう生き抜き、何を見てきたでしょうか・・・・

店内のにぎわいは昭和、薄暗いホールに昭和の演歌が鳴り響きます、ミラーボールが華やかに光り、タバコの煙が立ち込める中をボーイたちが動き回っています。テーブルにはろうそく、耳元でささやき合う男女、笑顔で乾杯をする人達、2月初旬ロータリーはこの夜もにぎやかでした。

ステージではドレス姿の女性歌手が歌っています。欧陽菲菲のラヴ・イズ・オーヴァー、昭和を代表する歌謡曲です。

ホステスと客、笑い声も絶えません、歌謡ショーでは昭和の曲が聴けます。

一人の年配のホステスがじっと歌に聴き入っていました。彼女の目から涙が落ち、泣きながら歌詞をくちずさむ、ステージにスポットライトを当てていた年配の男性が近寄り、彼女の肩に手をかけました、店の配人吉田康博氏です。

「彼女はね、自分の人生を歌に重ねて泣いているんです。ホステスさんたちは苦労している人が多い。尽くした人に捨てられてボロボロになったりね。みんな昼も夜も働いて、一生懸命生きているんです。」

「いらっしゃいませ!お客さま、お久しぶりでございます!

店の玄関では吉田氏が大きな声で客を出迎えていました。今年82歳、広いホールを見渡しながら、背筋を伸ばして足早に歩き、楽しんでくださいね!ごゆっくりお過ごしくださいませ!と客にあいさつしていきます。

キャバレーというのはショーがあって、バンドもあって、大きいフロアーがあって、ホステスさんのおもてなしもあります。音、光、匂いという三大要素で営業をしており、それが魅力です。

お客さんは昼間一生懸命仕事をしています。だから夜はその分、楽しんでほしいんです。

 

水商売の女性の行く末を知っているんです。夜7時になるとホステスの女性が次々と出勤、ロッカールームで着替えて化粧、ロータリーで働くホステスの年齢層は高い、40代から50代が多く、最年長は72歳、ビジネスを考えれば若いホステスを雇えばよいが、しかしと吉田氏は言います。

私は水商売の女性の行く末を知っているんです。みんな、ある程度の年齢になったら働けなくなります。技術もないから、そうなると体を売ったり、悪い世界に入ったりね。とても弱い立場なんです。だから私は、あえて(年齢を重ねても)彼女たちに働いてもらっているんです。

ホステスの静さんは吉田と共に22年間働いています。店での勤続年数は一番長く、キャバレーには全てがあるんです。歌やダンス、お笑い、一緒にゲームもします。音楽と熱気があって、みんな元気いっぱいに楽しむ場所、私にとってロータリーは家族、吉田さんは父親のような存在です。

 

化粧をする舞さん、3年ほど前に働き始めた舞さんもロータリーは特別な存在という。ここで働いて育っていった人たちが、また新しいお店を歌舞伎町で開いたりしています。ロータリーは根っこという感じです。吉田さんは面倒見が良くて、かっこいい、一度お店で騒いだお客さんを、吉田さんが床に抑え込んだんですよ。

浪川健太さんは、仕事もなくブラブラしていた26歳の時、顔見知りの吉田と偶然道で出会いました。

腹減っているだろ、と言われてご飯をご馳走になって、そのままボーイとして働き始め、今はマネージャーです。

ここで働き始めた頃(2005年)、お店はいつも満席でしたね。みなさん歌ったり踊ったり、吉田さんは人間味があって誰でも平等に接してくれる。尊敬します。

ホステスの配置を考える浪川健太マネージャー

68歳になる岩切正憲マネージャーは、10年ほど前に吉田氏から声を掛けられました。

吉田さんは仕事には厳しいけど、本当は優しい、そこにひかれた。キャバレーにはキャバレーの良さがある。ここは愉快で安心して飲める場所、歌舞伎町で安心して楽しめるお店は貴重ですよ、本当に!

ホステスの家族にこの店を知ってほしい、夜8時過ぎ、吉田氏はホールを動き回っています。フィリピン人のホステスの家族が来店していると聞くと、そのテーブルの料金をもらわないようにとマネージャーに告げました。

外国人ホステスの家族が来日するときは、必ずお店に呼ぶようにしているんです。大切な娘がロータリーという安全な店で働いていることを、家族に知ってほしい、もちろんお金は取りません。

夜9時を過ぎると、ホールは満員に、席がなくて帰る人もいました。閉店の2月28日が迫っています。

ここ連日、満席です。昔からのお客さんがみんな来てくれるんです。活気があるでしょ、あー、昭和の時代、キャバレー全盛期のようだね。

 

夜10時、吉田氏は接客の合間をぬって、楽屋裏の事務所で菓子パンを食べていた。これ、夕食、昔は毎日満席で休む暇はなかった。私はね、昭和33(1958)年から歌舞伎町で働いてきました。今年で62年目、当時はまだこの辺りは沼地で、闇市もありました。私ほどこの街を知る者はいませんね。歌舞伎町の歴史と共に、私は生きてきたんです。

第2次世界大戦が終結した1945年8月、歌舞伎町の辺りは空襲で焼け野原でした。数年後、地元の有力者らが観光国家こそ日本の生き延びる道と考え、民間主導による復興事業を構想、映画館や演芸場、ダンスホールなどを呼び込み、道義的繁華街の建設を進めました。歌舞伎の演芸場にちなんで歌舞伎町という地名になったのは、1948年のことです。

昭和20年代は、戦争に行った人たちが外地から日本に戻ってきました。彼らは家族のために、日本の復興のために必死に働きました。そして昭和30年代には、ゆとりも出てきて、多少お金もたまってね。みんな、青春を取り戻そうと必死な時代ですよ、優しさだとか面白さだとか、欲望とかを求めていました。青春時代を軍国主義下で暮らしていた人たちには、そういうのが全くなかったからね。

 

欲望を解き放たれた人々は、一気に歌舞伎町に押し寄せました。

人間は本来、危ない経験をしたいとか、好奇心の塊なんです。特に男はね、私の主観ですけど、そういう経緯があって歌舞伎町は東洋一の歓楽街になった。その波に乗って、キャバレーができました。俗にいう大箱というお店、大箱とは、数百人規模のホールがあって女の子がたくさんいる店、言ってみれば、一度にたくさんの人が遊べる場所です。時代は大箱を必要としました。キャバレーが生まれたのは必然だったんです。

 

歌舞伎町の夜

 

吉田氏が歌舞伎町で働き始めた昭和33年、にぎわいはすごかったという。悪そうなやつらばかり、どの国かも分からない外国人もたくさんいたしね。悪魔の溜まり場というか、歌舞伎町にはさまざまな人が集まっていたね。

 

自宅と店は自転車で移動・・・その歌舞伎町で60年以上、キャバレー一筋で生きてきた吉田氏は伝説の支配人と呼ばれます。

ここでは目の前を札束が飛び交って、人間の欲や暴力が日常茶飯事、いろんな経験をしました。刀を振り回されて階段を転げ落ちたり、一人で十数人相手にけんかしたり、道端でいきなり数人に拉致されたりね。

カタギの自分が、裏の世界の人とも対等に渡り合っていましたからね。周りはハラハラドキドキですよ。

吉田氏の武勇伝は少しずつ知れ渡っていきました。歌舞伎町を歩くと、一歩引いてあいさつする人が増えていきました。

あ、おれも少しは認められているんだなと、いい気になりながら歩いてね。そんなことが少しずつ重なって、あっという間に60年ですよ。まじめな人は歌舞伎町は怖いぞって、入ってきません。私みたいに、いい加減な人間にはちょうどいい。

 

やんちゃして田舎に住めなくなって、歌舞伎町に流れてくる人も多い。仕事はありますよ、ボーイ、ホステス、皿洗い。やる気さえあれば、履歴書も性別も身分も国境も関係ないんです。人生に疲れ果てて歌舞伎町に流れてくる人もいます。でもここで人の優しさに出合って、人生の再出発をする人もたくさんいるんです。

吉田氏が歌舞伎町を歩くと、すぐに誰かがあいさつしてくれます。自らも積極的に声を掛けていきます。

黒人の呼び込みのお兄ちゃんがいますよね?私は彼らに声を掛けて、缶コーヒーを渡すんです。そして、無理やり客引きしちゃ、いけないよ、ほら、あそこに防犯カメラがあるでしょ、捕まっちゃうからねと。その黒人は吉田さんは自分のことを心配してくれているいい人だなって、思うんです。そしたら次からは、あっちから声を掛けてきます。情報も流してくれて、私は情報通にもなります。この街は人との付き合いが100円でできます。人との出会いは、仕事だったり、恋愛だったり、いろんなチャンスを生む、それが歌舞伎町なんです。

 

吉田氏は昭和13(1938)年、福岡県の八幡市(現・北九州市)で生まれました。八幡市には八幡製鉄所(現・日本製鉄)があり、北九州工業地帯における重工業の中心地として栄えていました。

八幡市は鉄の都と呼ばれてね。もうね、街には男ばっかりで、時代も時代だったから、男社会で育ちました。私が育った家庭は裕福ではなかったが不自由のない生活でした。母は一歩引いて歩く昔ながらの女性、父は桃太郎って名前で、安川電機で働いていました。父の厳しさは半端ではなく、殴られるのは当たり前でした。

男は玄関から、女性は必ず裏口から入りました。本を読むときは、部屋の真ん中で姿勢を正して読み、壁にもたれていようものなら殴られました。口答えなど考えられない、父は絶対的な存在でした。その反動か、学校でもけんかばかりだったという。

昭和31(1956)年、上京して大学進学、大学でもけんかばかりした。勉強ができなかったから、けんかで自分の存在感をアピールしたかった。18歳と若いでしょ、ばかでしたね、結局挫折して、2年で大学をやめました。今思うと、その挫折から学んだんです、人生は一筋縄ではいかないとね!

退学した後、友人に仕事ならキャバレーがいいと紹介され、ボーイを始めました。当時、20歳、人に喜ばれ、頑張ればそのぶん認められるサービス業は実力の世界であり、天職と感じたという。

よし、この世界で成り上がってやろうって、人の倍働きました。それからは、いろんなキャバレーを渡り歩きました。62年間で30軒近くです。さまざまなオーナーに仕えることで、それぞれの経営学を学ぶことができました。その頃の歌舞伎町では、華僑のオーナーも多かったから、華僑の仕事の鉄則も学びました。

 

吉田氏は27歳の時、タバコ、酒、ギャンブル、全てをやめました。仕事は順調だったが、飲むと酒乱になり、そのたびに問題を起こしたからだという。

これ以上続けていたら、友だちを全てなくすぞって先輩に言われてね、酒飲んで警察沙汰になって、連れて行かれた時に惨めさを感じたり、ギャンブルはいつも花札、札束のぎっしり入った給与袋を机に置いて、でも、いつも負け、おれ、ギャンブルの才能ないなって悟ったんです。周りには、病気してもお金がない、捕まってもお金が払えない人たちが多くてね。おれもこのままではだめになるって気が付いた。それで全部やめちゃえ、って。

その後もキャバレーを転々としながら、経験を積む日々は続きました。

昭和50年前後かな、30代半ばだった私は、ムーランドールというキャバレーにいました。近くにクラブハイツという店ができ、向こうがうちの女の子を引き抜いたんです。この世界では、女の子の引き抜きもしょっちゅう。いい子がいないと、キャバレーに客は来ないですから。

ライバル店がオープンするその日、吉田は引き抜かれたホステスが車で地下の駐車場に入るのを見張っていました。

私とボーイたちが、車の前に寝転がって、駐車場に行くのを防止するんです。すぐに乱闘になりました。そんなの日常茶飯事、あの時代は、そういうことがまかり通る時代でした。けんかの後に、裏の世界の人が出てきたこともありました。そうすると、こちらも同じように裏の世界の人を出してね。そういう時代もあったんです。

 

吉田氏はよく裏の世界への誘いも受けました。

おまえ気に入ったよ、って組織のバッジをくれるんです。勘弁してくださいよ、と言ってね、ときどき聞かれるけど、よくその世界に入らなかったね、と、派手な世界でいい思いをしている人を見て、すごいなあと思うこともあったけど、でも、いい思いを続けていると、絶対、反動がくると思っていましたから。いろんなキャバレーで働き、たくさんの人生を見て勉強していましたからね。

1980年代から90年代、歌舞伎町ではまだ、裏の世界との関係を簡単に切ることができない状況だったという。それが2004年の「歌舞伎町浄化作戦」以降、流れが変わりました。昭和も遠のき、社会全体も変化しつつありました。

そうした中、吉田も東京弁護士会民事介入暴力対策特別委員会と協力し、歌舞伎町で犯罪防止のためのパトロールを始めました。

いわゆる、ぼったくり防止パトロールです。私は歌舞伎町の隅まで知っていますから、同行しましょうとボランティアで始めました。歌舞伎町の未来を考えると、誰かがやらないといけないな、って。こんな私ですが少しお手伝いしましょうか、って。

そうした功績で吉田氏は2018年、新宿警察署も関わる新宿繁華街犯罪組織排除協議会から犯罪組織排除功労者として表彰されました。

その時ね、あんまり変なことを言うなよって、裏の世界の人から言われました。私は歌舞伎町の夜の世界で生き残るために、裏の人たちともうまく付き合いをしてきました。昔は何か店で問題があると、警察が3分かかって来るとこを、裏の人は1分で来てくれました。そんな時代だったんです。今は時代が変わって、彼らと付き合ってはいけない。だから私も時代の流れに合わせたんです。警察関係の人とは、今も昔もお付き合いがあります。そんなわけで、裏の世界の人たちと警察の人の名刺は、すごくたくさん持っているんですよ。

その彼は従業員やホステスたちに向かって、真剣にお金の大切さを説き続けてきました。

 

人生で一番何が大切かと話すとき、お金だよと言うんです。厳しく言います。もちろん人とのつながりも大切だけど、歌舞伎町で生きている私たちは、甘い考えでは生き残れません。自分が倒れたとき、病院に運ばれるとき、たった一人なんです。そのときに必要なのはお金だよ、って。ホステスたちには家族に何かを買ってあげるときに必要なのはお金だ、愛情だけでは人は育たないと伝えます。お金の大切さを感じてほしいんです。そうすると、お金をためようと必死になって仕事を頑張れるんです。

 

1998年にロータリーのオーナーになり、以来、22年、引退を考え始めたのは、1年ほど前からです。

私はキャバレーが好きで、現役で頑張ってきました。でも、お客さんがだんだん少なくなって。これは私一人の力ではどうすることもできない。時代にどんなに抵抗しても押し流されてしまう。自分の立場を自分で理解して、もうそろそろ引退かな、と。

 

ホステスの売上指名表をチェックする・・・キャバレーに来る客は年をとり、お酒を飲まなくなり、遊ばなくなった。従業員やホステス、吉田氏自身も年をとった。

吉田氏はこの店のオーナーになったとき、他店から50人以上のホステスを引き抜いたことがあります。

当時はホステスが200人ぐらいいて、一晩でお客さんが300人以上、1日の売り上げはいつも500万、600万。昔は人件費が42パーセントぐらい、今は50パーセントぐらいかな、人件費の高騰もキャバレーを閉店へ追い込んだ原因の一つかな。

閉店後、ここには老舗のホストクラブ「愛本店」が移転することになっています。以前の歌舞伎町は男の遊ぶ場所でした。ここ10年ぐらいかな、ホストが独立して次々とお店をつくって、今はもう、歌舞伎町は女性が遊ぶ場所という雰囲気になりました。良いか悪いかは別としてね。ホストクラブでも頑張っているお店もあるし、時代が変わったというより、人の考え方が変わった、考えも変わって、遊び方も変わった。時代の変化は、受け止めないといけません。

 

吉田氏の周囲にいた人々は、吉田氏をどう見ていたのだろう。吉田氏に何を見ていたのだろう。踊り子の夏希さんは2月21日が最後のステージでした。吉田氏の扱う照明の中で艶やかにセクシーなダンスを披露、ロータリー閉店を機にダンサーそのものを引退するという。

夏希さんは、年齢もあるしね。でもキャバレーが少なくなったのが一番の理由。いいきっかけだなと思っています。ロータリーは自分にとって大きな存在。お父さんのような吉田さんがいて、お母さんやお姉さんのようなホステスさんがいてね。

72歳の柳本尚一営業部長は、36歳からロータリーで働いてきました。キャバレーは日本の歴史をつくってきた場所だという。

大手のゼネコンの人がここに来て、商談をまとめて、ビルや道路を造った。ここは楽しみながら仕事の話がまとまる、特別な場所なんです。キャバレーには、政治家や作家、芸能人や会社の社長、いろんな人が来る、私も普通だったら政治家と会話などできない、でも、ここでは会話ができる、だからキャバレーは特別なんです。

 

ホステスの中村まゆさんは、ロータリーで働いて10年ほどになる。吉田さんは優しいけど、厳しいお父さん。自分の親より100倍厳しい、でも、友だちに言われた。あんたね、大人になって自分を叱ってくれる人は神様だよって。こんなに真剣に怒ってくれる他人は、この先にはいないんじゃないかな。

厨房で働く中村英男さんは、大学生時代から吉田を知る。出会いは45年前、当時、僕はピンクキャバレーでアルバイトをしていて、時給が300円、でもキャバレーは500円、僕は野球をやっていて坊主頭でそんな頭じゃホールを歩けないぞ!って言われて、以来、厨房専門、僕はね、吉田さんに会えなかったら、たぶん裏の世界に入っていただろうね。真っ当な世界に導いてくれた恩人ですよ、吉田さんは。もしも吉田さんが亡くなっても、たぶん誰にも知らせないだろうね、そういう人だから。でも、いいんです。吉田さんとの思い出は、ずっと心に残っていますから。

吉田氏がいつも行く理髪店の店主、成田さんとその友人の茂山さんは常連客、吉田さんの散髪は私の担当。髪を切っている時に、いつもためになる話をしてくれるんだよ。それが楽しみでねと成田さん。

 

常連客・・・あんなに世話好きな人は他にはいないねと言う。

キャバレーを守り続けてくれてありがとうって、言いたいね。ここの年配のホステスたちがいいね、おれたちみたいな、昭和の人間が遊ぶ場がなくなってきたね、一つの時代が終わったね。

いつものように吉田氏は、満席のホールを忙しく歩き回っていた。夜11時半、閉店時刻になり、古くからの友人たちが吉田をステージに上げた。吉田さん、長い間、本当にお疲れさまでした!

いつもスポットライトを当てる側だったのに、今日は逆だ、贈り物を渡された吉田は客席から拍手を浴びました。

午前0時を過ぎ、最後の仕事を終えたホステスたちが店を後にしていく、吉田氏が見送っていると、一人の女性が泣きながら吉田に近づいてきました。これまで本当にありがとう。私なんか、おばさんだし、他の場所で働けないんだよ、ここしか働ける場所はなかったんだよ、吉田さん、本当にありがとうね。

翌日、ロータリーの解体作業が始まった。古いインテリアや椅子などが運び出され、天井のミラーボールも取り壊されていく。その間も、吉田氏は忙しそうに事務所を行ったり来たりしていた。ホステスたちの次の仕事先を見つけるために、他店のママと交渉しているという。

吉田氏は閉店後も、歌舞伎町には関わり続けます。

小さな事務所を構えてね、ゴミ拾いやパトロールをしたり、経験は豊富だから、困っている人の相談に乗ったり、いろいろと役に立てることはあると思うんです。でもね、引退後は一気に老けるでしょうね。緊張感とかがなくなるから。それが心配かな。

 

事務所の壁には、吉田自ら書いた夢が掲げてあった。

「かなわぬ夢だと分かっていても、50年後の歌舞伎町のネオン街の姿を見たいものだ。吉田」

 


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気になる3つの記事

2020-03-22 18:17:34 | 日本社会

以下文はデイリー、KYODOU等々の記事ですが、人権は他人の命よりも強し、行き過ぎたような貪欲な拝金主義・この世界は全ては金・・・今、対処すべき優先順位は1・生命、2・日々の生活、3・経済に尽きるでしょう。

日本をはじめ、多くの国々は人類が初めて経験する未知の新型コロナ・ウイルス感染拡大防止・国民の安全確保のため国家策は違うかも知れませんが、何よりも命は尊いとの考えで戦っていると思います。如何して政府・県の策に協力できないでしょうか・・・以下の3つの記事は、同じ日本人として何か割り切れないし、理解できません。

 

1 デイリー 3月21日

「ホリエモン」こと実業家の堀江氏が21日、ツイッターに新規投稿、新型コロナ・ウイルスの感染拡大により米国や英国でも経済活動の自粛が本格的になってきたという報道を引用して、「やりすぎ感」「ヒステリーになってるな」などと危惧した。
米東部ニューヨーク州やシカゴを抱える中西部イリノイ州などが20日に住民に不要不急の外出を避けるよう求める措置の導入を発表し、企業には在宅勤務を義務付けた。西部のカリフォルニア州では既に外出禁止令が出ている。堀江氏は「やりすぎ感。もう経済対策とかどうでもいいと思うくらいの集団ヒステリーになってるな…」と指摘した。・・・・・・・・・・・

一方で、世界の超富裕層が株式を爆買いしている現状を報じたニュースを引用。堀江氏は「そして潰れる会社をタダ同然で買い叩けるチャンスでもある」とつづった。

潰れる会社をタダ同然で買い叩けるチャンスと言う発想は堀江氏の全てを語っているでしょう。

 

2 KYODO 3/21(土) 16:28配信

沖縄県は21日、スペインから20日帰国した沖縄県県在住の休校中の10代女性の新型コロナ・ウイルス感染が確認されたと発表した。

この女性は20日午前に成田空港に到着。検査結果が出るまで待機するよう検疫所から要請があったが、同日中に羽田空港から県内の自宅に戻った。21日午前に感染が判明し、県に連絡が入った。成田空港検疫所の検査で判明したため、沖縄県の発生件数に含まれないとしている。

休校中、スペイン旅行から帰国後に感染が確認された10代事例について、厚生省は23日、成田空港検疫所での検査結果を待たずに空港内を出た行為は「検疫法13条に基づく検査を拒んだという解釈も可能」とし、女性や同行した家族らが同法に抵触する可能性を示唆、同省は検査を巡るやりとりの詳細は調査中とし、今回のケースが直ちに違法かどうかは明言しませんでした。待機要請に応じず空港を離れた事例は初のようです。
同省担当者は、指定場所から離れないことなどを記した資料を使って家族らに説明したとし「待機指示とも受け取れる」と話しています。沖縄県はこれまで空港での待機には強制力はないとの認識を示していました。県には3月22日付で厚労省から検疫法の解釈に関する通達が届いています。

印象に残ったのは県側の会見をTVで見ましたが、検疫所には”待機の強制力は無い”(感染者、家族の行動に大きな問題は無いとも受け取れます。)と発言していましたが、割り切れない発言に思えます。他人を思いやる気持ちが微塵もない感染者・家族、県側の認識に怒りよりも悲しさを感じます。

 

3 KYODO 3月22日

新型コロナ・ウイルスの感染拡大を受け、埼玉県と国が開催自粛を求めていた大規模格闘技イベント「K-1 ワールドGP」が22日、さいたま市で予定通り行われました。大野知事は同日、会場前で報道陣の取材に応じ、要請に強制力はなく、あくまでお願いだったが、聞き入れていただけなかったのは残念と話しました。
同県川越市から観戦に訪れた30代の男性会社員は、払い戻しができないと聞いて来場した。試合は楽しみだが、多くのイベントが中止になる中、特別扱いのようにも感じると複雑な表情を見せた。会場のさいたまスーパーアリーナを保有する県は複数回にわたり主催者側に自粛を求めた。

対し、如何して強制力は無いものの感染防止のために国・県側に協力できないものか大規模、密集した会場での格闘技、イベント、感染者が出た場合の責任、対応は・・・主催者は何者かと疑いたくなります。

一方、22日のNHKニュースで四国、四万十町立・影野小学校では周りの人達に感染しないよう配慮し、運動場で質素に卒業式を行っていました。影野小学校の卒業生達は、他人に感染させてはならない、他人を思いやる心を実践を通し学んだと思います。卒業生達は意識することなく他人を思いやる心を持って明るい未来を作って行くでしょう。

 


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桜は逃げません。

2020-03-20 16:28:23 | 日本社会

元国立感染症研究所研究員の白鴎大教授・岡田晴恵氏がTBS系「Nスタ」で花見の自粛を呼びかけていたのが印象的です。昨今、何かと岡田晴恵氏への風当たりも強いようにも思いますが、やはり限られた時間での対応策は的を得ていると思います。岡田晴恵氏が発言する通りで私達は未知のウイルスを甘く見ています!更に日本には憲法に緊急事態法がありません、急ごしらえの法は無いよりまし程度の法に思えます。海外旅行帰国者が感染しても国内を堂々と闊歩しています。日本は国家緊急時ですが一部は静かな無秩序状態になっているように思えます。

 

「花見が悪いんじゃないんです。人が集まって丸くなって宴会をする中、飛まつが飛んで感染リスクが高まると発言していました。今回だけはお控え下さいと一生懸命訴えていました。」私達はこの言葉を重く受け止めるべきです。

日本人にとって桜の季節=花見となりますが、花見参加者内で感染が表に出ていない感染者がいた場合、感染が広まってしまいます。今、私達が即出来ることの一つが“花見の自粛”だと思います、結果的には弱い立場の人達を助けていることになると思います。

多くの日本人には武士道の任(思いやり等)の心が生き続けていると思います。是非、多くの人達が任の心をもって、花見の自粛をしてもらいたいものです。

 

昨今、ドイツのメルケル首相は国民に向かい、歴史上、2次大戦以来の戦いが始まっていると発言、如何にこの未知のウイルスとの戦いが深刻であるか、自然発生には無理があるウイルスのため、過去の自然発生ウイルス参考が通用しなく国を上げて戦うことを明言しています。日独のワクチン開発の記事もありましたが、昨今の独米間のように、日独の2国間に開発の妨げの横槍が入れられることなく進んでほしいものですが、新型コロナ・ワクチンの開発は難しいと思いますが、日独が新型コロナ・ウイルス撲滅のために奮闘した証を歴史に留めたいものです。

 

日本には憲法に緊急事態条項が無く、新たな法も強制力には限界があり、最悪事に私達の安全を確保できるか疑問で、現状は無法に近い状態で、堂々と官憲の制止を振り切り感染者は国内を移動できます。

今、欧米等は待ったなしの状況下で、国民の安全を確保するため強制力を持った国家緊急事態策が実行されています。個人の人権が何よりも優先、罰則規定も無い日本の要請、指示等で本当に安全が確保できるか?希望的楽観論が闊歩していますが、可笑しな憲法のため甚大な犠牲者が出て日本の未来が大きく変わる可能性があると思います。

今後も世界の国難、非常時に日本を助ける国は皆無に近いと思います。ダイアモンド・プリンセス(米国・クルーズ船)の困難な状況での対応、一例として日本近海にいた多数のベット数を有する感染症対応可能の病院船、世界の多くの国はどのような支援を日本に行うかを見ていたようです。

今後、更に世界は自国ファーストとなるのは当然だと思います。私達は未知のウイルスに対し、貪欲な経済至上主義、希望的楽観論は再考すべきです。何時も最後に犠牲になるのは真面目な弱い立場の人達のように思います。

 

“花見の自粛”・・・桜達は私達の側から逃げません、私達が”任”の心を持って行動すれば、桜達は又来年、きっと今年の分をプラスして楽しい花見が出来るよう素晴らしい花を咲かせるでしょう。

 

 


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ダイアモンド・プリンセス対応で、基本手順を厳守した自衛隊

2020-03-20 10:39:02 | 日記

以下文はNHK政治マガジン(2020年3月18日) の記事です。ダイアモンド・プリンセス対応で一人の感染者を出さなかった自衛隊・・・何故、感染者を出さなかったか、自衛隊の未知ウイルスとの対応は、私達に貴重な教訓を与えていると思います。批判にさらされたダイアモンド・プリンセス対応、 未知との対応に当たった多くの関係者に私達は感謝すべきです。

インタビューは、稲田清政治部記者・2004年入局、与野党や外務省のほか、鹿児島・福島局も経験し、防衛省キャップと地曳創陽政治部記者・2011年入局、大津局、千葉局を経て政治部に、総理番を経て、防衛省担当の2人です。

 

史上初めての事態に、対応を迫られた日本、そこに派遣されたのが自衛隊です。投入したのはのべ2700人、どう向き合ったのか、幹部の証言を基にその一端を明らかにします。

たいていの災害は、これくらいの被害があるというのが分かっていて、関係省庁と役割分担のすり合わせができているのが通常、今回は、そういうことがまったく見えなかった。聞いたことがない感染症の名前だったし、これからここに入っていくのかという、怖さがあったのは、正直な感想です。

そう語るのは、防衛省の審議官、町田一仁氏
クルーズ船が接岸した埠頭(ふとう)に設けられた政府の現地対策本部で、2月6日から25日まで副本部長を務めた。その役目を終えた後も、14日間の経過観察期間があり、3月10日にようやく防衛省に戻ってきた。

これまでも何度か自衛隊の災害派遣を担当した町田氏は、今回、現場での防衛省のトップとして、船側や厚生労働省をはじめたとした関係省庁から活動の依頼を受けた。そのたびに防衛省本省と人員や車両の確保などについて話し合い、各国の大使館との調整にも当たった。

 

現場に降り立った2月6日
最初に、圧倒されたという。岸壁に立つと、船はあまりにも大きく、中に入るとこんなにも狭いんだと、全長290メートルに及ぶダイヤモンド・プリンセス、客室のあるデッキだけでも8層、船室は細かく分かれている。構造が複雑なため、自分がどこにいるかの位置の把握が難しく、当初は隊員たちが迷子になるケースも相次いだ。町田氏自身も船長に会いに乗船したあと、船の出口が分からなくなり、乗員に声をかけて案内してもらったという。

さらに船の内部では、携帯電話の電波が入らないことも分かった。

船内は電波を通しにくい鋼板で囲まれているうえ、開口部も少なく、電波が届かないためだ。船内のロビーや廊下などから電話をかけようにもつながらない。代わりに衛星電話を使おうとしても、結局、窓際まで行かないと電波が入らない。小型の無線機では遠くまでは電波が届かず、使い物にならなかった。

携帯電話の電波が通じないという問題は、移動基地局を埠頭に開設し、中継装置を船内の各所に設置するまで続いた。通信環境が改善されるまで町田氏は、船内にいる厚生労働省の幹部や船長と連絡をとるため、現地対策本部とクルーズ船との間を何度も行き来する必要に迫られた。携帯電話があんなにもつながらないのかというのは、正直、驚いた。細かい調整でも、現地の本部から船内に行かなければならなかった。行ったり来たりが無い方が、感染のリスクは下げられるわけで、電波状況が悪いというのは苦労した。

自衛隊の場合、割と大きな部隊をドンと入れて仕事をして、マンパワーを生かして早くに収束させるが、今回はそうもいかず、状況がつかめないところの難しさがあった。

 

自衛隊が手探りで活動を開始するなか、船内では深刻な事態が起きていた。医薬品の不足だ。活動を始めた翌日の7日、クルーズ船の乗客が船内から日の丸を掲げた。

旗には「くすり ふそく」と書かれ、午後には「しんこく」の文字が書き加えられた。高齢者や持病のある人たちにとって、薬が無くなることは命にかかわる。町田氏は8日に薬剤師の資格を持つ隊員の応援を要請し、10日には3人が派遣された。当初から乗り込んでいた薬剤師や、厚生労働省の担当者とともに、送られてきた薬の仕分けなどにあたり、状況は改善していったという。

たぶん、1日で500件以上の処方に対応して、かつ乗客の船室にお持ちして、服用の注意や相談にも乗った。

 

派遣されたのべ2700人の人員は当初、東北の部隊が中心となった。経験のない事態に臨んでいた自衛隊だが、徹底していたことがある。ウイルスからの防護だ。自衛隊の業務は船内の消毒、診療や薬の配布、薬の仕分け、検査で陽性となった患者の搬送と主に4つに分かれていた。それぞれの業務で独自の防護基準を設けていたが、一部では、厚生労働省の基準よりも厳しくしていた。

中でも消毒の業務では、厚生労働省が、マスクと手袋を使用することを基準にしていたのに対し、自衛隊は防護服を着た上で、手袋も万が一破れてもよいように2重にし、防護服とのつなぎ目を粘着テープでふさいだ。そして、靴カバーをはき、飛まつが目に入って感染しないようゴーグルを付けるという、重装備にした。

さらに7日に、船内での活動を始める前、感染症対策の知識がある東北方面衛生隊の看護官が、防護服の着用のしかたや脱ぎ方を説明。防護服の着用に慣れた隊員のアドバイスは、特に効果的だったという。

厚生労働省の検疫官の感染が判明したことも踏まえ、河野防衛大臣は周辺に対し、自衛隊からは1人も感染者を出さないと述べ、対策の強化を指示、薬の仕分けをする際にも、防護対策として、ガウンやヘアキャップを付けるようにした。

 

厚生労働省は、保健衛生をつかさどっているので、どういうことが防護につながるかなど、基礎的知識も高いと思う。しかしわれわれの大多数は、そういったことに無縁な世界で生きているので、きちんとした防護しか頼るものがない。

集団で活動するわれわれにとって、1人の感染は全体の感染になってしまう。何かを触ったらすぐに消毒するとか、マスクの鼻にあたる部分を抑えて少しでもウイルスが入らないようにするとか、基本の徹底だった。救いに行く立場で感染してしまったら、任務を果たせないと考えた。

10日に、乗客全員にPCR検査を受けてもらうという方針が出た。

そこで追加で投入されたのが、対特殊武器衛生隊である。ウイルスや細菌を使った生物兵器への対応に訓練を重ねた部隊だ。

検査は高齢者を優先し、段階的に年齢を下げて行われ、感染の有無を確認していった。医療支援に当たる隊員は当初の17人から、最終的に51人にまで増えた。

 

自衛隊の活動は、クルーズ船の外にも及んだ、輸送支援だ。

感染が確認されたものの、症状が出ていない乗客や乗員を、受け入れ先となった静岡や福島などの医療機関へ運んだ。使われた自衛隊の救急車4台の走行距離は、合計1万キロに及んだ。

自衛隊が使う救急車の仕様は、自治体消防が保有する高規格救急車と比べ、シンプルなものだ。このため、運転席や助手席と、ベッドなどがある後部座席との間には応急の仕切りを設けて、テープで目張りを施した。隊員は、防護服の袖やすそをテープで巻き、ゴーグルを着用したまま、運転していたという。

ただこんな問題もあった、トイレだ。長距離を走行することになるが、隊員は往復で運転にあたらなければならないうえ、途中で防護服を脱着するのも難しい。このため、遠くの医療機関に向かう隊員の中には、おむつを着けて対応したケースもあったという。

 

今回の派遣の間、のべ2700人の隊員はどこで生活していたのか。

2隻の民間フェリー・はくおうと、シルバークイーン

これらの船は防衛省が契約し、今回、活動の拠点とするため、近くの岸壁に停泊させた。もちろん、クルーズ船とは全く状況が違う。それでも、防護対策は徹底された。以下の資料は自衛隊が船内の区割りを決めたものだ。

感染のリスクに応じて隊員を2つのグループにわけ、船への入り口、動線、滞在するフロア、さらには風呂場も分けられた。

フェリーの機能の維持のため、自衛隊員だけでなく、民間の乗員も乗り込んでいた。彼らに感染リスクが及ぶことを避けるため、船内にあるエレベーターは乗員専用として、自衛隊員は階段のみを利用するルールも設けた。

加えて通常、隊員たちは集団で寝起きするのに対し、今回は全員に個室をあてがった。町田氏は毎日、感染対策のために洗濯をしたという。
洗濯は、感染のリスクが高い隊員は、個室の風呂場やバケツのような小型洗濯機でそれぞれが行った。感染のリスクが低い隊員は、船内に据え付けた洗濯機を共有して行った。

民間のクリーニング業者に委託すると、風評被害が生じることも懸念したという。制限のある生活だが、町田氏は毎日の弁当が楽しみで、それを励みに頑張れたと振り返った。

現場近くで体を休めることができたことは、心身をリフレッシュすることに役立っていたという。

そして今回の災害派遣で、自衛隊での感染者は1人も出なかった、それでも「成功した」とは言えない。

 

2月25日
町田氏は20日間にわたる業務を終えて別の幹部と交代し、14日間の経過観察に入った。この間、今回の活動で学ぶべきことは何かを考え続けていたという。埠頭に立つと、目の中にも入りきらないような巨大なクルーズ船で、3700人を超える方々が感染の危険にさらされているのは、もはや国家レベルの災害だというのが、私たちの実感なんです。でも、クルーズ船で感染症が発生したときの対応マニュアルは、防衛省は持っていないし、おそらく、どこの省庁も持っていなかったと思う。

これが最適だと考えるものに取り組んだけれど、亡くなった方がいらっしゃるわけで、軽々にオペレーションは成功したと言うことはできない。どう活動したかを、きちんと持ち寄って、今後の対策作りに役立てることが重要で、やっていかなければいけないことだ。

クルーズ船での集団感染は、その後、運航会社が同じグランド・プリンセスなどでも確認されている。新型コロナウイルスの感染が世界で急速に拡大するなか、今回の日本の取り組みは、今後の対応にいかすことができる。自衛隊だけでなく、関係者がさらに、それぞれの経験や感じた課題をつまびらかにし、迅速に教訓を共有することが求められている。

 


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甘く見ないで新型コロナ・ウイルス

2020-03-16 17:32:55 | 健康等々

以下文はウィキペディア等々を参考に記しています。可笑しな素人英訳で問題箇所が多いと思います。その箇所はスルーして下さい。

 

昨今、過去のウイルス事例をあまりにも重視した多くの発言、今回の新型ウイルスは人類がはじめて遭遇している未知のウイルスです。人為的なものではないかという説も説得力を持ちつつあるようです。今回の新型コロナ・ウイルスは過去のウイルス策等の一部は通用しないかも知れません。古典的ではありますが隔離が最も良策だと言われています。

私達は新型コロナ・ウイルスを甘く見ているように思います。危機管理から逸脱したような日本国民の行動等々、過去の事例ばかりを参考にした策等々、希望的楽観論ばかりの可笑しな報道も多いように思います。相手は全く未知のウイルスで変異しており、絶対に新型コロナ・ウイルスを甘く見ないことが極めて大切だと思います。

私達は今後、政府、地方等策に、更に経済的にも苦しくなると思いますが、日本の国難の歴史を紐解けば先人達は、幾多の国難を厳しい食糧事情等々でも耐え、多くの国難を克服しています。今回の新型コロナ・ウイルスに対しても、日本は必ず克服すると思いますが戦前と違い個人の人権は絶対で全て、行き過ぎた拝金主義、貪欲な経済第一主義が大きな壁となってくるかも知れません。近代社会で生きるには経済力無くして生きることは不可能に近いと思いますが、欧米策は安全を優先し経済を自粛する等はっきりしています。日本の場合はある程度感染・犠牲を出しても経済活動を自粛しない方がいいと言う方が多いように思います、このような判断も尊重すべきでしょうが、命より尊し経済活動には虚しさを感じます。全国の小中高休校も緩和されるようですが新型コロナウイルスの正体がおぼろげながら見えてきた以上、引き続きより厳しい休校処置を取るべきです。唯、言えることは漁夫の利を得ることは出来ないでしょうし、正に孫子の兵法での結論は明白です。

過去の多くの国難等の歴史を調べると、日本の先人たちの凄いところは弱き人達を守っていることです!新型コロナ・ウイルスは高齢者、病がある等、弱い立場の人達の犠牲者が多いようですが、皆んなが知恵を出したら犠牲を少なくするこては可能だと思います。個人の人権は絶対で全てである・・・相反するかも知れませんが、リーダーには1を捨てて9を生かす策は極めて大切だと思います。

昨今の海外の新型コロナ・ウイルス対応で分かったことは、日本は如何に医療制度、対応等に恵まれているかが多くの国民に分かったと思います。日本の医療制度は世界でも群を抜いていると思います。昨今のプリンセス・ダイアモンド等策では非難の大合唱でしたが、自分なりに精査すると献身的であったと思います。医師、看護師、自衛隊、消防、厚生省、陰で支えた多くの民間人等々、世界から見たら驚きです。政府、厚生省等を徹底的に批判していた人達も、昨今の海外からの情報で様変わりしたようにも思えます。

今、私達に出来ることは、先ずは政府、厚生省策等を実行、協力等することに尽きると思います。更に武士道の”任(思いやり等)”の心を忘れないことが大切だと思います。

不思議と親中国?国が感染が多いようにも見えます?ドイツではワクチン開発にも大きな圧力がかかっていますが、メルケル首相はこの圧力に屈しないと明言しています。今後、日本も感染源は中国と発表するでしょう。今後、日本は何かと難しいかじ取りを要するでしょう。

NHK NEWS WEB(2020年3月17日)

アメリカのトランプ大統領は新型コロナ・ウイルスのワクチン開発を進めるドイツの企業に多額の資金を提供する見返りにアメリカにワクチンを優先的に提供するよう求めていたとドイツのメディアが伝えました。ドイツの外相は独占は許されないなどと批判したのに対し、アメリカのドイツ駐在大使は報道は間違っていると否定しています。これはドイツの新聞、ウェルトの日曜版が3月15日、ドイツ政府当局者の話として伝えています。

トランプ大統領が、新型コロナ・ウイルスのワクチンの開発を進めるドイツの企業キュアバックに10億ドル(およそ1080億円)を支払う見返りに、ワクチンの権利を独占しようとしていたようです。ウェルトはドイツ政府当局者がトランプ大統領はアメリカのためだけにワクチンを確保しようとしていると述べたとしています。これについてキュアバックは15日、コメントは控えるとしながらも会社や技術を売却することはないと強調しています。ドイツのマース外相は3月16日、ツイッターで研究成果の独占は許されない。新型コロナ・ウイルスには、対立ではなく協調することでしか打ち勝つことはできないと批判しています。
一方、アメリカのグレネル駐ドイツ大使はツイッターで報道は間違っていると否定していますが・・・要は開発するな、開発したら困る、開発してもワクチンをアメリカがコントロールしたいでしょう。私達からしたら理解に苦しみます。新型コロナ・ウイルスの本質の一端でしょうか・・・

 

興味ある、2つのユーチューブがありました。

*Event 201 Pandemic Exercise: Segment 1, Intro and Medical Countermeasures (MCM) Discussion(イベント201パンデミック演習:セグメント1、導入および医療対策(MCM)のディスカッション)です。英文ですが、昨今の新型コロナ・ウイルス等々に鑑み、興味ある内容が多々あります。

*Event 201 Pandemic Exercise: Highlights Reel、コロナ・ウイルス・パンデミックについて金融、輸送、経済、教育等々広範囲な問題が議論されています。中国CDC代表(George Gao)も経済との関わりについて意見を述べています。,

2019年10月、ウイルス性コロノはすでに大きなトピックであり、議論されました。「イベント201」と呼ばれるコロナ・ウイルス発生演習が行われました。これはビルゲイツ財団が後援、コロナ・ウイルス、パンデミック・シミュレーション演習の概要説明等々(英語)がユーチューブ見れます。昨今の新型コロナ・ウイルス、パンデミックを予言するかのように・・・

 

***ピルブライト研究所***

新型コロナ・ウイルスに繋がりがあるかわかりませんが、コロナ・ウイルスに極めて精通している研究所の一つがピルブライト研究所とも言われています。これほど有名な研究所が日本語ウィキペディアに存在しません。確か以前はあったと思いますが消されたとも言われていますが詳細は不明です。英文には存在しますが極めて簡単な概要のみです。

ピルブライト研究所:Pirbright Institute(以前のInstitute for Animal Health)は、イギリスのサリーにある家畜感染症の研究を専門とする研究所です。 英国政府のイオテクノロジーおよび生物科学研究評議会(BBSRC)の一部を形成しています。研究所は科学者、獣医、博士課程の学生、および運用スタッフを雇用しています。

The Pirbright Institute (formerly the Institute for Animal Health) is a research institute in Surrey, England, dedicated to the study of infectious diseases of farm animals. It forms part of the UK government's Biotechnology and Biological Sciences Research Council (BBSRC). The Institute employs scientists, vets, PhD students and operations staff.

 

ピルブライト研究所(Pirbright Institute)はコロナ・ウイルスで米国特許(米国特許番号・10130701)を保有していると言われています。

紐解くと、この研究所はセルコ(SERCO) Group Plc、及びQinetiQ Group Plcにまで遡ります。(Serco Group plcはイギリスに本社を置く国際サービス会社で、事業内容は公共・民間分野の顧客向けにエンド・ツー・エンドのビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)サービスを提供しています。同社はイギリスとヨーロッパ、米州、AMEAA及びグローバル・サービス等のセグメントを通して運営、イギリスとヨーロッパセグメントは内務、”防衛”、”健康”、交通や地方政府直接サービス等の領域におけるフロントラインサービスを提供しています。)更にSercoは米国商務省の特許申請プロセスを運営、2006年から現在まで米国特許庁のプロセスを管理しています。コロナ・ウイルスはピルブライト研究所によって発明されたと言う説も散見されます。

ピルブライト研究所は英国の慈善団体(Co. No. 00559784)であり、女王からの憲章を持ち、英国政府のBiotechnology and Biological Research Council(BBSRC)によって管理されています。

SERCOはピルブライト研究所を設立、わずか17か月でSERCOが管理する特許審査官のBao Q. Liは、異議なしにピルブライトにコロナ・ウイルス、米国特許番号:10.130.701を発行しています。通常、このプロセスには3年以上かかります。ピルブライトも米国特許庁もコロナ・ウイルス特許の発行に関する情報を開示していないようです。

興味ある一部の抜粋・・・ワクチンはどのように開発されるか?風疹、麻疹、狂犬病、ポリオ、A型肝炎、水ぼうそう、天然痘などの病気を予防するために現在使用されているワクチンのいくつかは、人間の中絶からの組織を使用して生産されています。ワクチンを準備するには、ウイルスを実験室の細胞で培養する必要があります。これらの細胞が外科的に中止されたヒト胎児に由来する場合、倫理的困難が伴われます。ウイルス自体は特定のウイルスに感染した流産胎児から取得できます。 2008年にCuadernos de Bioeticaに公開された記事には、これらのソースに由来するさまざまな細胞およびウイルス株に関する詳細情報が含まれています。

 

*ピルブライトの創設者:

Wellcome Trust:Pilgrims Societyの創設メンバー(1902)

GlaxoSmithKline(ウェルカム・クローン)

ビル&メリンダゲイツ財団(マイクロソフト)

環境、食糧および農村部(Defra)

国防高等研究計画局(DARPA)

世界保健機関(WHO)

欧州委員会(EU)

国連(UN)

英国の研究とイノベーション(UKRI)

 

*ピルブライトの経営管理人

議長、ジョン・スティーブンソン教授

イアン・ベイトマン、UK-NEA

ロンドン・スクール・オブ・イーコンのイアン・ブラック(LSE)

アップル、ブルームズベリーとマクミラン、ブランズウィックグループ、ジョンコールズ、ピザハット、ウエスタンユニオン

サリー大学ヴィンス・エメリー教授

ロジャー・ラウス、アヴリコ

ヴェネッサ・マヤット・オベ博士

サンディプリムローズ博士

バーティ・ロスtie、KCVO、FRICS、サヴィルズ、

ロンドン市のワーシップフルカンパニーオブファーマーズの裁判所メンバー、

巡礼者協会(チャールズ皇太子、また巡礼者協会、そして次のパトロン)

Wellcome FndnのDavid Rowlands教授

ジェーン・ティラード、ファイザー

 

***新型コロナ・ウイルス関連記事***

1 以下文は、ニューズ・ウイーク(2月12日)、新型コロナウイルスがアパートの配管を通じて空気感染?(香港)Coronavirus Could Spread Through Pipes in Buildings, Officials Fearの記事です。

香港の衛生当局は2月11日、新界にある長康村のアパート康美樓から100人以上の住人を避難させたと発表しました。新型コロナウイルス(COVID-19)に感染した住人が2人見つかったからです。

2人は35階建てのアパートの別々の階の住人で、危険な新型コロナウイルスが配管を通して広まっているのではないか、という不安が広がっています。

騒ぎのきっかけは、後から感染が明らかになった62歳の女性の浴室で封止していない配管が見つかったことです。この女性は、それ以前に感染したもう一人の住人の10階も下に住んでおり、この配管が感染経路かもしれないと疑われました。

香港政府食品・衛生局の陳肇始(ソフィア・チャン)局長によると3つの別々の部屋に住む入居者4人にも発熱、乾いた咳、息切れ、呼吸困難といった新型コロナウイルス肺炎の症状が見られたと言われています。

AFP通信によれば2月11日の朝早く、マスクと白い防護服を身につけた衛生当局者が康美樓に殺到、ウイルスがビル全体に広がっているのかどうかを調べる間、予防的措置として住人は避難させられました。同じ排水管でつながる34戸の100人以上の住人が隔離施設に移されました。感染の正確な経路はまだわからないと、衛生防護中心(CHP)の黄加慶(ウオン・ジアチン)は念を押します。飛沫感染や接触感染という普通の経路だった可能性も・・・

今回と似たようなことは、2003年にSARSが流行したときにも起こっています。SARS流行の際には香港のある集合住宅の入居者329人が劣悪な配管を通じて感染、42人が死亡しました。ただし、香港政府運輸・住宅局の陳帆(フランク・チャン)局長は今回康美樓で起きた新型コロナウイルスの感染例は、SARSの例とは比べられないとニューヨーク・タイムズに語っています。

COVID-19はきわめて新しいウイルスのため、感染ルートはまだ完全に特定されていませんが・・・

 

2 新型コロナウイルスが複数の国で変異、その影響は?

人民網日本語版(2020年03月06日)

複数国の研究者は自国の新型コロナウイルスの変異を確認しています。この変異はどのような影響をもたらすだろうか。環球時報が伝えています。

ブラジル保健省が2日に発表した最新データによると、ブラジルの感染確定者は2人、ブラジルの研究者は1人目の感染者がドイツで見つかったウイルスに類似し、2人目が英国で見つかったウイルスにより類似していることを発見しました。この2人の患者はいずれも今年2月にイタリアで感染した後ブラジルに帰国したと言われています。

サンパウロ大学医学院の研究者によると、ウイルスの変異は感染症が関連地域における拡散で残した痕跡で、ウイルスの感染経路の特定に用いることができます。しかし専門家は、この2人は中国で見つかった感染者と異なるとしています。

オーストラリアにも、ウイルスに変異が生じているとする研究者がいます。3日付のインド英文紙「THE HINDU」によると、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)はこの「SARS-CoV-2」と呼ばれるウイルスに変異が生じているとしています。

中国科学院が発行する「国家科学評論」は3日、「SARS-CoV-2の起源と持続的な進化」と題した論文の中で、中国の科学研究チームによる最新の発見を発表しました。新型コロナウイルスには最近、149の変異点が発生するとともにL亜型とS亜型に分かれています。研究によると、地域の分布および人々の割合において、この2つの亜型には大きな差があります。S亜型は相対的に古いバージョンで、L亜型はより攻撃的で、より感染力が強い。

論文によると、異なる亜型の理解を深めることで、新型肺炎の差別化治療と予防・抑制の一助となる。論文の作者は、新型コロナウイルスの変化方法から推測すると、L亜型とS亜型の感染力や症状の程度には大きな差が存在する可能性があるとみています。

武漢大学医学部ウイルス学研究所の楊占秋教授は4日、取材に対し「ブラジルの患者2人のウイルス検体のうち1つは英国と同じで、もう1つはドイツと同じというのは、欧州で流行している新型コロナウイルスが、まさにこれらの亜型であることを意味します。変異後の異なる新型コロナウイルスは、症状の特徴に差が存在します。例えば中国のウイルスの致死率は2%だが、欧州ではさらに上がるかもしれない」と話しています。

楊氏は「ウイルスの変異は、感染経路及び感染源の特定に間違いなく役立つ。例えるならば、鄭州市の患者のウイルスが武漢市の患者と異なれば、武漢から伝わったのではなく、この地域にもともとウイルスがあり、武漢とは関係がないという可能性があります。武漢と同じであれば、武漢から伝わったことになる」と説明しています。

楊氏はさらに、「新型コロナウイルスの変異は、ワクチン開発にとって大きな意義があり、感染の診断にとっても価値があります。欧州の患者の遺伝子配列が武漢と異なれば、中国の診断データを使い欧州諸国の患者を検査しても、検出されることはありません。ワクチンも同じ原理で、ブラジル人患者のウイルスが中国と異なる型であれば、中国のワクチンを彼らに使用しても効果がなく、保護的役割を果たせないでしょう。これによってワクチンや試薬キットの開発がより正確になる」と話しています。

 

3  空気感染

コロナ、空気中に最大3時間残存 米チーム、微粒子状で感染力保持

3月18日(水) 共同通信

新型コロナ・ウイルスが培養用の細胞を離れても、エーロゾルと呼ばれる微粒子の状態で最大3時間後でも空気中で検出され、感染能力を保持すると米国立衛生研究所(NIH)などのチームが3月18日までに発表しました。プラスチックの上でも最大72時間残存することが分かった。チームは感染拡大を抑える上で重要な情報だとしています。

感染の主な原因は感染者のせきやくしゃみで出る飛沫で、直径は0.005ミリほど。1~2メートル飛ぶが、重さにより短時間で落下する。エーロゾルはこれよりも小さく長時間空気中を浮遊するため、感染力があるウイルスが含まれると感染の恐れが増すと言われています。

 

 


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強制力と私権・人権

2020-03-10 19:01:22 | 健康等々

以下文は、昨今のコロナウイルス対応に対する素人の思いです。

 

厄介な新型コロナ・ウイルスの核心、本質に迫るには発生源等々を見極めることは大切だと思います。中国の武漢・海鮮等市場が発生源と言われていますが、素人なりに精査すると納得できる決定的な証拠が無いように思います。今一度、リセットして精査し発生源を突き止める必要はあると思います。

 

中央日報(3月3日)の記事より。

中国が最近、新型コロナ・ウイルス感染症の発源地は中国ではないとの主張をしているなかで、習近平国家主席が3月2日、直接ウイルスの根源に対する研究強化を提示しています。習主席は3月2日、中国軍事医学研究院、清華大学医学院を訪れワクチンや治療剤の開発に総力を挙げている医療スタッフを激励しています。
習主席は引き続き座談会を開催、科学技術部と国家衛生健康委員会の業務報告を聞いた後、中国公共衛生強化方案を指示しています。問題の発言はここから出てきました。習主席はこの席でウイルスの発生起源と伝播経路の研究に対する全面的な計画を立てよと指示しています。
習主席は、ウイルスタンパク質と異なる受容体の結合特徴をうまく利用して、疑われている動物の中間宿主の可能性を評価せよとし、流行病学と発生源調査に人工知能やビッグデータなど新技術を活用せよと注文、又ウイルスの発生源がどこから来てどこへ行ったかを明確に明らかにして検査の正確度と効率を上げよと話しています。
習主席のこのような発言は、表向きは新型コロナという事態に際して中国の全体的な公共衛生水準を高めようと注文する次元から出てきましたが、習主席のウイルス発生起源研究に対する指示は、3月27日に中国呼吸器疾病の最高権威者である工程院の鍾南山院士が、新型コロナの発源地が必ずしも中国であるとは言えないとして発源地論争に火をつけたことと重なり、その意図に尋常ではない関心が向けられています。
中国では鍾氏の問題提起発言後、中国疾病対策センター首席科学者の曽光氏が米国のインフルエンザ患者に対する血清検査の必要性を提起するなど新型コロナ発源地として米国を疑う主張まで出てきています。
3月2日、武漢大学医学部ウイルス研究所の楊占秋教授は環球時報とのインタビューで武漢で初めて新型コロナウイルスが検出されたものの、だからといってこれが新型コロナの始まりとみることはできないとし、新型コロナはさまざまな発源地を持つことができると主張しています。中国学界で新型コロナの中国起源を否定する主張が複数出てくる中で習主席がこの日、ウイルス起源研究に言及したことは意味深長です。中国が発源地ではないという根拠を確保してこのような動きを見せているか、全世界を恐怖に陥れたコロナ事態に対する中国責任論を避けるための動きに本格的に出たとも言われています。
特に、中国責任論に関連し、最近、中国は隣国の韓国や日本はもちろん、イランやイタリアなど世界各国に新型コロナが蔓延し始めると、その後中国に向けられる非難を遮断するために新型コロナは中国で出現したが、発源地は中国ではないという主張をし始めたとも言われています。新型コロナ・ウイルスの本質を見極める上でも世界が納得できるよう徹底的に調べ、科学的等な根拠を明白に示してほしいものです。

 

今、日本に求められている憲法に非常事態条項無き危機管理、新型コロナ・ウイルスを”特筆”すべき東大・河岡義裕教授が述べるように、変異が予想され絶対に甘く見てはならないでしょう。

戦後日本人に欠けているものは戦後GHQ策の平和、秩序の中に浸り続けた多くの日本人は安全保障、危機意識等々は皆無で、今回の非常事態でも政府批判だけのオンパレード、安倍政権の足を大きく引っ張っているのは貪欲な経済第一主義、絶対に触れて欲しくない人権でしょう。生きる上で経済活動は極めて大切ですが、命よりも経済・人権、多くの人達は世界の常識から比べたら如何に可笑しいことさえまだ気ずいていないようにも思います。

昨今の燦(さん)たるものは高校野球無観客試合です、高校野球は社会的にも極めて大きなインパクトを与えます。開催をすると言う神経は理解できません。安倍首相は子供達の未来を危惧し小、中、高を休校要請しています、何故休校要請にしたかを理解することです。私も高校野球大ファンです!

戦後GHQ作の可笑しな憲法がありますが、この憲法のために新型コロナ・ウイルス策が上手く機能していないと思います。それは人権という壁かも知れません。国民の生命を危うくする可能性が目前に迫っていると思うべきです。可笑しな憲法のために多くの犠牲が出たら笑うに笑えない状態になると思います。最終的に犠牲になるのは、真面目な名も無き多くの弱い立場の人達でしょう。

昨今の感染拡大国からの入国制限をめぐり、首相はイタリアも急速な感染の拡大がみられ、対象とすべきか議論を行っていると指摘した上で必要があれば判断したいと述べていますが、何故安倍首相が即断できないでしょうか、答えは明白だと思います。

韓国、中国からの入国制限が始まりましたが、無いに等しい入国制限のように思えます。何故なら“お願い”、“協力”にすぎず違反しても罰則がありません、堂々と宿泊場所からの外出、公共輸送を利用できます。メディア等はこれらには触れません。世界でこのような策を行う国は無いように思います。現憲法、法にも術がないようです。何よりも多くの国民が、結果的に人権が命よりも大切だと思っているからでしょう。

 

安倍首相は新型インフルエンザ対策特別措置法改正で可能となる緊急事態宣言について、国民の私権を制約する可能性もあるわけで、どのような影響を及ぼすか十分に考慮しながら判断したいと述べ、実施に当たっては慎重に判断する考えを示していますが、国家の緊急事態、やはり私権、人権よりも命が大切なのは明白です。私権、人権、経済(本当に悔しいかも知れませんが・・・)は最悪リセットできますが、命はリセットできません。

日本は民主国家で、非常時でもあり、国民から選ばれた議員から選ばれた首相の策には国民は、自分考え方を異にしても積極的に協力、応援等することは極めて大切だと思います。これらにさえ異を唱える人達は民主主義を否定した人達だと思います。少数意見は尊重すべきですが、メディアにとって都合が悪いと少数意見を多数意見のようにすり替え術が堂々と闊歩(かっぽ)し、日本を可笑しくしていると思います。世界で国家の非常時に私権、人権が制限されて重箱の隅を突くような文句を言う国は日本だけでしょう。憲法に非常事態条項が無き国の末路はどうなるでしょうか・・・

今日、言えることは、日本の歴史を紐解けば幾多の試練、国難がありましたが必ず克服してきた歴史の事実があります。昨今の国難を必ず日本は克服し日本の歴史に記されるでしょう。

 

BUSINESS INSIDER(Jan. 23, 2020)より

以下文は日本で感染が広がる前の“1月23日”の記事です!

”「特筆」”すべき、日本でも感染症、ウイルスの研究者とも言われる東大・河岡義裕教授談です。

 

「新型コロナ「日本国内でも広がる可能性」と東大教授、今知るべきこと・・・」

1 SARSと比べて感染の広がりは早い

河岡教授によるとウイルスの全体像が見えていないので病原性については分からないことが多いとしながらも、感染の拡大ペースはSARSを上回っているのではないかという。

ただし、河岡教授はウイルスの伝播(感染の広がり)が早いといっても、ウイルスの病原性がSARSよりも強いかどうかは分かりませんと話しますが、ウイルスの感染が拡大するペースは、ウイルスの感染力以外に、人の移動の流動性による影響も大きいからです。

SARSが流行した2003年と比較して、現代では中国国内での人の動きはもちろん、中国を出入りする人の動きも激しくなっている。たとえウイルスの感染力が低かったとしても、多かれ少なかれ人の間での感染の拡大が起きている以上、人の流動性が高まることで感染が爆発的に広がる可能性がある。

1月24日から始まる春節(旧正月)休暇では、中国から日本への旅行者が激増することが予想されており、日本での感染拡大が懸念される。

 

2 人への感染拡大でさらに変異も

また、河岡教授は、今後のウイルスの広がり方について、次のように話す。

ウイルス自体は野生動物から来ているのは確かです。さらに、人に感染して広まっていく中で、“ウイルスが変異して病原性が変わっていく可能性”もあります。

中国では、野生動物を食べる文化があり、今回の新型コロナウイルスの震源地と考えられる海鮮市場にも、野生動物が生きた状態で飼育されているという。こういった動物の中に新型コロナウイルスを保有している個体がおり、直接接触した人から感染が広がっていったとみられる。

現段階で感染源となった野生動物は特定されておらず、ウイルスの詳細も分かっていない。

河岡教授は、ウイルスはすでに中国以外にも広がっていますと悩ましい現状を語る。

最悪なのはウイルス自体の感染力が非常に強い上、中国当局が発表しているよりもはるかに多くの重症者・死者が発生しているような場合だ。

中国の現状の発表を信じる限り、今回の新型コロナウイルスは最悪のケースではなさそうではあるものの、今後、ウイルスが変異することで状況は刻一刻と変わる可能性があるため、冷静に状況を注視しておくべきだろう。

 

3 日本国内で広がる可能性は十分ある

河岡教授は、感染の収束に向けてこう話す。

「 今後、国内でこのウイルスが広がる可能性が十分に考えられるので、2009年のインフルエンザのパンデミックの際に取った対策と同じような対策を今回も直ぐに発動出来るように、準備を進めるべきである 」

2009年には、新型インフルエンザ(A型H1N1)の世界的な大流行が起こった。日本では、新型インフルエンザ特別措置法にもとづき、厚生労働省が主体となって「新型インフルエンザ対策行動計画」の改定などが行われ、国内での感染防止策や医療ガイドラインなどが具体的に示されていた。

今のところ、今回の新型コロナウイルスに関連した具体的なガイドラインなどはない。

厚生労働省健康局の担当者は、1月22日の段階で、Business Insider Japanの取材に対して、「世界保健機関(WHO)での緊急会議が22日未明に行われる予定なので、それを受けて今後の日本での対応について発表する予定です」と話した。

なお、厚生労働省では1月22日現在、国内・国外で確認された感染者と濃厚接触した恐れのある国内在住者18名に対して、健康状態を追跡調査していると発表。今のところ、1月15日に確認された感染者を除いて、新たな感染者は確認されていない。

 

4 1月22日未明、WHOの緊急会合が行われている

WHO(世界保険機関)は1月22日(現地時間)、スイスのジュネーブで、新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大防止について、緊急会合を開催。「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるかどうか協議している。

 

5 感染者500人超、17人死亡

1月22日、中国、国家衛生健康委員会は北京で記者会見を実施。これまでに中国全土で新型コロナ・ウイルスへの感染者が500人を超え、17名が死亡したことを明らかにした。

新型コロナウイルによる致死率は、2003年に中国を震源地として世界的に流行した新型コロナ・ウイルスを原因とした「SARS(重症急性呼吸器症候群)」の致死率・約9%と比較すると低いといえるものの、高齢者や子どもへの感染・重症化には十分な注意が必要だ。

また、21日には、ついにアメリカでも、武漢から帰国した男性1名が新型コロナ・ウイルスを原因とする肺炎を発症していたことが確認された。 これで海外への感染が拡大した例は、タイ、日本、韓国、台湾に続いて5か国目となった。

 

新型コロナ・ウイルスの変異を確認

人民網日本語版(2020年03月06日)

複数国の研究者は自国の新型コロナウイルスの変異を確認しています。この変異はどのような影響をもたらすだろうか。環球時報が伝えています。

ブラジル保健省が2日に発表した最新データによると、ブラジルの感染確定者は2人、ブラジルの研究者は1人目の感染者がドイツで見つかったウイルスに類似、2人目が英国で見つかったウイルスにより類似していることを発見しました。この2人の患者はいずれも今年2月にイタリアで感染した後ブラジルに帰国したひとです。

サンパウロ大学医学院研究者によると、ウイルスの変異は感染症が関連地域における拡散で残した痕跡で、ウイルスの感染経路の特定に用いることができます。しかし専門家は、この2人は中国で見つかった感染者と異なるとしています。

オーストラリアにも、ウイルスに変異が生じているとする研究者がいます。3日付のインド英文紙「THE HINDU」によるとオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)はこの「SARS-CoV-2」と呼ばれるウイルスに変異が生じていると発表しました。

中国科学院が発行する「国家科学評論」は3日、「SARS-CoV-2の起源と持続的な進化」と題した論文の中で中国の科学研究チームによる最新の発見を発表しました。新型コロナウイルスには最近、149の変異点が発生するとともに、L亜型とS亜型に分かれています。研究によると地域の分布および人々の割合において、この2つの亜型には大きな差があります。S亜型は相対的に古いバージョンで、L亜型はより攻撃的でより感染力が強いと言われています。

論文によると、異なる亜型の理解を深めることで新型肺炎の差別化治療と予防・抑制の一助となります。論文の作者は新型コロナウイルスの変化方法から推測すると、L亜型とS亜型の感染力や症状の程度には大きな差が存在する可能性があるとみています。

武漢大学医学部ウイルス学研究所の楊占秋教授は4日、取材に対し「ブラジルの患者2人のウイルス検体のうち1つは英国と同じで、もう1つはドイツと同じというのは、欧州で流行している新型コロナウイルスが、まさにこれらの亜型であることを意味します。変異後の異なる新型コロナウイルスは、症状の特徴に差が存在します。例えば中国のウイルスの致死率は2%だが、欧州ではさらに上がるかもしれない」と話しています。

楊氏は「ウイルスの変異は、感染経路及び感染源の特定に間違いなく役立ちます。例えるならば鄭州市の患者のウイルスが武漢市の患者と異なれば、武漢から伝わったのではなく、この地域にもともとウイルスがあり武漢とは関係がないという可能性があります。武漢と同じであれば、武漢から伝わったことになる」と説明しています。

楊氏はさらに、「新型コロナウイルスの変異はワクチン開発にとって大きな意義があり、感染の診断にとっても価値があります。欧州の患者の遺伝子配列が武漢と異なれば、中国の診断データを使い欧州諸国の患者を検査しても検出されることはありません。ワクチンも同じ原理で、ブラジル人患者のウイルスが中国と異なる型であれば中国のワクチンを彼らに使用しても効果がなく、保護的役割を果たせません。これによってワクチンや試薬キットの開発がより正確になると話しています。

 


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心の持ち方次第で、免疫力は大きく変化するようです。

2020-03-10 14:13:21 | 健康等々

以下文は、TSS文化大学一般教養講座、松田治男(広島大学名誉教授)(平成25年7月16日)の免疫とストレス、楽しいことをする意味の一部コピー等文で、素人が思う免疫とはです。可笑しな箇所はスルーして下さい。

私達にとって免疫力を高める、維持する、低下させない・・・今日ほど新型コロナ・ウイルス問題で免疫力の大切さが痛感されることはなかったと思います。私達の身体は日々多くの有害ウイルス等々と自身の免疫力で戦っていると言われています。心の持ち方次第で免疫力は大きく変化するようです。

 

時間に追われる毎日を送ることが余儀なくされている私達にはストレスからうつ病を罹患する場合が多いと言われ、免疫力は低下しており体力・気力ともに減衰していっているようです。

ストレスやうつ病に深く関係する神経系は、実は免疫系や内分泌系と相互にかつ深く作用することで身体の恒常性(ホメオスタシス)を保っており、神経系の機能衰退は同時に免疫系や内分泌系の機能も悪影響を受けていると言われています。

身体の恒常性を保って健康な生活を送るためには免疫の基礎知識を知ると共に、ストレスを溜めないための自分なりの「楽しいことをする」ことが大切だと思います。

 

*免疫の基礎知識

免疫の特徴は“記憶”、“特異性”、“寛容”の3つがあると言われています。

 

*記憶

私たちは記憶について、これは脳がするものと一般に理解しています。しかし、私たちは(免疫学的)記憶を脳とは違うどこかで経験していることを何となく実感しているようにも思います。

一例として一度、はしかに罹ると、もう二度とはしかにはならないということをよく耳にします。同様なことが、多くの感染症で言われたりします。一度、はしかに罹ると、もう二度とはしかにはならないは、二度なしとも表現されることがあります。

生体が、ある病原体に感染して病気になると身体がその病原体をリンパ球という免疫細胞が記憶細胞として身体に残り、二度目に病原体が体に侵入した際には、速やかに病原体を退治し、発症はしないのです。

つまり、病原体を脳で記憶するのではなく免疫細胞(リンパ球)が記憶しているのが(免疫学的)記憶です。ただし、この(免疫学的)記憶は、一度感染を経験するとその病原体に対して生涯にわたって続くと理解されてきましたが近年、各地で過去の病気と認識されていた感染症が流行したり、麻疹(はしか)や結核が若い学生たちに大流行したりしている事実から、(免疫学的)記憶の概念は少し曖昧になっているところがあります。

 

*特異性

免疫学でいう特異性は、鍵と鍵穴によくたとえられ、例えばある抗体分子がある決まった抗原分子だけと結合するといった関係があります。この免疫の特異性があるからこそ、一度遭遇した(感染した)病原体に対して2度目の感染には特異的にすぐ防御できます。

仮に2度目に別の病原体が感染したならば、鍵と鍵穴が合わないため無防備で感染が成立して発症してしまいます。

 

*寛容

世間には寛容な性格の人がいます、他人に文句を言わず何事も受け入れます。免疫学でいう寛容もまた類似したことです。移植という現象で説明すると、ある人の臓器を別の身体に移植したときに、免疫学的拒絶が起こらず移植した臓器が別の身体の中に生着し、臓器本来の機能をした場合、寛容が成立したことになります。

 

ストレス

ストレスとは生理的・精神的なアンバランス状態であり、ストレスを誘発するものをストレッサーと言われています。ストレッサーには、外的要因としての環境要因、内的な心理的要因に大きく分けることが出来、環境要因には暑さ、寒さ、騒音、大気汚染、喫煙などがあり心理的要因としては心の悩みや不安、緊張や怒りそして悲しみなどを挙げることが出来ます。

ストレスと自律神経との間には密接な関係があります。自律神経とは自分自身では制御できない交感神経・副交感神経という相反する働きをする2つの神経系からなっており、これらの神経系が相互に機能することで、身体のバランスがうまく保たれています。

過度のストレス状態にあるということは、身体の交感神経系が優位に働いた結果として免疫力をも低下させている状態を意味します。反対に、副交感神経が優位になると身体がリラックス状態となりストレス状態から解放されていることを意味します。

現代社会のように、人々が頭を使いかつせわしく動き回わらざるを得ない環境や、コンピューター社会にあって否応なしに情報に振り回される環境、さらにこれらの環境の元で複雑化する人間関係等々は、ストレス状態を過剰に増幅させた交感神経優位な状態を人間自らが創り出しているに他なりません。

ストレス状態が継続すると、体調の悪化が益々進んでいきます。交感神経が活性化され、血管が収縮するとともに筋肉が固くなり身体の緊張状態が続くことになり、血液循環の変調から栄養や酸素の運搬が遅くなっていきます。この状態では、ノルアドレナリンやアドレナリンの分泌が起こり免疫力は低下の方向に動きます。

これを改善するには副交感神経優位な状態に身体を誘導することが必要で、これはごく自然なリラックス状態に身体を移行できれば改善されることになり、バランスのとれた三度の食事、適度な運動、それに最も重要な睡眠をとることです。現代社会にあってはごく自然なリラックス状態をとることが必ずしも容易でないからこそ、交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、いわゆる自律神経失調症になったりするようです。

自律神経失調症の症状は人により様々といわれており、ほてり、めまい、不眠、頭痛、無気力感などで、これらの症状が同時に現れる場合もあると言われています。

この自律神経失調症の状態を改善するための自律神経を整える手段としては“深呼吸”、“入浴”、“癒し系の音楽を聞く”、“睡眠(昼寝を含む)”、“軽い運動”、“胃にやさしい食事等”が推奨されています。

この中で最も簡単なものが深呼吸です。

深呼吸の大事な点は、「大きく息を吸って、大きく息を吐く」というごく簡単な方法で、身体の血液循環が大きく改善され、身体の隅々まで酸素や栄養素の運搬を可能にしている点です。「深呼吸を甘く見ない」ことも重要です。

ラジオ体操の第1でも第2でも、最後に必ず深呼吸があります。これをおざなりにするのは、もったいないことと思って下さい。

深呼吸をすることで、交感神経優位を副交感神経優位に持って行くことが出来ます。意識した深呼吸は、無意識な深呼吸と比較して血液循環や呼吸器系の改善に大きな差がでてくると考えられています。

 

楽しいことをする意味

楽しいことをする意味は、ストレス社会の中にあって、私たちが如何に健康的な生活をするか、また、どのようにしたら健康的な生活が送れるかを考える上で重要なキーワードではないでしょうか。楽しいことをするは、それを想像しただけで気持ちが爽快になります。楽しいことをすることは、身体にとってリラックス状態、つまり副交感神経系優位な状態にすることになります。

楽しいことをするを具体的に述べると、「楽しいこと」についての意識は個人により様々ですが、共通することは”顔の表情が和んでいたり”、あるいは”真顔であっても気持ちが弾んでいる”、さらに人によっては静寂の時の中にいることを「楽しむ」場合もあります。

楽しいことをすることで、笑いが生じることも私たちは経験しています。心の底から笑っている自分自身を想像してみて下さい。いずれの場合も、心が開放的となって余裕が出てきて、副交感神経系が優位な状態あるいは、その状態に移行していっている過程と思われます。

 

新型コロナ・ウイルス問題のみならず高齢化社会に入ってきたこともあり、なおさら免疫・免疫力に関心が高まっています。

交感神経系が優位となれば免疫力が低下し、副交感神経系が優位となると免疫力が向上します。簡単に言えば副交感神経系が優位となる方法を考え出せばいいことになります。

緊張すると手足が冷たく感じることがありますが、これは交感神経が働いて血管を収縮している結果として血の巡りが悪くなり、手足、手足の指先に冷たさを感じます、血の巡りが悪いため指先まで十分血液が回らないためです。

緊張状態が続いたとしても緊張がほぐれた瞬間、手足の冷たさが消えていきます。それほど、自律神経というのはストレスに敏感です。

私たちの身体がストレスに敏感に反応し交感神経優位となって免疫力を低下させるなら、身体の血管がしなやかで筋肉もほぐれている副交感神経が優位な方向に身体を持っていくことで、より健康的な生活が出来ると思われます。

楽しいことをすると免疫能力には正の相関があり、楽しいことをしたり、楽しいことを意識するだけで、免疫能力は即座に正の変化を遂げます。一方、これとは反対に、悲しい気分になったり、極度の緊張に晒されると、身体の免疫能力は急速に低下するのです。

 

今日のようなストレス社会にあって、多くの人々は否応なしにストレスと共存して生活をしていると言って過言ではないでしょう。こうした社会で生きる私たちは、少しでもストレスから解放される術を身に着けることが望まれています。そのひとつが、自分なりの楽しいことをするだと思います。楽しいことは個人により違いますが、幾らでも見つけることが可能だと思います。

皆さんも今一番の楽しい事を見つけてください。楽しいことはお金がかかるように思いがちですが、お金がかからない楽しいことも無数にあると思います。

”心の持ち方次第で、免疫力は大きく変化するようです!”

“深呼吸”、“入浴”、“癒し系の音楽を聞く”、“睡眠(昼寝を含む)”、“軽い運動”、“胃にやさしい食事等”等々、自分なりに今出来ることで免疫力を高め、新型コロナ・ウイルスを皆んなで退治しましょう。

 


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メディアの新型コロナ・ウイルス政府、厚労省対応への批判

2020-03-03 19:26:40 | 日本社会

私達は新型コロナ・ウイルスの震源は中国武漢と思っていますが、海外の一部メデイア等々の記事を見ると、どうも多くの国の人達は横浜に停泊していたダイヤモンド・プリンセス号が震源と思っている方が多いようです。昨今、中国では新型コロナ・ウイルスの抑え込みに、一応成功?したようにも報じられていますが、今も多くの武漢等の市民は厳しい生活を強いられており、本当に成功しているか?快適、利便に慣れた日本人には辛い生活に写るでしょう。

どうも、海外では日本国内は大混乱が生じていると思われているようです。特に欧米では今後、黄色人種等に対する人種差別等々の行為が更に散見される可能性があると思います。

私達は先ず、恐れることなく新型コロナ・ウイルスを理解すること、政府策を理解、応援することは未知とのウイルスへ打ち勝つことが出来る近道の一つと思います。批判ばかりしても何も解決できません。

これ以上、新型コロナ・ウイルスが蔓延した場合、どうしても高齢者、持病等々を持っている人達、弱い立場の人達が大きな影響を受けると思います。これらの弱い立場の人達に思いを寄せるには武士道の任(思いやり等々)の心が大切だと思います。

 

今回の新型コロナ・ウイルス問題を複雑にしたのは感染症対策の専門家と言われる方が船内に入り対策チーム、政府対応がいかにいいかげんで、不適切かを世界に向けてユーチューブで発信したことが大きいと思います。ユーチューブに英語版で投稿・・・一瞬に世界を駆け巡ります。海外には多くの日本人がいますが、目に見えない形で被害を受けている可能性があると思います。間違いなくこのユーチューブ動画で欧米人の日本人に対する見方がマイナスに変わったと思いますし、同じ黄色人種のアジアの人達も同様だと思います。

この動画は削除はされましたが、この内部告発動画が世界的を駆け巡り、内外でも多きな問題となり日本政府は国内から猛烈に批判されることとなったと思います。

更に、感染症の専門家と言われる人達がインフルエンザは並みのウイルスだという誤った情報をメディアで垂れ流したおかげで政府、多くの人達の警戒心が緩んでしまった一側面は否定できないでしょう。特筆すべきはプリンセス・ダイアモンド号への対応・・・対応した多くの人達は本当に献身的に最善を尽くしたと思うべきで、感染者も出てしまいました。

多くのメディア、専門家等は政府、厚労省の対応を徹底的に批判、揚げ足をとる等々、結果的には政府の動きに制約条件が増え、政府対応が難しくなってしまったと思います。これらのメディア、批判者等は日本人とはかけ離れた人達のようで、結果的に国益、国民の安全等を脅かしていると言う事実、愚かです。

昨今のメディアに出演する医学者、学校教育専門家の本気で政府に出来ないアドバイスは何も意味がないと思います。

ダイアモンド・プリンセス対応をユーチューブで批判した方の指摘は事実、理論的には正しいでしょう。指摘の事実は政府は100%完全に分っている事です!分かっているけど出来なかったと思います!その理由は初めての未知ウイルスとの戦い、外国籍の船等、厳しい多くの制約条件があったようです。現実的には不可能に近いものだったと理解すべきです。人手不足もさることながら外国籍、日本の法適用等が難しかったかも知れません。船内の難しい環境、3700人の驚くような大人数です。対応医師、職員、スタッフ等不足・・・何よりも新型コロナ・ウイルスに関する情報は少なく未知との遭遇、未知への対応そのものです!

このような条件の中でも政府職員、自衛隊、消防救急隊員、医師、看護師、薬剤師等は全力で対応しており、批判する人達の気持ちが理解できません。

分かっているが出来ないことを、世界中に広げても何も改善は出来ません。日本政府、国民は可笑しい、日本社会は可笑しい等々と誤解が世界中に広まってしまったと思います。

挙句の果て、船内乗客の不満をテレビのワイドショーが生電話で会話をして取り上げ政府の拘束、自由を認めない対応を大きく批判していましたが、感染人数増加が報道されると、今度は手のひらを返すようにワイドショー等は感染対策が甘いと猛批判・・・言えることは視聴率を稼ぐため、自分達に利益さえあれば社会の混乱等知ったことか等々のようです。

結果、政府は外部等の圧力を受けてでしょうか、乗客の船内隔離から下船に方針に切り替えましたが、今度は感染の可能性がある人たちを日本中に拡散させるのかとメディア等で批判が高まりました。

よく考えてみた場合、プリンセス・ダイアモンド号への対応は現実的には献身的に最善を尽くし、相応の成果を得たと思いますし、日本人だから出来たことで、欧米諸国でしたら問答無用の違った対応を行ったでしょう。如何に日本が人権を大切にしていたか、欧米の帰国者追跡を見たら分ります。

昨今は専門家と称する人達が、政府の休校策でも政府対応を痛烈に批判、揚げ足をとる等々、政府の動きに制約条件ばかりが増え、結果として政府の対応が難しくなってしまい大きな国益、国民の安全等を脅かしていると言う事実、愚かです。世界が全く経験していない未知の新型コロナ・ウイルス、非常事態の現実、危機における本質を分かっていないメディア、専門家、休校を可笑しく批判する教育評論家は、今後は黙っているべきです。子供達の事なんか全く考えていない自分の利益のために子供を利用している教育評論家は今後、国民の前に出て欲しくありません。

昨今は小、中、高休校対応で政府批判一色、本質を何も分かっていない唯、これ幸いに自分の利益を確保したい教育評論家と称する人達、末恐ろしくなります。

 

私達に出来ることは、誰が見ても理にかなっていると思える政府が示している策に協力することは極め手大切だと思います。大切なのは感情論によるような重箱の隅を突くような批判をしないことだと思います。野党は何か改善できるか改善策、現在すぐに実行可能な具体策を提案すべきです。

日本の憲法には世界にも稀な非常事態事項がありません。政府の策も強制力が無い、お願い、協力程度です・・・非常事態事項は、非常時には人権の一部が一時的に制限されるかも知れませんが、人権と国民の命はどちらが大切か、弱い立場の人達が犠牲にならない為にも必要だったと思います。今更言っても仕方ないかも知れませんが・・・今は国家の非常事態です、新たな国家非常事態・新型コロナ・ウイルス法が一時間でも早く成立するよう協力すべきです。

臨時休校・・・子供達にとっても初めての経験で戸惑っている子供がが大半だと思います。休校中生徒のために、子供たちにぜひ見て欲しい科学技術の動画をまとめたWebサイトが公開されています。このサイトの名前は、「休校中の子供たちにぜひ見て欲しい科学技術の面白デジタルコンテンツ」です!動画は大変興味が持てる科学技術内容の動画で特に小中生の勉強の一助となると思います。

戦う相手は主義主張ではなく、未知の新型コロナ・ウイルスです。日本の歴史を顧みた場合、先人たちは心を一つにして多くの国難を克服してきました。今回の新型コロナ・ウイルスを克服するには、現在の生活水準を低下させたくない・何よりも経済第一の人間の貪欲の論理が先行しなかったら、必ず日本は克服するでしょう。

 

 


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