![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/e3/005e062ab4f4e55f2d3780258a89fb75.jpg)
でも決してしゃしゃり出ない美しさです。
◇ 前回に引続き、銀閣のそぞろ歩きを…。
銀閣の庭園は、京の庭によく見られる借景です。
東側の山々の木々と、さり気なく釣り合っているのがわかります。
この庭園の三次元的な広がりに加えて、「美」を感じさせてくれるのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/70/65599caef68dd89036bcb1f156a38f4f.jpg)
□ 典型的な借景ですね。
お解りでしょうか、写真の腕がこれですから…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/96/e76365dc00ee905910bfbeb044d1a9f4.jpg)
□ 銀閣に相応しい落ち着いた花が咲いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/ff/67d835c75d34d17f1743ae25ec13805b.jpg)
□ 馬酔木ですね。
◇ もう一つ観るべきは、苔生した庭の姿です。
見事な紅葉が十二月にずれ込んだせいか、
どうしても自分の背の高さより上に目が行きます。
でも散策しているうちに、様々な苔の絨毯が、この銀閣の
しっとりした佇まいを醸し出しているのに気づかされます。
五百年前から続く書院造の歴史という美しさが、
見事に調和してお互いが溶け込んでいるのです。
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□ 二つとも、えもいえぬ光景です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/6b/a948e912371003175a827980e11f4d47.jpg)
□ 霜が降りているのがお解りでしょうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/54/3c06fa50df92e39d064f911ca11a6d37.jpg)
□ りっぱな松もこのお寺の特徴です(私、松わ♪)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/5a/0d65ab634c2a8fba306416027f05b607.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/1e/90d0761a2e346eb12f4d3367652351a9.jpg)
□ しばらく苔生す光景をご覧あれ!
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◇ お寺のサービスもさすがで、庭園の苔を展示していました。
でも、どれが大事な苔で、どれが無用な苔なんて、
やはり素人にはさっぱりわかりませんが、立札がシャレてます。
花は山茶花が咲いてたんだと思いますが、
椿のとの違いがわかりません。
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□ 白い山茶花に秋の紅葉
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□ その紅葉を記念にいただきました。
◇ その銀閣をあとにして、「哲学の道」を西田幾多郎先生に
ちらっと思いを馳せながら少しだけ歩きました。
途中、谷崎潤一郎の墓のある知恩寺の山門をくぐったとき、
侘び寂びの世界って、現代では時間が早く進むのですね。
もう、そろそろ大阪へ戻る時刻がせまっているのでした。
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□ あまり、出店には目が行かないのですが、ここは少し気に入りました。
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□ 法然院
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□ 法然院山門は情緒があります。
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□ 耽美派谷崎潤一郎の墓があるそうです。
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□ そのうちに、四条京阪駅に届きました。
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□ そうこうしているうちに、時間がややせまってきました。
ここから京阪電車で淀屋橋まで、余裕の…。
苔の格付けですか~~~!?
なんだかじっくり見入ってしまいましたよ!
大切、ちょっと邪魔、とても邪魔・・・
どこでどう分けられてしまうのか・・・?
大切な苔は、緑の色が鮮明かな?ふさふさしてるし^^
でも、こんな風に箱に入って並んでいると
どれもかわいく見えてしまうなぁ~♪
この箱が欲しい!
年賀状も作り直して、テレビできよしのソーラン節をいっしょに歌いながら、
気持も体重も軽やかに…パカラが乗って丸まってるから、お・も・い
ね、その苔の分類にびっくりして、笑いコケて、膝すりむいて、ケッコー痛かった。
そんなに邪魔なんなら、ご自由にお持ち帰りください、
というわけにはいかないでしょうから、
せめて百円でも置いてってねって。
私だったら、買い物袋下げて行くわいね。
もしかしたら、人の世空し(1467年)応仁の乱を知っている苔かもしれないから。
うそコケやろか?
でも、冷静な私は、その苔生した風情を心に焼きつけていたのでした。
草餅、うぐいす餅が焼き上がらないかなあって…。