新聞、テレビ等々でもニュースになることがめっきり少なくなった拉致問題・・・拉致問題は全く解決していません。以下文は過去の産経新聞、ウィキペディア、メディアは死んでいた・検証 北朝鮮拉致報道阿部雅美 2018/5/23等々を参考に記しています。
あれほど大々的なニュース等になっていた拉致問題、被害者家族等はもう待ったなしの超高齢で自分の子供達を再び目にすることなく、生涯を終えた方もおられます。何も罪が無く、拉致(人さらい)された事実・・・日本は主権国家、文明国です。私達の多くは日々の生活に追われ、拉致問題は所詮他人事かもしれません。私達一人々は小さな力しかありません。唯、可哀想と思うだけかもしれませんが拉致被害者、家族は同じ国民、同胞です。
1980年、産経新聞の安部正美氏(日本のジャーナリスト、北朝鮮による日本人拉致事件をスクープ、産経デジタル代表取締役社長兼CEO、東京都生まれ、産業経済新聞社常務取締役など兼務)が拉致問題をスクープしましたが産経、日経以外の朝日、読売、毎日は記事なし。NHK、民放も無視しています。産経、日経新聞同様に拉致報道を大きくしていたら拉致被害者数等は違った可能性があると思います。これらの多くのメディア等々は国、国民等に対し責任があると思います。国、国民の人権等々に対し極めて大きな影響等を与えたと思います、恥を知るべきでした。
今一度、私達は理不尽な拉致の事実、現在の状況等を知ることは大切だと思います。子供達にも何も罪の無い人が拉致されている事実を判り易く教えることは大切だと思います。
日本の激動期を生きた先人達が知ったら何と思うでしょう、決して日本はこんなものじゃないぞと言うでしょう。
もし、自分の子供、孫達が何の罪の無く突然、理不尽にも拉致されたら気が狂いそうな日々を送るでしょう。拉致被害者、家族は正にこのような日々を長年過ごしていると思います。
国は国民の身体、財産を守る極めて重要な基本的な責任があると思います。与野党を問わず全国会議員も今一度最優先事案として再認識してもらいたいものです。
政府は今後、今まで以上に国民に対し、分かり易い拉致対応等の経過報告も重要だと思います。現在政府はどのように拉致問題と取り組んでいるか、一般国民には分かりません。せめて月一回位新聞等々を利用し、分かり易く具体的に広報してほしいです。
多くの国民は首相等々、一部の国会議員等々が襟につけている救出、救国のシンボル、ブルーリボン・バッジさえ知らない人達が多いと思います。多くの議員はこのブルーリボン・バッジさえ着けていません。拉致問題より優先事項が多いでしょうか・・・
日本が拉致問題を解決するためには、どうしても全国民の後押し等が無ければ不可能でしょう。寂しい結末を迎えないためにも、今こそ一丸となり拉致問題解決を悔いのないようにすべきです。
拉致問題は2国間問題でしょうが、時々拉致問題に対し北朝鮮以外の力が見受けられましたが、米国のトランプ大統領は安倍首相と信頼関係が極めて高く、歴代の米国大統領と違い、拉致に対しても自ら北朝鮮側に目に見える形で問いかけています。安倍首相は今まで通り、強いリーダーシップを持って解決にあたってほしいです。
政府・法務省は拉致に対する対応として、北朝鮮人権侵害問題啓発週間(12月10日~16日)を設けています。(平成18年6月、拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律が施行され、国及び地方公共団体の責務等が定められるとともに,毎年12月10日~16日までを北朝鮮人権侵害問題啓発週間とするとされています。)
残念ながらこの事実を知っている国民の方は少ないと思います。年間で1週間・・・あまりにも弱々しい対応のように思います。何故なら拉致と言う言葉もありませんし、年間で1週間のみです。
やはり、「拉致問題を考える日」等々、(毎月指定日等々)の制定が望ましいと思います。多くの国民に再度認識してもらうためにも!拉致問題解決なくして、日本の未来・夢、日本人の尊厳は有り得ないでしょう。
もし、拉致問題が未解決のまま立ち消え消えた場合、多くの日本国民、善良な諸外国の人達は日本と言う国に対し間違いなく疑問を呈するでしょう。
日本は今、戦後最大の国家の主権が試されていると思いますし、世界の国々は表に出ることは有りませんが、ちゃんと対応、経過を見ていると思います。
拉致問題を一歩でも進めるためには、どうしても憲法9条の一部改正は避けられないと思います。拉致問題の本質的な一部は憲法問題だと思います。自衛隊、警察、海上保安庁等々は現憲法下で動いていますが・・・
北朝鮮の工作員等が他国に堂々と不法侵入して他国民を拉致する行為は、国家の主権を侵害する行為で、誰が考えても国際法上も直接侵略だと思います。
自衛隊の任務は直接侵略等の阻止が最大の任務だと思います。この行為に対応できないのは憲法9条が問題だと思います。拉致は現憲法の犠牲者とも言えると思います。
北朝鮮による拉致被害者の増元るみ子さん(64)・拉致当時(24)の増本信子さん(2017年、90才死亡)の夫、正一さんは救出運動の前線に立っていましたが病に倒れ、拉致被害者5人が北朝鮮から帰国した2014年10月17日、79歳で死去していますが死の直前、「わしは日本を信じる。おまえも、日本を信じろ」・・・この言葉を家族に残しています。政府等々関係者ばかりでなく、私達もこの言葉の思いを重く受け止めるべきです。
私達にとっての当たり前の日々の生活・・・拉致被害がなかったら買い物、食事、結婚し孫とのふれ合い等々ができたでしょう。拉致被害者、家族にとっては長き地獄の日々を過ごされています。
ドラえもん・・・静香ちゃんがのび太と結婚するのに迷い、躊躇(ちゅうちょ)する時、パパからの静香ちゃんへの言葉、のびたは人の喜び、悲しみが分かる人だよ、結婚しても心配要らないよ・・・多くの日本人は人の悲しみが分かる方が多いと思います。私達は拉致被害者、家族に思いを寄せること、関心を持つことは誰でも今すぐ出来ます。先ずは関心を持つことが大切だと
思います。
拉致問題の新たな一歩となるためにも、国際法上も直接侵略でもある拉致・・・憲法9条の一部改正は是非実現してもらいたいものです。何時の日にか拉致問題解決・会見が開かれることを願わずにはおれません。