極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

I am grateful that I can freely write my daily thoughts

尖閣問題等とオスプレイ

2020-06-24 14:33:57 | オスプレイ等

以下文は、昨今のやられっぱなしの尖閣、竹島等問題に対する素人の思いを記しています。雑日記とします。

 

尖閣問題と孫子の兵法

孫氏の兵法・第1章 始計の篇

*善く守る者は九地の下に蔵れ、善く攻むる者は九天の上に動く

(戦が上手い者は、守りのときには兵力を隠蔽、敵につけこむ隙を与えないし、攻めの時はスピード感をもって攻め、敵に守りの余裕を与えない。)

孫氏の兵法・第4章 軍形の篇

*勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝ちを求む。

(前もって勝利する態勢を整えてから戦う者が勝利する、戦いを始めてからあわてて勝利を得ようとする者は敗北に追いやられる。)

日本は憲法上の制約等から、平時から即戦時体制に移行することは他国と違い、時間を要すると思います。憲法にも防衛義務が記されていませんので、始計の篇のようにすんなりと他、隣国等のように行かないと思います。

 

私達は平和、秩序は常に存在するものと思ってきましたが世界の現実を見た場合、平和、秩序は弛(たゆ)まない外交、防衛力整備等努力により得られるものであることが分かります。

今後、大きな問題となるであろう尖閣問題の現実は、特に憲法上制約があり厳しく薄情なものですが、外交努力意外にも日本に出来ることもあるはずだと思います。

日本には多くの島嶼(海岸線の長さが100m以上の島が6852存在していますが、特に島嶼を日本領土として守るには大変な防衛努力、特に私達の強い意思等が必要だと思います。

尖閣の場合、距離的にも日本本土から1000km以上離れており、島嶼防衛には迅速なスピード等対応が必要だと言われています。日本の主権が侵された場合、これらに迅速に隊員を運ぶ対応可能航空機はオスプレイ以外無いと思います。

日本は米国以外で初めてのオスプレイ運用国で、日米の信頼関係等があるからこそ売却等したでしょう。今後、日本は高い飛行、整備力等で運用すると予想され事故率は更に低くなると思います。現在の事故率も過酷な運用が要求される軍事運用部分を除けば、民間旅客機と何ら変わらないと思います。

 

オスプレイの歴史は、開発契約が米政府とメーカーとの間で調印されたのは今からちょうど20年以上前で、ボーイング社のフィラデルフィア工場でオスプレイの機体が製造され、隣接するフィラデルフィア国際空港からC-5、C-17大型輸送機に数機ずつ搭載され、テキサス州のアマリロのベル社の工場へ送り出されています。製造はベル社とボーイング社で、作業は半々の分担のようです。ベル社は翼、ローター、ナセル、トランスミッション等を製造

エンジンは、ロールスロイス・アリソン社のインディアナ工場で作られています。他の組み立て部品類も全てアマリロ工場へ集まります。最終組立と完成飛行試験もベル社が行っているようです。

製造機数は海兵隊向けのMV-22が360機以上、空軍向けCV-22が50機以上、海軍向けHV-22が48機以上で、合計458機以上程度が予定されています。自衛隊のオスプレイ17機もここで製造されています。

このオスプレイに対し、日本の多くのマスコミ、評論家等が酷評するような機体ではなく、過酷な軍事任務に就ける信頼される航空機であるからこそ軍は採用すると思います。日本が導入したオスプレイは、今後、島嶼等防衛任務、大災害時等々で活躍すると思います。

 

特に問題とされる、過去の沖縄でのオスプレイ事故は米軍の軍事任務の錬度要求は厳しく、難しいパイロットの夜間空中給油訓練時間の最低時間が決められており、この夜間訓練間に給油ホースの一部がプロペラに当たり事故を起こしたもので、何も機体に問題があったわけではありません。事故機の若いパイロットは判断、決断は凄いと思います。米国内等のように、ところ構わず搭乗員優先で不時着脱出することなく、何よりも普天間基地周辺の地上の日本人に犠牲を出さないような判断をし辺野古沖の海兵隊キャンプ・シュワーブを目指し、基地目前の所で不時着、脱出しています。これは自衛隊のパイロットと同じ、地上の民間人の犠牲を避けると言う考えを持っていることを意味すると思います。

 

日本のオスプレイは暫定的に5年間千葉県・木更津市に配備、運用するようですが、この千葉・木更津配備した時点で大きな国益等を失っていると思います。何故なら単純に考えた場合、尖閣、島嶼等対応部隊は長崎県佐世保市にあり、あまりにも遠隔地にあると思います。

昨今の中国の目に余る尖閣での行動等々は外交努力だけでは難しいと思います。数年前から佐賀空港にオスプレイが配備開始されていたら戦術的位置等から、中国側の対応はかなり違っていた可能性があると思います。

日本には憲法に防衛義務が記されていませんし、オスプレイ配備も千葉県と言う遠隔地、中国は堂々と今後も尖閣で目に余る諸活動等を行うでしょうが、日本は憲法上の制約で対応が難しいと思います。これらの事実に対しても、メディア等に反オスプレイ等策報道に大きく影響された多くの国民は、他人事のように思っているかも知れませんが、主権侵害等極めて大きな国益、強いては身近な漁業への直接影響を受けていると思います。

佐賀空港にオスプレイ配備等が佐賀県にお願いされていますが日本の安全保障、国益、国民益等々を考え、速やかに受け入れてほしいものです。私益のためには、声高々に多くの最もな主張をしますが日本の安全保障、国益、国民益を考えた場合、これまでのうように反対ばかりでいいのでしょうか・・・尖閣問題を無視していいものでしょうか・・・ネットで調べた限りでは、問題になっていると言われる公害防止協定、地方管理・3種・佐賀空港は自衛隊とは共用しない旨の協定等が漁協等々とあるようですが、協定の全文を見れば自衛隊と共用する場合は事前協議と記されており、協議すれば、全く問題ないでしょう。マスコミは全文を載せず、自衛隊との共用はしない箇所のみを記載しているようです。オスプレイに関するメディア報道は反対者ばかりの意見が極めて多く、メディア等の偏向報道に多くの佐賀県民は迷っているでしょう。

 

日本列島は世界最大の地震地帯で、巨大地震発生は時間の問題とも言われています。もう待った無しで起きるとも言われる南海トラフ地震等、未曾有の大災害は何時全国、何処で発生するか分かりません。

3・11等でもヘリ等は被害極限のため、迅速な対応を行っていますが如何に迅速な移動、輸送が大切であったかを公開資料等で知ることが出来ます。更なる迅速な対応を可能とするのは空中給油可能、高速な航空機はオスプレイ以外無いように思います。

佐賀空港の地理的位置は、先の熊本地震(震度7)の際でも安定した地盤(震度5強)を示しています。防災、備蓄、訓練等拠点として佐賀空港が本格的に整備された場合、本格的な自衛隊、消防、警察、国交省等の航空隊等の一元的運用ができる可能性があると思います。

オスプレイは高速であり、空中給油等を行えば沖縄から北海道まで日本列島をカバーするでしょう。防災の観点からも計り知れない活躍が期待出来ると思います。佐賀空港は過去の地震発生状況を調べた場合、極めて被害が少なく安定していることが分かります。このような場所を日本で見つけることは難しいと思います。防災航空等拠点として資、器材等を最大集中集積しても自然災害のリスクは極めて少ないと思います。

防災拠点の航空基地が佐賀空港に出来ることは、迅速性を生かし多くの人達の人命を救えますし、私達に計り知れない安心感、期待、希望を与え、防災拠点として大きな使命、誇りを持つことが出来ると言っても過言ではないと思います。一部のオスプレイ配備反対を叫ぶ人達は特殊なイデオロギー、利己主義者でしょうか・・・自分さえよければ他はどうでもいい、恵まれた平和、秩序ある社会であるからこのような考えが出てくるでしょう。

この恵まれた平和、秩序ある社会は、国の安全保障策等の努力により確保されていると思います。私達はもっと、佐賀空港オスプレイ配備問題に関心を持つべきで、オスプレイ問題は佐賀県だけの問題ではなく安全保障、防災上でも私達一人々の身近な問題でもあると思います。

私達は平和・秩序の確保、国益、国民益を得るために孫氏の兵法に徹するべきですが、特に尖閣問題を考えた場合、自身に相応の力があってのみ孫氏の兵法は結果を出すことが出来ると思います。尖閣、竹島等問題にとって相応の力の一助となる佐賀空港への早急なオスプレイ配備は切り離せないように思う昨今です。


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昨今のオスプレイ

2019-12-04 18:43:06 | オスプレイ等

以下文はウィキペディア、防衛省・陸上自衛隊が導入するV-22オスプレイの安全性(概要)、過去のAFP、OTTAWA CITIZEN、Flight Global、Bell Boeing to brief India on V-22 Ospreyby Saurabh Joshi(December 5, 2011)、United States Department of Defense HP等を参考に個人(素人)の思いを記しています。

 

昨今のニュースに見られるオスプレイ反対者の論は一部、的が外れ、唯、軍用機・オスプレイ=軍・悪、思想的な反対のようにも思えます。何故、反対か代案はどのようなものか?オスプレイ反対、反対と念仏を唱えても・・・日本の安全保障、大災害時等代案ではどのように対応等するのか疑問が尽きません。如何なる理由にせよ、私達は日本の防衛の一部を担っている在日米軍オスプレイによる目に見えない恩恵を受けていると思いますし、更に陸自のオスプレイ導入により恩恵は更に増すでしょう。

オスプレイ(Bell Boeing V-22 Osprey)はアメリカ合衆国のベル・ヘリコプター社とボーイング・バートル(現ボーイング・ロータークラフト・システムズ)社が共同開発した垂直離着陸機です。2012年以降の米軍の旧式CH-46等の退役後を担う機体と言われています。

特筆すべきは、これまでのオスプレイと同規模の米軍CH-53E(1981年運用開始)、CH-46(1964年運用開始)等々ヘリコプターと比較しても垂直離着陸能力を持ちながら長距離飛行移動が可能なオスプレイは速度は約2倍、航続距離約5倍、行動半径約4倍、輸送兵員数約2倍、物資積載量約3倍等の性能です。更に空中給油が実施されれば更に運用範囲は広がるでしょう。過去の大災害時のオスプレイ支援対応を見た場合、これらの機能により迅速に実施され、オスプレイが無ければこれらの支援は無理だったでしょう。

チベット地震(2015年5月4日、4機・・・ネパール、カトマンズのトリブバン国際空港を拠点に、サハヨギハート作戦の一環として合同タスクフォース505輸送救援物資を普天間の米国海兵隊MV-22・オスプレイに割り当てられ、多くの物資がネパールの遠隔地の地震被災者に届けられています。)、フィリッピン台風(2013年11月14日、8機・・・普天間の米海兵隊MV-22・オスプレイをフィリピンに派遣、災害救援・人道支援活動を行っています。固定翼としての速力と航続距離を生かして迅速にかつ遠方まで展開、垂直離着陸機能を生かし滑走路のない場所での運用を行っています。11月14日には自衛隊員3名が米軍のMV-22・オスプレイに搭乗、アクセスが困難な被災地を偵察しています。)、熊本地震(2016年4月18日、4機)等々、国内外の被災地の物資輸送等々に大活躍していますが、これらの事実を日本国内で報道されることは少なかったようです。

 

常に論点となる事故・・・

在日米軍基地配備のアメリカ海兵隊所属のMV-22の10万時間当たりの平均事故率は2012年4月11日の事故後に1.93となっているようで、事故前は1.12で、アメリカ海兵隊所属の飛行機平均の2.45を大きく下回っていました。

現在、MV-22の事故率はヘリコプターより低く(在日米軍に配備されているCH―53D、米国内配備開始・1969年)の事故率は4.15、しかし事故率は年々上昇し、2011年10月~2016年9月における10万飛行時間当たりのクラスA事故率(被害総額が200万ドルを超える、もしくは死者を出したなどの重大事故)は3.41で、同時期の米海兵隊航空機全体のクラスA事故率平均値2.83を上回っていることが各社報道されました。平成29年9月末時点で3.24のようです。

これらの事故の主因は運用上の問題で機体の問題は極めて少ないようです。オスプレイと民間航空機の事故率比較は意味を持たないと思っています。何故なら軍用機の場合は有事に備え、目的を達成するために、民間機とは違った命が掛かった厳しい任務、訓練を行なっています。

これらの結果として、私達はこれらの恩恵を目に見えない形で平和、災害支援、秩序社会等の恩恵を受けていると思います。日本に配備されるオスプレイは大災害時の困難な状況での活躍は勿論の事、安全保障上の抑止力としては極めて高く、費用対効果でもオスプレイに対抗する航空機は無いように思います。

 

最近の米軍・オスプレイ事故

*沖縄県名護市沖における事故(平成28年12月)

反米軍非難の大合唱となった名護市沖における事故、原因は、困難な気象条件下で空中給油訓練を行った際の操縦士のミスと言われています。事故機のパイロットは自分の飛行機のブレードに給油ホースが当たって破損し、そのまま飛行を続けていくと、民家の上を飛ぶことになるので、どこで着陸をするかという非常に困難な環境の中で最適な手段を選んで浅瀬に着水をしたということでパイロットとしては適切な判断をしたと言われていますが、これらの事実の多くはカットされて報道されているようです。

*豪州における事故(平成29年8月)

事故原因は、着艦の際に米オスプレイ自体の吹きおろしが船体に当たって跳ね返り、オスプレイのローターに戻ってきたことによる。

機体、パイロット、搭乗員に問題なし。

*シリアにおける事故(平成29年9月)

夜間の低視界での着陸中にハードランディング。米側は、引き続きオスプレイの機体の安全性・信頼性に問題はないとの立場

これらの事故により事故率の上昇(米海兵隊MV-22・オスプレイ)、平成29年9月末時点での3.24は平成28年9月末時点の2.62より上昇していますが、上記の事故が事故率上昇に起因しているようです。

2019年10月7日、500,000飛行時間のマイルストーン(起点よりの距離をマイルで表した距離標識)を突破しています。これらの記録はアメリカ空軍のCV22、アメリカ海兵隊のMV22375機のオスプレイで記録しています。

ベル・ボーイングは整備、訓練、運用現場の担当者、データ分析など包括的な活動を通じオスプレイの運用を支援、さらにV-22・オスプレイ プログラムオフィスと協力し、オスプレイの改善に向けた取り組みを進められており海兵隊では共通構成、近代化プログラム(CC-RAM:common-configuration readiness and modernization・形態共通化による即応性向上および近代化)、空軍ではナセルの配線、構造の改善などに取り組んでいると言われています。オスプレイはアメリカ空軍、アメリカ海兵隊に加え、2020年に3機種目のアメリカ海軍向けオスプレイ・CMV-22が運用されるようです。

 

最先端機のオスプレイに要求される極めて厳しい軍の夜間運用、空中給油等は有事、大災害時等々を想定したもので軍用機の宿命かも知れません。

民間航空機のように、全てが安全第一で運用したら、オスプレイは世界一の安全な航空機になるでしょうが、厳しい運用が要求される有事、大災害時等々には役に立たない張子の虎・航空機になるでしょう。その際は手のひらを返したように多くの国民から有事等々に役に立たないと大バッシングを浴びるでしょう。

過去、自衛隊が3・11時に他ヘリが運用できない夜間等の厳しい状況でも整斉と自衛隊ヘリによる救助活動等が出来たのは日々、昼夜の厳しい訓練を行ってきたからだと思います。夜間訓練時の騒音等々反対者がいますが、これらの訓練等の結果、有事・大災害時等に活躍できることを理解すべきです。

どうしても軍用機の場合は危険と隣り合わせの場が多々あるようです。私達はオスプレイ等々訓練、夜間等訓練に反対ばかりするのでなく、何故そのような訓練が必要かを考える必要があると思います。救援、救助と念仏ばかりを唱えても結果を出すことが出来ません。

昨今、メディア等は全国でオスプレイを使った日米訓練を徹底して批判していますが有事、大災害時等々の救援等の運用は極めて厳しく、これらの訓練等は日本国、私達国民を守るためのものだと思います。呆れたことに地方の長が特定のイデオロギーを持ったような可笑しな反対派に同調し、先頭で反対する理由が理解できません。これらの人達は国等がどうなっても知ったことか、自分達の地域さえ良ければいい、知事屋、市長屋、町長屋等となり、自己中心の益、考え方に近いように思います。

陸自オスプレイの国内配備により、オスプレイの戦闘行動半径は無補給で600km程度、空中補給ありで1000km以上とも言われ、南シナ海、東シナ海への海洋進出を進める中国、核兵器・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対しての抑止力が期待出来ると思います。これらの陸自オスプレイを支援する空中給油機として航空自衛隊がKC-46Aを導入予定のようです。旅客機のボーイング767-200ER型機を母機とした空中給油・輸送機です。4機の調達を計画、鳥取県の美保基地への配備を予定です。KC-46Aの修理に関する技術援助契約先として、全日本空輸を7月に選定しています。

佐賀空港にオスプレイが配備された場合、島嶼防衛のみならず、待った無しの状況にあるとも言われる南海トラフ超巨大地震等の大災害時に迅速な行動により大活躍をすると思います。空中給油を行った場合、日本全国を漏れなくカバー出来、空き地等に自由に着陸等出来、現行のヘリに比べ、格段の迅速な移動が可能で私達に計り知れない恩恵、安心感、希望を与えると思います。

一日も早く佐賀空港への配備が望まれると思います。これらに反対する人達は、特定のイデオロギーを含んだ反対理由を発言していますが、結果的に国のことは知ったことではない、自分の地域、自分達さえ好ければ、知ったことかと思っているようにも思えます。オスプレイの迅速な対応により、かけがえの無い大切な命が救えることを是非考えてもらいたいものです。大災害は待ったなしで発生しています。

世界を見回した場合、好い国、善人ばかりではありません。善意は社会で生きる上で極めて大切ですが、善意であっても善意を仇で返す腹黒い国、人達がいる現実、死という仇を返された多くの人達、今後も国内外で頑張っている人達にも事件等が発生するでしょう。私達はこれらの事実を避けようとしますが、これらの事実は古来世界から現代までの現実です。国力に応じた最小限度の抑止力の高い航空機を保有することは極めて大切だと思います。有事、超大災害等が起こった後での佐賀空港オスプレイ配備は空しく、あまりにも寂しいように思います。

 

海外に目を向けた場合、軍事運用に極めて厳しい要求をするイスラエル政府は、現在導入が決定しているCH-53Kと共に特殊作戦、遭難救助能力強化等のため、オスプレイを導入することに強い関心を示していますが、厳しい財政に苦慮しているようです。

カナダも遭難救助機としてのトライアル(試験運用等)のため、ボーイング社から数機を供与されているようです。

インド海軍は現在建造中の空母・ヴィクラント(2020年運用)での運用を想定しボーイング社とアメリカ海兵隊主催の実機を用いた説明会に参加しているようで、現在運用中のKa-31早期警戒ヘリコプター後継機として取得を検討しているようです。

 

オスプレイへの評価は日本では特定のイデオロギーが含まれた評価となっているように思いますが、海外では純粋な軍用機として評価しています。

夢の航空機と言われたオスプレは試験運用、実任務等を行い、今は揺ぎ無い信頼を得ようとしています。日本の報道は機体が欠陥だと言う論調が多いようですが、これらの論調はインパクトを大きくするためのプロパガンダに過ぎないようにも思えます。反対者の多くも特定のイデオロギー論が先行しているようにも思います。

私達は、自分なりに正しくオスプレイを評価等することは(日本の将来にとっても今後、災害等で身近に目にする自衛隊・在日米軍の航空機)、大切であると思う昨今です。


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今、日本に必要なオスプレイ

2018-08-25 19:56:53 | オスプレイ等

今、日本は2つの大きな問題を抱えているように思います。

尖閣列島、竹島等の主権維持、頻発する台風、豪雨、待った無しで迫り来るとも言われる巨大地震への対応等、この問題を現実的に対応する方策の一つとして、佐賀空港オスプレイ配備で対応するのは極めて有益だと思います。

オスプレイは事故が多いと言う方が多いようですが民間機、軍用機等々の文献等を見たら普通の事故率だと思います。開発初期にはどうしても民、軍用機と問題が発生しているようです。

在日米軍等のオスプレイの任務は状況によっては想像を絶するような厳しい任務等に就いていますが、この任務を完遂するために厳しい昼夜訓練を行っており、一般航空機と違い桁違いに厳しい訓練を行っていると思います。

オスプレイの事故率を、一般航空機と比較すること自体無意味で馬鹿げています。常に一般航空機同様の安全第一ばかりの飛行でしたらミリタリー・スペック(軍用規格は、民間機よりも遥かに厳しい規格です。)で製作されたオスプレイは民間航空機に比べ、格段に極めて安全な航空機となるでしょうが有事、大災害等の厳しい任務は完遂出来ないでしょう。その際は反対者の多くは声高々に非難するでしょう。

反対者の多くは軍事任務、大災害救援任務内容等々を十分理解していないと思いますし、イデオロギーからの反対も多いようで、本質を欠いた反対のように思います。

ネット等の記事では多くの日本人、佐賀の人達もオスプレイには肯定的な人も多いように思いますが、メディア等は重箱の隅を突くような報道をしている面が多いように思います。一説では沖縄の筋金入りオスプレイ反対者と○○のオスプレイ配備反対者等は情報交換し、徹底的な反対運動を支援しており、現在も継続してると言われています。

 

尖閣列島は沖縄の南西に位置しておりますが、今後隣国の更なる主権侵害を受ける可能性が高く、この主権侵害を取り除くには九州・佐世保の精強部隊を迅速に尖閣列島に移動、対処、常に対処可能状態維持が必要だと思いますし、竹島も同様と思います。どうしてもスピード、搭載量等を考えた場合、世界に存在する航空機はオスプレイ以外存在しません。まさに孫子の兵法の実践でもあると思います。一部のプログ等を読むと、真相等を知っている隣国等は喉から手が出るほど欲しい航空機の一つであるとも言われています

オスプレイは空中給油で佐賀空港・佐世保から数千キロの飛行が可能です。主権が脅かされている尖閣列島、竹島等が佐賀空港オスプレイ配備により迅速な対応可能になった場合、計り知れない益を得ることが出来ると思います。何よりも私達は日々意識することが無い、国家の主権を実感できると思います。

 

日本を取り巻く厳しい自然の現実・・・台風、豪雨、高温、超低温、いつ起きても可笑しくないと言う南海トラフ等の巨大地震・・・これらの大災害、地震等による被害は想像を絶する事態が起きるでしょう。米軍の有事、ネパール地震、フィリピン台風被害等、大災害時等の運用を見れば如何なる場所にもオスプレイは極めて迅速に対応可能のようです。特にスピードは既存のヘリコプター比べ格段に優れています。如何に迅速な対応が重要かは3・11等でも明らかです。

佐賀空港は位置的にも地震の影響は比較的少ないとも言われています。佐賀空港のオスプレイは全国の如何なる大災害時等にも迅速に対応するでしょう。今後、防災拠点空港としての佐賀空港は日本にとって計り知れない大切な防災活動拠点となるでしょう。防災等にもオスプレイ活用・・・日本で始めての運用、災害大国日本にとってオスプレイは今後私達に心強い、揺ぎ無い信頼、安心感を与えると思います。

8月24日、山口・佐賀県知事の会見記事・・・国の根幹に関わる国防政策に関しては基本的に協力する立場であり、一定の負担をする必要がある。この言葉の裏には佐賀県・山口知事の国、県への思い・責任感等々・・・今、私達日本人が忘れかけようとしている国民のあるべき姿、姿勢を示していると思います。

今後は整斉と佐賀空港にオスプレイが配備され、活躍することを心から応援したいと思います。私達は佐賀県がオスプレイを受け入れてことに対し、感謝の気持ちを持つことは極めて大切だと思います。

佐賀空港の更なる発展を祈念します。


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オーストラリアでのオスプレイ事故

2017-08-08 19:38:06 | オスプレイ等

防衛省数値では、日本の民間ヘリの事故率は10万時間あたり3.7で、オスプレイの事故率は10万時間当たり1.93です。

昨今のオスプレイ事故・・・辺野古沖への不時着も危険な夜間空中給油訓練でホースがプロペラに当たり飛行が難しくなり不時着大破、ハワイでのオスプレイ事故も地上の砂等をエンジンが吸い込みエンジンが可笑しくなりバランスを崩し大破、勿論パイロットはこれらの事故の予測はしていたでしょう、実戦場に理想の訓練地域は無いでしょう。米軍のオスプレイ訓練は危険と分かっていても軍の任務要求上、場合によっては極限の軍事運用をしています。

例えば日本のヘリ事故比較の場合、自衛隊と公官庁、民間のヘリ運用では極めて大きな相違があります。自衛隊は有事、大災害、夜間救難等に備え、例え危険であっても夜間訓練等々を徹底して行い技量を維持しています。単純に事故率を公官庁、民間機と比較するのは可笑しいように思います。

欧米のメディアと違い、日本メディアはハワイでのオスプレイ事故、沖縄の辺野古沖オスプレイ事故の時もオスプレイを可笑しく徹底的に欠陥機と批判をしましたが、事実は何ら欠陥機ではありませんでしたが、これらの事実を日本のメディアは報道していません。

オスプレイが根っからの欠陥機であるとの説に疑問が生じます。

 

残念ながら、今回オーストラリアでオスプレイの事故が起こりました。

米軍は送揚陸艦への着艦に失敗した事故について、事故の規模を最も重大な「クラスA」に分類したようです。ただ、今回の場合、被害額についてはまだ公表されていないようです。

米国海軍安全センターは今回の事故について、ハードランディング(激しい衝撃の着陸)と分類したようです。

 

米国の一部のニュース等々見ると、正確性は何とも言えませんが、あくまで推測の域と思います。実際の海兵隊の事故調査結果と違う可能性があります。

Returning from the training in the offshore, I tried to land from the sea to land the ship to the shipping landing ship, trying to aim for the target landing point, but some of the wheels caught on the edge of the landing ship because the altitude was a little low Suddenly, it stopped moving, it seems that I got the ship wrecked as it was. It became a landing ship to the rim of the landing ship in a halfway state, it seems that it rolled over and fell to the sea.

沖合での訓練から戻り、輸送揚陸艦に着艦するため、海上上空から進入し目標の着艦地点を目指そうとしたが、高度に問題があり揚陸艦の縁に車輪の一部が引っ掛かってしまい、動かなくなり、仕方なくそのまま着艦したようです。中途半端な状態での揚陸艦の縁への着艦になってしまい、そのまま横転し海上に落っこちたようです。

事故後も米軍が、何故世界中の米軍オスプレイの飛行を停止していないか、機体の欠陥では無いからでしょう。

 

地元、普天間の沖縄県の翁長雄志知事は、今回の事故も起こるべくして起きた事故だと非難しますがオスプレイ運用、日本の置かれてる立場等々に関しては小、中学生程度の知識、対応等々でイデオロギーが先行し、正直何も分かっていないように思います。

米国海軍安全センターは被害額が200万ドル以上(約2億4千万円)であることや死者が発生した場合をクラスAと分類しています。

第166海兵中型ティルトローター飛行隊が現在、調査中で調査で被害や事故の状況が決まると説明しているようです。事故調査は速やかに公表されると言われています。

日本も導入予定のオスプレイ・・・イデオロギーに左右されることなく、国は凛とした姿勢で整斉と速やかに導入し島嶼防衛、大災害時の切り札として活躍してほしいものです。日本のオスプレイ導入は日本の国益、国民益になると思います。

私達はメディアの報道を鵜呑みすることなく、正しい判断をするためにも冷静にオスプレイ事故内容を見ることは大切だと思います。


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普天間基地・オスプレイ不時着・大破に思う。

2016-12-17 15:10:10 | オスプレイ等

以下文は、NHK・WEB・NEWS、米軍会見等々の一部を参考としています。

 

普天間基地オスプレイ不時着・大破 

先日のオスプレイ不時着・大破も、機体そのものに大きな問題、欠陥機であると本質、問題をすり替えた報道ばかりです。今回の不時着・大破は1次的には何も機体に問題は生じていません。

KC-135との夜間空中給油訓練時、強度があるホース等がオスプレイの片方のプロペラに当たり損傷、結果機体が不安定となる・・・夜間にもかかわらず無害の地点(海兵隊キャンプ・シュワブ)を目指していたが、海上の浅瀬を見つけ21:45頃不時着・大破・・・乗員5名は機内救命ボートで脱出(5名負、軽傷)・・・機体は波により分断・・・地上米軍により全乗員救助・・・米軍病院に収容

 

ANA等使用の世界で優秀なプロペラ機でもあるDHC-8でもプロペラに強度があるホース等が当たれば、今回同様当然異状をきたし不時着するでしょう。DHC-8がこれで、構造的問題の欠陥機とは先ず報道しないと思います。

オスプレイ、パイロットは夜間にもかかわらず異状事態発生後、民間人被害を避けるため、民間地が多い普天間基地に向かうことなく、民間被害が生じない海兵隊キャンプ・シュワブ基地を目指していましたが、海上の浅瀬に不時着、大破しています。

一般論としては米軍パイロットは脱出、不時着時は場所は選ばないようです、例え民家があろうと・・・今回は最善を尽くし無害の海上に浅瀬に不時着しています、やはり私達は、この若いパイロットの思いをくむことは大切と思います。

彼らも日米安保により日本で活動しています。安保内容等に不満は私にもありますが、日米両国の国民が結んだ日米同盟です。間違いなく在日米軍が日本防衛をしている事実・・・特に技術を要する夜間空中給油、普天間のオスプレイを批判する事は簡単ですが、後一歩先を読んでほしいです。必死に市街地を避けた若いオスプレイ・パイロットに対し、素直に感謝するのは当たり前だと思います。昨今の沖縄側、マスコミ報道は恩を仇で返しています。大人の日本人として恥ずかしいと思います。

 

最初の米軍ニコルソン中将の発言は、Should be thankful that there was no damage、この文を沖縄側、マスコミは「ダメージ(損害)が無かったので、沖縄は感謝すべき」と発表しています。「ダメージ(損害)がなかったことに感謝しなければならない」です。私はこれ以外の発言を含め全体を読んで、「不時着したオスプレイの若いパイロットは最善を尽くしたので理解してください」と理解すべきだと思います。沖縄に感謝しろなんか全体の英文からは解釈出来ないように思います。

今回の事故は、特に難しい夜間空中給油訓練等の乗員錬度、手順等々の問題かも知れません。

普天間のオスプレイは日本のタンカーのシーレーンでもある、南シナ海をも空中給油等により運用範囲にしている事実を、私達は素直に理解、知る必要があるように思います。

普通に考えれば、何故夜間、危険な空中給油訓練と思うかも知れませんが、有事の軍事任務を遂行するには、日々に昼夜の最悪を想定した訓練が大切だと言われており、どうしても軍事防衛任務等は危険が付きまといます、これは致し方ないことでこの任務を誰かがやらなければ、現実の平和は不安定な状態となると思います。

確か、普天間のオスプレイも夜間空中給油訓練が、年間数十時間義務付けられていたと思います。民間機の飛行訓練と違い、昼夜過酷な訓練を行っているのは、有事に任務を遂行達成するためです。

民間航空機とオスプレイ機の事故率等々を民間航空機と比較する雑誌、評論家等の方がいますが、本質をすり替えた卑怯な馬鹿げた理屈に思えますし、この比較結果は何も意味を持たないように思います。民間機とオスプレイは運用形態が全く違います。

 

善良な多くの人達も沖縄側、マスコミ報道をどうしても鵜呑みにせざるを得ない日本社会・・・今回の普天間オスプレイ事故報道等は国益、国民益に反することばかり報道しているように思います。

 

私達は日々何気なく、不自由なくガソリン、灯油等を使用しています。

この油も誰かが南シナ海のシーレーンを守っているからこそ自由に不自由なく使用することが出来ると思います。シーレーンは日本にとって大切なルートですが表に出ることは殆どありません。普天間のオスプレイも南シナ海の日本のシーレーン防衛に関わっています。

私達は、マスコミ報道を鵜呑みすることなく、自分なりに、あと一歩進んで数社のニュースを、比較して見たら違った内容になるかも知れません。

 

中国は世界の大国になった以上、大国に応じた範囲(大きな問題と思います。)、軍事力等を備えると言いますが、私達日本からすれば、オイル・シーレーン(日本往来原油タンカーの航路)等々の問題もあり、脅威になるのは間違いないように思います。

日本は、南シナ海を見据えた可能な限りの同盟国、米国軍への相応の支援をするのは日本として当たり前だと思います。今回の米軍オスプレイ不時着・大破を機に、日本にとってシーレーンとは何かを一人々が自分なりに考えることも大切であると思います。

普天間基地のオスプレイのオペレーションを素人なりに精査すると、日本の対東シナ海策は、尖閣まで航空機で人員を短時間で輸送し、オペレーション出来るのはオスプレイ以外ないように思います。日本は早期、配整備することが大切と思います。現実は可笑しな憲法下で尖閣は米軍任せのように思います。オスプレイは日本の対東シナ海策で相応の抑止力等を発揮すると思います。それとともに、「孫子の兵法」に徹することも大切と思います。

「孫子の兵法」は、古来からの現代までの戦の明確な答えを出しています。


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オスプレイと熊本地震

2016-04-22 19:26:36 | オスプレイ等

一部の新聞では、熊本地震での米軍オスプレイ投入は事故の可能性があり危険である、熊本の被災者が心配している・・・
熊本の被災者の方々が、このようにオスプレイに対して思ってるとは到底思えません。
これらの新聞は熊本の被災者に対し、根拠のない情報で不安ばかりをを煽っており、苦しんでいる被災者のことなどまったく眼中にないでしょう。

熊本地震の発生時、自衛隊の大型輸送ヘリコプター「CH47」全約70機の約8割が、緊急点検などのために飛行できなかったと言われており、防衛省は被災地への物資輸送が滞ると判断、米軍の支援を受けてオスプレイが投入したと言われています。
地震発生の約1週間前、CH47の点検で翼を回転させる部分近くに異常が見つかり、飛行を続けると事故が起こる恐れのあることが判明し、全機の運用を中止して一斉点検を実施しています。自衛隊はCH47の出動を決めましたが、点検中で10機程度しか稼働できなかったと言われています。

現地の情報等を見てみると、オスプレイ支援に対しては感謝してる方ばかりで、私が調べて限りでは反対してる被災者の方は見かけません。
オスプレイは一刻も早くとの思いで食料、水等を運んでいると思います、搭載量が自衛隊ヘリより数倍多く、高速です。今回の米軍オスプレイ支援機はフィリッピン方面での訓練を中止し、熊本地震に駆けつけています、例え米軍オスプレイ支援が別に意図があったとしても、我々国民も素直に感謝すべきと思います。

紙面では米軍オスプレイ輸送支援は佐賀空港配備の為のデモンストレーション、防衛省、自衛隊幹部も米軍オスプレイ支援は危険で可笑しいと言っている等々と書き立てていますが、防衛省、自衛隊幹部がそんな発言するか大きな疑問です。
国会議員、地方議員の中にもこのような考えを持った方がおられるのには驚きを禁じ得ません、余りに寂しく空しい紙面です。

熊本の被災者の方々は、前例がない余地震のなか苦しい避難生活を強いられています、米軍オスプレイの支援に対してどれほど心強いか・・・間違いなく感謝されています。
私の家族が被災者だったら、米軍オスプレイの支援に対しては間違いなく家族全員は心より感謝します!

オスプレと他の飛行機の事故率、10万飛行時間に換算
オスプレイ事故率:1.93%
フィリピン航空事故率: 2.47 
コリアンエアー事故率:2.58
チャイナエアライン:事故率 7.16
海兵隊の垂直離着陸戦闘機AV8Bハリアーの事故率:6.76
海兵隊全体の平均事故率:2.45
普天間飛行場の現行機CH46ヘリコプターは:1.11
(サンケイ新聞等の資料)

米国防総省のデービス報道部長は4月21日、熊本地震の被災者支援のため在日米軍が4月18日から行っている救援物資輸送について、米軍機への出動要請の数は減っており、米軍の支援活動は数日で終了すると予想していると語っています。
米軍オスプレイの支援活動は岩国基地(山口県岩国市)を拠点に、在沖縄米海兵隊の第31海兵遠征部隊(31MEU)を中心にこれまで約130人の要員が携わっています。豪雨のため輸送が中止になった日もありましたが、オスプレイやC130輸送機、UC35輸送機で、被災地に30トンを超える食料や水、衛生用品などを運んだと言われています。

犠牲、自宅の全半壊、前例がない余地震の続く中、避難所で苦しむ多くの熊本の被災者の方々・・・オスプレイ支援活動を批判する人達は、被災熊本県民の気持ちを踏みにじってるように思いますし、熊本の被災者の気持ちなど永遠に分からないでしょう。


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中国の新鋭ヘリ開発、配備とオスプレイ

2015-09-29 20:06:10 | オスプレイ等

中国の新鋭ヘリ、Z-20等・・・過去、このヘリの心臓部を構成する運用ソフト等を、航空機エンジン・機械大手の米ユナイテッド・テクノロジーズ(UTX.N)が、対中国禁輸措置に違反(暗黙の違反)して運用ソフト等を中国に売却・・・以後Z-20等は実運用段階と言われています。

日本のオスプレイ配備(佐賀空港、17機陸自担当)で、今後中国等は尖閣、他の島嶼等々で対処が難しくなる島嶼防衛の切り札オスプレイ・・・現在世界にこのような高性能を持った、ヘリ+飛行機はオスプレイ以外無く、隣国にとっては喉から手が出るほど欲しい航空機でしょう。

中国ではオスプレ対抗策としての第一歩は島嶼等々対処用、Z-8等輸送ヘリ(フランスSA-321のライセンス生産、更にカナダ製P/Wエンジン搭載で信頼性を上げているようです。一部ではCH-46のような運用を目指してるともいわれています。)、Z-20等攻撃ヘリの開発、配備等と思います。欧米プログの一部では、更に高度の技術を必要とするヘリの空中給油を研究していると言われています。

特筆すべきは、Z-8等よりも高度技術の攻撃ヘリ、Z-20等のアビオニクス、兵器システムは間違いなく米国の高度技術(対中国禁輸措置に違反)と言われています。

アメリカのMIL-STD-1553B規格、機体制御は3重デジタル・フライ・バイ・ワイヤ方式、中国製ヘリコプター初、フライ・バイ・ワイヤは、攻撃ヘリに必要な高機動性、敏捷性を実現しています。

自動操縦装置、飛行ルートシステム、飛行管理装置、無線高度計等で構成された自動操縦システムです。自動操縦装置はパイロットの負担軽減、悪天候下での自動着陸機能を可能としています。飛行管理装置は最適な飛行状態での経路、高度を算出、実際の飛行状態と対照して、不適切な飛行を行った際には自動的に正常な飛行に回復させる能力を備えていると言われています。攻撃ヘリは生存性を高めるため地形追随飛行を行いますが、それに欠かせない無線高度計が搭載、飛行中は常に機体の正確な高度を計測していると言われています。

前後コクピットはグラス化、3つの液晶ディスプレイ設置、操縦桿の設計にはHOTAS(Hands On Throttle and Stick)概念が取り入れられていると言われています。機長と乗員は、音声・映像・画像・各種データを相互交換、密接に意思の疎通を図れるようです。
兵器の照準はヘルメット・マウンテッドサイト採用、搭乗員は外部視認しながら光学/赤外線画像や各種データを参照することが出来ると言われています。

航法装置はデジタル地形図、GPS/GLONASS衛星航法システム搭載、自動操縦システムの支援を受けて、複雑な地形でも高度10~15mでの飛行を実現、更に地上のCP(コマンドポスト:指揮所等)との間、もしくは僚機のZ-10等との間で、情報の共有を可能とするデータリンク機能を備えているようです。軍事専門家の間では、デザイン、性能等も米国のUH-60ブラックホークに極似と言われていますが、当然でしょう!米国企業の高度技術ですから!

話をオスプレイに戻しますが、マスコミが嫌がる10万飛行時間あたりの事故発生件数、機種、事故率は?
オスプレイには海兵隊仕様MV22、空軍機CV22の2種類
オスプレイMV22: 事故率(1.93)、海兵隊使用で日本配備予定(過去モロッコで演習中の事故前 MV22:事故率「1.12」)
空軍使用CV22: 事故率(13.47)、日本では採用しません。昨今ではハワイで事故がありました。
米海兵隊大型輸送ヘリコプターCH53D:事故率(4.15)(2004年普天間で墜落事故)
海兵隊所属航空機、事故率(2.45)(ヘリを含む平均)

航空機等の事故率はバスタブ曲線を描くと言われています、運用当初はどうしても事故が多く発生、その後安定し低下、老朽化すると再び事故が多発するU字となると言われています、軍民同
様と思います。

MV-22B オスプレイⅡ =1.93
CH-46 シーナイト =1.11
CH-53D シースタリオン =4.51
CH-53E スーパースタリオン=2.35
AV-8B ハリアーⅡ =6.76
海兵隊全体 =2.45
(過去の沖縄タイムス記事より)

我々に身近な航空会社、日本に乗り入れている航空会社の事故発生レート
エジプト航空    =7.60
チャイナエアライン =7.16
トルコ航空 =6.83
エア・インディア =4.89
パキスタン航空 =3.84
イラン航空 =3.54
大韓航空 =2.58
フィリピン航空 =2.47
ガルーダ・インドネシア航空=2.44
タイ国際航空 =1.60
シンガポール航空 =1.50
キャセイパシフィック航空 =1.45
日本航空 =1.36
全日空 =0.22
(参考:AirSafe.com資料)

オスプレイの事故発生レートは1.93
マスコミ等で一人歩きするオスプレイ危険説・・・何かマスコミに作られたように思える時がありますし、オスプレイに反対の人はイデオロギーであり、配備の必要性を認めないために反対のように思えます。

オスプレイの安全性等は、日本以外の国際社会では受け入れられているようです。日本に配備(佐賀空港、17機陸自担当)されたら間違いなく周辺国等は、無防備に近い現日本の島嶼(島々等)防衛等の本気度を知ると思います。現実の日本周辺の島嶼を考えた場合、迅速な運用が出来るオスプレイ配備は必要と思えます。特に自衛隊の航空機運用、整備等能力は世界の軍の中でも極めて高いとされており、オスプレイ事故の不安は少しずつ払拭されると思います。

日本は世界最大の自然災害発生国で、多くの島々があります。特に離島の緊急医療、患者移送等は従来のヘリ等対応より格段に速くなると思います。一般ヘリと違い動きが極めて迅速(ヘリの2倍の速度等々)であり、西日本、離島等の人達の力強い味方になるのは間違いないと思います。過去、東京都議会は、遠距離離島、急患輸送等のためのオスプレイ導入要望を議決しています。

オスプレイ海兵隊バージョンはMV-22B、特殊作戦軍(空軍)バージョンはCV-22です、両タイプは若干仕様が異なっているようです。佐賀空港に配備予定されているオスプレイはMV-22Bと言われています。

日本の防衛は自国で出来ることは自国で実施する、オスプレイ配備も極当たり前のことと思います。

将来的には、やるべきことをやって米国とは親子の関係から、対等な関係に、在日米軍縮小等々の見直し等にもなると思います。

オスプレイをThe Dream Machine: The Untold History of the Notorious V-22 Osprey(AolDefense, 08/09/2011)という書物を書いた、米国の国防・外交ジャーナリスト、リチャード・ウィットル氏は、特異な航空機オスプレイをアンデルセンの童話「みにくいアヒルの子」に例えています。何か可哀想な生い立ちのオスプレイに思えます。

Air・Safe.com、ウィキペデア等々の資料を一部参考にしています。


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日本導入、オスプレイ

2015-05-19 16:25:18 | オスプレイ等

 何かと話題が多いオスプレイですが、本当に危険だろうか?
一般的に見て軍用機の場合、民間機と違い極限での運用訓練等々も有るでしょう、民間機との単純事故率比較等はあまり意味を成さないのではと思いますが・・・

夢の航空機と言われるオスプレイ、飛行機とヘリコプターの機能を兼ねる航空機、世界にこの両機能を持つ軍用航空機はオスプレイ以外にありません。
世界各国の軍が欲しくてたまらないオスプレイ、値段も高額(1機100億円)です。何より米国議会が売却を認めるかが一番の難問?のように思いますが、隣国等は垂涎の的でしょう。

日本がオスプレイを保有すれば隣国等は、何かと難問等をつけるでしょう。
自国の防衛は自国民が行なう、極当たり前のことが他国により実施されている現実、日本も主権を保つためにも整斉とした防衛力の整備は必要でしょうし、将来は独立国である以上、当然自国のみで防衛をすることが必要と思います。
ドイツ同様、駐留米軍の見直しは避けて通れないでしょう。やるべきこと(防衛力整備等々)をやって1日でも早く駐留軍問題を相手側と交渉のテーブルに着くためにも・・・

我々が利用しているボーイング787もテスト飛行段階で飛行中に火災を起こして墜落寸前になっていますし、使用エンジンの地上テスト中のエンジン爆発事故等々・・・これらの報道は日本等では全くありません。何故日本のマスコミも報じなかったのか?
オスプレイと言うと軍用機、事故はニュースで大々的に報道しますが、オスプレイ事故は、運用面等々から見たら比較的少ない方ではと思いますが・・・

沖縄、普天間のアメリカ軍海兵隊が運用する、最新機種「MV-22B」の10万飛行時間あたりの事故件数を示す事故率は1.93、海兵隊の平均2.45より低く、自衛隊で輸送ヘリとして活躍しているCH-47(チヌーク)も事故率は3を超えていると言われています。

海兵隊仕様の最新鋭MV-22Bは、すでに沖縄県にある普天間基地に24機配備されており、陸上自衛隊も同機種のオスプレイをアメリカ側から計17機を購入することを決めました、最適地である佐賀空港への配備を予定されてるようです。

沖縄にオスプレイ移駐後、6000時間以上飛行し無事故、シュミレーター訓練も1500時間を越えてるそうです。特に大きな問題はなさそうに見えますが・・・
昨今は、米空軍仕様で特殊部隊などの輸送に使用するオスプレイ「CV-22」を計10機、都内の横田基地に配備すると発表しているようです。

ハワイでの事故は残念です、国民の信頼を得るためには、正確な事故原因を日本は要求し、国民に開示することが重要だと思います。

沖縄海兵隊仕様オスプレイの飛行、整備、性能等々を知るには、第3海兵遠征軍(日本語)へアクセスすると、U―チューブに繋がり比較的分かり易いと思います。(但し、海兵隊側から見たオスプレイ説明にはなりますが・・・)


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