折節の移り変わるこそ

季節の移ろいの中に、感じたままを一日一日。

思い出のオールド・ローズ Old Roses of Memories 3 ~ Bourbon ~ 

2009年11月30日 00時10分15秒 | 小雪
                                  2009年5月17日
               □ スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾン
          (Souvenir de la Malmaison B 1843 J.Beluze France)
           ハゴロモ・ジャスミンの頃から約1か月は咲き続けます。
                  「マルメゾン庭園の思い出」
             ナポレオン一世の妃ジョセフィーヌの思い出に。

     
                               2009年5月18日
      □ オールド・ローズ特有の甘い香りも素晴らしいのです。
        雨に濡れたら咲かなかったり、うどんこ病にやられたり…。
        それらを差し引いても余りある、魅力溢れるバラです。 

◇ ブルボン系オールド・ローズが咲くと、春爛漫の暖かさが感じられる気がします。
  オールド・ローズの優雅さを堪能できるのはこの系統と言っても過言でないでしょう。
  わが庭にも4品種、いずれも色も姿も香りも5月の空気に上品に調和していました。
  ブルボン系のみがオールド・ローズにあらず、されど…心も躍るエレガントなバラ達。

     
                               2009年5月5日
              □ ゼフィリーヌ・ドルーアン
          (Zéphirine Drouhin B 1868 Bizot France)
         夏以降シュートが伸びてきて、つるバラの様相。
         誘引して、来年の春は違った姿を楽しめたら…。

     
                               2009年5月6日
      □ 早咲きのバラ、しべがのぞいてとても愛らしい姿です。

     
                               2009年5月12日
             □ マダム・エルンストゥ・カルヴァ
        (Mme. Ernst Calvat B 1888 Y.Schwartz France)
         こちらも、つるバラの様相を見せ始めました。

     
                               2009年5月12日
     □ 優しい雰囲気の花の姿、香りが一段と素晴らしいバラ。

     
       ※ もう一品種は「マダム・ピエール・オジェ」ですが、
         今シーズンは残念ながら開花しなかったようです。
 
 
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十一月も、もうすぐお仕舞い

2009年11月28日 23時29分36秒 | 小雪
         □ ペネロペ(Penelope HMsk 1924 J.Pemberton England)
                 小春日和にようやく花開きました。
              うっすらとピンクに染まって、まるで春の色。

◇ 寒暖寒暖、冬の始まりと小春日和を繰り返す11月らしい一か月、もう月末です。
  この時季になると花の少なくなる庭でしたが、今年は極端でバラはずっと蕾のまま。
  明日からまた寒くなるとの気象情報ですから、遅れている蕾の開花は期待薄です。
  冬の施肥・剪定作業を前に、バラの配置や仕立てを全部決めなくてはなりません。

      
               □ アブラハム・ダービー
          (Abraham Darby S 1985 D.Austin England)
           もともと花持ちが良いのが輪をかけて…。
             とても上品な香りがしています。

     
                □ ハッピー・トレイルズ
         (Happy Trails Min 1992 Warriner & Zary USA)
            このところ、玄関先で唯一の愛らしさ。

     
                 □ ドミニク・ロワゾウ
          (Dominique Loiseau S 2003 Derbard France)
           どこまでも淡い黄昏色で咲き続けています。

   
        □ いずれもバラの株元に寄せ植え、秋の色。

     
       □ アイビー・ゼラニウムがきれいになってきました。

     
        □ ボンザマーガレット、ポツリと咲いています。
          バラの花壇に、うちの庭では欠かせません。  

     
     □ それにしても、日本水仙がいたるところで開花しています。
       斜めのシュートはチャイナ系オールド・ローズ「ブレイリー№2」

  
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バラ、思い出のオールド・ローズ Old Roses of Memories 2 ~ Alba ~

2009年11月26日 20時25分57秒 | 小雪
                                  2009年5月16日
                   □ アルバ・セミプレナ
             (Alba Semi-plena A before 16th century)
              半八重の白バラ、何と言ってもしべの黄色。
            香りはないですが、この素朴な美しさが好みです。

◇ ポカポカの小春日和、庭のバラの蕾も少しはほころんでほしいものですが…。
  アルバ系のオールド・ローズはたった一品種、それでも特別な思い入れがあります。
  若い頃からの憧れのバラ、遠くイタリアはフィレンツェに想いは飛んでいました。
  ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」に描かれた、そのバラが庭に咲くしあわせ…。

     
                               2009年5月11日
           □ キモッコウバラと、よく似合います。

     
                               2009年5月5日
       □ 半日陰でも十分すぎるくらいに咲きあがります。

     
                               2009年11月1日
        □ 秋はもう一つの楽しみ、ローズ・ヒップです。

    
      □ ボッティチェリの「バラ」と現実のバラとは違いますね。
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バラ、思い出 Old Roses of Memories 1 ~ Gallica ~

2009年11月24日 22時02分10秒 | 小雪
                                 2009年5月24日                      
                   □ シャルル・ドゥ・ミル
                (Charles de Mills G before 1746)

◇ このところずっと平年気温を下回る、冷たい日々が続いています。
  庭のバラたちもさっぱりで、もう冬支度でも始めたのでしょうか。
  イングリッシュ・ローズには蕾をつけているシュートもあるのですが…。
  これからしばらく、今年のバラの思い出を…春から夏のオールド・ローズです。

     
                               2009年5月21日
      □ 3年目の株ですが、残念ながら日陰になってしまって…。
        それでもガリカ系の代表品種らしいクォーター・ロゼット咲き。
        香りのバラ、来春こそはもっと心を込めて育てたいと思います。

◇ バラの魅力のうち、花の色や姿に比べて香りにはやや無頓着な方です。
  そんな私でも、オールド・ローズの素晴らしい香りには恐れ入ります。
  ガリカ系、庭に2品種だけですが、特筆すべきは芳香だと思います。
  交配が進む前の自然な姿を残しているようで、中世の息吹を垣間見るようです。

     
                               2009年5月10日
            □ カルディナル・ドゥ・リシュリュー
      (Cardinal de Richelieu G before 1840 J.Laffay France)
       この素朴なポンポン咲き、あまり例を見ない濃い赤紫色。
       花期はほんの数週間、だからこそ花の魅力に惹かれます。
       リシュリュー枢機卿(1585-1642)は、ルイ13世治世の宰相。
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春と秋は陶磁器に浸りに…。

2009年11月22日 21時39分57秒 | 小雪
                 □ さつま芋のトリュフ、コーヒー

◇ あいにくの雨模様の中を「秋の有田陶磁器まつり」(佐賀県)に出かけて来ました。
  物心ついた頃から食器はご当地の有田焼、まさに水や空気のようなものでした。
  生活に根差してしかも品があって、それが私の感じる有田焼、一番の好みです。
  青磁や白磁の「薫り」に触れて、身も心も生き返って、いつもの春と秋なのです。

     
     □ 帰省はいつも由布岳の「ご機嫌伺い」から…山頂に雪。

     
          □ 佐賀県に入ってからは、本降りの雨。

     
      □ こういうものをたくさん見て来ただけのことですが…。

     
           □ お店の前に、さりげなく大皿が…。

     
   □ とてもきれいで欲しかったのですが、残念ながらディスプレイ。

      
       □ 小路庵(しょうじあん) 今回も目指したところ。

      

      

     
        □ おくんちご膳、十月のお祭りのごちそうです。
          器も当然ですが、しゃれています。

     

     
          □ こちらは、もうすぐ築100年のお店です。

     
             □ 陶磁器輸出商とあります。

             
        □ 大好きな花の絵柄のコーヒー碗を買いました。

     
       □ アンケートに答えていただいた「かるかん饅頭」
 
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春から秋へ Roses of Memories 22 ~ Penelope ~

2009年11月20日 23時00分55秒 | 立冬
                                  2009年11月19日
        □ ペネロペ(Penelope HMsk 1924 J.Pemberton England)
               寒い朝、ようやく返り咲きが始まりました。

     
                              2009年11月15日
         □ ここまでちっとも気がつきませんでした。
           寒くても、うどんこ病は若干「健在」です。

◇ うちの庭ではめずらしい、ハイブリッド・ムスク系のバラです。
  同じ系統のコーネリアは、今シーズンはほとんど棒に振りました。
  数日前の開花時の花びら、淡いアプリコット色、ようやく気づいたくらいです。
  一輪では自己主張のない地味なバラ、来シーズンのたわわな房咲きに期待です。
 
     
                              2009年7月16日
       □ シンプルな平咲きでも、花びらの色合いは繊細。

     
                              2009年5月23日
        □ 今年の新苗(とても安価…)、初咲きでした。


☆☆☆ デザート・タイム ☆☆☆

     
       □ チーズ・ボジョレーとありました…。
         フランス語で、チーズはフロマージュ(fromage)ですね。
         ボジョレー・ヌーヴォーにかけてあるんでしょう。
         おいしいチーズケーキでした。
 
 
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バラ、ほんのりと、もう冬。

2009年11月19日 09時22分50秒 | 立冬
                   □ ドミニク・ロワゾー
            (Dominique Loiseau S 2003 Delbard France)

◇ 今日の予想最高気温が13度、このところ12月並みの寒さの毎日です。
  周期的に冷たい雨が降って、バラも小春日和の中の開花のようには参りません。
  そんな中、雪の上にほんのり黄昏の空を映したような趣きのバラが咲いています。
  週末はまた雨予報、晩秋のバラには酷なこの頃となりました。

     
         □ 冬空の下、数日こんな感じで咲いています。

     
        □ 「ほんのり」このバラの見どころだと思います。

     
              □ イングリッシュ・ヘリテージ
         (English Heritage S 1984 D.Austin England)
           蕾はまだ大小50個くらい付いていますが、
               この陽気ではなかなか…。

     
         □ 日本水仙が週の初めから咲き始めました。
 
     
        □ ラベルの更新、これも冬支度の一つ(!?)です。
     
     
     □ パカラ(Paccarat ♂ 3歳)アップで撮らせてくれました。
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秋の色、ささやかでも深く

2009年11月15日 13時52分35秒 | 立冬
                  □ ハッピー・トレイルズ
            (Happy Trails Min 1992 Warriner & Zary USA)
           たったの一輪でも、深まり行く秋を感じさせる彩りです。

     
        □ 午前中3時間で上の画像ように開花しました。 

◇ ようやく11月らしく、冷たい風が吹くようになりました。
  秋植え球根の植え付けも、冷たい風が頬を撫でて行かないと雰囲気が出ません。
  めっきり花の少なくなった庭で、午後はひたすら植え付けの日曜日となります。
  季節はめぐり、もう春の花が確かにイメージできる頃に差しかかりました。

     
       □ ブーゲンビレアの夏の色も、いまでは11月の色。
         昨日の強風でエレモフィラにもたれかかってました。

     
           □ 日本水仙、急に膨らんで来ました。
             これから植える球根が二品種あるんですが…。

     
                  □ ペネロペ
        (Penelope HMsk 1924 J.Pemberton England)
             若干、うどんこ病、返り咲きです。


☆☆☆ 昨日(11月14日)の午後、立ち寄った別府のホテルより ☆☆☆

      
        □ 別府湾、向かって左は国東半島(くにさき-)。

     
         □ 白い船、海の向こうは四国、佐田岬半島。
           肉眼ではよく見えていたのですが…。

       
          □ 手前は別府市街、向こうが大分市です。
            わが家の方向も、向かって右端の低い山の
            その先に見えているような気がします。
            そんなことより、昨日の眺めは格別でした。
 
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秋のバラ、夏日でも。

2009年11月09日 00時05分10秒 | 立冬
                 □ ジュビリー・セレブレーション
            (Jubilee Celebration S 2002 D.Austin England)

◇ 日差しはあまりないのに、何となく暑苦しいような一日で終わりました。
  それもそのはず、最高気温25.4度(平年比+10)の夏日ですと…。
  1週間前は山に初雪、霧氷さえ見られたというのに、極端すぎる気候が心配です。
  偏頭痛をおしてまで庭にずっとは立つ気にもなれず、情けないような休養日でした。

     
                               2009年11月7日

     

     

     
       □ このバラの美しさ、何だかたとえようがありません。
         3年前からずっと美しい、ずっと大好きなバラです。

     
                               2009年11月7日
      □ 返り咲きに合わせるように、オキザリスが日向ぼっこ。
        先日、フランネル・フラワーを寄せ植えしてみました。
        毎シーズン、シュートの更新が順調に進んでいます。
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春から秋へ Roses of Memories 21 ~ Jude the Obscure ~

2009年11月08日 19時18分00秒 | 立冬
                                 2009年11月7日
                  □ ジュード・ジ・オブスキュア
            (Jude the Obscure S 1995 D.Austin England)
          返り咲きが始まりましたが、いつもより少ない花びらです。

     
                               2009年11月8日
       □ 約2~3週間後でしょうか、次の蕾に期待します。

◇ やや山吹色がかった黄色、シックなバラ、返り咲きが始まりました。
  イギリスの作家トマス・ハーディ(Thomas Hardy 1840-1928)の小説が名前の由来。
  「日蔭者ジュード」やや違う印象ですが、少なくとも女性的には見えないバラです。
  イングリッシュ・ローズは英文学由来の名前が多く、どこか格調の高さを感じます。 

     
                               2009年9月28日
        □ この色が、もっとも典型的な色だと思います。

     
                               2009年7月15日
        □ 暑い夏、普段とは違う咲き方が見られます。

     
                               2009年6月20日
          □ 二番花、旺盛に花をつける時季です。

     
                               2009年6月16日
           □ つるバラの様相を見せ始めました。

     
                               2009年5月13日
       □ 一番花、どちらかと言えば上向きのカップ咲き。
         花びらが多く、このバラの特長が良く出ています。
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