折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

期待の四月から現実の五月へ ~ オールド・ローズ ~

2009年04月30日 23時55分14秒 | 穀雨
            □ バラ(Rosa)バラ科バラ属の落葉小高木

◇ 今日も青空というか、紫外線に満ち満ちた眩しい空が広がっていました。
  ここ数年、毎年繰り返される庭の光景、ハゴロモ・ジャスミンからバラへ…。
  穏やかな緑に柔らかな彩りを花びらに添えて、春爛漫の庭のこの頃です。
  すべてのバラに花が咲いてほしい、これが期待であり願いでもあります。

     
         □ アルバ・セミプレナ(Alba Semi-plena/A)
           日中には開花してたのかもしれません。
             明日は、確認できるはずです。

     
               □ ブラッシュ・ノワゼット
         (Blush Noisette/N/1814/P.Noisette/USA)
           蕾の濃いピンクに「明日」を期待します。

     
            □ スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン
      (Souvenir de la Malmaison/B/1843/J.Béluze/France)
               蕾の数が3桁台に乗っています。
               向こうに見える蕾は、別バラ(↓)。

     
      □ ブレイリー№2(Blairii No.2/Ch/1845/Blair/England)
           もうすぐ、このバラの春がやってきます。

◇ バラの水切れに注意、それと同じレベルで病害虫の防除に細心の注意を…。
  期待すればこそ、今まで頭に入れた(つもりの)知識・情報を総動員しました。
  毎日毎日、サボり手抜きはしょっちゅうですが、私なりに手は尽くしました。
  尽くし過ぎて、右指が六本になりそうなケガまでしてしまいました。  

     
              □ バロン・ジロ・ドゥ・ラン
      (Baron Girod de l'Ain/HP/1897/Reverchon/France) 
       当初アーチ候補でしたが、ご覧のとおりのウドンコ病。
         単独でポール仕立てを目指すことにしました。

     
             □ フラウ・カール・ドルシュキ
      (Frau Karl Druschki/HP/1901/P.Lambert/Germany)
       昨シーズンまで、庭で最もたくさんの花を咲かせました。

     
           □ マダム・エルンストゥ・カルヴァ
       (Mme. Ernst Calvat/B/1888/Y.Schwartz/France)
         こちらも昨年と今年で、蕾の数が大違いです。

◇ オールド・ローズ、歴史や芸術に興味のある者にとって、琴線に触れる花。
  初めてバラを栽培した頃と比べて、心理面では少しは落ち着いてきました。
  でも、どう咲いてくれるか期待と不安と、こんな表現しか思いつきません。
  オールド・ローズは、繊細で気まぐれ、発達途上の不安定さを花にした感じ。

     
          □ コンテス・セシル・ドゥ・シャブリアン
       (Comtess Cecile de Chabrillant/HP/1858/France)
         咲いたり咲かなかったり、この株は「気まぐれ」です。
          持病のウドンコ病もあって、粗野な感じの蕾。
          それでいて、咲いた花は繊細でエレガントです。

     
               □ ジャック・カルティエ
       (Jacques Cartier/P/1868/Moreau-Robert/France)
           真っすぐ伸びて、てっぺんに優雅なピンク。
           とても「お行儀の良い」オールド・ローズ。
       北米、セントローレンス川を探検したフランス人に因みます。

     
             □ コントゥ・ドゥ・シャンボール
     (Comte de Chambord/P/1860/Moreau-Robert/France)
        こちらのポートランド系の開花は、もう少し先です。

◇ これからは一番花が開花するごとに、ブログの更新としたいと思います。
  それと比較するために、今日時点のオールド・ローズの様子を撮影しました。
  ラベル上は「オールド・ローズ」でも、権威ある図鑑ではそうでないことも多々。
  そんなことより、一番花、咲いたら花びらに触れて香りを楽しみたいものです。

     
             □ ゼフィリーヌ・ドルーアン
        (Zéphirine Drouhin/B/1868/Bizot/France)
          3年目にしてようやく蕾、株も小さいです。
          少々のウドンコ病には、目をつぶります。


     
       □ ローズ・ディヴェール(Rose d'Hivers/D/France)
         3年目、昨秋地植えにしたら、桁違いの蕾の数です。  

     
       □ ロサ・ムンディ(Rosa Mundi/G/1580/England)
          新苗4年目で、初めての蕾をつけました。

     
            □ シャポー・ドゥ・ナポレオン
       (Chapeau de Napoléon/C/1827/J.P.Vibert/France)
       初の蕾ですが、こんな小さい頃から独特の萼の格好。
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バラ ~ 半八重の爽やかさ ~

2009年04月29日 21時57分36秒 | 穀雨
                 □ ジャクリーヌ・デュ・プレ
          (Jacqueline du Pré/S/1988/Harkness/England)
          難病で天に召された女流天才チェリストの名のつく、
          天国でも稀でしょう、果てしなく優しげなバラ。
          昼間は完全に開いていたのに、夕暮れ時は閉じてました。

◇ 玄関手前、昨秋にバラの大苗を植えました。
  どうしても、庭で咲いてほしかった、しべの美しいバラ。
  一重や半八重のシンプルな花びらって、とても惹かれます。
  単純でも品のある姿、この魅力的なバラは半八重です。

     
       □ うちでは、最も北西方向にあたります(奥の花)。

     
   □ 蕾も次々に上がってきて、初年度としては上々の出来でしょう。

◇ 連休初日は、穏やかに晴れました。
  明日30日は普通に仕事、明後日から6連休、もう五月です。
  昼間は外は暑いくらいでしたので、午後3時あたりから庭作業。
  バラに黒点病はほとんどなく、わずかにウドンコ病や葉ダニ…ひどいのは切除。

     
   □ 南東側、イングリッシュ・ローズの地植え、三品種が元気です。
     早いもので、これで四年目の春を迎えます。
 
    
      □ シャルロット(Charlotte/S/1993/D.Austin/England)
 
    
       □ ヘリテージ(Heritage/S/1984/D.Austin/England)

    
            □ ジュビリー・セレブレーション
       (Jubilee Celebration/S/2002/D.Austin/England)

◇ 午後、外出先から戻って階段を上がる途中、よい香りが漂いました。
  鼻はあまり良くはないのですが、それでも紛れもないジャスミンの香り。
  辺りがこの香りに包まれるということは、バラの開花も本格化するということ。

     
     □ 北側に面した道路から、少し見上げた格好になります。
       真ん中下方の枯れは、剪定の失敗、お恥ずかしいです。
       貝塚もしばらく剪定していなくて、これもお恥ずかしい…です。

    
     □ 全体が「枝垂れジャスミン」になるのも、もうすぐです。

◇ 一日一日見ていても、少しずつ開花に向かって進んで行くのがわかります。
  バラを中心にながめながらの四月も、明日が月末日。
  毎日バラをながめては、歩みの鈍いようで、あっという間の一か月でした。

     
               □ ブラッシュ・ノワゼット
         (Blush Noisette/N/1814/P.Noisette/USA)
  
     
            □ スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン
      (Souvenir de la Malmaison/B/1843/J.Béluze/France)


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コデマリ ~ そろそろ名残の春 ~

2009年04月28日 23時18分52秒 | 穀雨

         □ コデマリ(小手毬 Spiraea cantoniensis)
           バラ科シモツケ属の落葉低木(2009年4月27日撮影)。
           上の写真の向かって左側にも、実は鏡に映したように、
           枝いっぱい花が咲いています。

◇ 春まだ浅い頃に降り積もった雪のような、どちらかと言えば和風の美しさ。
  四年目にして、枝ぶりが格段に充実して来ました。
  そんな小手毬の花が、そろそろ花の盛りを過ぎようとしています。
  同じバラ科でも、バラ属(Rosa)の方に花は移って行くわけです。

     
         □ スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン、日暮前。
      (Souvenir de la Malmaison/B/1843/J.Béluze/France)

     
            □ 現在「定点観測」地点のバラ。
              昨日より少しは開いたようです。

◇ 昨日までの「寒の戻り」はどこへやら、ちょうどいいくらいの暖かさでした。
  今日帰り着いたのは、18時45分頃、それでもこの季節ではまだ日没の前。
  そろそろ夕焼けが美しくなる頃、夕日までも紫外線の強そうなまま沈んで…。
  そこまで日が伸びなければ、春のバラの花は咲いてくれないということです。

     
              □ アブラハム・ダービー
        (Abraham Darby/S/1985/D.Austin/England)
         大きくなった蕾でもこれくらい、この頃のバラ。
         蕾にウドンコ病が、それもこの頃のバラ。

    
  □ ハゴロモ・ジャスミン、ぼんやりとしたピンクのベールが、
    真っ白に近いような、どこまでも淡いピンクに変わっていきます。
    おそらく、一気に満開になると思います…この花の「スタイル」です。

  
  

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風露草、ふたたび ~ 直径10mmの瞼(まぶた) ~

2009年04月27日 23時05分05秒 | 穀雨
             □ フウロソウ(Geranium L.)
               フウロソウ科フウロソウ属の耐寒性多年草

◇ 昨日今日と三月下旬並みの最高気温15℃前後、結構冷えるものです。
  待ちくたびれて、じれったいようなバラの蕾も、なかなか緩んできません。
  水曜日、日曜日は、バイオポストの液肥(リキッドサム)の施肥の日。
  昨日バラの株元で、フウロソウが愛らしい「まなこ」をこちらに向けてました。

    
                           (いずれも2009年4月26日)

◇ 先日、フウロソウと確認、でもよく見たら花の姿に若干違いが…。
  向かって左は「一重」咲き、その隣りでは八重咲きならぬ「二重」咲き。
  苗の葉の色に違いがありますが、別々の品種(園芸種)でしょう。
  何を植えたかも忘れてる私にさえ、こんなにパッチリ視線を送られたら
        (かわいそうでなりません × → かわいくてなりません ○)

     
                             (2009年4月27日)

     
        □ 玄関前、階段の踊り場の「白い」スイートピー。
          バラ「イヴォンヌ・ラビエ」(Pol)と寄せ植え。

     
       □ こちらは玄関横の「赤い」スイートピー越しの光景。
         バラの若いシュート「スパニッシュ・ビューティ」(LCl)
         その向こうの背の高い「アイスバーグ」(F)

     
   □ キンポウゲ科のアネモネやセイヨウ・オダマキと寄せ植えの…。

     
         □ バラ「ウィリアム・シェイクスピア2000」(ER)
           開花までには、まだ一週間はかかりそう。

     
    □ 開花が始まったバラ「スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン」(B)
      一度雨に濡れたからか、余計に時間がかかっています。
      そんな風にして、確実に開花に向かっているのです。
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バラ ~ 開花はハゴロモ・ジャスミンが咲いてから ~

2009年04月26日 22時25分08秒 | 穀雨
        □ ブレイリー№2(Blairii No.2/Ch/1845/Blair/England)
          この大好きなチャイナ系オールド・ローズに、ようやく蕾。
          なぜ「大好き」か、今におわかりになると思います。

◇ 今日の大分の最高気温15度、湯布院は10度、三月下旬並みの気温です…。
  この時季の言葉にふさわしいかどうかわかりませんが「寒の戻り」
  初夏の陽気があったかと思うと、桜が終わったのに「花冷え」みたいな寒さ。
  バラの開花と言える状態の株はなくて、病気・害虫の蕾や葉を切りました。

     
            □ スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン
      (Souvenir de la Malmaison/B/1843/J.Beluze/France)
         これは、ほとんど開花と言えるかもしれません。

     
         □ このブルボン系オールド・ローズの一帯は、
           ハゴロモ・ジャスミンで賑わいつつあります。

    
     □ バラとハゴロモ・ジャスミンの寄せ植えではないですが、
       ほのかに淡いピンクのつるバラだったら、
       お互いに、まあまあ似合いそうです。

◇ もうすぐ開花は間違いなしですが、今日の寒さのせいとは言え、待ちくたびれ。
  クレマチスがお先にとばかり「春宵一刻値千金」春を謳歌しています。
  同じつる性でも、バラとは案外大違いなんでしょうか。
  時を棘で刻むかのように、バラは悠然と確かな足取り、さすが花の女王です。

    
             □ ジュビリー・セレブレーション
       (Jubilee Celebration/S/2002/D.Austin/England)

     

      
        □ クレマチス・早咲き大輪系「ドクター・ラッペル」 
               (Clematis 'Dr. Ruppel')
          「ジュビリー・セレブレーション」に寄せ植え、
          バラが咲いたら、似あいそうです。
     
     
     □ クレマチス・早咲き大輪系「ダッチェス・オブ・エジンバラ」
             (Clematis 'Duchess of Edinburgh')
       緑と白、植物の色の根源とも思える、私の大好きな彩り。
     
     
      □ クレマチス・テキセンシス系「プリンセス・ダイアナ」
           (Clematis texensis 'Princess Diana')
        小さい花芽を見つけました、私には初めての品種です。

     
      □ ノック・アウト(Knock Out/F/1999/J.W.Radler/USA)
         気がつけば、緑の蕾から紅色がのぞいてました。
  
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みんな雨の中

2009年04月25日 14時21分01秒 | 穀雨
     □ クレマチス・早咲き大輪系「ダッチェス・オブ・エジンバラ」開花。
              (Clematis 'Duchess of Edinburgh') 

◇ 土曜日の午前中、クレマチスも。

     
         □ クレマチス・モンタナ系「スノーフレーク」
             (Clematis montana 'Snowflake')

     
        □ クレマチス・早咲き大輪系「ドクター・ラッペル」 
               (Clematis 'Dr. Ruppel')

     
     □ クレマチス・大輪早咲き系「マリア・ルイーズ・イェンゼン」 
            (Clematis 'Maria Louise Jensen')

◇ 野生種のバラも。

     
        □ キモッコウバラ(Rosa bankusiae 'Lutea'/Sp)

◇ オールド・ローズも。

     
               □ ブラッシュ・ノワゼット
         (Blush Noisette/N/1814/P.Noisette/USA)

      
            □ スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン
      (Souvenir de la Malmaison/B/1843/J.Beluze/France)
        
◇ モダン・ローズも。

     
               □ アブラハム・ダービー
         (Abraham Darby/S/1985/D.Austin/England)

      
              □ ジャクリーヌ・デュ・プレ
        (Jacqueline du Pré/S/1988/Harkness/England)   
   
     
              □ スパニッシュ・ビューティ
          (Spanish Beauty/LCl/1927/P.Dot/Spain)

     
              □ ピエール・ドゥ・ロンサール
        (Pierre de Ronsard/LCl/M.L.Meilland/France)

◇ みんな雨の中…それでも春らしい彩りばかり、午後からは日が射しています。

     

     

     
              □ ハゴロモ・ジャスミン
                蕾も花も、それぞれに春雨の水滴

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ジャーマン・アイリス ~ 和風(!?)チョコレート・ケーキの彩り ~

2009年04月24日 23時05分32秒 | 穀雨
             □ ジャーマン・アイリス(Iris germanica)
               アヤメ科アヤメ属の耐寒性多年草
               「お下げ髪」のように見えなくもありません。

◇ 天気は下り坂で明日は雨予報、気温は20℃を切ってカラッとした一日でした。
  二十四節気の「穀雨」の名のとおり、一雨ごとに農地、花園を潤していきます。
  雨はわが庭にも降り注ぎ、外に出たら私にも降りかかります。
  雨降りを嫌う人が多いからでしょうか、雨は皆に平等、よくそう思います。

     
         □ 蕾から開花のスピードの速いこと。。。

◇ 花壇の奥のジャーマン・アイリス、ずっとこのまま庭の「住人」です。
  土の中に埋めても、なぜか土から這い上がって、微妙に落ち着いています。
  「生姜」の親分みたいな根茎から、和紙か布地のタッチの花が良い心地です。
  チョコレートでも若干違いますが、そんな感じ、ケーキのような色合いです。

     
     □ ジャーマン・アイリスの近くにもイングリッシュ・ローズ。
      ここはバラのコーナー「チャールズ・レニー・マッキントッシュ」

◇ 月曜日の朝の出勤時には、一週間は長いなあとうっとうしい気持ち。
  それが金曜日のアフター5には、気もそぞろ…というより園芸作業の段取り。
  あれこれ考えても一日中やれるわけないですし、優先度の高いことから…。
  それに忘れていけないのは、園芸は私の大切なワン・オブ・ゼムということ。

     
     □ クレマチス・早咲き大輪系「ダッチェス・オブ・エジンバラ」
           (Clematis 'Duchess of Edinburgh') 

     
          □ ようやく、蕾がほどけてきたみたいです。

◇ バラにハダニがついたり、卵を産みつけられたり、ウドンコ病になったり。
  そういう株のケアがまず第一、それからやはり立て込んだシュートは剪定。
  ブラインド(花の咲かない芽)も剪定、そして、木酢液の希釈水の散布です。
  でも今夜、雨模様になって、明日は貴重な週末の園芸も一服かもしれません。

     
              □ ハゴロモ・ジャスミン
                蕾が天に向かって昇りつめて、
                あちこちで花開き出しました。


   ☆☆☆ 庭のバラ、この頃 ☆☆☆

      
              □ ブラッシュ・ノワゼット
         (Blush Noisette/N/1814/P.Noisette/USA)
             淡いピンクの蕾が緩んできました。

     
        □ こんなに小さい蕾の多いオールド・ローズです。

     
           □ ジュビリー・セレブレーション
       (Jubilee Celebration/S/2002/D.Austin/England)
        四年目、いつもよりずいぶん早い蕾の色づき。

     
              □ ジャック・カルティエ
       (Jacques Cartier/P/1868/Moreau-Robert/France)
       上を向いて、お行儀よく咲くオールド・ローズ、三年目。

     
              □ アンブリッジ・ローズ
         (Ambridge Rose/S/1990/D.Austin/England)
      今シーズンの大苗ですので、一年は鉢植えで育てます。

     
            □ スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン
      (Souvenir de la Malmaison/B/1843/J.Beluze/France)
             ほんとに少しずつ色づいてきています。

     
        □ 典型的なつるバラの蕾のつき方になりました。

     
    □ 開花は、ハゴロモ・ジャスミンとシンクロナイズするのかも…。

     
      □ パカラ(Paccarat)2歳、庭にいると必ず見に来ます。




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ボリジ ~ 待ちかねたように咲いたハーブの星 ~

2009年04月23日 23時32分02秒 | 穀雨

                □ ボリジ(Borago officinalis)
                  ムラサキ科ボラゴ属の耐寒性一年草

◇ 今日の天気は、この春で最も爽やかな一日でした。
  空は薄雲を通してもなお青く、木々の若葉が初々しさに満ち溢れて…。
  勤務している工場を自転車で走るのに絶好の昼下がり、ヘルメットにそよ風。
  楠の樹に、孵化したての蝶「アオスジアゲハ」が纏わるように舞っていました。

     
     □ ワスレナグサ(Myosotis alpestris ノハラワスレナグサ)
       ムラサキ科ワスレナグサ属の耐寒性一年草
       こぼれ種でしょう、ケアした記憶が何にも…至る所から。
  
◇ 先だって、相も変わらず、訳のわからないままに、ハーブを寄せ植えに…。
  一昨年でしたか、セージやら何やらを種蒔きして以来のことです。
  種蒔きはどうも苦手、すぐに芽が出るもの出ないもの、根気が続きません。
  今回は、すべて98円のポット苗、中央の縁が欠けた鉢にボコボコ4品種を。

             
      □ スペアミント・アップルミント・グレープフルーツミント。
        ビックリしたというか、笑ってしまいそうな名前です。

◇ ムラサキ科のこのハーブ植物は、当然ながら葉っぱを食用にするとのこと。
  野菜がやや苦手は私は、特に好んで食べようとも思いません。
  せっせと育てて、配偶者にサラダでも何にでも、こしらえてもらいましょう。
  周りは、すべてミントが取り囲みました。

     
           □ 何でもかんでも、ハーブ。。。
             大きいのは、一昨年秋に種蒔きしたもの。

◇ 「ムラサキ科」の連想…生まれ育った長崎県では形容詞の語尾「い」→「か」
  赤か、白か、うまか、きれか、かわいか、やさしか、おそろしか…。
  普通、赤、白、黄色は、赤い花、白い雪、黄色いバナナ、そう言いますよね。
  でも「緑い」とか「紫い」とか「橙色い」とは言わないのが、日本語の不思議。
  ですから、当然、長崎県でも「むらさきか」とは言わないのです。
  色の基本的な表現、語尾変化も方言もいろいろです…。

     
     □ クレマチス・大輪早咲き系「マリア・ルイーズ・イェンゼン」 
            (Clematis 'Maria Louise Jensen')
       イングリッシュ・ローズ「エグランタイン」の傍での開花。


   ☆☆☆ 庭のバラ、この頃 ☆☆☆

     
            □ スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン
      (Souvenir de la Malmaison/B/1843/J.Beluze/France) 

     
         □ いつまで待たすんかいね、このバラは…。


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バラ ~ オールド・ローズの開花 ~

2009年04月22日 22時24分28秒 | 穀雨
                   □ レディ・ヒリンドン
         (Lady Hillingdon/T/1910/Lowe & Showyer/England)
              こういう黄色系の色、何色と呼ぶのか…。
              どう表現していいのか、わかりません。

     
           □ 次の蕾も、ちゃんと控えています。

◇ 今日の天気は昨日ほどの暑さはなくても、外は眩しいほどの日差し。
  私の勤務している工場は、東西と南北に長い幹線道路が通ってます。
  東西は楠の並木道、南北は銀杏の並木道が延々と続きます。
  いずれも大木で威風堂々としていますし、今は銀杏の新緑が特に爽やかです。

     
       □ ティー系オールド・ローズ、初めての開花です。

◇ この陽気で、待ちかねていたバラの蕾に、ようやく開花の兆しが見られます。
  バラを始めて毎年心待ちにしてはいましたが、今年は特に蕾が早くて…。
  それにバラとなったら急に「真面目」になって、日々の見回りを欠かしません。
  これまでより、余計にスローモーションに見えてくる蕾の生長が不思議です。

     
      □ けさは、これくらい、今日の開花が予見できました。

◇ 今シーズンは、バラを始めてから、気持ちだけでも一段登った気分です。
  狭い庭にぎっしりと押し込んで、敷き詰めただけなのかもしれません。
  それでも「バラ中心の庭」 自分の家のどこからもバラが見える・・・無理。
  たとえ一輪でもいいから、すべてのバラに咲いてほしい、そんな欲張りです。

     
              □ イヴォンヌ・ラビエ
        (Yvonne Rabier/Pol/1910/F.Turbar/France)
        黄色いしべが、ほんのわずかにのぞいています。

     
           □ 朝は、こんな感じ、真っ白でした。

◇ 最初は数個の鉢植え、やがて庭の地植え、寄せ植え、花壇。
  楽しみ方にもヴァリエーションが出てきました。
  生まれてこの方、バラは花屋さんの店先の花、絵画や音楽に花を添える華。
  こじんまりとはしても、バラの一角、一面、花園…どうなるのか楽しみです。

     
   □ ウィリアム・シェイクスピア2000(ER)に寄せ植えのアネモネ。
     あとから芽が出て、先に咲いて、赤紫のイングリッシュローズに、
     きっとお似合いだと思うのですが…バラの蕾はまだ固いようです。


   ☆☆☆ クレマチス、この頃 ☆☆☆

     
       □ クレマチス・モンタナ系「モンタナ・スプーネリ」
            (Clematis montana 'Spooneri')
        モンタナ系は、株が大きく育つのを夢見てしまいます。
        幼株の初開花なのに、思いは彼方にすっ飛んでます。
コメント (6)
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ハゴロモ・ジャスミン ~ 庭のはごろも、天の羽衣 ~

2009年04月21日 21時59分06秒 | 穀雨
           □ ハゴロモ・ジャスミン(Jasminum officinale)
             モクセイ科ソケイ属の常緑つる性低木(非耐寒性)

◇ 今日は夏日(25.9度)になって、やや蒸し暑い一日でした。
  出勤時は細かい雨が降ってましたが、それが止むと強い日差しが…。
  五月の連休明けのような日和で、季節は確実に半月は先を行ってます。
  職場ではパソコンの温もりも増幅されて、「暑い」と何度も呟きました。

             
           □ タイトル画像の開花部分が見えます。

◇ 朝、道路に出て北側のジャスミンを見上げたら、数輪開花していました。
  雨が上がり、この日照、暑さですからきっと…そう信じながら、帰宅。
  さて、私が小学校に入学したのは、両陛下の御成婚の頃。
  音楽の教科書には、文部省唱歌なるものがいっぱいあったはずです。

     

 
 (una poesia di oggi)
                 羽衣

             白い浜辺の松原に
             波が寄せたりかえしたり

             あまの羽衣ひらひらと
             天女のまいの美しさ

             いつかかすみにつつまれて
             空にほんのり富士の山

     
            □ 道路側から見上げた一角。

◇ この歌は、小学校の高学年で習った(歌った)んでしょうか。
  子どもには難解な歌詞の多い唱歌にしては、やさしい歌です。
  「天女の舞」ぼんやりとした、憧れみたいなものを感じていたはずです。

    

     
      □ 庭の側から貝塚を這い上がる、ハゴロモ・ジャスミン。
        ほんの少しですが、開花が確認できました。

◇ 私はつい先日、牡丹の花の舞を見せてもらったような気がします。
  牡丹にしても、薔薇にしても、春風にそよぐ大輪の花。
  「天女の舞」の喩えに相応しい、手に届くところにある美しさです。

     
    □ 牡丹と薔薇の花期の間に、クレマチスが咲こうとしています。
      エグランタイン(ER)の隣、蕾がいっぱいの鉢植えです。
      大輪早咲き系「マリア・ルイーズ・イエンゼン」でしょう…。

     
     □ 桜の花の名残のような、つつじの花、この色が好きです。
 
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