極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

I am grateful that I can freely write my daily thoughts

仁の心

2020-02-06 18:42:39 | 日中

以下文は新型コロナ・ウィルスへの中国の対応に対する、昨今の思いです。厚生労働省・新型インフルエンザに関するQ&A、タウン・ネット東京、ウィキペデイア等々を参考に記していますが、まとまりのない文となり、雑日記とします。

 

第3代アメリカ合衆国大統領、アメリカ独立宣言の起草者の一人であるトーマス・ジェファーソンの名言にThe most truthful part of a newspaper is the advertisements・・・新聞の中で最も真実を伝えているのは広告のみ。

更にNothing can stop the man with the right mental attitude from achieving his goal; nothing on earth can help the man with the wrong mental attitude・・・正しい心を持っている人が、目標達成するのを阻むものは何もない。間違った心を持っている人を助けられるものなど存在しない。
I like the dreams of the future better than the history of the past・・・過去の歴史より、私は未来の夢のほうが好きだ。
これらのトーマス・ジェファーソンの言葉は、今後、先が見えないような中国の新型コロナ・ウィルス感染に当てはめると・・・

 

日々の日本国内の一部メディア等は中国報道は非建設的な重箱の隅を突くような報道が多いように思います。コロナ・ウィルスが発祥した武漢市は1000万以上の人口で2000万人が60才以上の抵抗力が弱い人とも言われ、中国全体で見た場合、人口14億人のうち2億5000万人が60才以上とも言われています。これだけの中国国民を完璧に統治、統制等することは先進国でさえ完璧には出来ないでしょう。対、新型コロナ・ウィルス対応では中国は最善を尽くしていると思いますし、中国側のメディア等々内容から日本に対して率直な情報交換をしているようにも思えます。

今回の新型コロナ・ウイルス発祥でわかった、欧米諸国の一部白人等から受けている黄色人種への差別、堂々と新聞にも差別記事が闊歩(かっぽ)している国もあるようです。いくら経済大国と言えど黄色人種・日本人も同様の差別を受けるかも知れません。同じ黄色人種・アジアの民として中国は日本、日本は中国にとって極めて重要な国だと思います。同盟国米国同様、今日、両国にとって好き嫌いの言葉は意味をなさないレベルにあるかも知れません。日本の輸出における中国のシェアは19%(2014年の日本から米国への輸出は18%)、GDPの3%に相当、国土狭小、資源に乏しい日本が依然として世界の経済的リーダーであり続けているのは輸出産業に依存しているからだと思います。特に中国巨大市場は日本経済に重要な意義を保ち続けていると思います。

中国は日本と違い、共産主義国家ですが、今回のコロナ・ウイルス支援で日本政府ばかりでなく民間企業、多くの一般市民が物心ともに応援していることに他人を思いやる武士道の心・仁(人としての思いやり、他者への憐れみの心、弱き者、負けた者を見捨てない心、他者への思いやり等々)は意識することなく発露されていると思います。

対し、中国政府だけでなく名も無き多くの中国市民が物資支援、特に感染者が日本国内で日本人と分け隔てなく平等に治療を受けていることに感謝している事実は戦後日本でも特筆すべきだと思います。これらに鑑み、今後、日中は隣国と違い、友好は更に大きく変わる可能性を秘めていると思います。

 

日本国内ではマスク不足等が起こっていますが、このような状況でも中国にマスクを送る多くの日本人は中国のコロナ・ウィルス封じ込めを心から願っていると思います。

心温まる支援・・・中国国営メディアの新華社通信の日本語版記事(2月2日ウェブ配信)によれば、林さんのメッセージは中国のSNS・微博(ウェイボー)で絶賛されているそうです。

中国語検定試験などを行っている一般社団法人・日本青少年育成協会(本部・東京都新宿区)が2020年1月31日、中国・北京の事務局経由で湖北省の湖北高校へ支援物資を送っていますが、支援物資箱の下部に小さな文字で「山川異域 風月同天」

と書いていました。この短い文章は1300年前、当時の有力な皇族・長屋王によって詠まれた漢詩の一節で、「山河は違えど、同じ風が吹き、同じ月を見る」の意味のようです。

一般社団法人・日本青少年育成協会 林委員長談・・・支援物資はマスク約2万個と体温計約30個、日中間には不幸な歴史もあり、美しい友好の永い歴史もありました。日中交流のシンボルとも言えるのが鑑真(1300年前、命がけで中国から日本の仏教発展のために海を渡って来てくれたお坊さん)の来日、長屋王が詠んだ詩の一節を通して日中友好の歴史を思い出していただきたいと思い支援物資の段ボール箱の貼紙に記載しました。

 

日頃、ウイルスに無頓着な人達が、メディア報道等により新型コロナ・ウィルス発祥では大騒ぎ・・・インフルエンザでは例年日本国内の年間の推定平均感染者は約1000万人、2000年以降の死因別死亡者数は、214(2001年)~1818(2005年)人と言われています。日本人のインフルエンザの予防接種率は50%程度、2人に1人は予防接種無し、一度も接種したことがない人は30%程度とも言われています。ウイルスに無頓着な人達も新型コロナ・ウィルス発祥 メディア報道等で即マスク買い・・・

米国ではインフルエンザが大流行、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が1月18日に発表したデータでは、感染者数は約1500万人、入院患者数は約14万人、これまでの死亡者は少なくとも8200人以上と言われていますが、本番はこれからです。米国のインフルエンザの死亡者は、毎年少なくとも12000人を超えており、大流行の2017年~2018年には、4500万人が感染、61000人が死亡しています。

米国人口は約3億5000万人で、2017年~2018年には7人に1人が感染、感染者4500万人のうち死亡者数は6万1000人です。現時点でも米国のインフルエンザ感染者数は新型コロナウイルスの1000倍位、死亡者数は27倍位、これらの事実に日本メディアの多くは報じていません。

日本での新型コロナ・ウイルス等情報は中国、中国人の印象が悪くなるようなニュースが多いように思います。これらのニュースで多くの日本人は中国観が大きく変わると思います。

WHO(世界保健機関)事務局長が中国の恩恵を受けているエチオピア人だから中国に忖度して緊急事態宣言を遅らせた等の発言をしている人達、これらに付随して中国を批判し始めた一部の人達も私利私欲、自己中心でしょう。

歴史上、人種差別は様々な地域で見られますが、特に欧州の一部の白人等(米国では黒人がアジア人を暴行)は、有色人種より白人が優れていると考える白人至上主義(白色人種こそ最も優れた人種であり、黄色人種等は白人に比べ劣っているとする人種差別の立場、考え方)の差別思想により、昨今は世界中で多くの罪無き、新型コロナ・ウイルス非感染者もアジア人・有色人種のため罵声を浴びせられています。これらの人達は愚かにも有色人種差別に結び付けようとしているようにも思えます。戦う相手は新型コロナ・ウイルスであって有色人種が敵ではないと言う考えが出来ないものでしょうか・・・

 

今、新型コロナ・ウィルス対応等で私達に出来ることは、今後更に日本国内で感染が増大しても一部メディア等に惑わされることなく、冷静に新型コロナ・ウイルスを正しく理解すれば対応し易くなると思います。

憲法上日本は安全よりも人権が最優先されるようです。今回の対応に担当者等々は苦しんでいる面が見受けられますが、最悪を避けるためにも安倍総理の強いリーダーシップのもと柔軟に整斉とした対応により、先ずは国民の安全を確保してもらいたいものです。

日中は政治体制も違いますし、尖閣等問題山積です。先が見えない新型コロナ・ウイルス感染、私達は更に厳しい現実に直面、直視するかも知れませんが、隣国として任の心を持って出来る限りの支援をすることは両国の未来、日本の国益、何よりも苦しんでいる中国国民への人道上の支援に対し、私達は喜びを感じることにもなると思う昨今です。

 

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