折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

さすがに年の瀬らしさが感じられます。

2014年12月28日 23時20分50秒 | 冬至

◇ 今年も早いもので残すは3日間となりましたが、12月上旬に旅行していたものですから、何だかあっという間に年末まで引き寄せられたような気がします。

  仕事の方は年初から何かと忙しい日々が続いていまして、そんなことのせいにはしたくないのですが、バラを始めとした庭の仕事がややおろそかになってしまいました。

  ふとしたことからバラに興味を抱いて、自分の手で育てたバラの花に身近なところで咲いてほしい、そう思い始めてから来年で10年を迎えることになります。

  そんな記念の年にふさわしい行動と言えば、初心に返ってバラを一から育て直すつもりで、できる限りに心を尽くしてみること、バラはきっと応えてくれますよね。

 

                                           2014年12月28日

□ プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント

(Princess Alexandra of Kent S 2007 D.Austin England)

11月下旬から蕾を見せていた株、今年のバラの最終です。

 

                                                     11月27日

□ ちょうど1か月前、旅行に出かける前日でした。

 

                                       12月13日

□ 12月上旬は寒かったようで、半月かけてもここまでしか進まず。

これから2週間程、開花までを追ってみました。

 

                                            12月21日

□ その約1週間後に開花が始まりました。

 

                                           12月23日

□ そのまた2日後、寒さが緩むと当然ながら開花が促進されますね。

 

                                                12月26日

□ まるでクリスマスを待っていたかのような、そんな開花のタイミングでした。

 

                                                 12月27日

□ 春のシーズンは庭では超大輪の品種、年の瀬も遜色のない風情です。

来シーズンも期待の一株、今年のように華麗に庭を彩ってほしいものです。

 

                                                12月28日

□ イングリッシュ・ヘリテージ

(English Heritage S 1984 D.Austin England)

長い間咲いていた優雅な花も、これが最後の一輪です。

 

                                            12月28日

□ ハーロウ・カー

(Harlow Carr S 2004 D.Austin England)

5月に孫娘のKちゃん(3歳3か月、当時は2歳8か月)が鉢上げしてくれた挿し木苗。

親株と変わらない、愛らしいピュアなピンクの花を咲かせてくれました。

 

                                                12月27日

□ シャルロット・オースチン

(Charlotte Austin S 1993 D.Austin England)

最初に迎えた黄色系統のバラ、もうすぐ10年来の友になります。

 

                                       12月27日

□ ヤング・リシダス

(Young Lycidas S 2008 D.Austin England)

あとはこうした蕾が目立ちます。

 

                                       12月28日

□ アブラハム・ダービー

(Abraham Darby S 1985 D.Austin England)

明日には切り花にして、室内に取り入れようと思います。

 

                                           12月27日

□ アイスバーグ

(Iceberg F 1958 R.Kordes Germany)

淡いピンクに染まった蕾がたくさん見られますが、切り花にしましょう。

 

                                             12月13日

□ オリビア・ローズ・オースチン

(Olivia Rose Austin S 2014 D.Austin England)

今年迎えた大苗、到着直後の様子です。

こうした新しい仲間が、庭でどんな彩りを見せてくれるでしょう。

来年の5月、大きな楽しみの一つになります。

 

※ 今年もこんな気まぐれなブログに来て見ていただきまして、どうもありがとうございました。

これが今年の最終のブログ更新となります。

新年は1月2日に、気持ち新たに記事を更新できたらと思っています。

皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

 

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あの空の向こうに ~ ドイツ・オーストリア 冬の旅 ⑦ ~

2014年12月23日 22時07分57秒 | 冬至

◇ ドイツ・オーストリアのクリスマス・シーズンを巡る旅行記(単なる旅の記憶ですが…)、クリスマス・イヴを目前にしてようやくウィーンまでたどり着くことができたようです。

  行く先々のクリスマス・マーケットの様子を中心に記録に残そうとしたものですから、途中は遅々として進まない感じで、クリスマスを越えたらどうしようなどと心配しました。

  憧れのウィーンは実は思った程じっくり見て回ることができずに、何だかあわただしく歩き回るばかりで、期待が大きかっただけに若干の物足りなさも正直感じました。

  それでも自分なりに行きたかったところはほとんど足を運びましたし、最後夕方にホテルにたどり着いた頃には「あ~、(旅が)すんだ~っ」そうつぶやいていました。

 

※ 今回、写真が多いですが、どうぞ飛ばしてご覧ください。

 

                                                         2014年12月6日

□ ウィーン学友協会  Musikferein

この地こそ、ずっと憧れの場所でした。

 前後しますが、ウィーンを発つ日の朝の散歩の途中です。

 

□ ここまで歩いて10分もかからないホテルに泊まっていました。

 

□ バッハの「クリスマス・オラトリオ」のプログラムのようです。

ニュー・イヤー・コンサート(元日)が楽しみ、もうすぐお正月ですね!

 

□ この朝は雨、さあホテルに戻ろうか…でした。

 

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                                                12月5日

□ 日付が1日戻って、泊まったホテルの窓から、朝の7時過ぎは薄暗いのです。

 

                                                                 

□ ホテルのレストランに、一番乗りではなくて、この朝は二番目。

いったいどんだけ食べるの? 

…でしたが、そんなに多くもないですよね!

(この後、お代わりもしましたが…)

 

□ 朝食後の散歩は、近くの市民公園です。

 

□ 偉大な音楽家の中では、とても親近感を覚えるベートーヴェン先生。

Ludwig van Beethoven 1770 - 1827

 

□ そして、ワルツ王、ヨハン・シュトラウス2世の像です。

Johann Strauß II  1825 - 99

 

□ 広々とした公園内は、とても清々しく歩きやすいところでした。

朝食をたくさんいただきましたから、少しは歩かねば。。。

 

□ シェーンブルン宮殿  Schloss Schönbrunn

ハプスブルク家の栄華の一端に触れることができました。

つまり、部屋から部屋へ、ポカーンとして見とれていました。

 

□ ウィーンで最初の観光地は、ハプスブルク家の夏の離宮です。

大きなクリスマス・ツリー(Weihnachtsbaum)が印象的でした。

 

□ 少し寒かったですし、歩いて行く気にもなれないくらい広大な敷地です。

ウィーン・フィルの夏の夜のコンサートが、毎年5月でしたか、開催されます。

 

□ もちろん、クリスマス・マーケット(Weihnachtsmarkt)で賑わっていました。

 

□ この日は時間がタイトで、店を覗くことすらできず。

 

□ 食べたり飲んだりもできませんで…。

 

□ でも素朴なクリスマス・ツリーに、心はたいそう和みました。

 

□ こうしたゆったりとした街並みが、とても気に入りました。

 

□ 次は著名な画家達の作品の鑑賞です。

 

□ ベルヴェデーレ宮殿・美術館  Belvedere Schloss & Museum

 

□ 写真撮影が許可されている部屋、美しい部屋です。

グスタフ・クリムト(Gustav Klimt 1862 -1918)の絵画が多く見られました。

 

□ もちろん、ここもクリスマス・マーケット開催中。

 

□ 素朴なモミの木のツリー、あちこちに…。

 

□ 宮殿の北側、この均整のとれた風景も心に残りました。

左端にシュテファン大聖堂が見えます。

 

□ そして、ウィーンで最もにぎわうクリスマス・マーケットかもしれません。

 

□ このグリュー・ワインのカップといっしょですね!?

 

□ ウィーン市庁舎(Wiener Rathaus)前のクリスマス・マーケットです。

 

□ 今回のドイツ・オーストリアの冬の旅のきっかけですが、

1年前にBSニュースで、ここのクリスマス市を見たことに始まります。

 

□ この日は12月5日金曜日でしたが、ずいぶん人出があります。

 

□ 出店も多くて、とても賑わっていました。

 

□ 大木の飾りつけもすごいですね。

 

□ 金色の蝶々が等間隔で並んで…。

 

□ 時間の制約で、こちらもなかなか見て回ることができませんでした。

 

□ さて、歩き疲れてちょっと一休みのカフェ。

 

□ お腹があまり空いてなくて、軽くいただきました。

もちろん、おいしさは抜群でした。

 

□ シュテファン大聖堂  Stephansdom

 

□ ケルントナー通り Kärntner Straße

 

□ 午後3時頃ですが、天気もよくないし、少し薄暗くなってきました。

 

□ モーツァルト像

Wolfgang Amadeus Mozart 1756-91

この12月5日は、モーツァルトの命日でした。

 

□ この広場のクリスマスの賑わいは…。

 

□ 美術史美術館  Kunsthistorisches Museum

 

□ ここも是非訪れてみたかったところです。

 

□ 荘厳な内装に圧倒されそうになります。

撮影が許可されている場所です。

 

□ ブリューゲルやラファエロの絵画を堪能しました。

ベラスケスの特別展も開催されていました。

 

□ この荘厳な建物も、一度は中に入ってみたいものです。

 

□ ウィーンの国立歌劇場(オペラ座)、さすがに堂々とした雰囲気がありました。

 

□ ウィーン国立歌劇場  Wiener Staatsoper

 

□ 歩き疲れた頃、このオペラ座の前を通るとホテルもこの先です。

 

  

□ 歩き回っている途中、ふと見つけた花屋さん。

クリスマスローズのポットが店先に…もうそんな季節。

 

  

  

  

□ これは、ウィーンに着いた12月4日の夜でした。

 

…という訳で、フランクフルト、さようなら!

 

□ シベリア上空から日本海に抜けてくる辺りです。

 

□ 羽田空港着陸20分前、左上が成田空港で左下は印旛沼。

だから、佐倉市街が見えていることになりますね。

 

□ フランクフルトから11時間余り、ありがとうございました。

 

□ 孫のKちゃん(3歳2か月)の出迎えを受けました。

帰るよと言うと、一目散にかけていきました。

ローテンブルクのおみやげのクマちゃんのぬいぐるみを

しっかり抱いていました。

 

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Frohe Weihnachten!

Merry Christmas!

 

拙い旅行記を見に来ていただきまして、どうもありがとうございました。

 

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あの空の向こうに ~ ドイツ・オーストリア 冬の旅 ⑥ ~

2014年12月21日 18時58分17秒 | 大雪

◇ 今回のドイツ・オーストリアの旅も、残すところはザルツブルクを発ってウィーンへ向かうのみとなりました。

  ザルツブルク・ウィーン間はバスで約300km、途中昼食休憩も含めて二度の下車観光があって、しかも見どころの結構あるところばかりでした。

  午前中はザルツカンマーグートの湖畔の街、ザンクト・ヴォルフガンクを散策、午後はシュタイヤーという街の隣の村、クリスキンドルの教会とクリスマス郵便局で昼食休憩。

  ザルツカンマーグートの大自然を垣間見たあとで、緑の牧草地帯をひたすら東へ、ちょっとだけ青空がのぞいた時間帯もあって、味わい深い冬の旅となりました。

  

 

                                                       2014年12月4日

□ ヴォルフガング湖、朝方の霧が晴れて湖面には山や湖畔の街が逆さに映ります。

この日もザルツブルクからしばらくは、濃霧の中を走りました。

 

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□ 途中、オーベンドルフという村を通過しました。

「きよしこの夜」が生まれた村という解説中に、車窓から撮ったものです。

この教会そのものがゆかりの地であるかどうかは、よくわかりません。

 

□ 運転手さんは湖が見えると言ってましたが(もちろんドイツ語で…)、

こんな濃霧では、はっきりしませんでした。

 

□ 少し走ると、シャーフベルク山(左)が見えて来ました。

 

□ 霧も晴れてきて、湖畔にはザンクト・ヴォルフガングの街が見え始めました。

 

□ 少し見る方角が違いますが、映画「サウンド・オブ・ミュージック」(1964)で

映し出された風景に似た景色のような気がしました。

(たとえば、マリア先生とトラップ家の子ども達が、ボートからドボ~ンと落ちる場面)

 

□ 行く手には、遠くアルプスの山々も少しだけ見えていました。

 

□ 湖面に映る逆さの山々、首を逆にひねって眺めて見たりしてました。

 

□ 湖を半分回り込むようにして、ザンクト・ヴォルフガングに向かいました。

 

□ ザンクト・ヴォルフガングの街の様子です。

 

□ ここを背景に、皆が記念のツーショットを撮っていました。

 

□ 風がほとんどなくて、きーんと冷え切った空気だけ。

湖畔の冬景色がこれだけ美しいのだから、夏はさぞかしと思いました。

 

□ 晴れたら遠くのアルプスの山々も見えたことでしょう。

ここを背景に、同行の方々とも記念写真を撮りました。

 

  

□ ホテル「イム・ヴァイセン・レッスル」(白馬亭にて)

同名のオペレッタの舞台となったそうです。

 

□ この街のクリスマスの飾りつけも素敵でした。

 

□ お手製の長靴もユーモラスでした。

 

□ 振り返ると教会が…。

 

□ ザンクト・ヴォルフガングをあとに、トラウン川沿いを走りました。

護岸工事の跡など、もちろんありません。

 

□ トラウン湖、冬の湖は寒々と…。

 

□ ここも晴れたらそれだけで美しいでしょうね。

 

□ ザルツカンマングートを抜けると、こうした風景がしばらく続きます。

 

□ のんびりとした風情のあるところで昼食休憩でした。

 

  

□ 川沿いに街が広がる、のどかな感じのするところでした。

 

□ クリスマス郵便局とレストランの入り口です。

出店のお嬢さんが寒い中で一人で頑張ってました。

 

  

□ 記念にスタンプを押してもらったり、この郵便局から絵葉書を送ったり。

(右は自宅宛のもの、帰国してから届きました)

 

  

  

□ この食事も、とてもおいしくいただけました。

 

□ クリスキンドルの巡礼教会、教会は上半分しか写っていませんが…。

 

  

□ 内装もとても美しく、クリスマス・シーズンは巡礼者が多くなるとのことでした。

 

□ クリスキンドルをあとにして、この辺りはどこでしたか。

オーストリアの川は、いずこも豊かに流れていました。

 

□ ここも中世の風情ある街並みでした。

 

□ ウィーンへひた走るバスの車窓から。

午後3時半ともなると、少しずつ暗くなります。

 

□ 途中、メルク修道院(世界遺産)が望めました。

のんびりとした旅の一日、

この夜ウィーンに到着しましたが、それは次回の更新に譲ります。

 

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あの空の向こうに ~ ドイツ・オーストリア 冬の旅 ⑤ ~

2014年12月18日 21時45分38秒 | 大雪

◇  モーツァルト(1756-91)が生まれ育った地、そのモーツァルトを記念したザルツブルク音楽祭、映画「サウンド・オブ・ミュージック」(1964)の舞台であり、ロケ地…。

  音楽好きで映画ファンにはこたえられないこのオーストリアの古都は、これまで長い間、ウィーンとともに私の憧れの中心の地であり続けてきました。

  クラシック音楽の作曲家では、中高生の頃からのお友達であり続けたのがモーツァルト、その生誕の地にようやく足を下ろすことができました。

  おそらくあまり表情には出てなかったと思いますが、美しい街並みを歩いてはモーツァルトに思いをはせながら、深く静かに感激していたのは確かです。

  

                                                             2014年12月3日

□ ザルツブルク旧市街とホーエンザルツブルク城の遠景

ザルツァッハ川にかかるマカルト橋より

 

□ ホーエンザルツブルク城塞からの旧市街の眺め

 

◇ 冬の冷気とともに、夜のとばりが音もなく下りて来た夕暮れ時。

  ポツリポツリと街のあちこちで、ほのかな灯りが増えて来ました。

  川向こうにぼんやりと浮かび上がって見えた、ホーエンザルツブルク城塞や旧市街の光景は幻想的でもありました。

  夢にまで見たザルツブルクの街が、夢にも思わなかった彩りに包まれたその瞬間を、おそらく一生忘れることがないでしょう。

 

□ ホテルはミラベル宮殿近くの新市街でしたので、

昼食予定の旧市街のレストランまで徒歩にて。

 

□ 指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの生家です。

 

 

□ 橋の部分が重複していますが、新市街(左)と旧市街(右)

 

□ 大聖堂前の広場では、クリスマス・マーケット開催中!

 

□ 教会の洞窟(!?)に昼食のレストランはありました。

 

  

□ 私たちが食事した部屋とは違うのですが、素敵なレストランでした。

 

  

□ お昼のメインとデザート(甘~い)です。

 

   

  

□ その後、ホーエンザルツブルクの城塞に、ケーブルカーで登りました。

そこから、南側と北側の眺めです。

 

□ 下りてきて、ここは大聖堂の入り口です。

 

□ モーツァルトは、ここで洗礼を受けました。

 

□ 美しい教会内では、天井画にも見とれてしまいました。

 

□ クリスマス・マーケットの中を、きょろきょろしながら通りました。

 

□ どの出店もクリスマス・カラーが基調で、とてもきれいでした。

 

□ 午後、人出もかなり多くなっていました。

 

□ 目についたお店を、ほんの少しだけ載せています。

 

□ クリスマス「らしさ」とともに、ご覧になって下さい。

 

□ ほとんどさらっと見て回るだけでしたが…

 

□ それでも心に残るクリスマス・マーケットでした。

 

 □ 素朴でも楽しげなツリー、きれいでした。

 

□ 大聖堂前広場のクリスマス・マーケットは、このとおり、独特の雰囲気がありました。

 

□ モーツァルトの生家、中をじっくりと見学しました(撮影禁止)。

 

□ ゲトライデガッセ、もっとも賑わいのある通りです。

 

  

  

  

□ この通りの釣り看板も、情緒溢れるものばかりです。

 

□ 素朴なツリーがこんなに美しいとは…。

 

□ ホテルへの帰り道、ミラベル宮殿です。

 

□ この辺りではないのですが、サウンド・オブ・ミュージックのドレミの歌が思い出されます。

 

□ 手前の紫色は、パンジーの植栽です。

遠く、ホーエンザルツブルク城塞が望めました。

 

□ この光景もきっと忘れることがないでしょう。

 

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あの空の向こうに ~ ドイツ・オーストリア 冬の旅 ④ ~

2014年12月16日 22時25分22秒 | 大雪

◇ 12月2日、ミュンヘンのホテルの朝、朝食に向かう直前の何気ない時間帯でしたが、家内からポツリ質問が…ワーグナー?

  そうでした、家内のチェックが入ったように、気がついたら得意(!?)のハミングですね、ワーグナーの歌劇「タンホイザー」序曲の冒頭の旋律を口ずさんでいました。

  今回の旅行の前半のハイライトとも言える、ノイシュヴァンシュタイン城を訪れる朝でしたから、城の主だったルートヴィヒ2世の連想で、知らないうちにワーグナーの曲を…。

  この日はアルプスにも近い標高の高い場所に行く訳ですから、それなりに厚着もして出かけたのですが、冬の旅とは言え、想定にない光景にすぐに驚くことになりました。

 

                                                          2014年12月2日

□ ノイシュヴァンシュタイン城からの眺め、フォルクゲン湖が望めました。

うっすらと雪化粧した冬景色そのものの光景、ずっと心に残っています。

この日は、冬の旅の思い出多い一日でした。

 

□ さて、この日の最初から、ミュンヘンのホテルを出発して20分後辺り、

牧草地帯をバスはひた走っていましたが…

 

□ その20分後には、何とまあ、雪景色に変わりました!

「想定になかった」とは、この一面の雪です。

この先ご紹介する風景は、すべて白が基調となります。

 

□ 午前10時前、この日最初の訪問地の教会が見えてきました。

 

□ うっすらと雪化粧の教会、幻想的でもありました。

おそらく周りは牧草地、そんな中にポツンと佇む教会です。

 

□ ヴィースの巡礼教会(1754年)

ドイツの典型的な教会に見えますが…。

 

□ 撮影禁止でしたが、内装はロロコ様式の華麗な装飾で、わが目を疑うような素晴らしさでした。

なるほど、世界遺産登録というのもうなずけました。

ちょうどミサが執り行われていて、しばし腰を下ろして神父さんの言葉に耳を傾けました。

 

□ 昼食のレストランの窓辺です。

 

  

□ おいしい肉料理中心でした。

 

  

□ レストランの窓の間、つるバラが数輪咲いていました。

 

  

□ 昼食から約30分後、お城に登る起点に下り立ちました。

霧が次第に晴れて行った様子です。

 

□ ノイシュヴァンシュタイン城

登山道の途中から

 

□ この付近のレストランもクリスマス飾り

 

□ たどり着いてお城を見上げたところです。

 

□ 場内見学の入口付近でしたか…

 

□ どこを撮っても素晴らしいお城です。

 

□ この写真の真ん中あたり、谷間に見えるのが「マリエン橋」

ノイシュヴァンシュタイン城が最も美しく見えるというビュー・スポットです。

 

□ ルートヴィヒ2世ゆかりの豪勢な内装・調度品にため息の連続でした。

 

□ お城を後に坂を下る途中、この光景もずっと脳裏に残っています。

 

□ 見学の起点まで降りてきてお城を見上げたら、霧は消えていました。

 

□ ホーエンシュヴァンガウ城

ルートヴィヒ2世が幼年時代を過ごしたこの城は、

父親のマクシミリアン2世が改築したものだそうです。

 

□ ミュンヘンへ帰るバスの窓から

ノイシュヴァンシュタイン城の立つ辺りの方向

 

□ 走行中のバスの窓からは、なかなか撮りづらいのですが、

牧草地と教会と遠くアルプスの山々、忘れられない光景です。

 

  

  

  

□ ミュンヘンに戻ってからの夕食、毎回食べるものばかりで恐縮です。

家内と私の分だったと思います。

 

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あの空の向こうに ~ ドイツ・オーストリア 冬の旅 ③ ~

2014年12月13日 23時25分03秒 | 大雪

◇ 12月1日午前11時にローテンブルクを発って、次の目的地ミュンヘンへと向かいましたが、途中やはり中世の街並みが残る、ディンケルスビュールに立ち寄りました。

  城壁に囲まれた小さな街でしたが、そこかしこの街並みには中世の息吹が感じられて、静かに佇む古風な街を昼食のみで立ち去るのはもったいない気がしました。

  ミュンヘン到着は午後の4時半くらいなのに、辺りはすっかり日が暮れて、ミュンヘン市庁舎前の広場ではクリスマス・マーケットがにぎやかに開催されていました。

  ミュンヘンは2連泊、ホテルは快適で食事もおいしくて、何よりドイツの都会のクリスマスの賑わいを肌で感じることができて、とても気持ちよく過ごすことができました。

 

                                                    2014年12月1日

□ ディンケルスビュールの中心、マルクト広場です。

 

□ 中世の街並みが、ここでもそっくり残っています。 

 

□ このレストランで昼食をとりました。

 

  

□ ローテンブルクでソーセージを食べてから2時間後に、またソーセージ。

なのにおいしく食べられるのですから、旅行ならではの奇跡なのかもしれません。

(きっと、味の違いでしょう)

 

□ 食後には、静かに教会を見物したり…

 

□ こんな静かな田舎の街、もっともっと長く滞在したかったのですが…。

 

                                                   2014年12月1日午後5時頃

□ ミュンヘン市庁舎前、マリエン広場のクリスマス・マーケットです。

 

□ 大きなクリスマスツリーのイルミネーションが、シンプルでも、とてもきれいでした。

 

□ クリスマスの聖歌のコーラスも始まりました。

 

□ ボランティアの聖歌隊のようでした。

 

□ 市庁舎の中庭のジオラマ、これがまた美しくて…。

 

□ ミュンヘンは都会ですから、人出も半端ではありません。

 

□ 行き交う人、人、ひと…でした。

 

□ 時間があまりなくて、どのお店もじっくり覗くことができなくて…。

 

□ それだけが若干、心残りでした。

 

□ ここはグリュー・ワインのお店ですね。

 

□ 様々なファストフードのお店でしたか…。

ハムやソーセージやポテトも、すべてハイ・クォリティです。

 

□ こちらはデパートのショーウィンドー。

 

□ 子どもたちの歓声が聞かれました。

 

□ 素敵な飾りつけが次から次に目の前に現れました。

 

□ 夕食を取ったレストランの入り口です。

 

  

  

  

□ 市庁舎の地下のレストランでしたが、雰囲気がとてもよくておいしくて、

午後5時台なのにお客さんでほぼ満員というのもうなずけました。

 

□ ミュンヘンの人々の防寒具で、ここの寒さがおわかりだと思います。

 

□ 若いお嬢さんたちの、ここは何のお店だったか…。

 

□ ホテルへ向かう前に最後に立ち寄った、グリュー・ワインのお店です。

 

  

  

□ 2014年の文字が入って、きれいなマグカップだと思いました。

 

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あの空の向こうに ~ ドイツ・オーストリア 冬の旅 ② ~

2014年12月12日 23時06分50秒 | 大雪

◇ 11月30日、ハイデルベルクで昼食を終え、ロマンチック街道を「中世の宝石箱」と称されるローテンブルクへ、中世そのものの旧市街の様子に見惚れてしまいました。

  目の前に広がる光景は、100年前の写真とも200年前の絵画ともほとんど差がありませんし、戦災からの復興を含めてよく保存されているという印象を強く持ちました。

  日が暮れてからは、今回の旅行のもう一つの楽しみ、クリスマス・マーケットに繰り出しては、初めて飲むグリュー・ワインのお味に一瞬絶句しそうになりましたが…。

  中世の佇まいを肌に感じたかったら、静かな朝のうちとばかりに朝食の後はフリータイムをたっぷり使って、小さい旧市街をゆったりと散策して回りました。

  
            ※ グリュー・ワイン  主に赤ワインにオレンジピールやシナモンなどの香辛料とお砂糖がたっぷり入った、甘~いホットワイン。

                           ドイツ、オーストリアなどのヨーロッパのクリスマスには欠かせない飲み物です。

 

                                                       2014年11月30日

□ ローテンブルクのクリスマス・マーケット

 

□ 午後4時半頃、辺りは暗くなりつつありましたが、人々がたくさん繰り出しています。

 

□ 歩くだけでも、どこかうきうき気分になる通りです。

 

□ 小さい街の広場なんですけどね。

 

□ 右手前が、確か(!?)泊まったホテルです。

 

□ 翌朝の朝食後、少し街を歩き回りました。

 

□ 静かな石畳の道に、心も落ち着きます。

 

□ 8時を過ぎてようやく明るくなる季節です。

 

□ 城壁の外を見下ろした光景です。

 

□ ここはレストランでしょうか。

 

□ つるバラが少しだけ咲いていました。

 

☆☆☆☆☆     ここからは、クリスマスの飾りつけやお店のご紹介     ☆☆☆☆☆

 

どこが何やらわからないので、ただ載せているだけですがすみません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

□ 年中クリスマス・グッズを求めることのできるお店です。

 

 

 

□ 孫といっしょだったら、きっと喜んだでしょう。

 

 

 

 

 

□ 賑やかなクリスマス・グッズの数々、華やかでもありました。

 

☆☆☆☆☆☆   釣り看板もいくつか     ☆☆☆☆☆

 

      

   

   

 

 

□ 来てよかったと思える光景ばかり

 

□ ドイツの中世の街並みってこんなものなんだと、改めて感じ入りました。

 

□ 乗用車を取り除いたら、100年前もほとんど同じでしょうね。

 

□ 朝の冷気に満ちた中、こんな街角を歩き続けて…。

 

  

□ ふと見つけた教会の敷地、記念の一枚を撮っていただきました。

 

□ キリスト生誕の場面のジオラマもよく見かけました。

 

□ 朝食はたっぷりいただいていたのに、

10時半ごろふと入ったお店で(家内の)ビールにソーセージ。

パンも含めて「超」の付くおいしさでした。

 

□ グリュー・ワインのカップ、ローテンブルク版です。

 

□ 楽しいクリスマスの絵付けが微笑ましいのです。

 

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あの空の向こうに ~ ドイツ・オーストリア 冬の旅 ① ~

2014年12月08日 23時00分18秒 | 大雪

◇ 中学生の頃、好きだった地理の授業の影響もあったのでしょうが、外国を意識し始めたヨーロッパの国の一つがドイツでした。

  思いつくままのキーワードは、ベートーヴェン、ゲーテ、ヘルマン・ヘッセ、魔弾の射手(ウェーバーの歌劇)、シュヴァルツヴァルト(黒い森)、ビール、ソーセージ、ライン川…。

  その決め手となった言葉はもちろん覚えていないのですが、いつかは訪れてみたいとずっと思い続けていたところに、今回ようやく足を踏み入れることになりました。

  旅行記とも言えないような細切れなブログ記事になりますが、昨年のイタリアと同様に私の憧れの地の裏返しということで、そのタイトルを引き継ぐことにしています。

  まずはドイツ、ハイデルベルクから。

 

                                                       2014年11月30日

□ ハイデルベルク城から望んだ、旧市街とネッカー川

45年以上憧れていた風景が目の前に広がった瞬間です。

 

◇ 「じいじとばあばは、あぶないから、いっしょにてってをつないであるいてね」 孫娘のKちゃん(3歳2か月)に、そんな言葉で送られてしまいました。

  Kちゃんは道を歩くときに娘にいつも言われているのでしょうね、聞いて吹き出してしまいましたが、もちろんその言葉のとおりになんて、とてもじゃないですが…。

  今回のドイツ・オーストリア9日間の旅は、シューベルトの歌曲「冬の旅」(Die Winterreise)を彷彿させるような、そんな季節の入り口辺りを横切る旅でした。

  11月29日に羽田空港からドイツのフランクフルトに飛んで、それから夜のうちにハイデルベルクへ、その翌朝から彼の地への旅行は始まりました。

 

  

                                                             2014年11月29日

□ 羽田空港を離陸して上昇中、雲の上に突き出たスカイツリーの長い影が印象的でした。

その後のまだ日本の上空だと思いますが、夕日が沈んで行きました。

 

□ フランクフルトには、現地時間の19時(日本時間の翌朝3時)の到着。

 

□ フランクフルト到着から2時間後、ハイデルベルクのホテルのロビーにて。

 

□ この頃(21時)になると、眠くてよれよれでした(日本時間の午前5時、時差8時間)。

あちらはクリスマス・シーズン、アマリリスを美しくアレンジしてありました。

 

                                              2014年11月30日

□ ハイデルベルク城へ、石畳の坂を歩いて登る途中です。

紅葉も終わり、葉の落ちた木々が多くて、その分眺めはよくなります。

 

□ エリザベス門(左)

フリードリッヒ5世から王妃エリザベス・スチュワートへの19歳の誕生日プレゼント!

一夜で造らせて、イギリス出身の彼女をびっくりさせたとか…。

白いテントはクリスマス・マーケットの覆いです。

この門を背景にして写真を撮ると、二人は幸せになれるとか。

充分にしあわせな(!?)私たち、もちろんツーショットなんて、さっさとパスしました。。。

 

□ ハイデルベルク城のフリードリッヒ館(1607年)

大きなクリスマスツリーがよく似合います。

 

□ このワインの大樽(1751年)、直径7mもあるんだとか。

 

□ お城見物を堪能して、旧市街に降りて行きました。

その旧市街からハイデルベルク城を見上げたところです。

 

□ 街を歩いて行きますと…

 

□ クリスマス・マーケットが開催されていました。

 

□ 正午前、結構人が繰り出していました。

 

□ ホテル ツム・リッター・ザンクト・ゲオルク(1592年)

ハイデルブルクに現存する、最古の建物だとか。

 

□ おいしそうなチョコレート菓子は、

これから至る所で目にすることになります。

 

□ クリスマスの飾りつけが、いずこのお店も美しいのです。

 

□ ワイン・ボトルのイメージ?

 

□ さすが、この国のクリスマスだなと感じ入りました。

 

□ 昼食はこんなレストランで、雰囲気があって素敵でした。

 

□ 何というメニューだったか、忘れてしまいました。

もちろん、おいしかったですよ!

 

  

□ カフェでしょうか、この寒いのに外のテーブルに座るお客さんはいないかも。

バラの花の一輪挿しに、シャッター押す指が反応してしまいました。

 

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