以下文は旧約聖書、神社本庁HP、シバの女王―砂に埋もれた古代王国の謎 単行本(2003)・ニコラス クラップ (著) 矢島 文夫 (監修)、ウィキペディア等々を参考に日頃の思いを記したもので可笑しな文が多々あるかも知れません。雑文、日記とします。
大切にしてほしい「天皇・皇室」、「日本の家族制度」と「神道」
日本は昭和20年敗戦となりました。文献等を読むと、敗戦後日本を占領、支配したGHQは日本を開発途上国のような農業国にしたかったようです。日本が2度と白人社会に立ち向かわないようにするには天皇、日本の家族制度、神道が邪魔で排除するような戦後策が見え隠れします。この策は今も続いていると思います。
天皇・皇室に因み世界の王室を精査すると・・・
意外と知られていないのが、2000年以上の歴史を有していたエチオピア王室の歴史です。緒論あるかと思いますが、エチオピアの古代歴史等を読んだ結果、以下のような内容になってしまいました。
エチオピアの王室は日本の皇室よりも歴史が古く、植民地時代も何とか耐え切りましたが、1975年までエチオピア皇帝・ハイレ・セラシエ一世として続いていましたが、1974年9月2日早朝、皇帝はアディスアベバの宮殿内で陸軍のクーデターにより逮捕・廃位、1975年に亡くなられました。このクーデターの真相は、単なるクーデターではなく、目障りな長い歴史を持つ王室の廃位を目的としたと言う方もいるようです。
「シバの女王」と言うと、多くの方はご存知だと思います。
このシバの女王の血統が1975年まで続いたエチオピア皇帝・ハイレ・セラシエ一世とも言われています。
名曲、シバの女王(La Reine de Saba)、シバ(フランス語ではサバ)とはアラビア半島南西部にあったとされる楽園の国、幻想の国(エチオピア)を指すとも言われ、旧約聖書以外には記述がありません。
フランスの歌手ミシェル・ローランの原曲(1967)では、君は僕のシバの女王、どうか戻って君の国を築いておくれ...と歌って、愛する女性をシバの女王になぞらえています。ポール・モーリア等が奏でている名曲の一つでもあります。
古代イスラエルのソロモン(紀元前900年位前の、旧約聖書・列王記に登場する第3代の王で父はダビデ)の知恵の噂は遠くアラビア半島南西端の国にまで届きました。シバの女王がやってきてソロモン王に面会します。シバの女王が主の名に関連してソロモンの名声を伝え聞き、難問をもって彼をためそうとしてやって来た彼女は非常に大勢の有力者たちを率い、らくだにバルサム油、多くの金、宝石を載せてエルサレムにやって来ました。
彼女はソロモンのところに来ると、心にあったすべてのことを彼に質問しました。 ソロモンは、彼女のすべての質問を説き明かしました。王が分からなくて彼女に説き明かせなかったことは何一つありませんでした。
シバの女王はソロモンのすべての知恵と、彼が建てた宮殿、食卓の料理、列席の家来たち従者たちが仕えている態度とその服装、彼の献酌官たち、彼が主の宮でささげた全焼のいけにえを見て息も止まるばかりでした。
彼女は王に言いました。私が国であなたの事績と あなたの知恵とについて聞き及んでおりましたことはほんとうでした。実は私は自分で来て、自分の目で見るまではそのことを信じなかったのですが驚いたことに私にはその半分も知らされていなかったのです。あなたの知恵と繁栄は、私が聞いていた噂よりはるかに勝っています。なんと幸せなことでしょう。あなたにつく人たちはなんと幸せなことでしょう。いつもあなたの前に立って、あなたの知恵を聞くことのできる家来たちはあなたを喜ばれ、イスラエルの王座にあなたを着かせられたあなたの神、主はほむべきかな。
主はイスラエルをとこしえに愛しておられるので、あなたを王とし、公正と正義とを行なわせられるのです。(列王記10:1~9)
シバの女王は自国に帰りますが、ソロモンの子供を身ごもりました。このシバの女王の血統が1975年までエチオピア皇帝・ハイレ・セラシエ一世として続いていたと言われていましたが1974年9月2日早朝、皇帝はアディスアベバの宮殿内で陸軍のクーデターにより逮捕・廃位亡くなられました。
エチオピアの王室は日本の皇室のような長い歴史を有していました。エチオピアと日本の関係は大変深かったと言われています、両国とも旧約の民(スファラディー・ユダヤ人、旧約聖書に記載されている血統的な民)の長等で深い繋がりがあるからでしょう。
1934年、甥であるアラヤ・アベベ皇太子と、当時イタリアと同盟関係にあった日本の黒田広志子爵の次女雅子さまとの縁談がありましたが、イタリアを私物化したいと企むムッソリーニの干渉により破談になっています。
現在、日本以外の世界で王室の歴史が長い国・・・
1位・デンマーク王国で王家としての始まりは8世紀~10世紀とも言われており、欧州で最も古い王室です。
2位は英王室で、1066年フランスから上陸したノルマンディー公ウイリアムがノルマン王国を創始して原型が作られています。
3位はスウェーデン王室で10世紀頃まで遡るという長い歴史を持っています
4位はスペイン王室で1479年に始まっています。
5位:タイ王国(10代国王)、6位:バーレーン王国(11代国王)、7位:オランダ王国(6代国王)、8位:ベルギー王国(6代国王)、9位:トンガ王国(4代国王)・・・
日本は2000年以上の皇室制度の歴史を有していると言われ、世界にも例がない長い歴史を有しています。間違いなく世界の多くの人達は天皇・皇室に対し敬意等を表しています。天皇・皇室の方々は神戸地震、3・11等々で多くの人達に自然体で接され国民を励まされていますが、対し多くの方々は大変感動、勇気づけられています。天皇・皇室に対し多くの国民の方が、今も慕われ敬愛され続けているのは間違いない事実です。
天皇・皇室は日本文化と伝統等でもあると思います。何よりも人類の至宝書でもある旧約聖書に記載された民の頂点に位置すると思います。天皇・皇室は世界に誇るべき日本の至宝であると言うのは、日本ばかりでなく、多くの世界の方々もそのように見ています。私達にとって天皇・皇室は日本そのもので、かけがえの無い存在でもあり、上手く表現できませんが、心が寄り添うような間だと思います。
日本の家族制度は世界に例が無いような制度で映画・ALWAYS三丁目の夕日等・・・究極は東京物語で家族制度等を論じていると思います。世界の日本研究家は、必ず東京物語を見て日本社会、家族制度等々を学ぶと言われています。東京物語は1953年に公開されたモノクロ日本映画で監督は小津安二郎氏で日本の心を研究した江戸時代の国学者、本居宣長を直系先祖としています。
日本の家族制度は、家族が互いに支えあう生き方は日本人にはピッタリだと思います。
今、夫婦別姓が論じられていますが、日本の良き社会家族制度等々の崩壊を意味すると思います。
神道と言うと戦前のような戦争に結びつくと言われる方がいますが、古来日本人は自然を愛し、共に生きてきたと思います。起源は古く、日本の風土や日本人の生活習慣に基づき、自然に生じた神観だと言われています。
神道の神は海の神、山の神等のような自然物、自然現象を司る神々、衣食住や生業を司る神々、国土開拓の神々等で、その数が多いから八百万の神々とも言われています。国家、郷土のために尽くした人達や、子孫の行く末を見守る祖先の御霊として神として祀られています。奈良時代に出来た古事記、日本書紀には、神々の系譜、物語が記されています。
私達に身近な祭り・・・神道の信仰が形となったものが祭りと言われています。
祭りは稲作を中心に営んできた日本の姿を反映し、春には豊作、夏には風雨の害が少ないことを祈り、秋には収穫を感謝する等があり、地域をあげて行われています。祭り、神社での神事に加えて神輿や山車が繰り出し、たくさんの人で賑わいます。
神道の祭りを行うのは、神社だけではありません。
皇室では、今も天皇陛下が自ら国家・国民の安寧と世界の平和を祈るお祭りを行われています。
家庭では、神棚の前で家内安全、家族の無事を祈りますがこれも小さな祭りと言えsます。
神道の理念は、古代から培われてきた日本人の叡智(えいち:深い知恵等)、価値観が生きています。鎮守の森に代表される自然を守り、自然と人間とがともに生きてゆくこと、祭りを通じて地域社会の和を保ち、一体感を高めてゆくこと、子孫の繁栄を願い、家庭から地域・・・皇室を有する日本という国の限りない発展を祈ることなどです。
この理念が、神々への信仰と一体となって神道が形づくられていると言われています。
神道には、神々をまつる環境として、清浄(しょうじょう:けがれが無く清らかなこと等)を尊ぶという特徴があります。神社は常に清らかさが保たれ、祭りに参加する人たちは必ず心身を清めます。これら神道の理念や特徴は、日本人の生き方に深く影響しているといえるでしょう。
神道は日本の民族宗教で意識することはありませんが、日本人の暮らしにとけ込んでいます。初詣、厄除、初宮参り、七五三、結婚式、地鎮祭等で神道行事は日常生活に根づいています。私達はあまりにも身近なせいで神道について知らないことが多いのも事実と思います。
武士道は神道から主君に対する忠誠や先祖への尊敬、敬意、儒教からは主に孔子や孟子の思想を取り入れるなどして武士道の源としてきたようです。戦後、GHQが目の敵にしたのは、神道(武士道)で主君に対する忠誠、国への思い、先祖への尊敬、敬意等と言われています。
世界に誇る日本の武士道は、神道なくしては出来なかったと思います。
日本の相撲は間違いなく神事で、貴乃花・親方の神事発言は日本人が忘れていた神観等に警鐘を鳴らしたと思います。
考えて見たら、天皇・皇室―日本の家族制度―神道・・・は深い繋がりがあるように思います。
私達が後世に残さなければならないの、大切にしなければならないものは、「天皇・皇室」・「日本の家族制度」・「神道」で、これは日本そのものだと思います。
世界から見たら日本ほど恵まれた国はないと思います。