折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

時折り雨音の聞える週末の庭 ~ バラの二番花 ~

2015年06月27日 15時15分37秒 | 夏至

◇ 朝方はこのところの定番のどんよりとした曇り空で、今にも降り出しそうな空模様でしたが、案の定お昼前から雨音が聞え出して、見る見るうちに緑が濡れてしまいました。

  昨日の金曜日は午前中に雨が上がると「もわっと」した感じの南風が吹いて、最高気温も30度近くまで上がり、何とも蒸し暑くて鬱陶しい一日となりました。

  前日夕方から何となく予想はしていたのですが、けさリビングの窓の外に見える庭は、バラの二番花がいくつも咲き上がって、どことなく華やいだ気分になりました。

  バラも品種によっては二番花の方が害虫の食害等の傷みのない、整ったきれいな花が咲いたりしますが、この季節らしいしっとりとしたバラの風情が楽しめそうな週末です。

 

                                                   2015年6月27日

□ 手を入れられなくて雑然としていますが、リビングの座席からはこんな感じに見えます。 

肉眼の視界はもう少し広範囲ですので、もっと多くのピンクの花が目に入りました。

 

□ 中央の鉢植えは、一番花は蕾のときから虫食い等でさっぱりでした。

 

□ チャールズ・レニー・マッキントッシュ

(Charles Rennie Mackintosh S 1988 D. Austin England)

ライラック・ピンクの花の色、これが実際に見えた感覚に最も近い色です。

 

□ ハーロウ・カー

(Harlow Carr S 2004 D.Austin England)

先日から少しずつ咲き始めていましたが、

鉢植えの二番花がいっせいに咲き始めました。

 

□ こちらはアプリコット色した二品種のバラの花です。

 

□ クイーン・オブ・スウェーデン

(Queen of Sweden S 2004 D.Austin England)

開花直後はこうしたアプリコットに近い色ですが…

 

□ 5時間後にはここまで変化していました。

 

                                                 6月26日

□ もっと咲き進んで時間が経過すると、淡いソフトピンクに変化します。

(上と下では株は同一ですが、それぞれ別の花です)

 

                                                 6月27日

□ もう一品種のアプリコット色の大輪です。

 

                                                     6月26日

□ アンブリッジ・ローズ

(Ambridge Rose S 1990 D.Austin England)

昨日、清楚な花が開きましたが、

このバラもうちの庭では二番花の方が美しく咲くようです。

 

                                                6月26日

□ 同じ日の朝方、雨に濡れて開花が始まりました。

 

                                                         6月27日

□ ここには3品種のバラが写っていますが、

アプリコット色した花がここでも咲いています。

 

□ アブラハム・ダービー

(Abraham Darby S 1985 D.Austin England)

 咲き進むともっと花びらの数が増えて来るはずです。

 

□ ジュード・ジ・オブスキュア

(Jude the Obscure S 1995 D.Austin England)

けさは一輪だけの開花ですが、純粋な(!?)山吹色の花です。

 

□ 午後は雨の中をここまで開花が進んでいました。

 

                                                    6月24日

□ イエロー系統の開花の少ない今シーズンですが、

先日はこんな二番花が見られました。

 

                                                    6月25日

□  シャルロット・オースチン

(Charlotte Austin S 1993 D.Austin England)

この株は9年目になります。

 

                                                         6月27日

□ 5月はふわふわした淡いピンクの花で賑わう庭の一角ですが、

一番花より少し位置の高いところで二番花が咲き始めました。

 

□ エグランタイン

(Eglantyne S 1994 D.Austin England)

一番花よりもやや濃いめのピンク、それでも淡い色。

香りの好いバラがもう一度楽しめます。

 

□ 3年目で充実の時期を迎えた株、鉢植えです。

 

□ 少しわかりにくいですが、株の全容です。

 

□ スカボロー・フェア

(Scarborough Fair S 2003 D.Austin England)

 

                                                6月25日

□ 黄色いしべも愛らしい、ピンクの半八重のバラには心も和みます。

 

□ 遅れて咲き始めた感じのするクレマチスです。

 

□ クレマチス ビチセラ系 ペンドラゴン

(Clematis viticella 'Pendragon')

 

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雨の合間のバラ、二番花

2015年06月23日 21時07分30秒 | 夏至

◇ 昨日6月22日が二十四節気の夏至、昼間の時間が最も長い一日だったそうで、当地は日の出が5時5分、日の入が19時26分で午後8時でも薄明るい感じがします。

  先週末は雨がほぼ上がって、雲が多いながらも日の差す時間もあったりして、気分的にホッとしたものでしたが、今日は一日曇り空、明日から週末までまた雨予報です。

  ホトトギスが甲高い声で鳴いて、ウグイスの優雅な鳴き声も混ざったりして、鳥の声は鬱陶しい梅雨の空気をきりっと引き締めてくれるような清涼感をもたらしてくれます。

  雨降りが続くとさすがにバラの花は台無しに近い状態になりますが、雨の合間のしっとりとした花の風情は、5月の一番花に見られない瑞々しさで目を楽しませてくれます。

 

                                                         2015年6月23日

□ けさはこのオレンジ色が、まず目に入って来ました。

 

□ パット・オースチン

(Pat Austin S 1995 D.Austin England)

一番花は虫食いでさっぱりでしたが、ようやく好い花をつけています。

 

□ こちらは季節感たっぷりの雰囲気、大輪の花です。

 

□ アブラハム・ダービー

(Abraham Darby S 1985 D.Austin England)

二番花は優雅にしっとりと、このバラらしさを感じます。

 

                                                              6月22日

□ 昨日の朝、庭の東側の様子です。

 

                                                         6月21日

□ 淡いピンクの半八重に、黄色いしべがいつ見ても愛らしいバラです。

 

□ スカボロー・フェア

(Scarborough Fair S 2003 D.Austin England)

 

                                                     6月16日

□ 二番花が次から次に咲き始めています。

 

                                                6月22日

□ 咲き始めの包み込むようなカップもきれいです。

 

                                                      6月16日

□ その隣で、こちらも負けじと深紅のバラが咲き続けています。

 

                                                     6月23日

□ ムンステッド・ウッド

(Munstead Wood S 2008 D.Austin England)

 

                                                     6月15日

□ 何度も恐縮ですが、この深い赤が魅力的です。

 

                                                      6月16日

□ 赤いバラと言えば、少し前にこんな花が咲いていました。

 

                                                     6月17日

□ ヒースクリフ

(Heathcliff 2012 S 2008 D.Austin England)

蕾が多く控えていて、これからが楽しみです。

 

                                                      6月16日

□ ピュアなピンクの中輪も二番花の季節になりました。

 

□ ハーロウ・カー

(Harlow Carr S 2004 D.Austin England)

 

                                                         6月16日

□ 一週間ほど前は、白に近いこんな色のバラも咲いていました。

 

□ いつものように、蕾が緩み出す頃も魅力的。

 

                                                     6月17日

□ チャイコフスキー

(Tchaikovski S 2000 Meilland France)

 

                                     6月21日

□ 先日から咲き続ける二番花です。

 

□ ジュビリー・セレブレーション

(Jubilee Celebration S 2002 D.Austin England)

このバラは二番花の方が傷むことなく、形良く咲くみたいです。

 

                                                     6月23日

□ けさは少し形容しがたいような色をした花が見られました。

 

                                                    6月17日

□ 少し花の少なめの、赤紫色した紫陽花です。

 

                                                6月20日

□ 日に日に花の色が濃くなります。

 

□ もうしばらくするとカサブランカの開花、季節が進みます。

                                                       

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梅雨とは言え、また雨になりました。

2015年06月13日 17時25分38秒 | 芒種

◇ 6月の声を聞いた途端に梅雨入りしてこの方、ほとんど毎日のように雨降りの日が続いているような気がします。

  梅雨の晴れ間の昨日は気温が一気に上がって、最高気温は32度の真夏日と、これがまた極端に蒸し暑くて、まだ暑さに慣れてない身にはうんざりの一日でした。

  今日は朝のうちはちょっとだけ日が射していましたが、お昼前にはもう雨が降り出して、すぐに本降りとなりましたので、久しぶりの庭仕事からは退散してしまいました。

  庭のバラの二番花はしっとりとした美しさが楽しめるはずなのに、こうも雨にたたられてばかりでは、このタイミングでの開花には気の毒な感じがしてなりません。

 

□ エグランタイン

(Eglantyne S 1994 D.Austin England)

顎紫陽花をバックに、バラの二番花の開花が始まりました。

 

□ 顎紫陽花も色づいて、今が旬の彩りのようです。

 

□ ジュード・ジ・オブスキュア

(Jude the Obscure S 1995 D.Austin England)

その隣でもイエロー系統の二番花がスタンバイです。

雨が少々苦手な品種なので、実は晴れの日に咲いてほしいバラです。

 

□ 雨の日がほとんどなのに、今週はこのバラがひときわ「冴えて」いるようです。

 

□ ジュビリー・セレブレーション

(Jubilee Celebration S 2002 D.Austin England)

今年は二番花の方が、比較的きれいに咲いているイメージがあります。

 

□ この花はサーモンピンクの濃淡が魅力的です。

黄色に近いような彩りで透かして見えるのも美しいと思います。

 

□ 降り出した雨に、このように濡れて佇んでいました。

 

□ その向かい側では、半八重の二番花が咲き続けています。

 

□ ジャクリーヌ・デュ・プレ

(Jacqueline du Pré S 1988 Harkness England)

 

□ どの花もまた雨に濡れてしまいました。

 

□ この深紅のバラは、二番花が間断なく咲き続けています。

 

□ ムンステッド・ウッド

(Munstead Wood S 2008 D.Austin England)

おとといの大雨の中を咲いていた花。

とても形の良い姿でしたが、撮影しそこねてしまいました。

先ほどの雨で、もう散ってしまいました。

 

□ アナベルの向こうに見える、こんな色が実際に近い感じもします。

充実した蕾が多くて、これからもしばらく楽しめそうです。

 

                                                      2015年6月7日

□ 少し前になりますが、そのアナベルをリビングの窓から見た様子です。

 

□ こちらの深紅のバラも二番花が咲き続けています。

 

□ ウィリアム・シェイクスピア2000

(William Shakespeare 2000 S 2000 D.Austin England)

 

  

□ もう何年もベーサル・シュートが現れていなかったのですが、

今年はりっぱなシュートがぐんと伸びてきて、何となくホッとしています。

 

□ リベンジのバラの花も、二番花が咲き始めました。

 

□ レオナルド・ダ・ヴィンチ

(Leonardo Da Vinci LCl 1994 Meilland France)

 

□ クレマチス「アップル・ブロッサム」を誘引しているアーチですが、

その圧倒的な量の葉っぱの間から、

害虫の食害でずっと不調だったクレマチスが、顔を覗かせています。

 

□ クレマチス テキセンシス系 プリンセス・ダイアナ

(Clematis texensis 'Princess Diana')

二番花期待で剪定してしまおうかと、先週思っていたところでした。

 

 

□ ウッド・フェンスのビチセラ系のクレマチスもそろそろお仕舞いです。

もっとも、誘引しているモンタナ系の葉っぱがメインになっていますが…。

 

□ クレマチス ビチセラ系 エミリア・プラター

(Clematis viticella 'Emilia Plater')

もうこの辺りが、ビチセラ系の最終のようです。

左側にわずかに、同じビチセラ系のリトル・ネルも咲いています。

 

□ カサブランカが先日の大雨で倒れ掛かって咲いていました。

 

□ 紫陽花が咲いて、花殻摘みのあとのバラの新芽が伸びてきて、

見慣れた6月の庭の光景が、今年も繰り返されています。

 

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梅雨入りして、バラはそろそろ二番花

2015年06月07日 18時32分50秒 | 芒種

◇ 九州北部地方は6月1日に梅雨入りして、今週は2日に一日の割合で雨が降り、週明けからはまた雨予報、それも金曜日まで五つも傘マークが続いています。

  じめじめと雨の日が続くのも嫌なものですが、今は田植えの季節でもありますから、この田畑を潤す雨降りはやはりなくてはならない天の恵みです。

  庭の花暦は今年は1週間から十日くらいは先に先にと進んでいて、四季咲きや返り咲きのバラはそろそろ二番花が咲き始める頃になりました。

  雨に濡れたバラの花は、茎の細い品種は重みで全体の形が崩れたりしますが、雨の季節にしっとりと咲く姿は一層エレガントな雰囲気に包まれているように感じられます。

 

                                                     2015年6月7日

□ 今年が庭で初咲きの深紅のバラが再び咲き始めました。

 

                                                          6月6日

□ 庭で最も暗く深い赤とでも言うべき花の色です。

 

□ ムンステッド・ウッド

(Munstead Wood S 2008 D.Austin England)

 

                                                 6月4日

□ 開花の始まった頃、雨の日の翌朝です。

 

                                                      6月5日

□ 開花の朝は、強い雨降りでした。

 

                                                          6月7日

□ 向こうには、雨に濡れて倒れかけたアナベルが見られます。

 

□ カンパニュラも少しずつ咲き始めました。

 

                                                          6月4日

□ アナベルは、この頃から花の白さが増しています。

 

                                                       6月5日

□ ビチセラ系のクレマチス、エミリア・プラターはそろそろお仕舞いです。

 

                                                           6月2日

□ ドミニク・ロワゾー

(Dominique Loiseau S 2003 Delbard France)

アナベルを背景に、かすかに淡いピンクを楽しめました。

                                     

                                                      6月7日

□ 一番花が長く咲き続けているバラもあります。

 

                                                 6月4日

□ プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント

(Princess Alexandra of Kent S 2007 D.Austin England)

もっとも、二番花の蕾もすぐに控えていますが…。

 

                                                      6月7日

□ こちらは早くも二番花が咲き始めました。

 

□ ジャクリーヌ・デュ・プレ

(Jacqueline du Pré S 1988 Harkness England)

雨に濡れない方がこの花らしさが増しますが…。

 

□ 株の上の方の蕾にずっと気を取られてましたら、

真ん中辺りでひょっこり顔をのぞかせました。

 

□ ハーロウ・カー

(Harlow Carr S 2004 D.Austin England)

花殻摘み後の新芽が伸びて、あと1週間もしたら二番花が咲き始めるでしょう。

 

                                                  6月5日

□ 今年は花が少ないですが、朝こんな花の色を見るとホッとします。

 

                                                      6月7日

□ エグランタイン

(Eglantyne S 1994 D.Austin England)

こちらもあと1週間くらいで二番花が開花するはずです。

 

□ 顎紫陽花も次第ににぎやかになってきました。

 

□ この紫陽花も次第に色づいていくことでしょう。

 

□ 最後に仕立て失敗の図、アーチにピョンピョンとシュートが伸びての二番花です。

茎が硬く強くて、花が咲いても全く枝垂れません。

だからアーチの下からは花の咲いた姿を見られないのです。

 

□ ティー・クリッパー

(Tea Clipper S 2006 D.Austin England)

ポール仕立ても結構むずかしいかもしれませんが、

少なくともアーチ仕立ての品種ではなかったようです。

 

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